電卓計算能力検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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電卓計算能力検定とは?
電卓計算能力検定は、ビジネスシーンで不可欠な電卓操作スキルを客観的に評価するための検定です。
この検定では、乗算、除算、見取算、複合算、伝票算の5つの種目に焦点を当てており、これらの計算能力を積極的に評価します。特に経理事務などの職種で活躍する人にとっては、その能力を証明する重要な資格となり得ます。
また、この検定は集中力を高めるトレーニングとしても利用されることがあります。受験者は、与えられた計算問題を迅速かつ正確に解くことで、集中力や計算スキルを鍛えることができます。
電卓計算能力検定は、段位、1級、2級、3級、4級の5グレード実施されています。
電卓計算能力検定の受験資格は?
電卓計算能力検定に受験資格はありません。
電卓計算能力検定の概要
科目・出題範囲
電卓計算能力検定の科目は、乗算、除算、見取算、複合算、伝票算で、4級のみ伝票算はありません。
出題形式
電卓計算能力検定の出題形式は、実技です。
試験時間
電卓計算能力検定の試験時間は、段位、1級、2級、3級が50分、4級が40分です。
乗算 | 除算 | 見取算 | 複合算 | 伝票算 | 合計 | |
段位・1級・2級・3級 | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 | 50分 |
4級 | 10分 | 10分 | 10分 | 10分 | – | 40分 |
合格基準(合格ライン)
電卓計算能力検定1級、2級、3級、4級の合格基準が「1種目100点を満点とし得点70点以上」です。
電卓計算能力検定段位は、「1種目200点を満点とし、各段位を総得点により定める。ただし、各種目の得点は100点以上とする」となっています。
初段 | 二段 | 三段 | 四段 | 五段 | 六段 |
500点以上 | 550点以上 | 600点以上 | 650点以上 | 700点以上 | 750点以上 |
七段 | 八段 | 九段 | 十段 | 名人 | |
800点以上 | 850点以上 | 900点以上 | 950点以上 | 名人1000点 |
受験料
電卓計算能力検定の受験料(税込)は、段位が3,000円、1級が2,000円、2級が1,800円、3級が1,500円、4級が1,200円です。
試験会場
電卓計算能力検定の試験会場は、全国の実施団体指定の会場です。
電卓計算能力検定の免除制度
電卓計算能力検定に免除制度は、ありません。
電卓計算能力検定の日程
電卓計算能力検定は5月、7月、10月、12月、2月の年5回実施されています。
申込み期間
電卓計算能力検定の申込み期間は、例年4月上旬~4月下旬、5月下旬~6月中旬、8月下旬~9月下旬、10月上旬~11月上旬、1月上旬~1月下旬です。
試験日
電卓計算能力検定の試験日は、例年5月中旬、7月中旬、10月下旬、12月上旬、2月下旬です。
合格発表日
電卓計算能力検定の合格発表日は、例年試験日から1週間後です。
電卓計算能力検定の合格率・受験者数
1級 | 2級 | 3級 | 4級 | ||||||
合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | ||
2024年 | 12月 | ||||||||
10月 | |||||||||
7月 | |||||||||
5月 | |||||||||
2月 | 48.31% | 621名 | 50.23% | 882名 | 48.32% | 1,196名 | 40.96% | 293名 | |
2023年 | 12月 | 43.19% | 521名 | 53.62% | 981名 | 49.76% | 1,045名 | 54.18% | 251名 |
10月 | 48.23% | 423名 | 59.85% | 675名 | 54.67% | 964名 | 53.99% | 163名 | |
7月 | 53.05% | 688名 | 57.97% | 954名 | 55.96% | 1,594名 | 60.59% | 505名 | |
5月 | 46.36% | 220名 | 51.97% | 304名 | 67.41% | 758名 | 54.84% | 62名 | |
2月 | 49.18% | 980名 | 51.49% | 1,208名 | 47.12% | 1,301名 | 46.86% | 175名 | |
2022年 | 12月 | 49.85% | 646名 | 51.96% | 1,326名 | 52.75% | 1,128名 | 47.60% | 208名 |
10月 | 51.00% | 502名 | 53.86% | 778名 | 54.32% | 1,412名 | 53.74% | 281名 | |
7月 | 52.19% | 843名 | 59.62% | 1,206名 | 53.15% | 1,748名 | 65.69% | 720名 | |
5月 | 55.05% | 218名 | 60.75% | 321名 | 59.31% | 725名 | 53.19% | 47名 |
段位 | |||
合格率 | 受験者数 | ||
2023年 | 12月 | ||
10月 | 151名 | ||
7月 | 35.08% | 305名 | |
5月 | 37.50% | 136名 | |
2月 | 30.46% | 302名 | |
2022年 | 12月 | 25.91% | 274名 |
10月 | 42.08% | 202名 | |
7月 | 35.98% | 378名 | |
5月 | 41.48% | 135名 |
電卓計算能力検定の難易度は?
電卓計算能力検定の合格率は、4級・3級・2級が55%前後、1級が50%、段位が35%前後となっており、難易度としては、1級~4級は普通、段位は少し難しい、となっています。
電卓計算能力検定の勉強法・対策方法は?
電卓計算能力検定は、電卓の操作に慣れることが非常に重要です。まず、電卓のタイピング練習を行い、スピードと正確性を高めることが推奨されます。ブラインドタッチでの電卓操作が最終的な目標となります。このスキルは、問題を解きながら徐々に習得していくことができます。
次に、電卓の操作に慣れたら、問題集を使った練習に移ります。問題集を購入し、コピーして何度も練習できるようにすると良いでしょう。計算ミスに注意しつつ、時間を意識して問題を解くことが重要です。また、毎日少しでも電卓に触れることで、計算のスピードや正確性が向上します。
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