「数学」を入試に使うことは、苦手な人からしたら物理的にも・心理的にも大きなハードルになるでしょう。
そのハードルを少しでも取り除いていければという風に思います。

この記事では「数学が苦手な人」または「これから数学の基礎固めをしたい人」に特におすすめの参考書をご紹介します。特に数A、数Ⅰなどで最初に手に取る参考書としてふさわしいかどうかに拘ってお伝えします。

また、参考書の選び方や数学の基礎・学習方法についてお伝えしますので、参考にしてみてください。

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数学の参考書はどう選ぶ?チェックポイント3つ

まず、「数学の基礎」とは何を指すのか、結論からお伝えします。

「数学の基礎」とは「教科書の問題が全て解けること」です。

詳しく説明すると、入試問題は「教科書」を基準に作られることが多いようです。
よくよく考えてみれば、日本全国の学生が使っている参考書は「教科書」なので、納得です。

しかし、ここで勘違いしてはいけないことが、「教科書は最低ラインである」ということです。
最低ラインをどれだけ超えて問題を出すかは、出題者次第・大学次第ということになりますね。

「教科書の章末問題を全て解ける」ということを最終ゴールにした上で、数学の参考書の選び方をお伝えします。

参考書選びのポイント(基準)は、以下の3つです。【〇・×】で照らし合わせながら読んでみて下さい。

  1. 学校の授業についていけているか
  2. 計算が得意かどうか
  3. 1週間で数学の学習時間は5時間以上とれるか

1.学校の授業についていけているか

学校によりますが、特に県内でTOP3といわれるような公立高校に通っている方は気をつけてください。
授業の進度が非常に早く、挫折してしまう生徒が多数なのです。
正確な数字ではありませんが、講師の印象として10人中7人は数学に苦しんでいます。

しかし、数学の授業についていけないことは、悪いことではありません。
理由は、授業進度の目的地が「高2の間に数学Ⅲを学習する」・「旧帝大の入試を3年次で演習する」ことを想定していることが、進学校では多いからです。

「自分ができていない所」を認知することから始めましょう。
特にどの単元からついていけなくなったかは、非常に大切な情報になりますので、そこまで思い出してみると、より参考書が選びやすくなります。

ちなみについていけている方は何も問題ありませんので、続きを読んでください。

2.計算が得意かどうか

数学で得点する際に必ず話題に上がるものが「計算」になります。これは「スピード」が何よりも大切です。

基準は、高校1年生1学期中間試験「数学Ⅰ」で80点以上かどうかになります。
理由は問題にもよりますが、基本的には「展開・因数分解」といった計算問題が中心となる為です。
このような試験で高得点を取れる人は計算力の地力があると思っていいと思います。

計算力があるかないかで、学習量も学習効率も変わってきますので、昔のテストを振り返ってみてください。

1週間で数学の学習時間は5時間以上とれるか

これは「数学の学習時間をいつとるのか」ということが大きな焦点になります。

学習時間が取れない方は、仕方がありません。
その為、「絞って質を上げる」ということをしていく必要があります。
この方法については、リスクが伴います。理由は、学習しない単元があるからです。
例えば、「数学ⅠA」では「2次関数・確率」が最優先になります。

他は志望校と照らし合わせて、頻出単元を学習することをおすすめします。

学校生活は人によって様々ですので、自身と向き合い、現実的に学習していきましょう。

おすすめの数学の参考書6選

先ほどのポイントを基準に参考書を紹介したいと思いますので、改めてポイントごとに【〇・×】を自分で判定してみましょう。

  1. 学校の授業についていけているか
  2. 計算が得意かどうか
  3. 1週間で数学の学習時間は5時間以上とれるか

さて、【〇・×】判定が終わりましたでしょうか。

表にしてお伝えしますので、以下ご自身の該当箇所だけ見て頂ければと思います。

大学への数学 1対1対応の演習

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている
2.計算が得意
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上

すべてが「〇」という方は、数学を得点源にすることをおすすめします。
そんな方におすすめなのが「大学への数学」シリーズです。

1対1対応の演習/数学1 [三訂版] (大学への数学 1対1シリーズ) 

1対1対応の演習/数学A [三訂版] (大学への数学 1対1シリーズ) 

基本も学習でき、その上、別解や有名問題へのアプローチが載っている所が非常に魅力的です。

このシリーズをしっかりやりこむことで、旧帝大向けの基本解法は抑えられます。志望校とレベルに応じてお使いください。

チャート式 青チャート

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている ×
2.計算が得意
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上

チャート式 青チャートは学校の授業にはついていけないけど、計算が得意という方にはピッタリものになります。

チャート式基礎からの数学I+A

チャート式 基礎からの数学Ⅱ+B

問題数は320題と多いですが、1段1段ステップになっていますので、まずは「基本の問題(例題)を1周してから、応用(重要例題)をする。」という風に進めてみて、着実な成長をしましょう。

基礎問題精講

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている
2.計算が得意
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上 ×

基礎問題精講は一言でいうと「時間が取れない!」という方に向けた参考書です。

数学Ⅰ・A 基礎問題精講 六訂版

数学Ⅱ・B+ベクトル 基礎問題精講 六訂版

この参考書は、解答・解説がしっかりしているだけでなく、問題のレベルが教科書章末問題レベルにピッタリです。
問題数も180題程で、半年でしっかりやり切れる参考書になっています。
受験生への入門書としては特におすすめです。

入門問題精講

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている ×
2.計算が得意
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上 ×

計算はできるけど、「なぜこの解き方をするのか?」と疑問を持ちながら学習してきた人向けになります。

数学Ⅰ・A 入門問題精講 改訂版

数学Ⅱ・B 入門問題精講 改訂版

参考書自体のレベルは決して高くありませんが、懇切丁寧に解説してくれています
そのため、単元も絞っており、「2次関数」「確率」「三角比」といった重要単元のみを扱っていますので、自身の得意単元・不得意単元に合わせてお使いください。

4STEP

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている
2.計算が得意 ×
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上

学校の授業は理解できるけど、いつも試験時間に間に合わない!という方は、間違いなく演習不足です。
解法にたどり着くまでの思考時間・単純な計算時間が足を引っ張っている可能性が非常に高いです。そんな方には4STEPシリーズがおすすめです。

新課程教科書傍用4STEP数学I+A

新課程教科書傍用4STEP数学II+B

問題数は400題程で非常に多いですが、印(*)のマークだけでも一度やりきることをおすすめします。
計算の速さは一朝一夕では身につかない為、数をこなすことを優先してみてはいかがでしょうか。

高校これでわかる数学

▼こんな人におすすめ

1. 学校の授業についていけている ×
2.計算が得意 ×
3.数学の学習時間は1週間に5時間以上 ×

こちらは数学なんか何もわからない!という方向けの参考書です。

高校これでわかる数学I+A

高校これでわかる問題集 数学I+A

いわゆる講義系の参考書になっています。キャラクターがかわいかったり、図解などで分かりやすく、数学になじみやすいように作られています。

問題の演習量は取れないので問題集と一緒にお使いいただくことをおすすめします。

尚、最後に入試問題へチャレンジとありますので、その問題を解けるようになることを目標に学習して頂ければと思います。

関連コラム:
【理系高校生必見】おすすめの数三 参考書5選!選び方も解説
数学の勉強法の基礎・応用!大学受験を控えた高校生向けに解説

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「自分自身と向き合い、参考書を選ぶ。」

なかなか難しかったかと思います。それもそのはずです。理由は、自分自身との向き合い方などは学校では習いませんからね。

このように学習・勉強するうえで、必要な力なのに学校では教えてくれないことは沢山あります。例えば、学習スケジュールの立て方・参考書の選び方・モチベーションなど、あげればキリがありません。

これらのことを少しでも解消したいと思う方は、コーチングサービスなどを通じて、学校では習わない学習方法を習得してみてはいかがでしょうか。

参考:国内最大級のサブスク情報サイト「サブスクラボ」株式会社オークス

参考:高校生におすすめタブレット学習タブレット学習ライフ

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なお、アガルート学習コーチングでは、入会金、管理費、教材費、講習代などの費用は一切不要。毎月末に翌月以降の実施を判断することができるので、お気軽にお申込みいただくことができます。

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監修者情報

この記事の著者 須田 敦

須田 敦

大阪府立大学大学院工学研究科数理システム工学専攻。

数学を得意とし、学習塾講師として累計100人以上の指導経験を持つ。

現在は高校生を中心に、大学院で学んだ数学から高校数学から大学数学へのつながりを意識した問題・心理学・認知科学など人間の内面的な部分からアプローチを行いながら指導にあたっている。

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