地方公会計検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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地方公会計検定とは?
地方公会計検定は、地方自治体の会計に関する知識や技能を評価・認定するための検定試験です。
日本国内の地方自治体は、独自の会計制度や予算編成、決算の取り扱いなどがあり、これらの専門的な知識を持つ者が求められています。地方公会計検定は、これらの知識を持つ者を公的に認定するための制度として設けられています。
地方公会計検定は、2級、3級の2グレード実施されています。
地方公会計検定の受験資格は?なるにはどうすればいい?
地方公会計検定に受験資格はありません。
地方公会計検定の概要
科目・出題範囲
地方公会計検定の科目は2級が「1 地方公会計財務書類の様式と関係」「2 地方公会計特有の論点」「3 仕訳例」「4 固定資産台帳の実務」「5 注記及び附属明細書」「6 連結財務書類」、3級が簿記原理「1 会計の目的」「2 公会計と企業会計」「3 取引・仕訳・勘定・精算表」「4 諸取引の記帳方法」「5 決算」、地方公会計「1 地方公会計とは」「2 地方公会計財務書類作成手順の基本」「3 固定資産台帳の実例と整備」「4 地方公会計財務書類の様式と関係」です。
出題形式
地方公会計検定の出題形式は、多肢選択方式です。
試験時間
地方公会計検定の試験時間は、2級が120分、3級が90分です。
合格基準(合格ライン)
地方公会計検定の合格基準は、総得点の70%が基準です。
受験料
地方公会計検定の受験料は、2級が3,300円、3級が2,200円です。
試験会場
地方公会計検定の試験会場は、以下の42会場です。
北海道・東北 | 札幌市・函館市・八戸市・盛岡市・仙台市・秋田市・山形市・郡山市 |
関東 | 水戸市・宇都宮市・高崎市・さいたま市大宮区・千葉市・千代田区・立川市・横浜市 |
中部 | 新潟市・富山市・金沢市・福井市・甲府市・長野市・岐阜市・静岡市・名古屋市・津市 |
近畿 | 京都市・大阪市・神戸市・和歌山市 |
中国・四国 | 岡山市・広島市・徳島市・松山市 |
九州・沖縄 | 福岡市・北九州市・佐賀市・大分市・熊本市・宮崎市・鹿児島市・那覇市 |
地方公会計検定の免除制度
地方公会計検定に免除制度は、ありません。
地方公会計検定の日程
地方公会計検定は4月と10月の年2回実施されています。
申込み期間
地方公会計検定の申込み期間は、例年1月下旬~3月下旬、7月下旬~9月下旬です。
試験日
地方公会計検定の試験日は、例年4月第3週、10月第4週です。
合格発表日
地方公会計検定の合格発表日は、例年験実施日から約10日後です。
地方公会計検定の合格率・受験者数
2級 | 3級 | |||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | |||
2023年 | 10月 | 第16回 | ||||
4月 | 第15回 | 55.8% | 52人 | 47.5% | 61人 | |
2022年 | 10月 | 第14回 | 63.1% | 65人 | 53.3% | 92人 |
地方公会計検定の難易度は?どれくらいのレベル?
地方公会計検定の合格率は概ね50%をこえており、難易度は普通~易しいレベルでしょう。
地方公会計検定の勉強法・対策方法は?
地方公会計は、複式簿記をベースにしつつ、地方公共団体特有の要素を取り入れたもので、独自の用語や勘定科目が多く存在します。
地方公会計特有の要素が多いため、独学での勉強は難易度が高いと感じるかもしれませんが、公式のテキストや問題集が販売されており、これらを利用することで効率的に学習することができます。
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