浪人としてもう1年間大学受験勉強をしなければならない場合、まず予備校への入塾を検討する方が多いでしょう。では、家庭教師はどうでしょうか。家庭教師をつけて大学受験対策をする浪人生もいますが、あまりピンとこないかもしれません。

そこで本コラムでは、浪人生が家庭教師を利用するメリット・デメリットについてご紹介します。おすすめの家庭教師サービスや家庭教師を選ぶ際のポイントについても解説していますので、ぜひご参考にしてください。

浪人生に家庭教師はあり？家庭教師のメリット・デメリットとおすすめな人

ここでは予備校で浪人するケースと比べた家庭教師のメリット・デメリットを考え、どういう人がおすすめなのかご紹介します。

浪人生が家庭教師を利用するメリット

浪人生が家庭教師を利用するメリットとしては、下記3つが挙げられます。

• 個別に丁寧な指導を受けられる
• 自分に合ったスケジュールで学習できる
• 自宅で勉強できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

個別に丁寧な指導を受けられる

浪人生が家庭教師を利用する1つ目のメリットは、個別に丁寧な指導を受けられることです。

学校や予備校では、1人の講師が多くの生徒を相手に授業を進めるため、生徒一人ひとりの理解度や学習ペースに合わせた指導が難しい場合があります。

一方で、家庭教師は1対1での指導が可能なため、生徒の学習スタイルや弱点に応じた指導を行えます。これにより、生徒は自分のペースで学習を進められ、理解が不十分な部分を丁寧に補うことが可能です。

分からない点があった際には、質問をしやすい点も家庭教師ならでは。家庭教師は、浪人生が苦手な科目や分野に集中的に取り組むことができるため、浪人生の学習効率を大幅に向上させます。

自分に合ったスケジュールで学習できる

浪人生が家庭教師を利用する2つ目のメリットは、自分に合ったスケジュールで学習できることです。浪人生は受験勉強に多くの時間を費やす必要があり、その都合に合わせて学習できる柔軟性が重要になります。

家庭教師は生徒のスケジュールに合わせて授業を調整することができるため、朝早くから夜遅くまで、または週末に集中的な学習を行うなど、生徒の生活リズムに合わせた学習が可能です。

また、家庭教師との個別の契約であるため、授業の時間や頻度を自由に調整することもできます。

このように、家庭教師を利用することで、浪人生は自分のペースや生活スタイルに合った学習を行うことができ、効率的に受験勉強に取り組めるでしょう。

自宅で勉強できる

浪人生が家庭教師を利用する3つ目のメリットは、自宅で勉強できることです。家庭教師との授業は、生徒の自宅やオンライン上で行われるため、通塾や移動時間の負担がなく、学習に集中しやすい環境が整います。

自宅での学習は、生徒がリラックスできる場所で行われるため、緊張感を軽減し、ストレスなく学ぶことを可能にします。また、自宅での学習は生活リズムに合わせて柔軟にスケジュール調整ができるため、効率的な学習も可能です。

このように、自宅での勉強は浪人生にとって効率的で快適な学習環境を提供し、受験勉強の成果を最大化する助けとなります。

浪人生が家庭教師を利用するデメリット

次にデメリットについて解説していきます。浪人生が家庭教師を利用するデメリットは主に下記の3つです。

• 一緒に勉強する仲間ができない
• 先生を呼ぶのに気を使う
• 自習室のような学習環境がない

それぞれ解説していきます。

一緒に勉強する仲間ができない

浪人生が家庭教師を利用するデメリットの1つ目は、一緒に勉強する仲間ができないことです。予備校に通う場合、仲間と一緒に勉強したり情報を交換することで、モチベーションを高めたり、受験対策を深めたりできます。

一方、家庭教師では、他の生徒との交流が限られてしまうため、孤独感を感じるかもしれません。また、一緒に勉強する仲間がいないため、競争心や刺激を受ける機会も減り、学習意欲が低下する可能性があります。

このようなため、家庭教師を利用する場合は、仲間との交流や刺激を得るための別の方法を模索する必要があります。

先生を呼ぶのに気を使う

浪人生が家庭教師を利用するデメリットの2つ目は、先生を呼ぶのに気を使うことです。自宅での授業を受けるため、生徒やその家族はどうしても気を使ってしまいます。

先生を迎える前に部屋をきれいに片付けたり、静かな環境を整えなければいけません。授業の前に火事や片付けなどをこなす必要が生じ、受験勉強以外で余分な時間を奪われてしまいます。

家庭教師を利用する場合は、先生を呼ぶための環境や準備に気を使う必要があります。

自習室のような学習環境がない

浪人生が家庭教師を利用するデメリットの3つ目は、自習室のような学習環境がないことです。家庭教師との授業は基本的に生徒の自宅で行われるため、自習室のような学習専用の空間がない場合がほとんど。

自習室には集中できる環境や必要な学習教材が整っており、学習意欲を高める効果がありますが、自宅での授業ではそのような環境が得られないことがあります。また、自宅では家族の話し声や物音が聞こえる場合があり、学習に集中しにくい場合もあるでしょう。

自宅・自室で集中しづらい人にとっては、自習室のような学習環境がないことは家庭教師を利用するデメリットの一つといえます。

家庭教師がおすすめな人

以上のメリット・デメリットから家庭教師がおすすめな浪人生は、下記の3つのどれかに当てはまるような人が挙げられます。

• 個人に寄り添った指導をしてほしい人
• 特定の苦手科目をつぶしたい人
• 質問しやすい環境が欲しい人
• 先生を家に呼ぶことに抵抗がない人

当てはまる人は、家庭教師の利用を検討してみてもよいでしょう。

浪人生におすすめの家庭教師３選

次に、浪人生におすすめの家庭教師をご紹介します。今回ご紹介する家庭教師サービスは、下記3つです。

• 家庭教師のトライ
• 家庭教師・学参
• オンラインプロ教師のメガスタ

それぞれどのようなサービスなのか確認していきましょう。

家庭教師のトライ

家庭教師のトライは、120万人の指導実績に基づくトライ式学習法で多くの合格実績を残す家庭教師サービスです。登録講師は全国に約33万人在籍しており、生徒に合った講師を選択できます（万が一講師と合わない場合、無料で交代可能）。

オンライン授業にも対応しているので、講師が通いづらい地域にお住いの方や自宅に講師を呼ぶことに抵抗がある方も安心して受講可能。授業時間外では、自宅学習用「トライ式AI教材」や映像授業「Try IT」などのサービスも無料で受けられます。

参考：高校生の学習プラン – 家庭教師のトライ

家庭教師・学参

家庭教師・学参は、講師選びにこだわりのある人におすすめな家庭教師サービスです。無料体験やご家庭へのヒアリングなどを通して、コーディネーターが講師選びを実施。生徒・ご家族の方はコーディネーターの意見を参考にしながら、効率的に講師を選択できます。

また、家庭教師サービスでは珍しい教室指導も実施。全国600ヶ所以上の教室があり、家では集中できないなどの悩みが生じた場合には、最適な指導場所を提案しています。

参考：大学受験コース – 家庭教師・学参｜中学受験・高校受験・大学受験・医学部受験対策のプロ家庭教師

オンラインプロ教師のメガスタ

メガスタはオンライン専門の家庭教師サービスです。メガスタでは、過去36万回分の指導データから作られた「授業採点AI」により、全ての指導のクオリティを判断しています。これにより、講師と生徒の適性や生徒の理解度などを把握したうえで、スピーディに指導内容の改善・向上を図っています。

また、メガスタでは1：1だけでなく集団での指導も実施。他にも、オンライン自習ルームなども完備されており、仲間たちと一緒に勉強して、学習意欲を高められます。

参考：【公式】オンラインのメガスタ高校生 | 総合型選抜・推薦、一般入試　圧倒的な合格実績！

浪人生が家庭教師を選ぶ際に確認すべきポイント

上記のように、家庭教師サービスは会社によって特徴は異なります。そのため、中には家庭教師を選ぶ際に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この章では、浪人生が家庭教師を選ぶ際に確認すべきポイントについて解説します。確認すべきポイントは主に下記の3つです。

• 合格実績
• 先生は変更できるか
• 予算と料金

1つずつ詳しく解説していきます。

合格実績

「合格実績」は、家庭教師を選ぶ際に確認することをおすすめします。その家庭教師の合格実績が豊富であれば、生徒に適切な指導法や学習方法を提供し、合格への確かなサポートを行う傾向があるのだといえるでしょう。志望する大学の合格実績はあると、さらに心強いものです。

大学受験の対策は志望大学によってそれぞれ異なります。その大学の指導法を把握している先生に教えてもらうことが重要となります。

先生は変更できるか

家庭教師を選ぶ際は、担当の家庭教師は変更できるのかということも確認した方がでしょう。

家庭教師は基本的に1：1の指導となるため、講師と生徒の適性が重要となります。とはいえ、講師と生徒の適性が必ず合うとは限りません。もし適正が合わなければ、学習効果は薄まってしまいます。

先生を変更できるシステムがあれば安心です。一度選んだ講師が話しやすいか、信頼関係を築けそうか確認し、もし厳しそうであれば遠慮せずに変更を申し出ましょう。

また、無料体験があれば、事前に確認できるはずです。無料体験が可能な場合は、積極的に受けて考えてみましょう。

予算と料金

家庭教師を選ぶ際に確認すべきポイントの3つ目は、「予算と料金」です。

家庭教師の料金は、講師の経験や資格、指導内容や授業時間、地域によって異なります。したがって、まずはご家庭の予算を明確にし、その予算内で適切な家庭教師を選ぶことが重要です。

予算は受験が終わる年間を通して把握しましょう。途中で解約するなどしてしまうと、効率が悪くなってしまいます。受験が終わるまで利用し続けられる料金であるか確認して、家庭教師を選びましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は浪人生で家庭教師を利用するメリット・デメリットについて解説しました。

浪人生にとって、1年間受験勉強に多くの時間を費やす必要があります。その点で、家庭教師は移動の時間を省略し、自分のしたい勉強をピックアップして行えるため、大学受験対策におすすめです。

また、浪人生で家庭教師の利用を検討している人には、自宅で授業を行うオンライン学習コーチングもおすすめ。アガルート学習コーチングでは目標を達成するためのノウハウがあります。マンツーマンの指導も行っており、家庭教師とコーチングの良さを両取りしています。

是非一度検討してみてはいかがでしょうか。