建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
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建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)とは?仕事内容は?
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)は、建築物の環境衛生の維持管理に関する国家資格です。
特定建築物の維持管理が環境衛生上適正に行われるように監督することが仕事です。
具体的には、
- 維持管理業務計画の立案
- 維持管理業務の全般的実施
- 環境衛生上の維持管理に関する測定または検査の実施とその評価
- 是正措置
などが挙げられます。
建築物環境衛生管理技術者試験の受験資格は?なるにはどうすればいい?
建築物環境衛生管理技術者試験の受験資格は、以下の用途に供される建築物の当該用途部分において環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事された方となっています。
ア)興行場(映画館、劇場等)、百貨店、集会場(公民館、結婚式場、市民ホール等)、図書館、博物館、美術館、
遊技場(ボーリング場等)
イ)店舗、事務所
ウ)学校(研修所を含む。)
エ)旅館、ホテル
オ)その他アからエまでの用途に類する用途
なお、該当者は建築物環境衛生管理技術者講習会を修了し申請することで建築物環境衛生管理技術者資格を取得できます。
建築物環境衛生管理技術者試験の概要
科目・出題範囲
建築物環境衛生管理技術者試験の科目は、「建築物衛生行政概論」「建築物の構造概論」「建築物の環境衛生」「空気環境の調整」「給水及び排水の管理」「清掃」「ねずみ、昆虫等の防除」の7科目です。
出題形式
建築物環境衛生管理技術者試験の出題形式は、マークシートによる四者択一です。
試験時間
建築物環境衛生管理技術者試験の試験時間は、午前の「建築物衛生行政概論」「建築物の環境衛生」「空気環境の調整」が3時間(9:30~12:30)、午後の「建築物の構造概論」「給水及び排水の管理」「清掃」「ねずみ、昆虫等の防除」が3時間(13:30~16:30)です。
合格基準(合格ライン)
建築物環境衛生管理技術者試験の合格基準は、科目毎の得点が各科目の合格基準点(各科目の満点数の40%)以上であって、かつ、全科目の得点が全科目の合格基準点(全科目の満点数の65%)以上であること、となっています。
受験料
建築物環境衛生管理技術者試験の受験料は、13,900円(非課税)です。
試験会場
建築物環境衛生管理技術者試験の試験会場は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、福岡市の6箇所です。
建築物環境衛生管理技術者試験の免除制度
建築物環境衛生管理技術者試験に免除制度はありません。
建築物環境衛生管理技術者試験の日程
申込み期間
建築物環境衛生管理技術者試験の申込み期間は、例年5月上旬~6月中旬です。
試験日
建築物環境衛生管理技術者試験の試験日は、例年10月上旬です。
合格発表日
建築物環境衛生管理技術者試験の合格発表日は、例年10月下旬~11月上旬です。
建築物環境衛生管理技術者試験の合格率・受験者数
年度 | 合格率 | 受験者数 |
2022年 | 17.9% | 9,413人 |
2021年 | 17.7% | 9,651人 |
2020年 | 19.5% | 9,924人 |
2019年 | 12.3% | 10,146人 |
2018年 | 21.1% | 11,069人 |
2017年 | 13.6% | 10,209人 |
2016年 | 28.4% | 10,394人 |
2015年 | 23.1% | 10,095人 |
2014年 | 10.6% | 9,441人 |
2013年 | 32.7% | 10,599人 |
建築物環境衛生管理技術者試験の難易度は?どれくらいのレベル?
建築物環境衛生管理技術者試験は合格率が10%台の年度が多く難易度は高いです。
問題数が多く、暗記問題が多いこと、また全科目に合格ラインが定められており、しっかり対策して試験に望む必要があります。
建築物環境衛生管理技術者試験の勉強法・対策方法は?
建築物環境衛生管理技術者試験の勉強法・対策法は、
- 試験内容と構成を理解する: まず、試験の内容や形式を詳しく理解することが重要です。出題範囲を確認し、それに基づいて学習計画を立てましょう。
- 教材を利用する: 専門の教材や参考書を利用して学習を進めましょう。教材は試験の出題範囲に基づいて作られており、効率的に学習することができます。過去問題集も非常に有用で、試験の傾向を把握し、自身の理解度を確認するのに役立ちます。
- 理論と実践を両方学ぶ: 建築物環境衛生管理に関する理論だけでなく、実際の現場での状況や問題を考えることが重要です。そのため、理論学習と並行して、具体的なケーススタディや実例についても学習しましょう。
- 定期的に復習する: 一度学んだ内容も定期的に復習することで、記憶を強化し、理解を深めます。特に、長期記憶に移すためには反復学習が必要とされています。
- 模擬試験を受ける: 受験直前には模擬試験を受けてみましょう。これにより、試験の雰囲気や時間管理に慣れることができます。
- 実務経験を活かす: 建築物環境衛生管理技術者試験は実務経験が大いに役立ちます。具体的な経験や問題解決の例を思い出しながら学習することで、理論を現場に活かす視点を養うことができます。
などがあります。
これらの方法を取り入れながら、効果的かつ継続的に学習を進めることで、建築物環境衛生管理技術者試験に備えることができます。
自分のライフスタイルや仕事の状況に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。
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