総合旅行業務取扱管理者試験

総合旅行業務取扱管理者試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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総合旅行業務取扱管理者試験とは?仕事内容は?

総合旅行業務取扱管理者は、日本国内・海外の旅行業務や旅行手配の管理・監督を行うことができる国家資格で、プロフェッショナルであることを証明します。

旅行業法に基づき、旅行会社が旅行商品を販売する際には、各営業所に少なくとも1名の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられています。

旅行業務取扱管理者は、国内旅行商品のみを取り扱える国内旅行業務取扱管理者、国内旅行商品に加えて海外旅行商品も取り扱える総合旅行業務取扱管理者、営業所のある市町村、隣接する市町村、観光庁長官の定める特定の地域の旅行商品のみを取り扱える地域限定旅行業務取扱管理者の3種類あります。

総合旅行業務取扱管理者試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?

総合旅行業務取扱管理者試験に受験資格はありません。

総合旅行業務取扱管理者試験の概要

科目・出題範囲

総合旅行業務取扱管理者試験の科目・出題範囲は、以下となります。

1 旅行業法及びこれに基づく命令
2 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
3 国内旅行実務 本邦内の運送機関及び宿泊施設の利用料金、その他の本邦内の旅行を取り扱う旅行業務に関連する料金
その他本邦内の旅行を取り扱う旅行業務に関する実務
4 海外旅行実務 本邦外の運送機関の利用料金、その他の本邦外の旅行を取り扱う旅行業務に関連する料金
旅券の申請手続、通関手続、検疫手続、為替管理その他の本邦外の旅行を取り扱う旅行業務に必要な法令
本邦及び主要国における出入国に必要な手続に関する実務
主要国の観光
本邦外の旅行を取り扱う旅行業務に必要な語学
その他本邦外の旅行を取り扱う旅行業務に関する実務

出題形式

総合旅行業務取扱管理者試験の出題形式は、マークシート方式です。

試験時間

総合旅行業務取扱管理者試験の試験時間は、「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」「国内旅行実務」が40分、「海外旅行実務」が80分です。

合格基準(合格ライン)

総合旅行業務取扱管理者試験の合格基準は、全科目の得点率が60%です。

受験料

総合旅行業務取扱管理者試験の受験料は、6500円(税込)です。

試験会場

総合旅行業務取扱管理者試験の試験会場は、北海道、宮城県、東京都(2会場)、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県の9会場です。

総合旅行業務取扱管理者試験の免除制度

総合旅行業務取扱管理者試験は、所持している旅行業務取扱管理者資格、総合旅行業務取扱管理者研修の修了の有無、総合旅行業務取扱管理者試験の合格科目により免除科目が決定します。

対象者(条件をすべてを満たす者) 免除科目
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者 海外旅行実務
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者 国内旅行実務
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者
国内旅行実務
海外旅行実務
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
①国内旅行業務取扱管理者有資格者 旅行業法及びこれに基づく命令
国内旅行実務
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
①国内旅行業務取扱管理者有資格者
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者
旅行業法及びこれに基づく命令
国内旅行実務
海外旅行実務
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「海外旅行実務」修了者
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
③前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修「国内旅行実務」修了者
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
⑤前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「国内旅行実務」科目合格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者 旅行業法及びこれに基づく命令
②前年度・今年度の総合旅行業務取扱管理者研修 「海外旅行実務」修了者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者
旅行業法及びこれに基づく命令
海外旅行実務
④前年度の総合旅行業務取扱管理者試験「海外旅行実務」科目合格者
⑥地域限定旅行業務取扱管理者有資格者

総合旅行業務取扱管理者試験の日程

申込み期間

総合旅行業務取扱管理者試験の申込み期間は、例年7月上旬~8月上旬です。

試験日

総合旅行業務取扱管理者試験の試験日は、例年10月下旬です。

合格発表日

総合旅行業務取扱管理者試験の合格発表日は、例年12月上旬です。

総合旅行業務取扱管理者試験の合格率・受験者数

  全体 全科目受験者
合格率 受験者数 合格率 受験者数
2023年 22.3% 4,699名 7.9% 2,102名
2022年 31.6% 5,266名 13.5% 2,064名
2021年 25.0% 7,135名 6.2% 2,819名
2020年 40.7% 10,378名 18.5% 4,086名
2019年 29.9% 3,878名 13.0% 1,825名

総合旅行業務取扱管理者試験の難易度は?

総合旅行業務取扱管理者試験の合格率は免除制度を利用した場合30%前後、全科目受験の場合は10%台前半となることが多く、難易度としては非常に高いといえます。

しかし、研修を受け修了する、他の旅行業務取扱管理者資格を先に取得する、また試験に科目合格制度もありますので、チャレンジし続けやすい試験といえるでしょう。

総合旅行業務取扱管理者試験の勉強法・対策方法は?

総合旅行業務取扱管理者試験の勉強方法としては、法令や約款に関する科目に重点を置き、これらの科目で確実に点数を取ることが重要です。また、国内旅行実務と海外旅行実務の科目では、国内外の地理や運賃計算、時差などの知識が求められます。特に地理の範囲は広いため、効率的な学習方法を見つけることが必要です。

勉強時間の目安としては、約250時間が推奨されており、これを4カ月程度で分割して勉強することが望ましいです。日々の勉強計画を立て、暗記が必要な部分は早めに始め、過去問を解くことで試験形式に慣れることも大切です。

総合旅行業務取扱管理者試験の対策におすすめのテキスト・参考書

総合旅行業務取扱管理者試験の対策ができる予備校・講座

総合旅行業務取扱管理者試験実施団体

一般社団法人 日本旅行業協会

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