進路アドバイザー検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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進路アドバイザーとは?仕事内容は?
進路アドバイザー検定は、高校生や若者の進路選択に関するアドバイスをする人が持つべき情報や知識を評価する検定です。
現代の社会には、大学の全入制度や家庭の教育費の増加、景気の影響を受ける就職活動など、若者の進路に影響を与える要因が多く存在します。このような状況下で、若者たちが納得のいく進路を選ぶためには、正確な情報が必要です。
しかし、情報があふれる現代では、必要な情報を見極めるのは難しいと言えます。
そのため、進路アドバイスをする大人たちに、適切な情報を持ち、それを若者たちに提供する役割が求められています。
このような背景から若者たちの進路選択の幅を広げる手助けをすることを目的とし創設された資格です。
進路アドバイザー検定の受験資格は?なるにはどうすればいい?
進路アドバイザー検定に受験資格はありません。
進路アドバイザー検定の概要
科目・出題範囲
進路アドバイザー検定の科目は、「学校に関する基礎知識」「選抜(入試)に関する基礎知識」「学費に関する基礎知識」「職業に関する基礎知識」「就職の現状に関する基礎知識」「進路指導・キャリア教育の基礎知識」で、問題の約8割は「進路アドバイザーのための基礎知識 ~進路アドバイザー検定 公式テキスト」から出題されます。
出題形式
進路アドバイザー検定の出題形式は、4肢択一のマークシート方式(一部8肢択一)です。
試験時間
進路アドバイザー検定の試験時間は、90分です。
合格基準(合格ライン)
進路アドバイザー検定の合格基準は、「① 総合得点420点以上(600点満点の70%以上)」かつ「② 各区分の得点が60点以上(100点満点の60%以上)」です。
なお、レベル合格認定があり、各区分が60点以上で、かつ総合得点が510点以上(600点満点の85%以上)の合格者はマスター合格認定(上位レベル)、各区分が60点以上で、総合得点が420点以上510点未満の合格者はスタンダード合格認定となります。
受験料
進路アドバイザー検定の受験料は、3,900 円(税込)です。
不合格者で「総合得点420点以上だが、60点に満たない区分がある方」は次回半額で受験することができます。
試験会場
進路アドバイザー検定の試験会場は、札幌市、仙台市、さいたま市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市の9会場です。また在宅受験も可能です。
進路アドバイザー検定の免除制度
進路アドバイザー検定に免除制度は、ありません。
進路アドバイザー検定の日程
進路アドバイザー検定は2月と9月の年2回実施されています。
申込み期間
進路アドバイザー検定の申込み期間は、例年11月上旬~1月中旬、6月中旬~8月上旬です。
試験日
進路アドバイザー検定の試験日は、例年2月中旬、9月上旬です。
合格発表日
進路アドバイザー検定の合格発表日は、例年4月中旬、11月上旬です。
進路アドバイザー検定の合格率・受験者数
合格率 | 受験者数 | ||
2023年 | 2月 | 48.5% | 167名 |
2022年 | 9月 | 47.7% | 195名 |
2月 | 58.6% | 237名 | |
2021年 | 9月 | 49.2% | 189名 |
2月 | 51.4% | 177名 | |
2020年 | 9月 | 51% | 241名 |
2月 | 27% | 394名 | |
2019年 | 9月 | 46% | 425名 |
2月 | 23% | 310名 | |
2018年 | 9月 | 19% | 435名 |
2月 | 47.5% | 331名 |
進路アドバイザー検定の難易度は?どれくらいのレベル?
進路アドバイザー検定の合格率は、20%近くまで下がる回もありますが、50%程度のことが多く、難易度普通~少し難しい程度でしょう。
進路アドバイザー検定の勉強法・対策方法は?
進路アドバイザー検定の勉強法は、まず公式テキストをしっかりと読み込むこむことです。公式テキストには、試験範囲や出題内容が詳しく記載されており、基本的な知識を身につけるための情報が豊富に含まれています。
また、過去問題を活用することで、実際の試験の雰囲気や出題傾向を掴むことができます。過去問題を解くことで、自分の弱点や不足している知識を確認し、それを補完するための学習を進めることが大切です。
さらに、進路アドバイザーとしての役割や業務内容を理解するために、実際の現場での経験や情報収集も欠かせません。具体的には、学校や進学相談の現場での実際の経験を積むことや、関連するセミナーや研修会に参加することで、より深い知識やスキルを身につけることができます。
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