保育士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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保育士試験とは?

保育士資格は国家資格であり、取得することで、専門的な保育サービスを提供することが可能です。保育士は、0歳から小学校入学前の子どもたちの健全な成長を支援する専門職です。

保育所や児童福祉施設などで働き、子どもたちの日常の世話や教育活動を行います。また、保育士は保護者との連携も重要な役割であり、子どもの発達に合わせた適切な保育を提供します。

保育士試験の受験資格は?

保育士試験の受験資格は、大学や短期大学、専門学校などの保育士養成課程を卒業した者、または一定の実務経験を有する者が対象となります。具体的には、保育士養成課程を修了した者、または、高等学校卒業後に児童福祉施設で2年以上の実務経験を積み、総勤務時間が2,800時間以上の勤務をした者が受験資格を有します。

保育士試験の概要

科目・出題範囲

保育士試験の科目・出題範囲は以下の科目から構成されています。

  • 保育原理
  • 教育原理及び社会的養護
  • 子ども家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

出題形式

保育士試験の出題形式は、マークシート方式で行われ、一部組み合わせ問題なども含まれます。

試験時間

保育士試験の試験時間は、科目によって異なりますが、一般的には各科目60分間で、教育原理と社会的養護は30分間です。

合格基準(合格ライン)

保育士試験の合格基準は、各科目100点満点中60点以上で合格となります。ただし、「教育原理」と「社会的養護」は50点満点で、それぞれ30点以上得点しなければ合格とはなりません。

受験料

保育士試験の受験料は受験料は12,950円です。

試験会場

保育士試験の試験会場は各都道府県に設けられており、具体的な会場は受験票で通知されます。試験会場は前年度と異なる場合があるため、毎年確認が必要です。

保育士試験の免除制度

保育士試験では、一部科目合格による免除や、免許・資格による免除があります。一部科目合格による免除は、過去に合格した科目があれば、その科目を再び受験する必要がなくなります。合格科目の免除期間は通常3年間で、一定の条件を満たせば5年間まで延長可能です。

免除の対象となるのは、幼稚園教諭免許状所有者や社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などの資格を持つ者です。これらの資格所有者は、特定の科目について免除を受けられます。

免除を受けるためには、試験申込時に必要な書類を提出し、免除申請を行う必要があります。申請には、合格科目の証明書や資格証明書などが必要になる場合があるため、詳細は公式サイトにて確認をしましょう。

保育士試験の日程

申込み期間

保育士試験の例年の申込み期間は、例年、保育士試験の申込み期間は前期試験が1月中旬から1月末まで、後期試験が7月初旬から7月中旬までとなっています。

試験日

保育士試験は、年に2回実施され、例年前期の筆記試験は4月中旬、実技試験は6月末に行われます。後期の筆記試験は10月中旬、実技試験は12月初旬に実施されています。

合格発表日

保育士試験の合格発表日は前期の筆記試験が6月初旬、実技試験が8月初旬に行われます。後期の合格発表日は、筆記試験が11月中旬、実技試験が翌年の1月中旬頃となっています。

保育士試験の合格率・受験者数

前期/後期合格率受験者数
2022年前期試験31.4%40,501名
後期試験29.4%34,345名
2021年前期試験18.6%38,925名
後期試験21.3%39,309名

保育士試験の難易度は?どれくらいのレベル?

保育士試験の難易度は、合格率から見ても高いと言えます。近年の合格率は20%前後で推移しており、全科目で6割以上の得点が必要なため、1科目でも落とすと合格できない厳しい基準が設けられています。筆記試験では、保育原理、教育原理及び社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の8科目があり、各科目100点満点中60点以上が必要です。

特に「社会的養護」「教育原理」「社会福祉」の科目は難易度が高いようです。これらの科目は、社会保障制度や法律などが出題され、暗記が大変なため、しっかりと時間をかけて勉強することが求められます。実技試験では、言語表現、音楽表現、造形表現の3種類のうち2種類を選択し、それぞれ50点満点中30点以上を取る必要があります。実技試験は、特に高度なスキルを要求されるわけではなく、保育士として働く上で必要な基礎的な技術が問われるとのこと。しかし、実技試験の合格率は80%前後と高いため、筆記試験の合格が難関となっています。

保育士試験の勉強法・対策方法は?

保育士試験の勉強法・対策方法として計画的な学習スケジュールを作成することや、過去問題の活用が必用です。以下に具体的に示します。

  1. 計画的な学習スケジュールの作成
  2. 過去問題の活用
  3. 実践的な学習方法の導入

①計画的な学習スケジュールの作成

保育士試験の合格には、広範な知識が必要です。そのため、効率的な学習計画を立てることが重要です。各科目の理解度を把握し、苦手な分野にはより多くの時間を割り当てるようにします。

②過去問題の活用

過去問題を解くことは、試験の傾向を理解し、実際の試験に慣れるために非常に有効です。特に、出題されやすいテーマや問題形式を把握できます。

③実践的な学習方法の導入

保育士試験では、実技試験も重要な部分を占めています。実際の保育現場で使えるスキルを身につけるために、実践的な学習方法を取り入れることが大切です。

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