【現代社会】おすすめ参考書＆問題集10選！選び方も解説
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大学受験で「現代社会」を使う方の中には、「どの参考書や問題集を使って勉強したら良いのだろう」と悩んでいる方もいるでしょう。
どの参考書でも良いと思っている方もいますが、「図解が少ない参考書」や「解説が短い問題集」などものによっては使いづらさを感じます。そのため、参考書選びは慎重に行うことがおすすめです。
そこでこの記事では、現代社会の参考書・問題集の選び方と、おすすめの参考書・問題集をご紹介します。
この記事を参考にして、効率的に現代社会の勉強を進めましょう。
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目次
現代社会の参考書・問題集の選び方
現代社会の参考書・問題集を選ぶ際には、4つのポイントがあります。
- 志望校のレベルに合っているのか
- その一冊を完璧にできるか
- 図解が入っているか
- 解説が充実しているか
それぞれのポイントを詳しく確認していきましょう。
志望校のレベルに合っているのか
参考書や問題集にもレベルがあります。このレベルと志望校のレベルを合わせなければ効果は薄れてしまいます。
多くの方が現代社会を共通テストでのみ利用しようと考えているでしょう。そのような方は、現代社会の深い知識を身に付けても、それを発揮する場面がありません。
一方、現代社会を使って難関私大を志望しているのであれば、詳しく勉強する必要があります。
その一冊を完璧にした際、志望校のレベルに合っているのかで参考書や問題集を選びましょう。
その一冊を完璧にできるか
参考書・問題集は、その1冊を完璧にできるかで選びましょう。
参考書・問題集を1回だけやってもあまり効果がありません。
何周も反復学習を行い、その一冊を完璧にしてやっと自信になります。
そのため、入試直前に焦って分厚い参考書を買っても、分からないところが増えるだけで逆効果です。基本的には、3〜5周できると十分な知識が身に付きます。
受験勉強のスケジュールを考えた上で、参考書・問題集を買いましょう。
図解が入っているか
現代社会の参考書は図解が入っているものがおすすめです。
現代社会は仕組みが複雑なところが難しいと感じる学生が多いでしょう。この仕組みを文章だけで説明されていても、意味が分からないままになってしまう可能性が高いです。
一方、図解があることによって、その仕組みをイメージしやすくなります。イメージできることで、その知識は定着しやすくなるのです。
解説が充実しているか
問題集は解説が充実しているものがおすすめです。
現代社会を勉強する方の多くは重要語句を覚えることに力を入れがちですが、それだけでは受験で使い物になりません。
その知識の因果関係や流れを抑えるなど、語句と語句を関連づけて覚える必要があります。
そのため、解答に答えの語句だけが載っているものよりも、その答えの解説が多いものが良いでしょう。
現代社会おすすめ参考書・問題集10選
現代社会の参考書や問題集はたくさんあります。しかし、現代社会の内容は時代と共に変わっていくものであるため、昔の参考書や問題集では勉強にならないこともあるでしょう。
ここでは、最新の現代社会でおすすめの参考書と問題集を5つずつご紹介します。
現代社会おすすめ参考書5選
まずはおすすめ参考書編です。
大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本
こんな人におすすめ
- はじめて現代社会の勉強をする人
- 現代社会に苦手意識がある人
大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本（KADOKAWA）では、現代社会に関する膨大な知識が丁寧に説明されています。そのため、本質的に理解することができ、重要事項を身につけられます。
また、語り口調で説明が記されているため、読みやすいこともこの参考書の特徴です。はじめて現代社会を勉強する人や現代社会に苦手意識がある人でも、抵抗感なく勉強を進められます。
一方、入試のための問題演習は少し物足りなさを感じます。この1冊を理解した後、問題集を行うことでより理解できるでしょう。
高校これでわかる現代社会
こんな人におすすめ
- 教科書に沿って勉強したい人
- 図や表で理解したい人
高校これでわかる現代社会（文英堂）では、図や表を効果的に使用し、教科書の要点をわかりやすく解説しています。内容は教科書に沿っているため、学校の授業と並行して利用することが可能です。
面白い話題の「Tea Time」、深く掘り下げた「テーマ学習」などを通して、多角的に現代社会を学べます。学んだ内容は、一問一答式のチェック問題で理解度を確認できます。
また、過去のセンター試験の問題も載っているため、この1冊で現代社会を網羅的に学習することが可能です。
共通テスト現代社会集中講義
こんな人におすすめ
- 効率的に現代社会を学びたい人
- 演習問題も参考書で済ませたい人
共通テスト現代社会集中講（旺文社）は、共通テストの出題データに基づいて必修の50テーマをまとめています。1テーマ4ページが基本となっているため、効率的に短期間で現代社会の重要事項を網羅できます。
また、テーマごとに基礎力チェック問題がついており、覚えた知識を確認・定着させることが可能です。他にも、一問一答で気軽に確認できたり、共通テストの実践演習としてチャレンジテストが付随していたりと、問題集としても活用できます。
さらに、重要な時事的内容をまとめたPDFファイルをダウンロードできるサービス付きです。
現代社会パワーアップ版（新マンガゼミナール）
こんな人におすすめ
- 気軽に現代社会を勉強したい人
- 現代社会に苦手意識がある人
現代社会 パワーアップ版(新マンガゼミナール)（学研プラス）は、現代社会の内容をマンガで解説しています。イラストがベースとなっているため、視覚的に理解しやすくなっている一冊です。
現代社会は難しい言葉が多いため、苦手な方が多いです。一方、マンガで現代社会を学ぶことには、抵抗感を感じないでしょう。そのため、気軽に現代社会を勉強したい人におすすめです。
ただ、この一冊だけでは受験内容を網羅できません。現代社会の入口として活用することはおすすめですが、この1冊が終わった後にはまた違う参考書を勉強しましょう。
現代社会用語集
こんな人におすすめ
- 重要語句をすぐに調べたい人
- 現代社会で私大や国公立大の2次試験を受ける人
現代社会用語集（山川出版社）は、現代社会の学習に必要な用語を厳選して、それぞれに的確な解説が施されている用語集です。用語は約6,000語収録されており、大学受験で必要な現代社会の語句を全て網羅しています。勉強している際に、分からない語句やもっと意味を理解したい語句が出てきた時に、辞書のように使うことがおすすめです。
この参考書で勉強することも可能ですが、共通テストレベルでは必要ないでしょう。
一方、私大受験や国公立大の2次試験で現代社会を必要としている方は、この1冊を完璧にすると自信を持って受験に臨めます。
現代社会おすすめ問題集5選
続いては問題集編です。
山川一問一答現代社会
こんな人におすすめ
- 重要語句を覚えられているか確認したい人
- 定期テストで現代社会を勉強したい人
山川一問一答現代社会（山川出版社）では、現代社会の問題を一問一答形式にしてくれています。
一問一答なので、気軽に知識を定着できているのか確認できます。また、覚えられていない重要語句も、説明文を読むことで理解度を上げられるでしょう。
ただ、問題形式が一問一答だけなので、この問題集をメインの問題集にするのは危険です。定期テストレベルなら問題ありませんが、共通テストなどの応用問題には対応できないでしょう。
他の問題集や参考書を活用した後、確認用として活用することがおすすめです。
定期テスト スキマ時間で一問一答 現代社会
こんな人におすすめ
- 定期テストでしか現代社かを使わない人
- 推薦入試に向けて現代社会の成績を伸ばしたい人
定期テスト スキマ時間で一問一答 現代社会（旺文社）は、定期テスト直前からでも始められる一問一答集です。
教科書の重要なポイントや定期テストで狙われそうな部分を重点的に学べます。また、一問一答形式なので、5分程度のちょっとしたスキマ時間にも気軽に勉強できるでしょう。
問題集としてのアウトプットの活用だけでなく、図解や資料の多さからインプットにも便利です。
- 赤シートを使って重要語句を暗記する
- 図解や資料でポイントを整理する
- 正誤問題に挑戦する
上記の流れで効率的に勉強を進められます。
シグマ基本問題集 現代社会
こんな人におすすめ
- 現代社会の苦手分野を克服したい人
- 現代社会の基本事項を確認したい人
シグマ基本問題集 現代社会（文英堂）では、現代社会の基本事項が38項目に細かく分けられており、分野ごとに勉強することができます。問題は「基本問題」から「標準問題」へと2段階に分けられているため、段階的に基礎を固められます。この基礎を固めることで、定期テストは安心です。
また、定期テストだけでなく大学入試に向けた基礎力も養われます。この一冊だけでは大学受験を乗り越えられませんが、基礎は必ず活きてくるでしょう。
大学入学共通テスト実践問題集
こんな人におすすめ
- 共通テストで現代社会を選択している人
- 効率的に復習をしたい人
大学入学共通テスト実戦問題集（駿台文庫）は、大手予備校である駿台の講師陣が総力をあげて作成したオリジナル問題集です。共通テストを想定しており、本番さながらの実践的な演習を行えます。
また、解答・解説が充実しており、間違えた問題とその周辺事項を同時に抑えられるので、効率的に復習できます。
共通テストでこの問題通り出るという訳ではありませんが、現代社会を網羅的に抑えられる一冊です。
共通テスト過去問研究 赤本シリーズ
こんな人におすすめ
- 共通テストで現代社会を選択している人
- 共通テストの過去問の問題傾向を知りたい人
共通テスト過去問研究 現代社会 (赤本シリーズ)（教学社）は、過去12回分の共通テスト（センター）過去問が収載されています。
共通テストで現代社会を選択している人は必須の一冊です。
共通テストは教科書通り勉強していても高得点を狙えません。共通テストの問題傾向があり、それを知っておく必要があります。
共通テストの過去問を解き、自分の弱点を分析しましょう。そして、その弱点を他の問題集や参考書で克服することで、高得点を狙えるようになります。
共通テストで現代社会を選択している人は、迷わず購入しましょう。
まとめ
現代社会は難しい語句が多いため、文字ばかりの教科書では面白みに欠けてしまいます。
一方、図解や解説が充実している参考書・問題集なら視覚的にも分かりやすいため、現代社会の勉強をしやすくなるでしょう。
現代社会の参考書・問題集は多く出版されています。
しかし、どの参考書が良いのか自分1人では分からないでしょう。
そこで、今回ご紹介した4つのポイントに注視して参考書・問題集を選んでください。
今回ご紹介した参考書・問題集は4つのポイントを意識して選んだものです。
もし自分ではどれを選べば良いのか分からない方は、今回ご紹介した参考書・問題集から選ぶと良いでしょう。
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この記事の著者 土井 龍弥
2年間の教員経験を経て学習塾を開業。
小学生から高校生までの指導・学習相談を担当する。
現在は、これまでの経験を活かして教育・子育てに関する記事の監修・執筆を行う。
