コーチングについて

中高生にも効果あり?コーチングを受けるメリットとは?

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「コーチング」はパフォーマンスを上げる効果的な方法の一つとして近年注目を浴びています。

「達成したい目標があるのに何から手をつけていいのか分からない」
「モチベーションが上がらず作業に取りかかれない…」

そんな現状を打破してくれるのがコーチングです。
では、具体的に得られる効果とはどんなものがあるのでしょうか?

コーチングとは?何をするの?

まず、コーチングとは具体的にどのようなことを行うのでしょうか?

一般的に「コーチング」とは、質問をすることで相手に気づきを与える作業のことを指します。
あなたが本当に達成したいと思っている目標があったり、現在抱えている悩みなどを解決するための行動を促すコミュニケーションをコーチングといいます。
コーチングは、アドバイスやコンサルティングのように一方的に何かを伝えるのではなく、様々な問いかけを相手にすることで、自分で答えを出してもらい、実際に行動に移してもらいます。
ですので、質問者はあくまでも相談者へ解決方法は提示せず、相談者自ら解決方法を探ってもらうことで、主体性を持って目標達成に取り組んでもらえるという大きなメリットがあります。
ただ、目的によってはコーチングが合わない場合もあるので、下記の図を参照しながら、今の自分にはどれが一番最適かを吟味してみてください。

本当に達成したいと思っていること?

「本当に達成したいと思っていること」は一人一人違います。
受験、資格、スキル、キャリア、経験、留学、習慣、経営…。
人それぞれ自分が何を本当に達成したいと思っているかは異なります。
ですが、今あなたが本当に達成したいと思っていることがあれば、それはどんな目標でも構いません。
達成したいことや目標に優劣はないので、「そんな大きな目標なんてないよ…」と考えている方は、日常的な目標でも大丈夫です。

誰が誰に何をするの?

コーチングは基本的に1対1の対話形式で行われます。

仮にあなたが今私のコーチングを受けに来ている方だとしましょう。
その場合、相談者であるあなたはクライアント、そしてコーチングを行う私はコーチと呼ばれています。
「コーチ」と聞くと、主従関係が思い浮かびそうですが、あくまでもコーチングはクライアント主体で行われるコミュニケーションなので、コーチはクライアントのサポート役と考えてください。
コーチはまずクライアントに質問をし、クライアント自身に考えてもらいます。そしてその考えを話してもらうことで、自分の思考を整理してもらいます。そうすることで自らの中にある新しい「気づき」や「発見」を引き出してもらうことが可能となるのです。

では、新しい気づきや発見を引き出すとでどのようなメリットが生まれるのでしょうか?

コーチングのメリット

自分の立ち位置をきちんと知ることが出来る

最初に得られるメリットは、自分の現在の立ち位置を冷静に見つめらられるようになることです。
目標達成や問題解決を行う上で一番大切なことは、その対象と自分の距離を正確に知ることです。

例えば、英検一級取得を目標にしている生徒が2人いたとします。
Aさんは既に英検準一級を取得していますが、他方でBさんは英検2級のみ取得しています。
同じ目標を達成するにしても、AさんよりもBさんの方が覚えなければいけない単語量だったり、勉強時間が多くなることは一目瞭然でしょう。
なぜならBさんの方がAさんよりも、達成したい目標との間に”英語力の差”という距離があるからです。
2人とも目標を達成するには、それぞれの立ち位置に見合ったアプローチを考え、実行することが、目標達成への一番の近道になります。

ですので、目標を達成する、問題を解決する上で、現状理解をすること、今自分はどこにいるのかをきちんと知ることが出来るのは、ファーストステップとしてとても重要なことです。

  • 「仮に達成・解決された状態が100%だとすると、自分は今何%達成できていると思いますか?」
  • 「どのような根拠を持って、今の自分はその割合を達成できていると考えましたか?」

イメージがしやすくなり、具体的なアプローチ方法を編み出せるようになる

先程の例の続きを使っていきます。
仮にBさんが「一級取得という目標があるけれど、何をすればいいのかわからない」という悩みを持っていたとします。
多くの人の場合、目標に向かって具体的なアプローチ方法が思いつかなかったり、イメージ化ができないと、そこで挫折してしまいます。

ですので、一番最初にイメージを掴んでもらい、目標を映像でイメージできるまで具体化してもらうことが大切になってきます。
以下の質問が、よく使われる質問です。

  • 「達成したらどんな気持ちになりそうですか?」
  • 「達成したらまず最初にどんなことがしたいですか?」
  • 「達成したらどんな光景が広がっていそうですか?」
  • 「達成したら〇〇さんにはどういう良いことがあるのですか?」
  • 「あなたの周りの人はどのような言葉をかけると思いますか?」

どうでしょうか、たった5つの質問ですがかなり具体的にイメージ出来るようになったと思います。
イメージすることで目標をより身近に感じ、クライアントのモチベーションをあげることが可能になります。
次に「達成した後の自分」を想像してもらったところで、戦略を考えてもらいます。
既に目標が設定されている場合は、5W1Hを使って具体的な質問を投げかけます。

  • 「いつ行いたいですか?」
  • 「どれくらいの時間がかかりそうですか?」
  • 「どのようなことが出来るようになりたいですか?」
  • 「何が必要になりますか?」
  • 「どこで行いますか?」
  • 「誰と行いたいと考えていますか?」

次に多くの人が飛ばしている重要なステップを踏んで行きます。それは、クライアントのリソースを知ることです。
「リソース」とは一言で言うとクライアントが持っている強みです。
例えばその人が持っている能力、人脈、経験、知見、価値観などを指します。
これらクライアントのリソースを見つけることで、彼らの強みを生かしつつ、より確実で早く目標達成が実現出来るようになります。
以下の質問がリソースを見つける上で役立つ質問の例です。

  • 目標を達成する上であなたのどのような強みが活かせそうですか?
  • 目標を達成する上で、あなたのことを助けてくれそうな人はいますか?
  • 過去に目標を達成した時、どのような行動をとっていましたか?
  • 目標を達成する上で大切にするべきことはなんだと思いますか?

現状把握とある程度の道筋を立てられたら、次に行うことは行動設定です。
ここではまず、目標達成に向けてクライアントが行えそうなすべての行動を洗い出します。

  • 目標を達成するために取るべき行動は何だと考えていますか?
  • その目標に少しでも近づくために、あなたはどのような行動が取れそうですか?
  • 他に取れそうな行動はありますか?

ここで重要なのは、最終目標にのみ向けた行動でなく、中間目標や1日単位の小さな目標にも適用出来るような行動を設定することです。
そして、全ての行動選択を提示できたら、それらを絞る最終作業に移ります。

  • どのような順番で取り組みたいですか?
  • 何から取り組んで行きたいでしょうか?
  • 提示してくださった選択の中でも、直近でできるこはどれですか?

更に絞るために、再び5W1Hの質問を投げかけます。

  • どのくらいの期間で行いますか?
  • 頻度はどのくらいですか?
  • 何回行いたいですか?
  • いつまでに行いますか?
  • どのようにして行いますか?

セルフコーチングをやってみよう

以上、具体的にコーチングで使われている質問を紹介しましたが、少し複雑でとっかかりにくいかもしれません。

ですので、コーチングの「入門」とも言えるセルフコーチングを最後に紹介したいと思います。
これは、紙とペンがあればすぐに始められるので、皆さんも是非行ってみてください。
これは、やらなければいけないことがあるのにいつまでたっても始められない人には特に効果があります。

ではまず、あなたが今変えたいと思っている悪い習慣(例えば、「英語の勉強をしなければいけないのに、ついついケータイを触ってしまう」、「ジムに行って運動習慣を付けたいのに、仕事から帰ってくると疲れて家から出る気が起きない。そして結局運動をしない」、「ダイエットをしたいけど、どうしても甘いものがやめられない」など)を1つ書いてください。
次に、変えたいと思っている習慣を邪魔する物/行動を書いてください。
先程あげた例の「英語の勉強しなければいけないのに、ついついケータイを触ってしまう」の場合は「ケータイを触る行動」もしくは「ケータイ」です。
これで行動選択が出来ました。
次に行うのは行動分析で、セルフコーチングの中で一番重要な部分になります。
やり方としては、まず下記のような簡易的な表を書いて見てください。短期的(その行動を行っている間に得られる)メリット、かかるコストを思いつく限り、それぞれ書いてください。
そして長期的(何日-何ヶ月の期間)ベネフィット、コストも書いてください。
下記の表に書いてあることはあくまでも筆者個人の意見なので、参考程度に見てみてください。

実際に書いてみていかがだったでしょうか?
あなたが変化を望む習慣を阻害している悪い行動は、短期的には良いですが長期的なメリットはあまり見受けられないですよね。
果たして悪い行動を選択するのは自分にとって良いことだと思いますか?

このように振り返りを最後に行うことで、新しい発見があったり、今一度自分の行動を見直すとても良いきっかけになると思います。
また、人は「〇〇をしなきゃ!」「〇〇を絶対に達成するぞ!」と気合を入れて物事に取り組むよりも、「果たして自分は〇〇を達成出来るのだろうか…?」と疑問を投げかける方がやる気が継続すると言われています。
このセルフコーチングでも、「ケータイを触ることで得られる長期的なメリットは何だろう?…無いよね」といった形で自問自答を繰り返したかと思いますが、そうしたことで悪い行動を選択するのはやめようと思う気持ちが前よりも強くなったと思います。

最後に

人は、他人に決められた物事や他人に与えられたことよりも、自分自身で気づき、自分で決めた物事の方が達成しやすいと言われています。
今回のコラムでは、コーチングとは?といった基礎的なことから、すぐに試せるセルフコーチングまでじっくり解説をしました。
かなり内容の濃い記事になっているので、何回も読み返して頂くのが良いと思います。
みなさまの人生がより豊かになれますように願っております。

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