細胞検査士資格認定試験

細胞検査士資格認定試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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細胞検査士とは?仕事内容は?

細胞検査士(認定資格)は、細胞診断の専門家を指します。細胞診断は、がんなどの病気を診断するために、体液や組織から採取した細胞を顕微鏡で観察し、その形状や構造を分析する方法です。

細胞検査士は、この細胞診断を行う専門家で、医師の診断を補助する役割を果たします。具体的には、細胞の採取方法の指導、細胞の染色や処理、顕微鏡による観察、異常細胞の検出とその報告などを行います。

細胞検査士資格認定試験の受験資格は?

細胞検査士資格認定試験は、臨床検査技師ないし衛生検査技師として主として細胞診検査の実務に1年以上の従事した者、細胞検査士養成所あるいは養成コースのある大学の卒業、卒業見込み者が受けることができます。

細胞検査士資格認定試験の概要

科目・出題範囲

細胞検査士資格認定試験は一次試験(筆記試験・細胞画像試験)と二次試験(スクリーニング試験・同定試験・標本作製実技試験)があります。

一次試験 筆記試験 総論、技術、婦人科、呼吸器、消化器、体腔液・その他
細胞画像試験 カラープリントされた細胞画像を見て設問に答える
二次試験 スクリーニング試験 婦人科材料、喀痰、尿、体腔液などの細胞診標本を一定時間内に鏡検して、その標本中の異型細胞、悪性細胞を篩別(ふるい出すあるいは選び出す)し、病変推定する
同定試験 細胞診標本に示してある細胞を見て、組織型などを推定する
標本作製実技試験 塗沫、固定などの、標本作製技術のレベルを問う

出題形式

細胞検査士資格認定試験の出題形式は、一次試験が筆記(選択式)、二次試験が実技(手技なし)です。

試験時間

細胞検査士資格認定試験の試験時間は、240分です。

合格基準(合格ライン)

細胞検査士資格認定試験の一次試験の合格基準は、100点満点に換算し、原則70点以上が合格です。ただし各領域毎に100点満点に換算し、50点未満の領域が一領域でもある場合は不合格となります。

受験料

細胞検査士資格認定試験の受験料は、40000円です。

試験会場

細胞検査士資格認定試験の試験会場は、東京・大阪(年によって変更あり)です。

細胞検査士資格認定試験の免除制度

細胞検査士資格認定試験の前年の一次試験に合格している場合、二次試験のみ受験できます。

細胞検査士資格認定試験の日程

申込み期間

細胞検査士資格認定試験の申込み期間は、例年8月上旬~8月下旬です。

試験日

細胞検査士資格認定試験の一次試験の試験日は、例年10月下旬です。

細胞検査士資格認定試験の二次試験の試験日は、例年12月上旬です。

合格発表日

細胞検査士資格認定試験の合否は後日個別に発送されます。

細胞検査士資格認定試験の合格率・受験者数

細胞検査士資格認定試験の合格率は公開されていません。

細胞検査士資格認定試験の難易度は?

細胞検査士資格認定試験の合格率30%程度とされており、また受験資格も必要な試験であることから難易度は高いといえるでしょう。

細胞検査士資格認定試験の勉強法・対策方法は?

まず、試験勉強の初期段階では、過去問題を見て全体像を把握することが重要です。具体的には、過去数年分の問題を眺めて、出題傾向や頻出するトピックを理解することが求められます。これにより、どのような知識が必要か、どの領域に焦点を当てるべきかが明確になります。

次に、過去問の答えを覚えることから始めます。これは、問題を繰り返し解くことで知識を定着させるための戦略です。全ての選択肢について一度に理解しようとすると、時間がかかりすぎて繰り返し学習の時間が減ってしまいます。そのため、まずは答えだけを覚え、それを基に問題を解くスピード感を身につけることが推奨されます。

その後、答え以外の選択肢にも目を向け、それらの内容を覚えるようにします。この段階では、既に答え部分は覚えているはずなので、新たに覚える情報量は少なく、スピード感を保ちつつ知識を広げることが可能です。

また、問題に対する理解が深まったら、それぞれの問題を調べることにも時間を割くようになります。ただし、調べることに時間をかけすぎるのは避け、必要な情報を効率的に得ることが重要です。教科書や信頼できるウェブサイトを活用し、必要な情報を素早く見つけ出す能力を身につけることが求められます。

最終的な目標は、「過去問を軸に知識を広げる」ことです。具体的には、一つの問題から派生する関連知識を学び、それを基に自分の知識を広げていくことが期待されます。これにより、試験で求められる広範な知識を効率的に身につけることができます。

細胞検査士資格認定試験実施団体

公益社団法人 日本臨床細胞学会

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