高校通知表の正しい見方を解説!評定・観点別・単位数が入試にどう影響する?
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「高校の通知表の見方がわからない」と、悩んでいませんか?
高校の通知表は、学業成績だけでなく、日常の学習態度や進路選択においても重要な役割を果たします。
しかし、内容や見方がよくわからずに、困っている親御さんや生徒も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、高校通知表の基本的な見方や、入試にどのように影響するのかを詳しく解説します。
また、2023年からの変更点や、推薦入試を見据えた場合の目標設定についても触れ、通知表の見方でよくある間違いなども解説していくので、通知表について不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
高校通知表の見方
高校の通知表には、「評定」や「観点別学習状況」、「習得単位数」といった項目が記載されています。
ここでは、それぞれがどのような意味を持ち、入試にどう影響するのかを理解し、自身の学習計画や進路選択に役立てていきましょう。
評定とは?5段階・10段階での見方
通知表で最も注目すべき項目のひとつが「評定」です。
各科目の成績を5段階または10段階で評価したもので、多くの高校では5段階評価が採用されていますが、一部では10段階評価が使われています。
定期テストの結果だけでなく、日々の授業態度や提出物なども含めた総合的な評価で、推薦入試や一般入試の際に、学校側が提出する調査書にも記載される重要な項目です。
5段階評価
評定は、1–5の5段階で評価され、5が最も高い成績を示します。
評定平均を計算する際には、全教科の評定を足し、科目数で割るのが一般的です。
10段階評価
10段階評価の場合、自分で5段階評価に直してから評定平均を出す必要があります。
たとえば、10段階の評価をそのまま半分にする方法がありますが、この変換方法は高校によって異なるため、正確な計算方法を知るには担任の教師に確認するのがベストです。
観点別学習状況とは
高校の通知表で「ABC」と記載されている部分を見たことがある人もいるでしょう。
これは、各科目の学習状況を「知識・技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」という観点から評価したもので、「観点別学習状況」と呼ばれています。
観点別学習状況は、生徒の学習成果をより詳細に評価するための指標で、通常以下の3つの観点から評価されます。
- 知識・技能:教科の基本的な知識や技能をどれだけ身につけているか
- 思考・判断・表現:学んだ知識を活用して、課題を解決する力や自分の考えを表現する力
- 関心・意欲・態度:授業や課題に積極的に取り組む姿勢
これらは通常、A(十分満足できる)、B(おおむね満足できる)、C(努力を要する)の3段階で評価されることが多く、評価は定期テストの結果だけでなく、授業中の発言や提出物の内容、グループワークでの貢献度なども含めて総合的に判断されます。
観点別学習状況の評価は、生徒自身が自分の強みや弱みを把握するのに役立ちます。
たとえば、「知識・技能」はAだが「思考・判断・表現」がBという評価であれば、知識を活用して問題を解決する力をさらに伸ばす必要があることがわかるでしょう。
自己分析にも役立つ項目です。
習得単位数とは
習得単位数は、各科目で定められた学習内容を修得したことを示す数値です。
高校では、卒業するために必要な単位数が定められており、通常は74単位以上と定められています。
単位の修得には、出席日数や成績が関係しており、出席日数が不足したり、成績が一定基準に満たない場合、その科目の単位を修得できないこともあります。
習得単位数は、学年が上がるごとに累積されていきますが、3年間で必要な単位数を修得できないと、卒業が困難になる可能性があるため、各学期の通知表で習得単位数をしっかりチェックしておきましょう。
高校通知表の見方で2023年から変わった部分は?
2022年の学習指導要領改訂により、2023年から高校の通知表の評価方法に変更がありました。
従来の定期テストの結果だけでなく、日々の授業態度や提出物、課題への取り組み姿勢なども評価の対象に加わったため、今後気をつけるべきポイントを以下にまとめました。
しっかり確認し、対策していきましょう。
評価方法
多様な評価方法の導入により、定期テストだけでなく、小テスト、レポート、プレゼンテーションなどへの姿勢も評価の対象となりました。
日々の授業態度や提出物や課題への取り組みも重要です。
これにより、生徒の学習プロセスや成長をより多角的に評価することが可能になりました。
日常の学習態度の重要性
従来以上に、日々の授業への参加態度や課題への取り組みが重視されるようになりました。
そのため、テスト期間だけでなく、授業に積極的に参加し、課題をきちんとこなし、わからないところは先生に質問するなど、より真剣に学習に取り組む必要があります。
推薦入試への影響
推薦入試の場合、一般入試に比べ、通知表や内申書の内容は合否の大きな判断材料となります。
定期試験の成績はもちろんのこと、高校一年生の頃から通知表などの評価を意識し、日々の授業態度や学習への真剣な取り組みをアピールすることがより重要となるでしょう。
逆に学習態度が良好であれば、推薦入試でも好評価を得やすくなるので、目指すポイントは明確になります。
大学の推薦入試を見据えた場合評定平均は4.0以上のラインを目指す
推薦入試を目指すなら、評定平均は高いに越したことはありません。特に、4.0以上のラインは目指したいところです。
なぜなら多くの大学では、推薦入試の際に一定以上の評定平均を定めており、評定平均が低いと受験資格が得られない可能性があるからです。
また、競争率の高い大学では、さらに高い評定平均が求められることがあるため、推薦入試を視野に入れている生徒にとっては、より高い評定平均を得ることが重要となります。
学校推薦型選抜の指定校推薦の場合
指定校推薦は、高校と大学が連携して行う推薦入試です。
高校の推薦枠を得ることができれば、比較的スムーズに大学に進学できますが、指定校推薦を受けるためには、高い評定平均だけでなく、学校での活動実績や人物評価も重要となります。
多くの場合、評定平均3.5〜4.0以上が求められますが、人気校の指定校推薦枠を狙うには、既定の評定平均よりもさらに高いレベルでの競争となる場合もあるため、より高い評定平均を目指す必要があります。
学校推薦型選抜の公募推薦の場合
公募推薦は、大学が公開している基準を満たす生徒が応募できる制度です。
人数制限などはなく、条件を満たしていれば誰でも応募できるため、指定校推薦に比べて競争率は高くなります。
多くの大学が評定平均4.0以上を出願条件としているため、評定平均が低いと受験資格が得られないので注意が必要です。
他にも、志望理由書や面接での表現力も求められます。
総合型選抜の場合
総合型選抜は、学力試験以外の多様な選抜方法で評価する入試制度です。
評定平均の基準は他の推薦入試ほど厳しくないことが多いですが、高い評定平均は有利に働きます。
総合型選抜では、生徒の個性や特定の分野での優れた能力、学習意欲などが重視されます。
高校通知表の見方でよくある間違い
高校通知表を正しく理解することは、今後の学習計画を立てる上でとても大切です。
しかし、多くの生徒や親御さんが間違った通知表の見方をしてしまっています。
ここでは、高校通知表の見方でよくある間違いとその解説を紹介していくので、しっかり確認してみましょう。
評価項目の詳細を確認しない
各科目には「知識・技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」などの評価項目が細かく設定されており、それらを総合的に判断して評定がつけられます。
しかし、多くの生徒や親御さんは詳細を確認せず、通知表全体の評定だけを見がちです。
これでは、学力面だけに焦点を当てることになり、生徒の総合的な能力や成長を見逃してしまう可能性があります。
評価項目の詳細を確認することで、生徒の強みや弱みをより正確に把握し、効果的な学習計画を立てられるようになるので、しっかり確認するようにしましょう。
「欠席や遅刻の影響」を見落とす
通知表の評価は、学力だけでなく出席状況や態度にも影響されます。
「成績が低い=学力不足」と判断しがちですが、遅刻や欠席が多い場合に評価が下がることを見逃しているかもしれません。
出席状況は、生徒の学習態度や責任感を示す重要な指標として捉えられており、特に推薦入試では学力以外の要素も重視されるため、必ず見落とさないよう注意しましょう。
評定平均値(内申点)の重要性を軽視する
推薦入試では、通知表に基づく評定平均値が重要な選考基準となります。
しかし、一部の生徒や保護者は「評定平均が少し低くても他で補える」と考えがちです。
実際に大学によっては、指定された評定平均を満たしていない場合に書類選考の段階で不合格となることもあります。
そのため、全教科のバランスを意識し、評定平均値を高く保つことが大切です。
特に推薦入試を考えている場合は、早い段階から評定平均値の向上を意識した学習計画を立てていきましょう。
特定の教科に偏った評価を重視する
「志望学部に関連する科目の成績が良ければ十分」と思い込むことがありますが、多くの大学では推薦入試の際に全教科の平均を評価します。
特定の教科が優れていても、他の科目の成績が著しく低いと、推薦基準を満たさない場合があるので注意が必要です。
バランスの取れた学習を心がけ、全教科の成績向上を目指していきましょう。
特に不得意科目の克服に力を入れることで、評定平均値の大幅な向上が期待できます。
さらに効果的な学習方法について知りたい方は、こちらのコラムもぜひ読んでみてください。
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高校の通知表は、進路選択において重要な指標となります。
評定、観点別学習状況、習得単位数などの要素を正しく理解し、自身の学習状況を適切に把握することが大切です。
特に推薦入試を視野に入れている場合は、評定平均4.0以上を目指していく必要があります。
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この記事の著者 川俣 菜摘
大学では生化学分野を専攻。
同時期に学習塾にて、小学生から高校生まで幅広く指導・学習相談を担当。
留学やワーキングホリデーの経験あり。
現在はこれまでの経験を活かし、教育・旅など様々なジャンルでの記事執筆や、SNSでの発信活動などを行っている。