「名南M&AというM&A仲介会社が気になっているけれど、実際、評判はどうなんだろう?」
と気になってはいませんか?
名南M&Aは名古屋証券取引所に上場している会社で、近年、事業拡大によってオフィスの数も増やしている勢いのあるM&A仲介会社です。
この記事では、仲介業者の候補として名南M&Aを検討している方に向けて、名南M&Aがどんな会社なのか特徴や評判などを紹介します。
名南M&Aの仲介手数料、成約件数などの細かい情報までお伝えしますので、名南M&Aに仲介を依頼するか迷っている方は参考にしてみてください。
目次
名南M&Aの会社概要は?
名南M&Aの会社概要は、次のとおりです。
会社名 | 名南M&A株式会社 |
設立 | 2014年10月2日 |
代表 | 代表取締役社長 篠田康人 |
資本金 | 3億1,000万円 |
上場市場 | 名古屋証券取引所メイン市場 |
所在地 | 名古屋本社〒450-6334 名古屋市中村区名駅一丁目1番1号JPタワー名古屋34階 大阪オフィス 〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜1-2-1 新ダイビル24F 静岡オフィス 〒422-8067 静岡市駿河区南町18-1 サウスポット静岡17階 |
従業員数 | 53名 |
名南M&Aは、株式会社名南経営コンサルティング内のM&Aコンサルティングを手掛ける企業情報部を起源とする会社です。
2019年12月には名古屋証券取引所への上場を果たし、近年も静岡オフィスの開設・移転、大阪オフィスの移転など、事業の拡大を続けています。
東海・近畿エリアを中心に実績を積み重ねているため、東海・近畿エリアでM&A仲介会社をお探しの方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
名南M&Aの評判・口コミ・評価
ここでは、インターネット上で確認できる名南M&Aの評判・口コミ・評価を紹介します。
高い手数料、一切フォローなし、絶対におすすめできません。
Googleレビュー
名南M&Aを実際に利用した方の口コミは、ほとんど見つかりませんでした。
名南M&Aは、東海・近畿エリアを中心とする地域密着のM&A仲介会社で、東海地方ではトップクラスの実績があります。
しかし、M&Aが盛んな東京などの関東エリアには拠点を持っていません。
そのため、利用者の絶対数が少なく、口コミが見当たらないものと考えられます。
利用者からの良い口コミは見つけられないものの、厳しい審査を経て上場している会社で、金融機関や多くの士業とも連携して業務を行っているため、信用による実績を積み重ねている会社と言うことはできるでしょう。
名南M&Aの特徴
ここでは、名南M&Aの特徴を紹介します。
名南M&Aの強み(メリット)
- 東海・近畿エリアを中心に展開
- 医療業界のM&Aに強い
- 専門家によるワンストップ対応
- キャッシュフローの観点を重視した高度なアドバイスをしてもらえる
- 仲介方式orFA方式を選択できる
- フルサービスorスポット対応を選択できる
東海・近畿エリアを中心に展開
名南M&Aは、名古屋に本社を置き、東海・近畿エリアを中心に事業を展開する地域密着型のM&A仲介会社です。
前身を含めると20年以上の歴史があり、東海地方トップクラスの実績を積み重ねています。
M&A仲介会社の大手は東京や大阪を拠点としており、東海地方でM&A仲介会社をお探しの方には、名南M&Aは魅力的な会社と言えるでしょう。
医療業界のM&Aに強い
名南M&Aのグループは、全国で約800件以上の医療機関の経営サポート実績があり、医療業界のM&Aに強い企業です。
医療業界のM&Aには専門知識が必要となるため、経験豊富な名南M&Aであれば安心して業務を任せられます。
専門家によるワンストップ対応
名南M&Aは、名南コンサルティングネットワークの一員です。
名南コンサルティングネットワークは、税理士、司法書士、社労士、弁護士などの士業も所属しており、名南M&Aでは、各種専門家によるワンストップ対応を受けられます。
M&Aを成立させるには、税務や法務などさまざまな専門的知識が必要とされます。
あらゆる分野の専門家からサポートを受けられるのは名南M&Aの強みといえるでしょう。
キャッシュフローの観点を重視した高度なアドバイスをしてもらえる
名南M&Aでは、DCF法(資産が生み出すキャッシュ・フローの割引現在価値をもって、その理論価格とする方法)による株式価値算定サービスやクロスボーダーM&A支援サービスなどが提供されています。
そのため、キャッシュフローの観点を重視した高度なアドバイスが受けられます。
中国や東南アジアのプロフェッショナルと連携して、日本企業の海外進出をサポートすることも可能です。
仲介方式orFA方式を選択できる
名南M&Aのサービスは、譲受企業と譲渡企業の両方を仲介する仲介方式か、どちらか一方の側について支援を行うFA方式のいずれかを選択できます。
自社の事情に合わせて都合の良い方式を選択できるのは、名南M&Aの強みといえるでしょう。
フルサービスorスポット対応を選択できる
名南M&Aでは、全てのサービスを受けるフルサービスだけでなく必要なサービスを選択するスポット対応も選択できます。
多くのM&A仲介会社ではフルサービスを前提としていますが、スポット対応を選択して工数や費用を節約できるのは名南M&Aの強みです。
名南M&Aの弱み(デメリット)
着手金がある
名南M&Aには着手金があります。
近年、大手のM&A仲介会社では着手金無料が主流となっているため、着手金が発生するのは名南M&Aの弱みといえるでしょう。
名南M&Aが着手金を無料としていないのは、M&Aの「意思をはっきりさせる〝踏み絵〟のような意味」があるとのことです。
しかし、着手金が必ず発生するのは、利用者にとってはデメリットの方が大きいでしょう。
名南M&Aの仲介手数料
名南M&Aの手数料について、詳細は公開されていません。
2020年に公開された、代表取締役社長のインタビュー記事では、手数料について、「成功報酬は最低1,000万円、平均で約1,900万円」と回答しています。
着手金や成功報酬の具体的な金額や基準についてはインターネット上では確認できません。
料金詳細が気になる方は、公式サイトの問合せフォームから問い合わせしてみてください。
名南M&Aの成約件数・業績・事例
ここでは、名南M&Aの成約件数・業績・事例を紹介します。
2022年9月期実績
成約件数 |
73件 |
新規受託件数 |
102件 |
コンサルタント人員数 |
53名 |
M&Aアドバイザー1人当たりの売上高 |
3,370万円 |
成約事例
事例①
譲渡企業 |
譲受企業 | |
業種 |
製造業 |
卸売業・小売業 |
年商規模 |
1億円以上3億円未満 |
10億円以上 |
所在地 |
東海 |
東海 |
事例②
譲渡企業 |
譲受企業 | |
業種 |
サービス業 |
サービス業 |
年商規模 |
10億円以上 |
10億円以上 |
所在地 |
東海 |
東海 |
事例③
譲渡企業 |
譲受企業 | |
業種 |
医療・福祉 |
医療・福祉 |
年商規模 |
1億円未満 |
1億円未満 |
所在地 |
東海 |
東海 |
事例④
譲渡企業 |
譲受企業 | |
業種 |
建設業 |
建設業 |
年商規模 |
1億円以上3億円未満 |
1億円以上3億円未満 |
所在地 |
東海 |
東海 |
事例⑤
譲渡企業 |
譲受企業 | |
業種 |
不動産業・物品賃貸業 |
不動産業・物品賃貸業 |
年商規模 |
3億円以上5億円未満 |
3億円以上5億円未満 |
所在地 |
東海 |
東海 |
名南M&Aの手続きの流れ
ここでは、名南M&Aを利用した手続きの流れを譲渡企業と譲受企業に分けて解説します。
譲渡企業の手続きの流れ
- 1.準備段階
譲渡の目的や希望条件についての個別相談を経て、名南M&Aとのアドバイザリー契約を締結します。
その後、譲渡企業の経営資料を元に企業評価資料を作成します。
- 2.探索・交渉段階
提携する金融機関や会計事務所との情報交換により、譲受企業の候補をリストアップします。
マッチングに成功したら、提携条件の調整やトップ面談に進みます。
- 3.契約段階
基本条件について合意が成立したら、基本合意契約を締結します。
その後、デューデリジェンス(買収監査)や詳細条件の調整を経て最終契約、クロージングに至ります。
譲受企業の手続きの流れ
- 1.準備段階
譲受の目的や希望条件についての個別相談を経て、条件にマッチする匿名情報の提供を受けます。
詳細な情報を知りたい場合、名南M&Aとの秘密保持契約を締結して資料の開示を受けます。
- 2.探索・交渉段階
詳細資料の確認後、名南M&Aとのアドバイザリー契約を締結して譲渡企業との交渉を開始します。
- 3.契約段階
基本条件について合意が成立したら、基本合意契約を締結します。
その後、デューデリジェンス(買収監査)や詳細条件の調整を経て最終契約、クロージングに至ります。
名南M&Aの対応業種
名南M&Aの対応業種に制限はありません。
多くの業種について成約実績がありますが、特に医療介護の領域については専門チームを作り注力しています。
また、名南M&Aが所属する名南コンサルティングネットワークでは、財務や労務、法務などの面で800件以上の病院、クリニック運営をサポートしてきた実績があります。
名南M&Aの表明保証保険とは?
名南M&Aは、東京海上日動と表明保証保険の提携をしています。
表明保証とは、譲渡企業が譲受企業に対して、自社の財務や法務などに関する情報が真実かつ正確であることを表明し、その内容を保証することです。
この表明保証保険では、名南M&Aが保険料を負担して、もし情報に間違いがあった場合には東京海上日動が譲受企業に保険金を支払います。
譲受企業としては、表明に間違いがあった場合にも損害が補填されるため、安心して手続きを進めることができます。
名南M&Aについてのよくある質問
ここでは、名南M&Aのよくある質問に回答します。
公認会計士等の有資格者は社内にいる?
名南M&Aが所属する名南コンサルティングネットワークには、公認会計士、税理士、司法書士、弁護士などの専門家が複数所属しています。
名南M&Aは上場している?IPOは?
名南M&Aは、2019年12月に名古屋証券取引所の現ネクスト市場に上場しました。
翌年12月には名古屋証券取引所メイン市場に市場変更しています。
名南M&AのIR・決算説明資料はどこから見られる?
名南M&AのIR・決算説明資料は、下記のリンクから確認できます。
名南M&Aではセミナーが開催されている?内容は?
名南M&Aでは、無料でのオンラインセミナーなどを随時開催しています。
内容としては、M&A成約事例などM&A業界に関わるさまざまなテーマが選択されています。
最新の情報は、名南M&Aの新着情報のコーナーで確認してみてください。
名南M&Aの社長や役員の経歴や人物像は?
篠田 康人氏(代表取締役社長)
篠田氏は、2001年から中小企業M&Aを支援してきたベテランのM&Aプレイヤー。
これまで、100件以上の支援実績のある方です。
ご自身も、中小企業診断士・宅地建物取引士の資格を保有しています。
青木 将人氏(取締役 情報開発本部 本部長)
青木氏は、メガバンクを経て、2005年に名南M&Aに入社しています。
M&Aの支援歴は10年以上。
上場企業やPEファンドの買収案件、業界再編型M&Aも支援されてきました。
取締役経営管理部長として、新規上場及び市場変更業務を担当後、 2021年4月、取締役 情報開発本部 本部長に就任されています。
名南M&Aの主なメンバー・関連人物は?
田村 和紀氏
田村氏は、地方銀行などを経て、2013年に名南M&Aに入社しました。
静岡オフィスを拠点にM&A支援に取り組んでおり、現在は執行役員静岡法人部長を務めています。
北川 智也氏
北川氏は、同志社大学を卒業後、大手地方銀行を経て名南M&Aに入社しました。
銀行でのファイナンス業務の経験を活かし、M&Aのスモール・ミドルキャップ案件を担当しています。
小玉 智之氏
小玉氏は、大手自動車メーカー関連会社を経て名南M&Aに入社しました。
名南M&Aでは、提携先の開拓や、新規事業の企画を担当し、WEBセミナーの企画や講師としての実績も多数あります。
土屋 透氏
土屋氏は、M&A仲介会社ディレクション・プライベート・エクイティの取締役を務める人物です。
2018年から2021年にかけて名南M&Aに在籍しており、50件以上のM&Aを成約に導きました。
本社(名古屋)・拠点(大阪・静岡)のアクセス方法は?
・名古屋本社
JR名古屋駅 徒歩3分
地下鉄東山線・桜通線・名鉄・近鉄・あおなみ線「名古屋駅」徒歩5分
・大阪オフィス
京阪中之島線「大江橋駅」徒歩2分
地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」徒歩5分
JR東西線「北新地駅」徒歩5分
・静岡オフィス
JR 静岡駅 徒歩約 1分
まとめ
名南M&Aは、東海エリアではトップクラスの実績を誇るM&A仲介会社です。
M&Aの成功には、幅広いネットワークが欠かせません。
地域密着で東海エリアに強いネットワークを持つ名南M&Aは、東海エリアでM&Aを検討する企業にとっては強い味方となるでしょう。