中学受験対策を行う塾は多くあり、どの塾に通うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

このコラムでは、中学受験の塾選びで失敗しないためのチェックポイントについて解説していきます。

塾選びでやりがちな失敗例についてもご紹介しますので、ぜひご参考にして、最善の中学受験対策を行いましょう。

中学受験の塾選びで失敗しないためのチェックポイント

まずは中学受験の塾選びで失敗しないためのチェックポイントについて解説します。チェックポイントは下記の3つです。

1. カリキュラム
2. 指導形式
3. 費用

1つずつ確認していきましょう。

１．カリキュラム

塾のカリキュラムは、中学受験対策において最も重要です。

中学受験といっても、「私立中学」「国立中学」「公立中高一貫校」と志望校によって必要な学習は全く異なります。また、学校によって出題範囲や難易度も変わります。

一貫性があるカリキュラムの元学習することで、段階的に難易度を上げながら、着実に志望校合格のための学習が可能です。

同時に、不要な学習をすることなく、効率的に受験対策を行えます。

また、カリキュラムが子どもに向いていそうかも確認しましょう。

塾によっては、復習がメインなのか、予習がメインなのか異なります。また、授業進度も塾によって差があります。

進度に差が生じやすい中学受験では、子どもが理解できるまで丁寧に学べる環境が大切です。

無理をして難易度の高い授業を受けたり、理解できていないまま先々進んでしまっては時間の無駄になってしまうのでお気をつけください。

同時に、算数や国語などの主要科目だけでなく、受験に必要な科目を扱っているかを確認することも重要です。

苦手科目の補習や個別相談ができるかどうかも検討ポイントとなります。

２．指導形式

中学受験の指導形式には、主に「集団指導」と「個別指導」の2つが挙げられます。それぞれメリット・デメリットがあり、子どもに合っているか確認することが大切です。

集団指導のメリット・デメリット

下記は集団指導のメリット・デメリットです。

メリット

• 競争心を高く維持できる
• カリキュラム通り進められる

デメリット

• 一人ひとりの進度に合わせることが困難
• 置いていかれる可能性がある

集団指導に向いている子

下記のような子は、集団指導が向いているといえるでしょう。

• 集団でも質問・発言できる子
• 自己管理能力が高く、家庭学習もできる子
• すでに基礎的な知識が身についている子

個別指導のメリット・デメリット

一方、個別指導のメリット・デメリットは下記のとおりです。

メリット

• 個別の対応ができる
• 自分のペースで進められる

デメリット

• 孤独を感じる恐れがある
• 指導者がバイトの可能性が多い

これらのメリット・デメリットを考慮すると、集団指導と個別指導はそれぞれ下記のような子どもに向いています。

個別指導に向いている子

下記のような子は、個別指導が向いているといえるでしょう。

• 自分のペースで学びたい子
• 質問しやすい環境を望む子
• 他にも習い事などをしている子

ただ、実際に授業を受けてみないと雰囲気などはわからないものです。

多くの塾では、無料体験授業を行っているので、積極的に受講して子どもに合っているのか確認しましょう。

３．費用

授業料以外に発生する可能性のある追加費用やテキスト代、特別講習代、模試代などのトータルコストまでを確認しましょう。

中学受験対策を行う塾の費用は安いものではありません。そのため、費用に関してもしっかり確認した上で入塾しましょう。

最初に考えるべきなのは、塾にどれくらいの予算を割くことができるかということです。

家庭ごとの経済状況や計画に基づいて、無理のない範囲で支出できる額を確認しましょう。明確な予算設定は、無駄な出費を防ぎ、家計を守る助けとなります。

また、塾の費用体系が透明であることが重要です。

透明性があり、予想外の費用がないか確認することで、後々のトラブルを避けられます。

費用は、1ヶ月、1年単位ではなく、受験が終わるまで確認することが大切です。

受験が終わるまで通い続けられるか確認することで、安心して子どもを塾に通わせられます。

なお、高額な授業料が必ずしも高品質な指導を意味するわけではありません。

塾の評判や実績、指導内容と費用のバランスを比較検討することが重要です。

ときにはリーズナブルな塾でも十分なサポートが得られる場合があります。

中学受験の塾選びでやりがちな失敗例3つ

次に、中学受験の塾選びでやりがちな失敗例についてご紹介します。

1. 「大手の有名な塾だから」という理由だけで選んでしまった
2. 通塾の負担が大きすぎた
3. 体験授業を受けずに入塾を決めてしまった

下記で詳しく解説していますので、失敗しないためにもご参考にしてください。

1.「大手の有名な塾だから」という理由だけで選んでしまった

多くの方がやりがちですが、入塾の決め手を「大手で聞いたことあるから」という理由だけで決めてしまってはいけません。

もちろん、大手塾なら合格実績が豊富で、周りの子どもも通っているため、安心できるでしょう。

とはいえ、大手であるからといって必ずしも全ての子どもにとって最適な環境や教育が提供されるわけではありません。

まず、大手塾は一般的に生徒数が多く、クラスが大規模であることがほとんどです。

これにより、個別指導や生徒一人ひとりに合わせたアプローチが難しくなる可能性があります。

また、大手塾は広告や知名度に力を入れているため、その実績や評判が必ずしも個々の教室や講師の質に反映しているわけではありません。

地域や拠点によって、教室ごとの質が異なることも考えられます。

塾の選定においては、実際の口コミや進学実績を確認するなど、具体的な情報に基づく検討が求められます。

さらに、カリキュラムが一律である場合は、子どもの個性や進学先に合わないかもしれません。

一方で、中小規模ながら生徒一人ひとりに合わせた柔軟なカリキュラムを提供する塾もあります。

塾の名前だけで選ぶのではなく、個々のニーズや環境に合わせて検討し、実際の情報を元に選びましょう。

2.通塾の負担が大きすぎた

中学受験の塾選びにおいて、「通塾の負担が大きすぎた」と感じる失敗例は実際にあります。

特に、小学生にとっては移動だけでも体力を消耗する可能性があり、通塾の負担はよく確認することが大切です。

長時間の通塾は生活リズムや睡眠時間にも影響を与え、結果として疲労感や集中力の低下に繋がる恐れがあります。

これは学業においてもマイナスの影響を及ぼすことが考えられます。

なお、交通手段や送り迎えで利用する駐車場代などの負担が加わることで、本来の授業料以外に追加の費用がかかることがあります。

これに加え、学校の長期休業中は、お弁当作りを行うことも必要になります。子どもだけでなく、保護者の方も忙しくなるかもしれません。

さらに、通学中の交通渋滞や天候による遅延も考慮しなければいけません。これが続くと、子どもは学習計画に乱れが生じ、ストレスがかかる可能性があります。

解決策として、オンライン塾という手段も検討すると良いでしょう。アガルート学習コーチングもそうですが、オンラインですべて完結するオンライン塾であれば、自宅で中学受験の対策ができるため、通塾の負担の心配がありません。他にも気になることがありましたら、お気軽にご連絡ください。

3.体験授業を受けずに入塾を決めてしまった

「体験授業を受けずに入塾を決めてしまった」という失敗例もよく耳にします。

まず、体験授業を受けないまま入塾を決断すると、実際の授業スタイルや講師の指導方法、クラスメイトとの雰囲気などが十分に把握できません。

これにより、入塾後に授業スタイルが自分に合わない、理解が難しい、講師との相性が悪いなどの問題が浮き彫りになる可能性があります。

また、受験対策の塾においては、学習環境や教材の充実度も重要です。

ただし、これらは体験授業を通してのみ把握できる情報であり、受講者が実際にどれだけ効果的に学習できるかを評価する上で必要となります。

さらに、体験授業を受けないままの入塾決定は、生徒自身の学習スタイルやニーズを適切に把握できないまま進むことになります。

塾のアプローチが合わない場合、学習効果が低下し、逆にストレスが掛かってしまうでしょう。

そのため、体験授業を受けさせ、子どもの反応や感想を聞きよく話してから決めるのがおすすめです。

入塾前にできるだけ多くの情報を収集し、実際の授業体験を通して納得の行く選択をすることが成功への第一歩となります。

中学受験に成功するにはコーチング塾もおすすめ

いかがだったでしょうか？今回のコラムでは、中学受験の塾選びで失敗しないためのチェックポイントについて解説しました。

もし今も中学受験の塾選びに困っていたら、コーチング塾も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか？

コーチング塾とは、コーチング中心の指導を行っている塾です。

一般的なティーチングだけでなく、コーチングを取り入れることで、学習意欲を向上させ、自主学習も効果的になります。

アガルート学習コーチングは、フルオーダーメイドの学習計画をたて、一人ひとりに合う勉強法を教えてくれるので、勉強習慣が身につき、学力が上がるのでおすすめです。

もちろん無料体験も行っていますので、お気軽にご相談ください。