GTECの概要とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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GTECとは?
GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施する英語4技能検定のことです。
正式名称は「Global Test of English Communication(英語コミュニケーションのグローバルな試験)」であり、その頭文字をとっています。
小学生から社会人までの方が英語力を測定できるスコア型英語4技能テストで、学年別・目的別に3タイプ、レベル別に10タイプの問題タイプがあります。
GTEC試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
小学生から社会人まで幅広く受験可能です。
試験は大きく3種類に分かれ、その中で問題タイプが3~4種類に分かれています。
・小学生〜中学1年生向けGTEC Junior
問題タイプ:Junior 1、Junior 2、Junior Plus
・中学生・高校生向けGTEC
問題タイプ:Core、Basic、Advanced、CBT
・大学生・社会人向けGTEC
問題タイプ:Academic、Business、Business (公開会場版)
GTEC試験の概要
科目・出題範囲
英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」4技能の問題が出題されます。
問題の出題形式や出題数は問題タイプによって異なります。受験者の英語力に応じて変動する問題タイプもあります。
テストの種類や問題タイプによって変わります。以下では一例として、中学生・高校生向けGTECのケースを詳しく紹介します。
出題形式
中学生・高校生向けGTECの出題形式は以下の通りです。
・Core
紙:(マーク式)Reading,Listening (記述式)Writing
タブレット:Speaking(※アセスメント版・学校端末利用方式の場合は学校機材使用)
・Basic
紙:(マーク式)Reading,Listening (記述式)Writing
タブレット:Speaking(※アセスメント版・学校端末利用方式の場合は学校機材使用)
・Advanced
紙:(マーク式)Reading,Listening (記述式)Writing
タブレット:Speaking(※アセスメント版・学校端末利用方式の場合は学校機材使用)
・CBT
PCでのテスト
出題数
中学生・高校生向けGTECの出題数は次の通りです。
Core
・Listening:32問
・Speaking:8問
・Reading:28問
・Writing:2問
Basic
・Listening:40問
・Speaking:8問
・Reading:36問
・Writing:2問
Advanced
・Listening:40問
・Speaking:8問
・Reading:43問
・Writing:2問
CBT
・Listening:受検者の英語力に応じて変動
・Speaking:7問
・Reading:受検者の英語力に応じて変動
・Writing:6問
試験時間
中学生・高校生向けGTECの試験時間は次の通りです。
・Core:約92分
・Basic:約110分
・Advanced:約110分 ・CBT:約150分
合格基準(合格ライン)
GTECはスコア型の検定のため、合否はありません。
中学生・高校生向けGTECの上限スコアは次の通りです。
・Core:840点
・Basic:1080点
・Advanced:1280点
・CBT:1400点
受験料
・CBTタイプ:9,900円(10%税込)
※オフィシャルスコア証明書 (OFFICIAL SCORE CERTIFICATE) 追加発行料1通1,100円(10%税込)
※CBTタイプ以外は学校申込み
試験会場
・中学生・高校生向けGTEC(Core, Basic, Advanced):申し込んだ学校
・中学生・高校生向けGTEC (CBT):全国の公開会場
※会場詳細 https://www.benesse.co.jp/gtec/fs/overview/pdf/test-center_2023.pdf
GTEC試験の免除制度
障がい等をお持ちの受験者は、程度に応じて一部技能が免除されたり、特別な配慮が取られたりします。免除されるものをご紹介します。
・聴覚関係
スピーキング・リスニングの免除
申請の目安:音 (音声) の聞き取りが困難 (両耳の平均聴力レベル60デシベル以上が目安) で、話すことも困難な場合
リスニングの免除/スピーキングを音 (音声) 聞き取り以外の方法で実施
申請の目安:音 (音声) の聞き取りが困難 (両耳の平均聴力レベル60デシベル以上が目安) だが、話すことには問題がない場合
・きつ音・発話障がい関係
スピーキング免除
申請の目安:話すことが困難な場合
※免除・配慮範囲詳細 https://www.benesse.co.jp/gtec/fs/bckk/
GTEC試験の日程
申込み開始日
・「GTEC」アセスメント版
3月1日(水)~ 通年申込可能
※実施日の15日前までに申し込みが必要。
・検定版 学校受検型
3月1日(水)~
・CBTタイプ
第1回検定:5月14日(日)12時~6月2日(金)17時
第2回検定:9月17日(日)12時~10月6日(金)17時
第3回検定:2024年1月21日(日)12時~2月9日(金)17時
試験日
・「GTEC」アセスメント版
年間2回まで受検可能
春夏回:4月1日(土)~9月30日(土)
秋冬回:10月1日(日)~3月31日(日)
通年(1技能スピーキング):4月1日(土)~3月31日(日)
・検定版 学校受検型
第1回検定:6月10日(土)
第2回検定:8月26日(土)
第3回検定:12月9日(土)
・CBTタイプ
第1回検定:7月9日(日)
第2回検定:11月12日(日)
第3回検定:2024年3月17日(日)
スコア発表日(結果発送予定日)
・検定版 学校受検型
第1回検定:8月15日(火)
第2回検定:10月26日(木)
第3回検定:2024年2月17日(土)
・「GTEC」CBTタイプ
第1回検定:8月16日(水)
第2回検定:12月15日(金)
第3回検定:2024年4月22日(月)
GTEC試験の合格率・受験者数
GTECでは受験者のスコアごとの分布などは公表しておらず、受験者数も正式なデータは公表していません。
ベネッセが公表している最新のデータは、2017年度の「年間延べ受験者数」で、約102万人(見込)となっています。
※公表データ https://www.benesse.co.jp/kyouikukaikaku/images/area1/newspaper.pdf
GTEC試験の難易度は?どれくらいのレベル?
GTECはどれぐらいの受験者がスコア何点獲得したかが公表されていません。
ただ、GTEC各テストのレベルと、ヨーロッパで英語力のレベルを表す指標として使われているCEFRとの対応表は公開されています。
これを基に、一般になじみのある英検の難易度を比較してみたいと思います。 CEFRはA1からC2まで6段階のレベルに分けられています。GTECと英検のCEFRレベル対照表は以下のようになります。
CEFRレベル | GTEC | 英検 |
C2 | 該当なし | 該当なし |
C1 | GTEC CBT(1350~1400) | 1級(2630~3400) |
B2 | GTEC Advanced(1180~1349) | 準1級~1級(2304~3000) |
B1 | GTEC Basic(930~1179) | 2級~準1級(1980~2600) |
A2 | GTEC Core(680~929) | 準2級~2級(1728~2400) |
A1 | GTEC Core(~679) | 3級~準2級(1456~2200) |
この表から、GTEC Advancedと英検準1級がほぼ同じレベルであることがわかります。また、GTEC Basicと英検2級、GTEC Coreと英検準2級がそれぞれ近いレベルであることもわかります。
ただし、これらはあくまで目安であり、試験の形式や傾向によって変動するケースも考えられます。
GTEC試験の勉強法・対策方法は?
GTECは英語の4技能(読む・書く・話す・聞く)を測る試験です。高得点を獲得するための対策は、以下のようなものがあります。
・単語や熟語を覚える
音声付きの教材を使って発音も確認する。発音や流暢さはスピーキングの採点に影響します。
・文法や語法を理解する
問題としては出題されませんが、正しい文法や適切な語彙を使うことで、リーディングやライティングの得点が上がります。文法や語彙の問題集を使って復習しましょう。
・リーディング
文章の構造や要点を把握することが重要です。長文読解の練習をして、スピードリーディングの能力を高めましょう。
・リスニング
質問に対して明確に応答することが求められます。シャドーイングやオーバーラッピングなどのリスニングトレーニングをして、聞き取り力や反応力を鍛えましょう。
・ライティング
自分の意見や理由を論理的に述べることが必要です。ライティングの問題集や参考書を使って、文章構成や表現方法を学びましょう。また、CBTで受験する場合には、タイピングの練習もしておくと良いでしょう。
・スピーキング
ストーリーや自分の意見を英語で話すことができるかどうかが評価されます。スクール英会話やオンライン英会話などで、実際に話す練習をしましょう。
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GTEC試験試験団体
株式会社ベネッセコーポレーション
※試験に関する情報は必ず公式団体の発表をご確認下さい
コメント
txwbebosco2024-10-31 20:40:33