「テスト勉強の仕方がわからない」「定期テストでいい点を取る方法がわからない」「テスト勉強のやる気が続かない」というお悩みはありませんか？

このようなケースは、目標が漠然としたままとりあえず頑張っている、あるいは、日々の成果を実感できていないために、モチベーションが下がっている場合が多いです。

今回は、自分に合う目標・計画を設定し、最後までやり切れるテスト勉強の仕方について、4つのステップに分けてご紹介します。

【テスト勉強の仕方】最後までやり切れるようになる４つのステップ

定期テストなどのテスト勉強を最後までやり切り、いい点を取る方法を、4つのステップごとに解説いたします。

次の４つのステップです。

• Step 1　前回のテストを振り返る
• Step 2　テストの目標を設定する
• Step 3　テスト勉強の計画を立てる
• Step 4　テスト勉強を進める

１つずつ解説します。

Step 1　前回のテストを振り返る

最初のステップは、前回のテストを振り返ることです。

「今回は○点とるぞ！」といきなり目標を立てると、「やっぱり無理かもしれない…」と途中で断念してしまう場合も多いのではないでしょうか。勉強以外のことでも、いきなり難しいことに挑戦すると、できずに挫折してしまうことがあると思います。

最後までやり切れる目標設定のために重要なことは、「現状を把握して、課題を知ること」です。そのために、まず前回のテスト結果とあわせて、テスト期間の過ごし方を振り返り、ご自身の課題を探してみましょう。

なお、テストの振り返りは、テストが返却され、記憶が残っている間に行うことをおすすめします。

振り返りを行った結果、例えば、平均点を下回っていた場合、基礎知識を入れる時間が不足している、科目によって点数にバラつきがある場合は、好きな教科ばかり取り組んでいる、などの可能性が高いです。

このように、テストの振り返りを行うことで、ご自身の勉強のクセや課題を見つけることができ、現状を把握することが可能になります。

Step 2　テストの目標を設定する

前回のテストの振り返りが終わり、課題を把握したら、テストの目標設定をしましょう。

この時、継続できる目標設定をするためのポイントは、「少し頑張れば達成できそうな内容にすること」です。基礎が定着していない状態で、高得点をとるために応用問題に挑戦しても、問題が解けずに気落ちしてしまうかもしれません。

では、「少し頑張れば達成できそうな目標」は、どのように設定すればよいでしょうか。

ここでヒントになるものは、Step 1で見つけたご自身の課題です。

いきなり全てをクリアすることは難しいので「１教科でも、ワークを１周から２周に増やして、○点アップを目指そう」など、具体的な行動を入れた目標を、設定してみましょう。

この時、日々達成できるような小さな目標を、科目ごとに設定することもおすすめです。また、部活などで忙しい方は、「通学時間に○○の暗記をする」など、すきま時間の活用方法を工夫してみましょう。

　＜目標設定の例＞

前回の課題	今回の目標
好きな教科ばかり取り組んでいた	苦手な教科も、１日最低○分は勉強しよう
テストで平均点を大きく下回っていた	教科書やワークの基本問題のみ、まず全部解けるようにしよう
選択肢・記述問題が解けなかった	用語を覚えるだけでなく、説明できるように練習しよう
ワークを終わらせることで必死だった	テスト範囲が出る前から、ワークを○ページずつ進めよう

Step 3　テスト勉強の計画を立てる

次のステップは、テスト勉強の計画を立てることです。

みなさんは、いつからテスト勉強を始めていますか？直前まで課題が残っていて「テスト勉強＝提出課題をなんとか終わらせる」という状態になってしまった経験のある方、いらっしゃるかもしれません。

大切なことは「ご自身の状況に合わせて、計画を立てること」です。目標によって必要な習熟度は異なりますし、学校によって、提出課題の量が多い場合や、部活動の休みが取りにくい場合もあるからです。また、知識が定着するまでの時間や、課題を消化するのに必要な時間も人それぞれなので、モチベーションを維持するためにも、ご自身の状況に合う計画が重要となります。

それでは、「自分の状況に合わせて計画を立てる」には、どうすればよいでしょうか。ここでは、ポイントをいくつかご紹介させていただきます。

Step 3-1　勉強量を把握する

一般に、テスト範囲が発表される２週間前ほど前から計画を始める方が多いですが、その前から準備を進めることも可能です。

まず、前回のテスト範囲から、教科書やワークで何ページぐらい進んでいるのか、確認しましょう。またこの時、ご自身の目標を確認しながら、テストまでに何周するのか、また、どのレベルの問題まで復習をくり返すのかも考慮して、ページ数を見積もると、余裕が生まれやすいです。

ここで、授業のペースが遅い場合、ギリギリまで勉強を始めなくても良さそうな気もします。しかし、このようなケースは、前のテスト範囲や、別の課題が課されることもありますので、焦ることのないよう早めに準備をはじめることをおすすめします。

Step 3-2　使える時間を把握する

必要な勉強量を無理なく消化するためには、使える時間を大まかに把握することも大切です。ポイントは、部活や習い事など、ご自身の予定を確認し「たくさん勉強できる日」と「あまり勉強できない日」を分けることです。事前に使える時間が分かると、計画倒れを防ぎやすくなりますし、「後に予定があるから、前倒しで頑張ろう」と、モチベーション維持にも繋がりやすいです。

Step 3-3　実際に計画を立てる

勉強量と時間を把握したら、いよいよ計画を立てていきます。基本的には、日割で課題設定し、たくさん勉強できる日にワークのページを多くするなど配分していきますが、毎日確実に消化できる計画を立てることは、難しいですよね。ここでは、２つのポイントをご紹介します。

　1.「必ずその日にやるもの」を決める

やる気を維持するためには、ただ機械的にこなすのではなく「目標達成に向けて頑張ることができている」「苦手なものから逃げずに、少し頑張れた」という実感の積み重ねが大切になります。その理由は、自分で決めた小さな目標を日々こなすことで、前進している感覚を得られるからです。

決める際は、Step 1で見つけたご自身の課題をヒントに、日々できそうな小さな目標を立てることがおすすめです。

　2.「何も設定しない予備日（空き時間）」を作る

「計画通りにいかない」状態が続いてしまうと、どうしてもモチベーションは下がってしまいます。とはいえ、苦手分野や応用問題に時間がかかってしまう場合や、テスト範囲が思っていたより広かった場合、予定通り進まないケースもあると思います。そこで、あらかじめ、修正用の時間として「予備日（空き時間）を設ける」ことをおすすめします。

このように、前もって予備日を決めておくことで、計画通りできなかったな…という負の感情ではなく「○日にやろう」と前向きに考えることができます。丸１日、まとまった空き時間を取ることが難しい場合には「○曜日、最初の30分は空き時間にする」など、こまめに設定することもおすすめです。

Step 4　テスト勉強を進める

ここまでのステップが終わったら、テスト勉強を進めていきましょう。

計画を実行する最も大事な期間です。先ほどご説明した「予備日」を設定する以外に、勉強する時の工夫もポイントになります。

ここでは、テストの日までモチベーションを維持するための工夫を、いくつかご紹介させていただきます。

Step 4-1　勉強の順番、休憩時間を工夫する

いきなり苦手科目から取りかかってしまうと、やる気が続きにくいことが多いです。そのため、「その日にやると決めたもの」と「好きな教科の勉強」をセットで行うなど、取りくみやすい順番を工夫することがおすすめです。

また、メリハリをつけるため、休憩時間の取り方を決めておくことも、おすすめです。方法としては「この科目が終わったら○分休憩」というように、こまめに休憩をはさむパターンや、「その日やることが全部終わったら自由時間」とするパターンなど様々ありますので、ご自身に合う取りくみ方を工夫して、ぜひ試してみてください。

Step 4-2　集中できる環境、時間帯を見つける

やる気を持続させるためには、勉強に取り組む環境も大切です。例えば、誘惑の多い自室ではなく図書館で勉強してみたり、朝が得意な方は、朝勉強する時間を作ってみるなど、ご自身に合う環境を見つけて勉強することをおすすめします。

Step 4-3　１日にやったもの、残っているものを把握する

計画を最後までやり切るためには、どこまでやっていて、何が残っているのか、進捗を把握することが大切です。特に、残っているものをメモに書くなどして、可視化しておくことがおすすめです。そして、目標達成のための優先順位を考えながら、予備日や空き時間を活用して、少しずつ消化していきましょう。

アガルート学習コーチングで出来ること

いかがでしたでしょうか。テスト勉強をやりきるうえで、お子様に合う目標や計画の設定、そして工夫が大切であることを、ご説明させていただきました。しかし実際には、上記のようなステップを滞りなく進めることが難しいという方も、多くいらっしゃるかと思います。

アガルート学習コーチングでは、上記のようなテスト対策のみならず、勉強との向き合い方、学習習慣を身につけるサポートもさせて頂いております。

具体的には、面談や授業の中でのヒアリング内容、習熟度をもとに、お子様の目標や日々の課題を設定いたします。同時に、学習習慣を身につけるうえでは、モチベーション、メンタル面も大切になります。そこで、お子様の好き嫌いや、得意なことをふまえたうえで、自宅学習の取りくみ方の工夫などもご提案させていただきながら、お子様に合う学習法を、一緒に検討して参ります。

時には、授業でもヒアリングの時間を設けさせていただき、お子様自身の課題と向き合っていただく場面もございます。コーチ陣と一緒に改善策を見つけていくことは、お子様がご自身を見つめ直す機会となります。また、ご自身の壁を乗り越える経験を通して、今後の人生に役立つ主体性や、自走力を養うことにも繋がるでしょう。

このように、アガルート学習コーチングでは、勉強に必要な力を様々な面からサポートさせていただき、学習面の成績向上のみならず、お子様自身の主体性を育むことも目指して参ります。ご興味がございましたら、ぜひ「学習相談・無料体験」にお越しください！