勉強法・中学

高校受験に向けての英語の勉強法を知ろう!

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みなさんが高校受験をする際に、「英語」という科目は避けられない科目の一つです。しかし、数学や社会などの科目とは異なり勉強方法が比較的不明確だと感じる科目だと思います。

今回のコラムでは、英語の高校受験対策をいくつかご紹介します。また、間違った勉強法について指摘もするので、是非最後まで読んでみてください。

受験本番までのスケジュールについて

中学1-2年生までに行うこと

中学1-2年生の間は、基礎固めをきちんとすることが1番重要です。文法の理解度と英単語を暗記した数によって、試験結果に差が出ます。受験生になると文法や単語勉強に加えて、長文読解やリスニング対策も同時並行で勉強しなければいけません。そうなると必然的に文法や英単語の勉強に割く時間は減ってしまうので、2年生までにこれら2つの勉強を重点的に行いましょう。ですのでまずは、学校の定期テスト等できちんと点数を取ることが出来るように勉強を始めてみてください。

中学3年生の夏まで行うこと

中学3年生の夏までに行うことは、中学1-2年生までの内容の総復習と単語の暗記勉強です。総復習をする際に、どこの分野がどの程度理解出来ているのか/いないのかを知ることが大切です。このタイミングで苦手分野を洗い出し、復習をして苦手な項目を減らしていきましょう。また、語彙数を増やすことにも努めてください。慣れ始めてきたら、少しずつ長文読解を始めても良いでしょう。中学3年生の夏までは、部活動などであまり時間が割けない学生も多いと思います。単語の暗記をする際には、隙間時間を有効活用してみてください。

中学3年生9月以降に行うこと

中学3年生の9月以降にメインで行うことは、長文読解の問題を解くこと+過去問を解くことです。受験勉強を本格的に始め、時間が割けるようになってきたら長文を解くことに時間をかけてください。この時期までに文法や単語が一通り完成していれば良いのですが、そうではない場合の方が多いと思います。長文読解をする際に分からない単語や文法があったら、随時確認してチェックしましょう。このように少しずつ出来なかった項目を減らしていくと、文章も読めるようになります。そして、過去問もこの時期からチャレンジしてみてください。その学校の問題形式に慣れるようなることと時間内できちんと解き終わるようにすることが重要です。

「単語、リスニング、読解、過去問の使い方」については、後の章で詳しく説明しているので、是非みてみてください。

単語の勉強法

第1章で、「受験対策としての単語の暗記方法は長期的に記憶に残るよう継続的に勉強すること」が重要であるとお伝えしました。継続的に勉強をしなければいけない理由は、長期記憶に留めなければいけないからです。これを読んでくださっている方の中には既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、エビングハウスの忘却曲線は時間と記憶の関係性について科学的に説明をしています。人は新しい知識を脳に蓄えた際、

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 9時間後には64%忘れる
  • 1日後には67%忘れる
  • 2日後には72%忘れる
  • 6日後には75%忘れる
  • 31日後には79%忘れる

ことが明らかになっています。つまり、1日後に覚えている内容は全体の33%のみということになり、1週間後にはたったの25%のみということになります。一度詰め込んだ知識を持続的に脳に残すには、短時間でも良いのでその知識に継続的に触れることが重要です。

2日後、1週間後、1ヶ月後と復習をするだけで記憶の定着率が一気に上がります。一見面倒臭いように見えますが、仮に復習をしないとまた1から勉強し直す必要があり、結果的にそちらの方が時間のロスに繋がります。

「いかに効率よく知識を詰め込み、それを長期記憶に留められるか」。これが後の合否結果に大きく関わっていきます。

単語の勉強は人それぞれ合う方法、合わない方法があると思うので、今から3つ方法を紹介しますので、参考にして自分に一番合う方法を見つけてみてください。

1つ目:単語帳を1日20-40回回す方法

やり方は簡単で、1単語につき30秒かけて意味を理解し、頭の中で例文を作ります。これを1日に何回もこなすことで記憶に定着しやすくなります。最初の10回まではとてもきついと思いますが、それを超えるとどんどん頭に入っていくようになります。ただし、目で文字を追っているだけでは意味がありません。例文を作ったり、声に出して脳を刺激することで効果が出てきます。また定期的に紙に例文を書くなどして、定着度を確かめましょう。

2つ目:人に説明する

これは単語の勉強方法をして、一番速度は遅いですが確実に脳に定着します。なぜなら、人は他者に説明することで約9割の内容を記憶することが可能であることが記憶のピラミッドでも証明されているからです。その単語を使って、他の人に例文を言うなどのアウトプットを行うことで、その言葉の表面的な意味だけでなく、ニュアンスも掴めるようになります。ニュアンスが掴めるようになると、英作文やスピーキングなどアウトプットの場で積極的に使えるようになるので、おすすめです。

3つ目:声に出しながら単語を書く

英単語と意味を声に出しながら書くことで、3つの五感が刺激されるので定着率を上げることができます。この作業もただ書くことに手中してしまうと、定着度が下がってしまうので、声を出すことに意味を理解しながら進めていきましょう。

筆者のおすすめの方法は、まず単語帳を何回も回し、覚えられない単語をピックアップし、アウトプット(人に説明する、例文をいくつか作る、紙に書いて覚える等)をすることです。覚えやすい単語と覚えにくい単語を差別化し、自分の中で知っておくことはとても大切です。覚えにくい単語を明確に知っておくことで、どの単語に時間をかければ良いのかわかるので、非常に勉強効率が上がるからです。

リスニング

リスニングは、どこが聞き取れてどこが聞き取れないのかをきちんと知ることから始まります。加えて、聞き取れなかった原因を知る作業も行う必要があります。だからこそ、「ただ浴びるだけ」の学習は意味がありません。

効果的にリスニング対策を行うには、差別化をすることが大切です。差別化とは具体的に、一度何も見ずに音声を聞き取った後に、原稿を見ながらもう一度音声を聞いて、どこが聞き取れなかったかを知る作業になります。これを行うことで、具体的にどこが聞き取れなかったのか、原因はなんだったのかを知ることが出来ます。

聞き取れなかった原因について(例)

1. 知らない単語だった

2. 知っていた単語だったが、発音がわからなかった

3. a, an, theなど音が繋がっている言葉が混じっていたため、聞き取れなかった

以上のように原因がいくつかのタイプに分けられると思います。知らない単語だった場合は、その単語をその日中に覚えるようにメモをしておきましょう。発音がわからなかった場合は発音記号を確認しながら、もう一度音を繰り返し聞いて耳に定着させましょう。3については、ディクテーションが効果的です。ディクテーションとは、音源を聞く際に、自分が聞き取れている単語を紙に全て書き出し、正しく識別しているか確認することです。聞き取れなかった部分は、何度も聞き直しを行ったり、実際に発声したりすると聞き取れるようになります。是非試してみてください。

読解について

受験問題の大半を占めると言っても過言ではない、読解の方法について最後に紹介していきたいと思います。

英文法について

長文読解では、必ず英文法について問われる問題があります。受験で出される問題は中学1年生から3年生までの集大成ですので、文法の基本事項は抑えられるようにしましょう。動詞の変化、関係代名詞、to不定詞・動名詞の3項目は特に出題頻度の高い項目になっているので、要チェックです。文法問題でわからないところが出てきた場合は、一度教科書や参考書に戻って他の類似問題を解くなどして、わからない部分を少しずつなくしていくのがコツです。また、学校によっては毎度同じような問いを聞いてくることもあるので、そこの範囲は重点的に押さえておきましょう。

問題の形式を知る

先述したように、出題された問題の形式や範囲を把握することは効果的な戦略です。形式については、ある程度過去問の数をこなさないと見えてこないので、まずは志望校の過去問を解いてみて、コツをつかんでいきましょう。そうすることで、今の自分が勉強すべきことが浮き彫りになります。

例えば、「文法の並び替えの問題でいつも間違えてしまう」とすると、それは英文法の構成を十分に理解できていないことがわかります。更に細かく見ていくと、「to不定詞は出来ていたけど、関係代名詞の置く場所が間違っていた」など自分の弱みが炙り出されます。ここまで原因分析ができれば、あとはその弱点を強化する作業を行います。基礎事項を確認したら、他の類似問題を沢山解いて、流れを掴みましょう。

過去問の使い方について

実際に過去問を解き始めるといっても、具体的に何をやるべきなのでしょうか?始めるに当たり、いくつかポイントがあるのでご紹介いたします。

1.過去問を解く目的: 志望校の傾向を知る

過去問を解く1番の目的は、その学校の出題傾向を知ることです。出題傾向を把握することで、どのような形式の問題がどのタイミングで出るかを予想出来るようになります。そうなることで、時間配分を正確に出来るようになったり、どのような練習問題を解けば良いのかを知ることができます。

2.志望校の過去問について

あなたが志望する学校の過去問については、最低5年分は解きましょう。5年分と聞くと量が多いと思うかもしれませんが、量をこなすことで傾向を正確に把握することが出来ます。また、演習を重ねることで問題への対応力も上がりますので頑張ってみてください。

3.併願校の過去問について

志望校以外でも受験を考えている学校の過去問については3年分は解くことをオススメします。模試などの判定で合格ラインにいる人でも、入試本番でその点数が取れるとは限りません。問題が難化する可能性も十分ありますので、過去問を解いて本番に備えておきましょう。

4.受験校以外の過去問について

志望校・併願校の過去問を一通り時終わり、復習も終わったという方は更に力をつける上で受験校以外の過去問を解くことを勧めます。特に受験校と同等レベルの学校の問題を解くことで更に対応力を身に付けることが出来るので、余裕がある方は是非受験校以外の過去問を解いてみてください。

5.過去問の解き方について

試験の構成はほとんど変わらない場合が多いです。例えば試験の最初に必ず発音記号の問題が出題されるなどです。学校によってそれぞれ構成の特徴があるので、それらを把握した上で本番に合わせて解くことが重要です。大問1は文法問題だから〇〇分以内に解いて、大問2は〇〇分かけようと言った具合に、より本番の環境に合わせて問題を解いて備えましょう。以下ポイントごとにアドバイスをまとめてみました。

-制限時間以内で解く-

過去問を解く際には、必ず時間を測って解いてください。問題がどれだけ解けるのかを知ることも大切ですが、それ以上に時間内で何問解けるのかということが重要だからです。最初の方は、時間以内に解き終わることが出来ないかもしれません。そういった場合は、解けなかった部分は得点対象外にして、解けた部分で何点取れたかを確認してみましょう。解けなかった問題については、採点前に解いてみましょう。

-採点をする-

解き終わった後にすぐ採点を行いましょう。すぐやることの理由は、問題の手応えだったり、どこが分からなかった等試験内容の詳細を覚えているからです。丸つけを行う際に○×をつけるだけでなく、解けそうだった問題に印を付けておきましょう。どれだけ惜しかったかを知ることで次回以降のミスを減らすことにつながります。

-復習のやり方-

過去問演習を行う上で1番大切なのは、復習をすることです。特に解けなかった問題&解けそうだった問題については、どこまで理解していてどこが分からなかったのかを考えてみてください。この確認作業や解き直しの作業はめんどくさいかもしれませんが、これをやると飛躍的に点数が伸びるので挫けずに頑張ってみましょう。解説を読んでも分からない問題については、先生にどんどん質問しましょう。また、単元の復習も一緒に行っていきましょう。

今回のコラムでは高校受験の英語の勉強法・対策法についてご紹介しました。初めての受験で不安や心配事が尽きない方は多いと思います。

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