コーチングについて

目標設定をする上でコーチングを使う

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今回のコラムでは、効果的な目標の立て方と目標設定を行う際に気をつけなければいけないことや、目標達成率を上げるコーチングのやり方についてもいくつかご紹介します。

目標設定とは?

人は何かを成し遂げる際に様々な目標を立てます。
目標と言っても、長期的な大きな目標から日常的な小さな目標まで様々なタイプがあります。
計画を立てるという意味でも最終的なゴールがあったほうが、具体的にどのようなステップを踏んでいくのかが明確になります。
しかし、目標の立て方や目標設定をする際に考慮する事が誤っていると途端に目標達成率が低くなってしまいます。

今回のコラムでは、効果的な目標の立て方と目標設定を行う際に気をつけなければいけないことを先に、目標達成率を上げるコーチングのやり方についてもいくつかご紹介します。

目標設定の方法

実際に「目標設定をする」といっても様々なやり方があります。
その中でも、なぜコーチングで使われる手法を取り入れるべきなのでしょうか?
この章ではまず、コーチングと目標設定の関係性について、いくつかのメリットを紹介しながら説明します。

そもそもコーチングとはどのような場面で有効的なのか?

一般的にコーチングとは、クライアント(相談者)に質問を問いかける事で目標達成や自己実現を支援するために使われます。
ここでポイントなのが、コーチングはあくまでも相談者が軸となるので、コーチ(質問をする人)から専門的な知識やスキルを与えられることはありません。
その理由は、相談者自身の発見や意思に重きを置くことで目標達成までの計画や過程をより視覚化するためです。
また、人は他人に決められた物事や他人に与えられたことよりも、自分自身で気づき、自分で決めた物事の方が達成しやすいと言われています。
だからこそ、目標達成率を上げる効率的な方法の一つとしてコーチングは近年注目されているのです。

自分の立ち位置を知るとは

目標設定をする過程で一番最初に行うべきことはその目標までの距離感を掴むことです。
皆さんは、目標と現状の立ち位置について具体的に数値化したことはありますか?
つまり、自分が現在どの位置にいるのかを把握するということです。
「距離感」と一概に言ってもイメージしづらいと思うので、皆さんが高校・大学受験する際に受けた模試について思い出してください。
模試の判定や偏差値といった既に数値化されているものは「距離感」と言う存在を知る上でとても分かりやすい例です。
模試を受験する事で、志望校の偏差値と現在の自分の偏差値を比較する事ができるので、合格したい学校と自分の立ち位置を明確に知る事が可能となります。
そうすることで、志望校合格までの道のりを客観的に捉える事ができますよね。

受験や資格取得といった比較的数値化しやすい目標を達成したい方は、まず客観的なデータを用いて目標と自身の距離を測ってください。
逆に、数値化が難しい目標を達成したい方は以下の質問を参考にし、考えてみてください。

  • 「仮に達成・解決された状態が100%だとすると、自分は今何%達成できていると思いますか?」
  • 「どのような根拠を持って、今の自分はその割合を達成できていると考えましたか?」

達成した状態を10割だと考えて現在の自分は何割達成できているのか。
もちろん、この問いに対して考えるのも答えるのもあなた自身になるので、「主観的すぎるのでは?」と言う疑問が生まれるかもしれません。
しかし、最終的なゴールに近く最初のステップとして自分の立ち位置を数値化することは、先述した「距離感」を掴む上で効果的だと言えます。
また、この質問は最終目標を達成する際だけでなく、日々の小さな目標を達成するときにも適用できます。
現在の自分は何が出来ていて、何が出来ていないのか。上記の2つの質問をする事でこの2つが浮き彫りになます。
まずは、最終目標にたどり着くまでの過程を明確にしましょう。

イメージがしやすくなり、具体的なアプローチ方法を編み出せるようになる

今の自分と最終目標までの距離がなんとなく掴めたところで、次に直面する問題は「具体的なアプローチ方法がわからない」ことです。
多くの人は、このセカンドステップで躓く事が多いです。
目標に向かって具体的に何をすればいいのか思いつかなかったり、達成する過程がイメージ化できないと、そこで挫折してしまいます。

ですので、一番最初にプロセスのイメージを掴み、目標を映像でイメージできるまで具体化することが大切になってきます。
以下の質問が、よく使われる質問です。

  • 「達成したらどんな気持ちになりそうですか?」
  • 「達成したらまず最初にどんなことがしたいですか?」
  • 「達成したらどんな光景が広がっていそうですか?」
  • 「達成したら〇〇さんにはどういう良いことがあるのですか?」
  • 「あなたの周りの人はどのような言葉をかけると思いますか?」

どうでしょうか、たった5つの質問ですがかなり具体的に想像出来るようになったと思います。
実際に想像することで目標をより身近に感じ、モチベーションをあげることが可能になります。
次に「達成した後の自分」を想像してもらったところで、戦略を考えてもらいます。
これは、5W1Hを使って具体的な質問を投げかけます。

  • 「いつ行いたいですか?」
  • 「どれくらいの時間がかかりそうですか?」
  • 「どのようなことが出来るようになりたいですか?」
  • 「何が必要になりますか?」
  • 「どこで行いますか?」
  • 「誰と行いたいと考えていますか?」

次に多くの人が飛ばしている重要なステップを踏もます。
それは、リソースを知ることです。
「リソース」とは一言で言うと皆さんが持っている強みです。
例えばその人が持っている能力、人脈、経験、知見、価値観などを指します。これらのリソースを見つけることで、皆さんの強みを生かしつつ、より確実で早く目標達成が実現出来るようになります。
以下の質問がリソースを見つける上で役立つ質問の例です。

  • 目標を達成する上であなたのどのような強みが活かせそうですか?
  • 目標を達成する上で、あなたのことを助けてくれそうな人はいますか?
  • 過去に目標を達成した時、どのような行動をとっていましたか?
  • 目標を達成する上で大切にするべきことはなんだと思いますか?

現状把握とある程度の道筋を立てられたら、次に行うことは行動設定です。
ここではまず、目標達成に向けて皆さんが現実的に行えそうなすべての行動を洗い出します。

  • 目標を達成するために取るべき行動は何だと考えていますか?
  • その目標に少しでも近づくために、あなたはどのような行動が取れそうですか?
  • 他に取れそうな行動はありますか?

ここで重要なのは、最終目標にのみ向けた行動でなく、中間目標や1日単位の小さな目標にも適用出来るような行動を設定することです。
そして、全ての行動選択を提示できたら、それらを絞る最終作業に移ります。

  • どのような順番で取り組みたいですか?
  • 何から取り組んで行きたいでしょうか?
  • 提示してくださった選択の中でも、直近でできるこはどれですか?

更に絞るために、再び5W1Hの質問を投げかけます。

  • どのくらいの期間で行いますか?
  • 頻度はどのくらいですか?

ここまで目標達成率を上げるために行うことを様々な質問を紹介しながらじっくり解説してきました。
どうでしょうか?
コーチングを行う前より目標達成をするまでの過程が現実的に、明確になったと思います。

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