キッチンスペシャリスト試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
更新日:
本ページにはプロモーションが含まれていることがあります
キッチンスペシャリスト試験とは?仕事内容は?
キッチンスペシャリストは、家の中でも重要なキッチンまわりを中心に生活者のニーズに合わせて、キッチン空間・機能・設計・施工の知識を活かし、快適で使いやすいキッチン空間を提案する専門家です。
キッチンスペシャリスト試験の受験資格は?
キッチンスペシャリスト試験に受験資格はありません。
キッチンスペシャリスト試験の概要
科目・出題範囲
キッチンスペシャリスト試験は「学科試験」「実技試験」に分かれています。
「学科試験」の出題範囲は、「1.住居と食生活に関すること」「2.キッチン空間に関すること」「3.キッチン機能に関すること」「4.キッチン設計施工に関すること」「5.キッチン販売に関すること」となっています。
「実技試験」の出題範囲は、「筆記(図面表現)によるキッチン空間の企画・提案に関すること」となっています。
出題形式
キッチンスペシャリスト試験の出題形式は、「学科試験」がマークシートによる解答選択式、「実技試験」が筆記式です。
試験時間
キッチンスペシャリスト試験の試験時間は、「学科試験」が120分、「実技試験」が150分です。
合格基準(合格ライン)
キッチンスペシャリスト試験の合格基準は、公開されていません。
受験料
キッチンスペシャリスト試験の受験料は、学科試験+実技試験の場合は14,300円(税込)、学科試験、実技試験いずれかのみ受験の場合は11,000円(税込)です。
試験会場
キッチンスペシャリスト試験の試験会場は、北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の12会場です。
キッチンスペシャリスト試験の免除制度
キッチンスペシャリスト試験は、学科試験または実技試験のどちらか一方のみに合格した場合、次年度から3年間、受験申込時に免除申請をすることで合格した試験が免除されます。
キッチンスペシャリスト試験の日程
申込み期間
キッチンスペシャリスト試験の申込み期間は、例年9月中旬~10月中旬です。
試験日
キッチンスペシャリスト試験の試験日は、例年12月上旬です。
合格発表日
キッチンスペシャリスト試験の合格発表日は、例年2月中旬です。
キッチンスペシャリスト試験の合格率・受験者数
年度 | 最終合格率 | 学科試験 | 実技試験 | ||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2022年 | 33.4% | 53.5% | 465名 | 39.7% | 504名 |
2021年 | 32.4% | 57.3% | 531名 | 36.9% | 542名 |
2020年 | 28.5% | 49.4% | 530名 | 34.3% | 548名 |
2019年 | 31.6% | 50.9% | 560名 | 38.5% | 626名 |
2018年 | 36.6% | 59.4% | 640名 | 40.5% | 691名 |
キッチンスペシャリスト試験の難易度は?どれくらいのレベル?
キッチンスペシャリスト試験の難易度は比較的易しいといえます。
受験資格がなく、学科試験、実技試験も年度別に受験することができます。
ただし、合格者の属性をみると、建築、インテリア関係の仕事に就いている方が多いなか、最終合格率は30%前後となっていますので、しっかり学習をしなければ合格できない難易度といえるでしょう。
キッチンスペシャリスト試験の勉強法・対策方法は?
キッチンスペシャリスト試験の勉強法・対策方法は、
- 理解と知識: キッチンスペシャリストとしての業務は、キッチンデザイン、インテリアデザイン、建築、料理の流れ、家電製品の知識など、多くの知識領域が関与します。教科書等を通じてこれらの分野について基本的な知識を学ぶことから始めることが重要です。
- 継続的学習: キッチンデザインの領域は、新しい規制、技術、トレンドにより絶えず変化しています。そのため、最新の情報を追い続け、自分の知識をアップデートすることが重要です。
- 試験対策: 試験対策には過去問題の解答、問題の分析などが有効です。試験のパターンを理解し、自分の弱点を発見し、それを克服することが重要です。
などがあります。
また、実施団体の推薦する通信講座や書籍がありますので、利用するのもよいでしょう。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、キッチンスペシャリスト試験に備えることができます。
コメント