「オンデックの評判はどうなんだろう?」とお考えではありませんか?
オンデックは上場もしているM&A仲介会社です。
この記事では、仲介業者の候補としてオンデックを検討している方に向けて、オンデックがどんな会社なのか?特徴や評判などを紹介します。
オンデックの仲介手数料や実績などの細かい情報までお伝えしますので、オンデックに仲介を依頼するかの検討材料としてご活用ください。
目次
オンデックの会社概要
名称 | 株式会社オンデック |
代表 | 代表取締役社長 久保良介 |
創業 | 2005年7月 |
設立 | 2007年12月 |
資本金 | 3億7,272万円(2021年1月31日現在) |
上場市場 | 東証グロース市場 |
所在地 | 大阪本社 〒541-0051 大阪府大阪市中央区備後町3-4-1備後町山口玄ビル3F 東京オフィス 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28合人社東京永田町ビル3F |
URL | www.ondeck.jp |
業務内容 | ・M&Aに関する仲介、斡旋、アドバイザリー業務 ・企業及び事業の再生、再構築に関するアドバイザリー業務 ・企業、事業のデューデリジェンス業務 |
加盟団体 | 一般社団法人 M&A仲介協会 |
対応地域 | 全国 |
オンデックは、創業2005年、設立が2007年とM&A仲介会社の中では歴史の長い会社となっています。
日本におけるM&Aの仲介業は歴史が短く、オンデックは業界の中でも先駆者とも言える会社です。
また、オンデックは、2020年に東証グロース市場への上場を果たしています。
M&A仲介業者で上場までしている会社は他に多くはありませんので、M&A仲介会社の中でも成長性の高い企業と言えるでしょう。
本社は大阪で、オフィスは大阪と東京の2か所ですが、業務内容はM&A仲介業務全般におよび日本全国の企業を対象としています。
オンデックの評判・口コミ・評価
オンデックの評判・口コミは次のとおりです。
利用者の声①
私たちの事業計画にどこよりも真剣に向き合い、成長を促進してくれる企業を選んでくれました。親身になりながらも、客観的な意見をくれたのも嬉しかった
成約インタビュー│株式会社オンデック
利用者の声②
報酬がリーズナブルなところにオンデックさんの魅力を感じました
成約インタビュー│株式会社オンデック
利用者の声③
実の家族のように良くしてくれる方から『オンデックさんはなんでも相談に乗ってくれる』と太鼓判を押されたので、私も初めから安心して本音で話せました。結果的に、ご縁のあった企業様に希望の条件で譲渡できたのですが、話を進めるなかで何か問題が見つかっても、ひとつひとつ明確に、冷静かつ情熱的に対応してくれました
成約インタビュー│株式会社オンデック
利用者の声④
オンデックさんは当事者意識を持って対応してくれたので、私どもも遠慮することなく一丸となって進められました。それに、契約締結の後もレスポンスよく相談に乗っていただけているので安心しています
成約インタビュー│株式会社オンデック
オンデックを利用された方々は、担当コンサルタントの熱心さやレスポンスの良さを評価しています。
M&Aは人生で何度も経験するものではありませんから、経験がなく大きな問題に取り組むには不安も多いかと思います。
ですが、真摯に対応してくれるような信頼できる担当者に巡り合えると安心ですね。
また、取引先などからの紹介でオンデックを知ったという方も多く見られました。
評判の良さは口コミでも、広がっていることが伺えます。
オンデックの特徴
オンデックの特徴としては、次の3点が挙げられます。
- 2万以上の組織・団体とのネットワークがある
- 有資格者が多数在籍
- 中小企業M&A支援に特化
以下、それぞれの特徴について具体的に解説します。
2万以上の組織・団体とのネットワークがある
オンデックは、2万以上の組織・団体とのネットワークを有しています。
M&A仲介においては、企業をマッチングさせるためのネットワークが重要な要素となります。
また、手続きを進めるには税理士や会計士など、専門家との協力も欠かせません。
広いネットワークは、オンデックの大きな強みと言えるでしょう。
有資格者が多数在籍
オンデックには公認会計士、税理士、弁護士、中小企業診断士などの有資格者が多数在籍しています。
競合他社では専門家と協力して業務を行うケースも多いですが、専門家自身がコンサルタントとして活動しているのはオンデックの特徴の1つです。
中小企業M&A支援に特化
オンデックは、中小企業のM&A支援に特化したM&A支援を行っています。
オンデックのホームページによると、2007年の法人化以降は、2021年11月までに累計で233件のM&Aを成約させています。
オンデックの仲介手数料
オンデックの仲介手数料の料金体系は、次のとおりです。
- 着手金
- 中間報酬(基本合意報酬)
- 成功報酬
ここでは、各種報酬の具体的な内容について解説します。
着手金
着手金は、売り手側と買い手側とで異なります。
売り手側は、相談と簡易評価までは無料ですが、資料作成時に着手金として30万円がかかります。
買い手側は、情報提供までは無料ですが、関心表明時に申込手数料として10万円、買収意向表明時に意向表明報酬として10万円がそれぞれ必要です。
売り手 | |
相談 | 無料 |
簡易評価 | 無料 |
資料作成 | 30万円(税別) |
買い手 | |
情報提供時 | 無料 |
関心表明 | 10万円(税別) |
買収意向表明 | 10万円(税別) |
中間報酬(基本合意報酬)
M&Aの基本合意が成立した段階で基本合意報酬として成功報酬の10%がかかります。
基本合意報酬の最低額は100万円で、最終的には成功報酬に充当されます。
成功報酬
成功報酬の料金体系は次のとおりです。
~5億円以下の部分 5% ~10億円以下の部分 4% ~50億円以下の部分 3% ~100億円以下の部分 2% 100億円 超の部分 1% |
報酬額の計算は、純資産(譲渡価格ベース)を基準にレーマン方式をしています。
例えば、譲渡時の純資産額が15億円の会社では、次のような報酬になります。
~5億円の部分 5億円×5%=2,500万円 ~10億円の部分 5億円×4%=2,000万円 ~50億円の部分 5億円×3%=1,500万円 合計 6,000万円 |
オンデックの実績数・成約数
ここでは、オンデックの実績数・成約数を紹介します。
・2022年11月期の実績
成約件数 | 24件(前年度比+6件) |
新規受託件数 | 83件(前年度比+16件) |
受託残件数 | 119件(前年度比26件) |
平均報酬単価 | 5,500万円 |
累計成約件数 | 257件 |
・成約件数推移
2018年11月期 | 16件 |
2019年11月期 | 19件 |
2020年11月期 | 27件 |
2021年11月期 | 18件 |
2022年11月期 | 24件 |
・売上高推移
2018年11月期 | 3億4,100万円 |
2019年11月期 | 6億4,700万円 |
2020年11月期 | 8億1,100万円 |
2021年11月期 | 7億7,800万円 |
2022年11月期 | 13億3,900万円 |
・経常利益推移
2018年11月期 | 3,300万円 |
2019年11月期 | 1億2,200万円 |
2020年11月期 | 1億3,700万円 |
2021年11月期 | 3,600万円 |
2022年11月期 | 2億1,300万円 |
オンデックの案件規模
オンデックは、企業の規模の大小に関係なく対応していますが、中心となる案件は数億円から数十億円までの中小企業を対象とした案件です。
中小企業でM&Aを検討している場合には、仲介会社の候補として検討すべきと言えるでしょう。
オンデックの手続きの流れ
ここでは、オンデックを利用する際の手続きの流れを買収側と譲渡側に分けて解説します。
【買収側】手続きの流れ
<ソーシング案件化フェーズ>
買収側は、ノンネームシート(匿名の簡易資料)での案件紹介から企業概要書の開示までを無料で受けることができます。
<マッチングフェーズ>
企業概要書を確認して本格的に買収交渉に入る場合には、手数料を支払って関心表明書を提出します。
その後は、オンデックを介して譲渡希望者との質疑応答を繰り返し、基本的事項の口頭合意にまで至ります。
<エグゼキューションフェーズ>
口頭合意が成立したら、オンデックとのアドバイザリー契約、譲渡希望者との基本合意契約を締結し、クロージングへ向けての最終段階に入ります。
諸条件について調整が整った段階で最終契約書を締結し、譲渡を実行します。
【譲渡側】手続きの流れ
<ソーシング案件化フェーズ>
譲渡側は、概要のヒアリングと簡易評価までは無料で受けられます。
その後、実際に譲渡に向けて動き出すには、オンデックとのアドバイザリー契約を締結して資料作成を開始します。
この際、資料作成料の支払いが必要です。
<マッチングフェーズ>
作成したノンネームシートや企業概要などの資料によって候補先の探索を開始します。
候補先が現れたら、質疑応答やトップ面談を行い買収側の買収意向に応じるか否かを判断します。
<エグゼキューションフェーズ>
買収意向に応じる場合には、基本合意書を締結し最終的な条件調整に入ります。
運営体制や従業員、取引先との事実上の調整を終えると、最終契約を締結して譲渡実行となります。
オンデックの対応業種
オンデックの対応業種については、基本的に制限はありません。
実際の成約事例としては、製造業、建設業、運輸業、卸売業、旅館業、IT・通信業、サービス業、人材派遣業などが挙げられます。
オンデックでは長年の実績により、さまざまな業種に対応可能です。
業種にかかわらずM&Aに興味のある企業の方は、問い合わせてみると良いでしょう。
具体的な成約事例については、オンデックの公式サイトで確認できます。
オンデックのサービス対応範囲
オンデックでは、事業承継型M&Aとイグジット型M&Aのいずれについても、相談の段階からクロージングの段階までのワンストップサービスを提供しています。
買収側は、買収ニーズの整理段階から、譲渡側は希望条件の整理段階からの相談が可能です。
最初から最後までコンサルタントがサポートしてくれるため、手続きを進めるうえでの心配ごとは、都度相談できるでしょう。
さらに、オンデックでは、M&A支援の経験を生かしたMBO支援
(子会社(事業部門)の経営陣が事業の継続を前提として、親会社・オーナーから株式・経営権を買い取り自ら企業のオーナーとなるM&A)のサービスも提供しています。
その他のよくある質問
ここでは、オンデックに対するよくある質問に回答していきます。
平均成約期間は?
オンデックが取り扱う案件の平均成約期間は3か月〜1年程度です。
当然のことながら、成約期間は事例によって差があります。
平均は3か月から1年ほどですが、最短で1か月で成約した事例がある一方で、成約まで2年ほどかかった事案もあります。
オンデックの情報セキュリティ対策は?
オンデックでは、買収側に資料を提供する際に秘密保持契約を締結し、限られた担当者以外には資料を開示させないことが徹底されています。
M&Aが実行段階に移行した後も、秘密保持には常に気を配り、双方と協議のうえ適切なタイミングで情報を開示する方針となっています。
オンデックは上場している?IPOはいつ?
オンデックは、東証グロース市場に上場しています。
上場日は、2020年12月29日です。
オンデックのIR・決算資料はどこから見られる?
オンデックのIR・決算資料は、下記の公式ページリンクでご確認ください。
株式会社オンデック IR情報
海外案件の取り扱いはある?
オンデックでは、海外と取引のある企業や海外に子会社を持つ企業の取り扱いはありますが、海外法人をM&Aの対象とする海外案件の取り扱いはありません。
オンデック代表の久保氏の経歴や人物像は?
久保氏は、1976年生まれで最終学歴は関西大学商学部卒です。
その後、JCBや上場商社への転職を経て、2005年にオンデックを創業し現在に至ります。
2021年創設の一般社団法人 M&A仲介協会へは理事として参画されています。
上場企業経営者が出演するYouTubeチャンネルでも紹介されています。
まとめ
このページでは、M&A仲介会社のオンデックについて、評判や特徴を紹介しました。
オンデックは、中小企業M&A支援に特化した実績ある仲介会社です。
口コミ調査の結果、コンサルタントの熱心さを評価する声も多くありましたので、今回の記事を参考に検討してみてください。