FASS検定(経理・財務スキル検定)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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FASS検定(経理・財務スキル検定)とは?
FASS検定(経理・財務スキル検定)は、経理・財務分野における客観的な実務知識・スキルの習得度を測る検定です。
日本で唯一の経理・財務の実務に特化した検定となっています。
FASS検定の受験資格は?
FASS検定に受験資格はありません。
FASS検定験の概要
科目・出題範囲
FASS検定の出題範囲は「資産分野」「決算分野」「税務分野」「資金分野」です。
また、オプション科目として、「FP&A(経営企画スキル)」があります。
資産分野 | 決算分野 | 税務分野 | 資金分野 |
売掛債権 買掛債務 在庫 固定資産 ソフトウェア (クラウドサービス) | 月次業績 単体決算 連結決算 外部開示 | 税効果計算 消費税申告 法人税等申告 グループ通算制度 税務調査 電子帳簿保存法 消費税インボイス制度 | 現金出納 手形 有価証券 債務保証 貸付金 借入金 社債 デリバティブ取引 外貨建取引 資金管理 |
出題形式
FASS検定の出題形式は、四肢択一です。
試験時間
FASS検定の試験時間は90分です。オプション科目の試験時間は30分です。
合格基準(合格ライン)
FASS検定は800点満点で、合否ではなく取得したスコアによりA~Eの5段階で評価されます。
レベル | スコア | 評価 |
---|---|---|
A | 689点~ | 経理・財務分野について、業務全体を正確に理解し、自信をもって経理・財務部門の業務を遂行できるスキルをもっている。 |
B | 641点~688点 | 経理・財務分野のほとんどの業務を理解し、業務を遂行できるスキルをもっている。分野によって、知識の正確さに個人差があるものの、業務を妨げるようなことはなく、適切に対応できるスキルをもっている。 |
C | 561点~640点 | 経理・財務分野について、日常の業務を行うための基本的なスキルが身についているが、自己の経験以外の業務への対応力について差が見られる。日常の業務であれば、業務を理解して、支障なく対応できるスキルをもっている。 |
D | 441点~560点 | 分野によって、知識の正確性に差があり、不十分な部分が多いが、支援を受けながら、最低限の業務を行うスキルをもっている。 |
E | ~440点 | 経理・財務分野について、部分的にしか理解できていない。今後の努力を期待する。 |
オプション科目は3段階で評価されます。
レベル | スコア | 評価 |
---|---|---|
Green | 80%~ | FP&A分野に関する基礎知識を十分身につけています。是非、FP&A検定を受験され更なるキャリアアップを目指してください。 |
Yellow | 60%~79% | FP&A分野に関する基礎知識がやや不足しています。FP&A実践講座(Eラーニング)で知識の習得に努めてください。 |
Red | ~59% | FP&A分野に関する基礎知識が不足しています。まずはFP&A実践講座(Eラーニング)第1章を受講されFP&Aとは何か全体像をつかんでください。 |
受験料
FASS検定の受験料は一般11,000円、 日本CFO協会法人会員は8,800円です。
試験会場
FASS検定の試験会場は、全国の試験センターで実施されます。
FASS検定の免除制度
FASS検定に免除制度はありません。
FASS検定の日程
FASS検定は上期、下期にの二期制で実施されています。
申込み期間
FASS検定の申込み期間は、上期2月1日~7月28日、下期8月1日~1月28日です。
試験日
FASS検定の試験日は、上期5月1日~7月31日、下期11月1日~1月31日です。希望の日時を選択することができます。
合格発表日
FASS検定のスコアは試験後会場で渡されます。
FASS検定の合格率・受験者数
FASS検定に合格率はありません。
FASS検定の難易度は?どれくらいのレベル?
FASS検定に合否はなく、また最高評価のA評価も15%以上となっており、難易度は低いでしょう。
FASS検定の勉強法・対策方法は?
FASS検定の勉強法・対策方法は、
- 学習計画の作成: 資産、税務、決算、資金について、自分の理解度や弱点を把握し、それに基づいた学習計画を作成します。また、オプション科目についても受験するか決めましょう。
- 基本テキストと公式学習ガイドの活用: 基本テキストを読みながら公式学習ガイドの問題を解答します。これにより、理論と実践を結びつけ、理解を深めます。また、公式学習ガイドを一周した後は、間違えた問題を中心に再度学習します。
- 反復学習: FASS検定の学習は、一度理解したからといって終わりではありません。反復学習を行い、知識を定着させます。特に、間違えた問題については、その理由を理解し、再度解答することで理解を深めます。
- 試験当日の対策: 試験はパソコンで行われ、制限時間内に全ての問題を解く必要があります。時間管理を意識し、できる問題から解くことが基本です。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、試験に備えることができます。
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