中学校に上がり、漢字のレベルが上がって不安を感じる方も多いでしょう。

実は中学3年間で習う漢字の数は合計で1100字と言われていて、これは小学校6年間で習う漢字の数1026字よりも多い数となっています。

今回のコラムでは、

• 中学校で習う漢字の学年別のリスト
• 漢字の重要性
• 漢字を硬化的の覚えるためのポイント
• 漢字の具体的な学習方法を3ステップで紹介

という流れで、中学校で習う漢字をご紹介した後に漢字の勉強法などについて解説します。

漢字が苦手な方はもちろん、得意な方も復習の参考にしてみてください。

【学年別】中学校で習う漢字リスト

まず始めに、中学校で習う漢字を全てご紹介します。

【中学1年生】

握扱依威為偉違　維緯壱芋陰隠影　鋭越援煙鉛縁汚　押奥憶菓暇箇雅　

介戒皆壊較獲刈　甘汗乾勧歓監環　鑑含奇祈鬼幾輝　儀戯詰却脚及丘

朽巨拠距御凶叫　狂況狭恐響驚仰　駆屈掘繰恵傾継　迎撃肩兼剣軒圏

堅遣玄枯誇鼓互　抗攻更恒荒香項　稿豪込婚鎖彩歳　載剤咲惨旨伺刺

脂紫雌執芝斜煮　釈寂朱狩趣需舟　秀襲柔獣瞬旬巡　盾召床沼称紹詳

丈畳殖飾触侵振　浸寝慎震薪尽陣　尋吹是井姓征跡　占扇鮮訴僧燥騒

贈即俗耐替沢拓　濁脱丹淡嘆端弾　恥致遅蓄沖跳徴　澄沈珍抵堤摘滴

添殿吐途渡奴怒　到逃倒唐桃透盗　塔稲踏闘胴峠突　鈍曇弐悩濃杯輩

拍泊迫薄爆髪抜　罰般販搬範繁盤　彼疲被避尾微匹　描浜敏怖浮普腐

敷膚賦舞幅払噴　柄壁捕舗抱峰砲　忙坊肪冒傍帽凡　盆慢漫妙眠矛霧

娘茂猛網黙紋躍　雄与誉溶腰踊謡　翼雷頼絡欄離粒　慮療隣涙隷齢麗

暦劣烈恋露郎惑腕　全316字

【中学2年生】

哀慰詠悦閲炎宴　欧殴乙卸穏佳架　華嫁餓怪悔塊慨　該概郭隔穫岳掛

滑肝冠勘貫喚換　敢緩企岐忌軌既　棋棄騎欺犠菊吉　喫虐虚峡脅凝斤

緊愚偶遇刑契啓　掲携憩鶏鯨倹賢　幻孤弧雇顧娯悟　孔巧甲坑拘郊控

慌硬絞綱酵克獄　恨紺魂墾債催削　搾錯撮擦暫祉施　諮侍慈軸疾湿赦

邪殊寿潤遵如徐　匠昇掌晶焦衝鐘　冗嬢錠譲嘱辱伸　辛審炊粋衰酔遂

穂随髄瀬牲婿請　斥隻惜籍摂潜繕　阻措粗礎双桑掃　葬遭憎促賊怠胎

袋逮滞滝択卓託　諾奪胆鍛壇稚畜　窒抽鋳駐彫超聴　陳鎮墜帝訂締哲

斗塗凍陶痘匿篤　豚尿粘婆排陪縛　伐帆伴畔藩蛮卑　碑泌姫漂苗赴符

封伏覆紛墳癖募　慕簿芳邦奉胞倣　崩飽縫乏妨房某　膨謀墨没翻魔埋

膜又魅滅免幽誘　憂揚揺擁抑裸濫　吏隆了猟陵糧厘　励零霊裂廉錬

炉浪廊楼漏湾　全285字

【中学3年生】

亜尉逸姻韻疫謁　猿凹翁虞渦禍靴　寡稼蚊拐懐劾涯　垣核殻嚇潟括喝

渇褐轄且缶陥患　堪棺款閑寛憾還　艦頑飢宜偽擬糾　窮拒享挟恭矯暁

菌琴謹襟吟隅勲　薫茎渓蛍慶傑嫌　献謙繭顕懸弦呉　碁江肯侯洪貢溝

衡購拷剛酷昆懇　佐唆詐砕宰栽斎　崎索酢桟傘肢嗣　賜滋璽漆遮蛇酌

爵珠儒囚臭愁酬　醜汁充渋銃叔淑　粛塾俊准殉循庶　緒叙升抄肖尚宵

症祥渉訟硝粧詔　奨彰償礁浄剰縄　壌醸津唇娠紳診　刃迅甚帥睡枢崇

据杉畝斉逝誓析　拙窃仙栓旋践遷　薦繊禅漸租疎塑　壮荘捜挿曹喪槽

霜藻妥堕惰駄泰　濯但棚痴逐秩嫡　衷弔挑眺釣懲勅　朕塚漬坪呈廷邸

亭貞逓偵艇泥迭　徹撤悼搭棟筒謄　騰洞督凸屯軟尼　妊忍寧把覇廃培

媒賠伯舶漠肌鉢　閥煩頒妃披扉罷　猫賓頻瓶扶附譜　侮沸雰憤丙併塀

幣弊偏遍浦泡俸　褒剖紡朴僕撲堀　奔麻摩磨抹岬銘　妄盲耗厄愉諭癒

唯悠猶裕融庸窯　羅酪痢履柳竜　硫虜涼僚寮倫　累塁戻鈴賄枠

全333字

漢字の重要性とは？

国語の得点アップに直結するのが漢字

漢字を勉強する必要性がある1番の理由は、定期テストや模試に加え高校入試本番の点数に影響するからです。

関連コラム：高校受験に向けての国語の勉強法を知ろう！

例えば、都立入試の場合だと読み5問(10点)、書き5問(10点)の得点配分があります。

1問につき2点配分なので、かなり大きいですね。100点満点のテストで20点分が漢字の読み書きになるので、この部分でいかに点数を稼げるかが結果に大きく影響します。

漢字は勉強すれば得点源になりますが、勉強を怠ると減点対象になってしまうのでコツコツ学習することをお勧めします。

漢字を1文字1文字暗記するのはとても地味な作業で、つまらないと感じてしまう方も多いと思います。

ただ、読解や古文などテストの内容を進めれば進めるほど難易度は上がっていきますし、問題の予測をすることはかなり難しいです。

一方で漢字は覚える数は多いですが、3年間で学習する範囲が決まっているので、そこだけ抑えていれば確実に点数を稼げる分野にすることが出来ます。

具体的な勉強法については、次の章で詳しく説明します。

漢字が読めないと、文章が読めなくなっていく

これは当たり前のように聞こえますが、実際に漢字勉強を怠ると読解問題を解く際に特に影響が出始めます。学年が上がるごとに習う漢字も増えるので、当然読解に出てくる漢字の量も増えます。漢字が読めない、意味がわからない状態になってしまうと文章そのものが理解出来なくなるので、国語の読解問題が出来るようになりません。国語だけでなく、英語・理科・社会などの他科目でも漢字を使用した難しい語彙を使うことは多々ありますので、勉強をしておいて損はないでしょう。また、小学校・中学校で習う常用漢字は日常的にも使用されているので、漢字を学習していないと日常的のも支障が出てくる可能性があります。このような点で、自分自身のためにも漢字の勉強をした方が身のためだと思います。

漢字を効果的に覚えるためのポイント5つ

ここでは漢字を効果的に覚えるためのポイントを5つご紹介します。

1. その漢字の意味を理解しよう
2. 部首・漢字の構成を知ろう
3. 漢字ドリルは1冊だけに絞ろう
4. 読書をしよう
5. 書き順で覚えよう

1.その漢字の意味を理解しよう

新しい漢字を学ぶ際に、まず始めにすることはその漢字の意味を理解することです。1つの漢字に複数の意味合いが込められている場合が多いので、きちんと把握することがポイントです。またその漢字が含まれている例文も見ながら、使い方も一緒に学習していきましょう。

2.部首・漢字の構成を知ろう

新しく漢字を記憶に残りやすくする方法の一つとして、部首・構成をきちんと知ることがあります。例えば、「鬱」という漢字は一見とても難しく複雑に見えます。しかし、一つ一つ分解していくと木という漢字があったり、缶という漢字が含まれていることが分かります。このように難しい漢字・記憶に残りにくそうな漢字もよく観察してみると、もう既に知っている漢字で構成されていることが分かります。ですので、「覚えにくいな」「難しいな」と思っている漢字があったら、是非分解して見てください。きっと覚えやすくなるはずです。

3.漢字ドリルは1冊だけに絞ろう

よく間違えた勉強法として取り上げられているのが、「様々なテキストをこなすこと」です。メインで使うテキストは1冊に絞り、それの補助テキストとして複数のテキストを持っておくことは良いことですが、同時に何冊もの漢字ドリルをこなすことは、勉強の効率を下げてしまうのであまりお勧め出来ません。自分の中で一番見やすい・分かりやすいと思ったテキストを1冊買ってみたら、それをやり込むようにしてください。使う教材を統一していると、インプットもしやすくなりますし、自分の進捗度も客観的に知ることが出来るのでオススメです。また教材によって若干出題される漢字の並び順も異なるので、そういった意味でも1冊に絞ることを勧めます。

4.読書をしよう

大量の漢字を短期間で記憶するという意味ではこちらの方法はオススメ出来ませんが、長期記憶に残すという意味では読書はとても有効です。文章中にある漢字を見ることで、自然と使い方を知ることに繋がりますので、読書をして漢字を学ぶのは一番頭に入りやすい方法です。また、様々な言葉をしようしていることからも本を読むことで自然と語彙力を増やすことに繋がります。加えて読解力も上がるので、結果的に国語でいい点数を治めることにつながったりもします。

5.書き順で覚えよう

書き順に集中してしまうと漢字そのものの意味や使い方を覚えられなくなってしまうので、書き順をメインで覚えるのはあまり効果的ではありません。しかし、書き順も一緒に覚えてあげると自然と体に覚えさせることが出来るので、仮にその漢字をぼんやりとしか記憶をしていなくても、体が覚えているので結果的に書けたということが起こります。ですので、こちらも参考にしながら学習してみてください。

具体的な学習方法3ステップ

では、具体的な学習のステップについて説明していきます。

1. 5回ずつ書く(覚えられない漢字については回数を増やす)
2. 声に出す
3. 目で確認する

1.5回ずつ書く(覚えられない漢字については回数を増やす)

まずは、覚えなけれないけない漢字を5個から10個ずつに区切っていきましょう。これを行う理由は、あまり多すぎると一周するのが長くなってしまうからです。次にノートや紙に新しく覚えたい漢字を5回ずつ書いていきましょう。それが完了したら、一つ一つ目で確認して、脳内でかけるかどうかをチェックしてください。チェックが完了したらどれくらい書けるかテストしてみてください。テストをしてみて、「あまり覚えられなかったな」と思った方は2週目で書く回数を増やしてみてください。「意外と覚えられた」という方は、書けなかった漢字を復習した後、次の範囲に進んで大丈夫です。その日学習する範囲の漢字勉強が終わったら、1から全ての漢字の書き取りチェックを行ってください。そうすると、「得意な漢字」と「苦手な漢字」の分かれ目が浮き彫りになると思います。「苦手な漢字」に関しては、もう5回-10回書き取りの練習をしましょう。また、後日復習出来るように印もつけておきましょう。

2.声に出す

書く作業は主に書き順や形を覚えるのに有効でしたが、意味や読み方を覚えるのに集中したいという方には、声に出しながらチェックしていくのもオススメです。特に送りがなについては、書く作業に集中しているときちんと覚えられないこともあるので、声で強弱をつけるなどしながら覚えるのも効果的です。声に出すと耳にも情報が入るので、より脳に定着しやすくなります。

3.目で確認する

書き方、読み方共に覚えられたなという方は最後に目で確認する作業を行ってください。

この作業をするだけでも十分復習になりますので、長期記憶に残すことが可能となります。

ただし、このステップはきちんとその漢字の書き方・読み方を把握している方向けです。

この前のステップを飛ばして目視だけで記憶に残そうとしてもほとんど効果はありません。

あくまでも目視はその漢字をきちんと覚えているかなという確認ですので、それを踏まえて行なって頂きたいです。

この作業は机に向かわなくても出来ると思うので、移動時間などの隙間時間をうまく活用して行なってみてくださいね。

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