「子供の成績を伸ばして将来の選択肢を多くしてあげたい」と思うのが親心ですよね。

しかし、「どうやって子供の成績を伸ばしたらいいのかわからない」「成績が良い子は親も高学歴に決まっている」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

このコラムを読めば、成績の良い子とその親の共通点と、子供のために今すぐにでも親が実行するべきことがわかります。

どんな環境でも親の努力次第で子供の成績を伸ばすことは可能です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

成績の良い子は家で何をしている？ 共通点は

成績が良い子の中には天才型の子供も中には存在します。しかし、ほとんどの子供のスタートラインはほぼ同じなのです。

ではどこで成績に差がつくのでしょうか。

成績が良い子の生活習慣を調べると、いくつかの共通点が見えてきたので紹介しますね。
成績が良い子には、下記のような共通点があります。

• リビング学習をしている
• 宿題を必ずしている
• 間違い直しを徹底している
• 勉強がルーティーン化している

それぞれについて以下で詳しく説明しますね。

リビング学習をしている

成績が良い子はリビング学習をしているという共通点があります。

中学生くらいまではまだまだ子供です。
自室にこもって勉強がはかどる子供は少数派でしょう。

勉強の最中、分からない問題が出てくるのよくあることです。
リビング学習をしていれば、分からない問題が出てきた際、すぐに親に聞くことができます。

もしかすると親もその問題が分からないかもしれません。
その場合でも、一緒に考えることで、「問題のどの部分が分かっていないか」「先生にどこがわからないかをいえるように疑問点を絞っておく」という作業を一緒にすることができます。

また、子供は一人で自室に籠ると遊びはじめてしまう事が多いです。

集中力を保つためにも親の目が行き届く「リビング学習」は成績アップのために重要な学習環境です。

関連コラム：家で勉強に集中する方法6選！集中できない時の対処法も解説

宿題を必ずしている

成績が良い子は必ず塾にいっているわけではありません。
塾に行かずとも難関校に合格することは可能です。

しかし、「塾に行かない＝勉強をしていない」というわけではありません。

学校ではその日に学習した項目について宿題が出されます。
成績が良い子は宿題を丁寧にこなすことで、その日の学習はその日のうちにインプットしているということです。

間違い直しを徹底する

成績が良い子は「間違った項目＝理解不足の項目」ということを良く分かっています。

小学生での学習はこれからの勉強の基礎となる事項がほとんどです。基礎となる事項で躓いてしまうと、中学、高校と学習が進んだ時に成績が思うように伸びないことは当然といえるでしょう。

成績が良い子は間違い直しを徹底し、学習の基礎となる部分を着実に積み上げているのです。

勉強がルーティーン化している

成績が良い子は、「宿題が終わってから遊びに行く」「早起きして30分ドリルをする」など、勉強机に向かう行為が毎日のルーティーンワークになっています。

勉強はイベントではなく、短時間でもコツコツ毎日続けることが大切です。

勉強をやりはじめたばかりの子供は机に30分向かうだけでも大変でしょう。
はじめは苦しいですが、毎日決まった時間に勉強することを意識するだけで、集中力がつき、気が付かないうちに成績がアップしているはずです。

関連コラム：勉強を習慣化させるコツ5つ！中学生・高校生の保護者ができることとは？

成績が良い子の親の共通点

成績が良い子の共通点は分かりましたが、成績が良い子の親には共通点があるのでしょうか。
「どうせ高学歴な親なんでしょう」「共働きで子供の勉強を見る時間がないから仕方がない」とお悩みの方もいらっしゃいますよね。

確かに、成績が良い子の親が高学歴な場合が多いのは事実です。
しかし、そうでない場合も親の努力次第で子供は無限の可能性を秘めています。

成績が良い子の親の共通点は誰にでもできるシンプルなものだという事も分かりました。
成績が良い子の親は、次のような共通点があります。

• 子供の話をよく聞いている
• 宿題は必ずやらせている
• 勉強をする環境を整えている
• 結果ではなく過程を褒めている

以下で詳しく説明します。

子供の話をよく聞いている

学校であった出来事を親に話すのが好きな子供は多いでしょう。
とりとめのない話の中で、子供の悩みや躓きに気づく親御さんも多いのではないでしょうか。

成績が良い子の親は子供の話をよく聞くことで、成績が伸びない原因を探し出し、原因に気づくとすぐに対応しています。

また、子供は大人と比べて語彙力が乏しいはずです。楽しい子供との会話の中で、親はまだまだ子供に語彙を教えることができます。

国語は全ての教科の成績に直結するほど大切な科目です。
国語力がなければ、その他の教科の問題文の意図が読めないといわれています。

本をたくさん読んで国語力を付けるのも良いですが、会話を楽しみながらでも国語力を付けることは可能です。

共働きで子供との時間が取れないご家庭も、1日10分で良いので、その日にあったことを話す時間を作ってみてください。

宿題は必ずやらせている

成績が良い子は宿題を必ずしているということは上述しましたが、自ら進んで宿題をする子ばかりではありません。
子供は楽しい事に流されていくのが普通です。

成績が良い子の親は、小さな頃から「宿題はおわったかな」「今ここで一緒にしようか」と声をかけることで、毎日宿題をさせています。

宿題をなかなかしない子供に対し、怒らずに宿題をさせるのは至難の技です。
子供もしたくない宿題を頑張っています。

親も忍耐力が必要ですが上手く誘導して毎日宿題をする習慣をつけさせましょう。

関連コラム：宿題が終わらない4つの原因と対処法を解説！ポイントは目標設定と休憩の取り方？

勉強をする環境を整えている

中学生くらいまではまだまだ子供です。
勉強をする意味なんて分かっていません。
テレビがついていれば見たくなるのは当然です。
ましてや、隣で兄弟が遊んでいれば一緒に遊びたくなるでしょう。

そこで、成績の良い子の親は、自宅で子供が勉強をはじめたら集中できる環境づくりを徹底します。

具体的には、リビングで子供が学習をはじめた場合、「同じ空間で本を読む」「自分も勉強するなど」一緒に机に向かいます。

集中力が無くなる物を排除して、家庭全体で勉強する空間を作り出すということですね。

過程を褒める

勉強を頑張ったのに成績が伸びないことはよくあることです。

勉強したからといってすぐには結果はでません。

しかし、最後には学習した分だけ成績に返ってくるということを成績が良い子の親は知っています。

勉強を頑張ったのに成績が出なかった場合、子供は落ち込んでしまうのが当然です。

もしかするとやる気を失ってしまうかもしれません。
そんな時に、「勉強を頑張った過程」を褒めることで、子供は自身を取り戻し、いずれ結果が出ると信じて頑張れるのです。

子供の成績を伸ばすために親がしてあげられることは

ごく稀に親、子供双方がも何の努力もせずに勝手に成績が伸びていく「神童タイプ」の子もいるでしょう。
しかし、成績が良い子もほとんどは努力して成績を伸ばしています。

反対に言えば、努力さえすれば誰でも成績が良い子になることができるということです。

子供の成績が心配になってきた時に親にできることは、

• 勉強の習慣を身につけさせる
• 宿題を必ずさせる
• 勉強する環境を整えてあげる
• 子供の話をよく聞く

ということだけです。

さらは、親が問題を一緒に解き、どの単元で躓いているかチェックし対応することが成績を伸ばすための一番の近道です。

しかし、親自体子供の躓きに気付けない時も多々あるでしょう。
そんな時は、学習コーチングに頼ってみるのもおすすめです。

成績が良い子の親の共通点は誰にでも実践できることばかりでしたね。
ぜひ今日から1つずつ試してみてください。