中学受験を目指す親子にとって、小学校低学年の時期をいかに有意義に過ごすかは悩みのタネになりがちですよね。

ほとんどの中学受験生は小学4年生ごろから塾に通い本格的に受験勉強に入ることが多いのですが、受験に成功するにはそれ以前の過ごし方も重要。高学年の勉強だけではなく、低学年のうちから勉強に向かう姿勢などを意識しておくことが大事なんです。

このコラムでは、将来中学受験を狙う小学校低学年の子どもに対して、やっておくべきことを項目ごとにいくつかアドバイスしていきます。

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【中学受験】低学年からやっておくべきこと6つ

中学受験のための塾に入るのは小学4年生からというパターンが最も多いのが現状。逆に言えば、それまでの期間は受験のための下準備をおこなっておくのが大切です。

低学年の間にやっておいたほうがいいこととして、以下6つが挙げられます。

  1. 机に座る習慣をつける
  2. 本屋さんに連れていく
  3. 身の回りのインテリアに簡単な勉強を取り入れる
  4. いいところをたくさん褒める
  5. 低学年向けの塾に通う
  6. 親子で出かける機会を作る

1.机に座る習慣をつける

中学受験に向けて、勉強に取り組む習慣をつけるのはとても重要です。

個人差はありますが、高学年になってから塾で受験勉強を始めても「机に座って勉強する」という行為が日常生活の中で身についていないと非常に苦労します。中学生になっても高校生になっても長時間机に座って勉強をする集中力を保つのはかなり大変で、学年が上がるほど習慣づけるのに時間がかかるようになります。

学校から帰ってきた後も勉強をするのを当たり前にしておくためにも、早い時期から家で一定時間勉強をするようはたらきかけるとよいでしょう。

勉強する内容は学校の宿題でも漢字練習やドリルでも構わないので、一日の生活サイクルのどこかで机に座る時間を設けて、終わったら遊び、などのルールを決めておくのがおすすめです。

ただし、勉強が終わった後のご褒美を強調しすぎないように気を配るのも大切

心理学的に、人間はいいことをした時に報酬を与えると報酬がなくなったときに行動しなくなるという現象(アンダーマイニング効果)が起こることがわかっています。「宿題をしたらおこづかい」「テストで100点を取ったらゲーム」などの報酬を日常化しすぎると、勉強が報酬のための手段となってしまいます。かえって子どもの興味を削いでしまう可能性があるので、ご褒美の与えすぎには注意してください。

2.本屋さんに連れていく

中学受験でもその後の勉強でも「文章を読み、適切なスピードで内容を理解・処理する」という力がとても大切になってきます。国語はもちろん、その他の科目でも「問われている内容を理解して自分なりに答えを導き出す」過程をスムーズにおこなう能力を早いうちから身につけておくとのちの学習に有利になります。

読解能力や情報処理の速度は多くの場合一朝一夕では身につかないことが多いです。ですので、読解力向上のために自分から好きな本を探して読んで内容を自分の中で深める作業ができるようフォローしてあげるとよいでしょう。

特に低学年のうちは親が本を決めるのではなく、本屋や図書館で「自分の好きなジャンル」を見つけて手に取ってみるという体験ができるとなお良いですね。

小説にしろアニメにしろ、同じコンテンツを繰り返し見ていると徐々に内容が身についていきます。漢字の読み書きはこういった自然な反復行動で定着させるのが理想的でしょう。

中には文字を読むのが苦手な子どももいますが、そういった場合は無理をさせて読ませる必要はありません。文章を読むという行為が子どもにとって罰になってしまわないよう、YouTubeの動画に字幕をつけるなどの工夫をして自然に「読んで理解する」力をつけられるといいですね。

3.身の回りのインテリアに簡単な勉強を取り入れる

塾に通い始めるのは高学年になってからが多いため、本格的な詰め込み学習を小学校低学年のうちにおこなう必要はありません。ですが、日常生活の中にさりげなく勉強に役に立つコンテンツを忍び込ませるのは意外と効果的です。

具体的には「お風呂に九九のポスターを貼っておく」「トイレの壁にひらがな表を飾る」「おもちゃの中に地図のパズルを入れてみる」などがよいでしょう。

身近にあるものに興味を示す子どもは多いので、そこから疑問を広げたり「九九全部言えてえらいね!」などの褒め方をして、より記憶の定着や興味関心を深められるようにはたらきかけてあげると、勉強の楽しさが自然に身につきやすくなります。

また、子どもが何に興味を示したかで苦手得意を認識しやすくもなります

例えば壁に貼った世界地図のポスターに興味を持ったら、各国の国旗や国の情報が書かれている図鑑を買ってみると興味を広げるきっかけになるかもしれません。

逆に苦手なものを子どもに意識させて、無理に学習させようとしなくてもいいですが、勉強として身につける必要があるときに時間をかけて一緒に練習をしたりといったフォローがしやすくなります。

4.いいところをたくさん褒める

「勉強ができるようになってほしい」と思うあまり焦って子どもを叱ってしまうのはあるあるですよね。しかし、子どもの将来への下地を作るためには少しでも褒めてあげるのが一番です。

テストで良い点を取ったとき、音読が上手にできたときなど、なんでもいいのでとにかく「すごいね!」「いい感じだよ!」と積極的に褒めるようにしましょう。

ゲームやおこづかいなどの報酬を与えるのは長い目で見ると逆効果になってしまうことも多いのですが、「褒める」という行為はとても良い効果をもたらします。

人間は褒められるとその行為自体が「良いこと」「やりたいこと」であるように感じやすくなります(内発的動機づけ)。つまり、褒めることが「勉強って楽しい!」と思えるとてもいいきっかけになるんです。

何時間も机に座って勉強して、偏差値や合格という結果を求められる受験勉強は子どもにとって過酷な経験になりがちです。

勉強が楽しいと思える下地がない状態でそのようなストレスにさらされると、勉強に対して拒否感を抱いてしまうことも少なくありません。

勉強に対する抵抗感を失くすためにも、「勉強をしたら褒めてもらえる」という強力な動機づけを与えておくことはとても重要です。

5.低学年向けの塾に通う

先ほども説明した通り低学年のうちから塾に通うのは必須ではありませんが、環境づくりの一環として、中学受験をする子どもたちと日常的に関わる機会を作るために、早いうちから塾に通っておくのもよいでしょう。

特に通っている小学校で中学受験をする子どもが少ない場合は有効的です。まだ自我が芽生えきっていない子どもにとって、受験勉強を円滑に進めるために必要なのは「勉強するのが当たり前」だと思える環境だからです。

大人でも、周りと違うことをするのはかなりエネルギーが必要ですし、逆に同じような環境の人がいると頑張ろうと思えますよね?

一緒にダイエットしようと言ってくれる人がいると減量が成功しやすいのと一緒です。子どもも周りの環境が勉強に適していると思えば、自ずと受験勉強に取り組んでくれるようになりやすくなります。

低学年向けの塾に通えば自然と中学受験をする子どもと関わる機会が増えるので、そういった意味で非常に効果的です。

また塾に通うことで、早い段階から受験に対してアドバイスしてくれる先生がついていてくれるというのもメリットの一つです。

塾の先生にも人によって合う合わないがありますから、早い段階から子どもや親に合った塾を探して安心して任せられる環境を整えることもできます。

6.親子で出かける機会を作る

中学受験がそれ以降の受験と大きく異なるのは、親子関係が非常に大切になってくるという点です。

受験を切り抜けるための強固な親子の信頼関係を築くためにも、低学年のうちは特に子どもと接する時間をたくさん取ることが必要です。

ごく一部のずば抜けた能力や学習への興味を持つ子どもを除けば、中学受験は基本的に「親の言うことを聞ける」子が成功しやすい傾向にあります。

中学に上がる前の子どもの多くはまだ思春期を迎えていません。自分の意志や他の子と違う自分らしさを求める自我を持つ前の段階ですから、高校受験・大学受験と違って自分で勉強する強い動機を持っていることは非常にまれです。

実のところ、「親と先生の言う通りなんとなく勉強していたら合格していた」というパターンがかなり多くなると言えます。

ですので、受験勉強を円滑に進めるためには、無条件で子どもに信頼してもらえる親子関係を普段からしっかり築いておくことが特に低学年のうちは一番大切

勉強に対する意欲や興味をできるだけ育てることも大切ですが、とにかく子どもと楽しくポジティブに関わる機会を作っておくと受験期の親子関係の下地をしっかり固めておくことができます。

【中学受験】低学年で大事なこと

中学受験のために低学年からやっておくべきことをご紹介しましたが、重要なのは下記2つです

「勉強するのが当たり前」と思えるような環境

低学年で大事なのは、勉強が当たり前だと思えるような環境を作っておくことです。低学年向けの塾に通ったり、本や家の中のポスターなどを通して生活の中に受験や勉強をさりげなく入れることで、自然と子どもが勉強に向かえるようにフォローしてあげることが重要だといえます。

逆に、勉強を強制したり、低学年のうちから難易度の高い詰め込み学習をさせることはおすすめできません

子どもが興味を持ったことを自然と覚えられるようにしてあげるのはとてもいいことですが、「勉強が嫌」と思ってしまうような叱り方をしてしまわないよう気をつけてください。

親の側も低学年のうちは特に気負いすぎず、子どもが勉強を楽しいと思えるように、積極的に褒めてあげられると受験勉強前の強い下地になります。

良好な親子関係

勉強に関わらず、親子間の良好な関係も非常に重要です。もっと先の話をすると、中学受験以降の子どもは徐々に自分らしさや自分なりのやりたいことを考えるようになり、親から自立するようになります。

逆に言えば中学受験期はそのような自我が育ちきっていない状態でいかに勉強に取り組めるかが大事なので、親の綿密なフォローは不可欠。中学受験が「親子の団体戦」と呼ばれるのも、親との関係性が特に重要な受験だからです。

子どもにとっても親にとっても中学受験はとても大変なイベントです。そのことを念頭に置いたうえで、心に余裕を持って子どもと接することができるかどうかがのちのちの受験期に大きく響いてきます。

特別なことをするというよりも、より自然に普段から楽しく勉強ができるかが大事になってくるということですね。

毎日の生活リズムの中に机に向かう時間を設けて勉強習慣をつけておき、将来塾に通って勉強するときに「大変」「つらい」ではなく「楽しい」「がんばろう」と思えるように子どもを育てようと意識してみましょう。

関連コラム:中学受験の勉強法とは?学年別&科目別に基本の勉強方法を紹介

まとめ

早いうちから勉強習慣を身につけるには、「コーチング」を取り入れた勉強をしてみるのも効果的です。

コーチングとは、勉強の内容ではなくやり方やモチベーションの管理を教える方法のこと。勉強だけでなく会社の研修などにも用いられる手法ですが、低学年の学習にも取り入れられます。

子どもが苦手なものに取り組むとき、親では褒めて伸ばすのは難しいこともありますよね。「勉強って楽しい!」を感じられるきっかけをプロに頼って作るのは、そんなときに効果的です。

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関連コラム:【中学受験】成功する子の親/失敗する親の特徴各5選!親がすべきこととは?

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この記事の著者 蔵山 シオリ

蔵山 シオリ

大学卒業後、個人指導塾に就職。

現在は小学生から高校生まで教える塾講師兼WEBライターとして教育系コラムを執筆中。

塾講師としての経験を生かし、勉強のコツや受験に必要な知識など幅広い情報を発信している。

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