「M&AベストパートナーズというM&A仲介会社が気になっているけれど、評判はどうなの?」
そう気になっている人のために、このコラムでは株式会社M&Aベストパートナーズ(以下、M&Aベストパートナーズ)の特徴や口コミなどを詳しく紹介します。
M&Aベストパートナーズは、業種に特化したM&Aサービスや1万社を超える企業ネットワークを強みとするM&A仲介会社です。
単なるマッチングにとどまらず、企業のさらなる成長支援を得意する会社でもあります。
M&Aベストパートナーズに関心のある方は、ぜひ最後まで読んでいただくことをおすすめします。
目次
M&Aベストパートナーズとは?会社概要は?
まず、M&Aベストパートナーズの会社概要を見てみましょう。
会社名 |
株式会社M&Aベストパートナーズ |
設立 |
2018年8月 |
所在地 | (本社) 〒100-7022 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー22階 (支店) 札幌、仙台、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄 |
代表 | 代表取締役社長 齋藤達雄 代表取締役副社長 松尾直樹 |
従業員数 |
50名 |
連絡先 | (TEL)03-6268-0534 (FAX)03-6685-4018 |
対応業種 | 不動産、建設、製造、医療・ヘルスケア、物流業界 |
URL |
M&Aベストパートナーズは、ミッションとして「日本の経営に、世紀の躍進を」という言葉を掲げています。
また、企業マッチングや事業承継にとどまらない「成長のためのM&A」を提唱しています。
不動産、建設、製造、医療・ヘルスケア、物流業界に特化し、専門性の高いM&A仲介サービスが特徴です。
また、北海道から沖縄まで日本全国に8つの支店を持ち、地方のM&Aも支援しています。
M&Aベストパートナーズがどんな会社か解説された公式動画がありますので、こちらも参考にしてみてください。
M&Aベストパートナーズってどんな会社?前編(YouTube)
M&Aベストパートナーズってどんな会社?後編(YouTube)
M&Aベストパートナーズの評判・口コミ・評価
M&Aベストパートナーズの評判や口コミ、評価を見てみましょう。
良い口コミ・評判
M&Aベストパートナーズに関する良い評価を、以下に紹介します。
実際にM&A仲介のサービスを受けた人の口コミでは、良い評価が目立っています。
意向をしっかりと汲み取ろうとする姿勢や、丁寧な対応を評価する声が多いです。
また、アドバイザーの知識レベルの高さに関するコメントも多く見受けられます。
売る側である私たちの意向もしっかり汲んでくれる
M&Aベストパートナーズ M&Aストーリー
「他社と比べると圧倒的に建設業のことに詳しかった。会社の将来を描く経営判断に、空調設備の“く”の字も知らない人とは話をしたくないしできない。この人になら託せる。」と感じ、MABPを選んだ
M&Aベストパートナーズ M&Aストーリー
信用できると思った。M&A仲介は人柄と信用で成り立つ商売。カンペを読んでいるだけのような人もいるが、この人は、会話の間の置き方や距離の取り方などから、可能なかぎり、私の希望を聞きたいという姿勢が伝わってきた
M&Aベストパートナーズ M&Aストーリー
巡り会えて本当に良かったし、これから一生付き合うパートナーだと思っています
M&Aベストパートナーズ M&Aストーリー
一生懸命にM&A先を探していただき、3ヶ月くらいで制約しました!
Googleレビュー
知識、技術、時限、どの観点からも懇切丁寧にご指導下さり大変感謝しております。ありがとうございます。
Googleレビュー
悪い口コミ・評判
次に、M&Aベストパートナーズの悪い口コミを紹介します。
営業方法に疑問を感じた人は散見されますが、M&Aベストパートナーズの仲介サービス自体に対する悪い口コミは見つかりませんでした。
非常識な時間に営業電話をかけてきて担当不在と知るとガチャ切り。失礼極まりない。
Googleレビュー
電話応対者が用件を尋ねたら電話即切りされた。最低限のマナーもない。こんな営業電話のかけ方をする会社はロクなものではないと思われる。
Googleレビュー
M&Aベストパートナーズは迷惑電話・手紙(DM)がしつこいって本当?
M&Aベストパートナーズからの営業電話や、手紙(DM)の受け取ったという口コミは存在します。
営業担当者が、顧客獲得のための電話をかけたり手紙を送付したりすることは、通常の業務であり、一般的なアプローチ方法と言えます。
しかし、一部の人にとっては迷惑に感じることもあると考えられます。
M&Aベストパートナーズの営業連絡についての口コミを、いくつか以下に示します。
業務提携に関する営業電話。
必要ないので結構ですとお断りしたところ、話中に切られました。
迷惑電話です。
電話帳ナビ
迷惑電話の後でわざわざレターパックでよくわからない紙切れと一緒におニューのクリアフォルダをくださる素敵な会社です。
電話帳ナビ
会社宛てにメールをお送り致しました、確認いただけましたでしょうか?とのこと。非常にダラダラとした話し方で相手にしている時間がない為、ご対応はさせていただきましたが最後は切りました。皆様ご注意を。
電話帳ナビ
M&Aベストパートナーズは怪しい?
M&Aベストパートナーズは積極的な営業活動を行っているため、一部から怪しいとの声が上がっているようです。
しかし、アドバイザーの高い専門知識やプロフェッショナル性は、非常に高い評価を得ています。
また、M&Aベストパートナーズの顧客満足度は93%。
千代田区丸の内に本社オフィスを持ち、全国に8つの支店を展開している成長中の会社であり、サービスや会社自体に怪しい点は見られません。
M&Aベストパートナーズの特徴
次に、M&Aベストパートナーズの特徴をみてみましょう。
建設・不動産・製造・医療・ヘルスケア・物流業界に特化
M&Aベストパートナーズは、業界特化型のM&A仲介会社として、建設、不動産、製造、医療・ヘルスケア、物流業界における専門性を強みとしています。
各業界を担当するアドバイザーは、業界構造や業界特有のカルチャー、また譲渡企業と譲受企業双方のビジネスモデル、事業構造に精通しています。
M&Aベストパートナーズのホームページには、各業界のM&A動向をまとめたページもあり、業界に特化した情報力の強さも伺えます。
業界特化の専任アドバイザーが担当
M&Aベストパートナーズでは、それぞれの業界のM&Aにおいて多くの実績がある専任アドバイザーが、最初の相談からM&Aの成約まで全プロセスにおいてサポートしてくれます。
譲渡企業の事業価値を正しく算出でき、譲渡企業と譲受企業の双方が満足するM&Aの実現が可能となっています。
1万社を超える企業ネットワークで、最適な企業とマッチング
M&Aベストパートナーズは、M&Aネットワーク企業数1万社超を誇っています。
この企業ネットワークが、シナジーの最も高い企業とのマッチングを可能にします。
全国に支店があり、地方企業でも相談しやすい
M&Aベストパートナーズは、東京に本社、さらに全国8都市に支店を設置。
地方企業に対するM&A仲介サービスにも力をいれています。
- 本社:東京
- 支店:札幌、仙台、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄
M&Aベストパートナーズの仲介手数料
M&Aベストパートナーズの手数料は成功報酬型となっています。
そのため、契約締結に至らなかった場合のコスト負担を気にせず、M&Aを検討できるという利点があります。
ここでは、M&Aベストパートナーズの仲介手数料について、詳しく見ていきます。
売り手側の手数料
売り手側の手数料は、以下の中間金と成功報酬のみとなります。
- 中間金:基本合意書締結後に発生。
- 成功報酬:譲渡契約を締結し、譲渡金額を決済した後に発生。
中間金
基本合意契約の締結後、中間金をM&Aベストパートナーズに支払います。
中間金は、250万円もしくは成功報酬の10%のどちらか大きい額です。
成功報酬の内金となります。
成功報酬
最終的に譲渡契約を締結し譲渡金額を決済した時点で、成功報酬の総額から中間金を差し引いた残金をM&Aベストパートナーズに支払います。
また、M&Aベストパートナーズの成功報酬は、株式の譲渡価格をベースとして計算します。
同じ報酬料率であれば、移動総資産ベースで計算する手数料に比べて、金額を低く抑えられます。
成功報酬の料率テーブルは以下のとおりです。
なお、2,000万円の最低報酬が設定されているため、料率テーブルで計算した額が2,000万円未満の場合は、2,000万円が成功報酬となります。
成功報酬の料率テーブル
売買金額 |
報酬料率 |
5億円以下の部分 |
5% |
5億円超〜10億円以下の部分 |
4% |
10億円超〜50億円以下の部分 |
3% |
50億円超〜100億円以下の部分 |
2% |
100億円超の部分 |
1% |
成功報酬の算出例1
- 譲渡金額:1億円
- 成功報酬の計算:
- 売買金額の5億円以下の部分:1億円
- 料率テーブルにそった計算:1億円 × 5% = 500万円
- 計算結果が2,000万円以下であるため、成功報酬は2,000万円。
成功報酬の算出例2
- 譲渡金額:9億円
- 成功報酬の計算:
- 売買金額の5億円以下の部分:5億円
- 売買金額の5億円超〜10億円以下の部分:4億円
- 料率テーブルにそった計算:
5億円 × 5% + 4億円 × 4% = 4,100万円
- 計算結果が2,000万円以上であるため、成功報酬は4,100万円。
成功報酬の算出例3
- 譲渡金額:20億円
- 成功報酬の計算:
- 売買金額の5億円以下の部分:5億円
- 売買金額の5億円超〜10億円以下の部分:5億円
- 売買金額の10億円超〜50億円以下の部分:10億円
- 料率テーブルにそった計算:
5億円 × 5% + 5億円 × 4% + 10億円 × 3%= 7,500万円
- 計算結果が2,000万円以上であるため、成功報酬は7,500万円。
買い手側の手数料
M&Aベストパートナーズの買い手側の手数料の詳細は、非公開となっています。
M&Aベストパートナーズの成約数・業績
M&Aベストパートナーズは非上場会社のため、売上高や経常利益などの財務情報は公開されていません。
また、M&A仲介案件の成約数も非公開となっています。
M&Aベストパートナーズの事例
M&Aベストパートナーズの成約数や業績は公開されていませんが、同社のホームページには多くの成約事例が譲渡会社の実名や譲渡企業オーナーの写真とともに掲載されています。
ここでは、それら成約事例のうちから3つほど簡単に紹介します。
後継者問題解決のためのM&A
売り手・買い手の業種と売上
- 売り手
- 業種:建設機械・車両リース・レンタルなど
- 売上:非公開
- 買い手
- 業種:不詳
- 売上:不詳
M&A目的・背景
売り手企業は、1978年創業、建設機械や車両のリース・レンタルを主に営む会社です。
業界での競争環境が厳しくなる中、後継者問題と今後の事業成長に悩む創業者はM&Aの検討を開始しました。
成果
買い手にも売り手にも偏らない中立的な姿勢に「信頼できる」と感じた創業者は、M&Aベストパートナーズへの依頼を決断。
その後、3社目に紹介された会社と事業譲渡契約を締結、会社を安心して任せられる、現場主義の社長に事業を委ねることができました。
業界の制度改革への取り組み・DX化のためのM&A
売り手・買い手の業種と売上
- 売り手
- 業種:足場架払リースサービス、仮設設備リースおよび販売
- 売上:非公開
- 買い手
- 業種:建設関連レンタルリース、仮設工事、物流など
- 売上:118億円
M&A目的・背景
売り手企業の創業者は、「足場職人が生き生きと働ける会社を作りたい」との思いで、1993年に会社を創業。
その後、従業員のことを第一に考え、成果を出し続けていました。
そのような中、従業員の感電事故という出来事をきっかけに、創業者は「十分な安全管理体制の整備に業界全体として取り組むべき」という思いを抱きます。
さらに、中小企業の自社では業界への影響力に限界があると感じ、創業者はM&Aの検討を始めました。
成果
M&Aベストパートナーズの仲介で、売り手企業と親和性の高い事業を営む企業グループと交渉を開始。
研修や教育に力を入れるなど、従業員を第一に考える価値観も一致しているため、資本業務提携という形でM&Aが成立、売り手企業はグループの一員となりました。
売り手企業は、企業グループ内でのライバル関係による刺激、グループ内のコスト分担で可能になるDX化といったメリットを享受できています。
また、買い手の企業グループも、商流充実に寄与する事業をグループに加えることができました。
創業者利益確保・セミリタイアのためのM&A
売り手・買い手の業種と売上
- 売り手
- 業種:調剤薬局
- 売上:非公開
- 買い手
- 業種:調剤薬局
- 売上:非公開
M&A目的・背景
売り手企業の創業者は調剤薬局を2013年に開業、懇切丁寧な服薬指導を心がけた経営をしていました。
しかし、調剤薬局の供給過多の環境下、創業者は生き残るための業務に忙殺され、家族との時間が取れない状況に。
「このままでいいのか」と疑問を抱いている時に、M&Aベストパートナーズからの連絡を受け、M&Aの検討を開始しました。
成果
M&Aベストパートナーズの仲介で、調剤薬局を100店舗ほど経営する大手と株式譲渡契約を締結。
創業者は、株式譲渡による創業者利益を確保、またしばらくセミリタイアすることで家族との時間を持てるようになりました。
M&Aベストパートナーズの手続きの流れ
M&Aベストパートナーズの仲介サービスのフローは、以下のとおりです。
1.ヒアリング
各業界に特化した専任アドバイザーが、売り手企業の強み、事業承継の課題などをヒアリングします。
2.提案
ヒアリングした情報をもとに、M&Aベストパートナーズは売り手企業に対して初期的な提案を提示します。
3.M&Aアドバイザー契約
M&Aベストパートナーズが売り手企業を支援するための、M&Aアドバイザー契約を締結します。
4.事前準備
売り手企業の事業の詳細や譲渡条件の詳細を詰め、買い手候補への打診のための資料を作成するなどの準備をします。
5.買い手候補への打診
M&Aベストパートナーズの誇る企業ネットワークから、売り手企業に最適な買い手候補を選定し提案します。
6.交渉
ニーズのマッチした買い手候補と譲渡価格や譲渡スケジュールなどの条件交渉を行います。
7.基本合意
買い手候補と条件について一定の合意ができたのち、売り手企業と買い手候補の間で基本合意書を締結します。
8.最終合意
買い手候補が買収監査(デューデリジェンス)を実施した後、最終的な条件を交渉します。
9.クロージング
売り手企業と買い手候補が最終的な条件について合意した後、譲渡契約の締結と資金決済が行われ、M&A仲介は完了となります。
その他のよくある質問
M&Aベストパートナーズの平均成約期間は?
平均成約期間は非公開ですが、おおよそ5~8カ月以内で譲渡契約の締結が可能としています。
M&Aベストパートナーズは上場している?IPOは?
M&Aベストパートナーズは、上場していません。
上場企業になれば社会的な信用も高まるため、一般的には営業活動や採用、経営資金集めにプラスとなります。
しかし、定期的な情報開示など上場企業としての義務の負担が大きくなることがマイナスです。
M&Aベストパートナーズは、サービスを受けた企業からの評判も良く、すでに一定の認知を得られています。
また、M&A仲介サービスそのものは、大きな資金を要する事業ではないため、現状では上場のニーズはそれほどないと思われます。
しかし、M&Aベストパートナーズは、M&A仲介サービスを通して繋がりのできた企業に出資をし、経営を支援する投資事業にも取り組んでいます。
投資事業は規模が大きくなれば資金が必要となりますから、投資事業の成長次第でIPOのニーズも出てくるでしょう。
公認会計士や弁護士などの専門家は在籍している?
取締役の渡部豪氏は、大学在学中に公認会計士試験に合格し、その後大手監査法人にて監査・アドバイザリー業務の実務を担当しています。
また、社長の齋藤達雄氏とアドバイザーの黒田紘章氏は、宅地建物取引士の資格を持っています。
さらに、会計士や税理士、弁護士、司法書士といった有資格者の採用も、M&Aベストパートナーズは積極的に進めています。
また、社外の顧問弁護士もつけており、M&A仲介会社として必要な専門性を担保する姿勢が伺えます。
M&AベストパートナーズのIR・決算資料はどこから見られる?
M&Aベストパートナーズは上場会社ではなく、IR・決算資料は公開されていません。
M&Aベストパートナーズの社長や役員の経歴や人物像は?
齋藤達雄氏(代表取締役社長)
M&Aベストパートナーズ代表取締役社長。SMBC日興証券株式会社(以下、SMBC日興証券)、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(以下、M&Aキャピタルパートナーズ)を経て、2018年にM&Aベストパートナーズを設立。
松尾直樹氏
M&Aベストパートナーズ代表取締役副社長。
大手証券会社、M&Aキャピタルパートナーズを経て、2018年に社長の齋藤達雄氏とM&Aベストパートナーズを共同で設立。
徳丸祐也氏
M&Aベストパートナーズ執行役員。SMBC日興証券、M&Aキャピタルパートナーズを経て、M&Aベストパートナーズに入社。
海外案件の取り扱いはある?
海外案件の事例については、公開されていません。
ネット上にも、M&Aベストパートナーズの海外案件や海外拠点に関する情報は見つかりませんでした。
M&AベストパートナーズはCMを配信している?
M&Aベストパートナーズは、HKT48が会社経営陣を演じるCMを配信しています。
まとめ
この記事では、M&Aベストパートナーズの特徴や評判について紹介しました。
M&Aベストパートナーズは、企業の成長を支援する仲介業者です。
アドバイザーの評判も良いので、ぜひ検討してみてください。