お子さんが中学受験を目指している中、習い事を続けさせるかどうかお悩みの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。「中学受験の勉強はとても大変と聞いているし、習い事を続けたらどっちつかずになるのでは」「両方続けたら、忙しくなりすぎて子どもの体力面が心配」など…。

中学受験合格に勉強時間の確保は必要ですが、お子さんのやる気があるならば、習い事と中学受験を両立させることは可能です。

この記事では、中学受験と習い事を両立させた方が良いケースと悪いケース、中学受験と習い事を両立するメリットとデメリット、両立するために保護者が気をつけたいポイントについて解説します。習い事も中学受験もがんばりたいお子さんのために、バランスのとれた生活を送るヒントにしてください。

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中学受験と習い事の両立は可能?

結論から言えば、中学受験と習い事を両立することは可能です。

ただし、両立できるかどうかは、お子さんの性格や家庭環境、目指す志望校などによって異なります。

そして受験が終わった後、「習い事を継続したから良い結果が出た」というお子さん・ご家庭もあれば、「習い事をやめて受験に集中していれば第一志望校に合格できたかも」と、少し後悔するお子さん・ご家庭もあるのは事実です。

習い事を続けるにしても続けないにしても、後悔しないために大切なのは、以下の3つです。

  1. 子どもの意思を尊重する
  2. 両立させるかどうか決めたら、保護者はお子さんを最大限にサポートする
  3. 途中で子どもの考えや状況が変わったら、話し合って、柔軟に対処する

しっかりご家族で話し合い、習い事を続けるか続けないか決めているならば、中学受験にも良い影響を与えて習い事を続けることができるでしょう。

中学受験で習い事を続けたほうが良いケース・悪いケース

中学受験と習い事を両立することは可能ですが、お子さんやご家庭の状況によっては中学受験一本に集中したほうがよい場合があります。逆に、無理に習い事をやめると、かえって中学受験の勉強に悪影響になる場合も。ここでは中学受験の勉強とともに習い事を続けたほうが良いケースと悪いケースをそれぞれ解説します。

習い事は続けた方が良いケース4つ

以下の場合は、習い事を続けた方が良い可能性が高いです。

1.子どもの「続けたい」という意思が強い

子育てや子どもの教育全般に言えることですが、子ども自身の意思は最大限に尊重してあげましょう。中学受験と習い事の両立についても同じです。

お子さんが「受験生の間も、習い事を続けたい」と言うならば、続けられるようにできるだけサポートしてあげてください。本人の意思で決めたならば、たとえ受験の結果が思うようにならなかったとしても納得がいくものです。親の都合で無理にやめさせることはおすすめしません。

とはいえ、費用の問題や家庭の都合、お子さんの体力やスケジュールの関係で習い事を続けるのが難しいと保護者が感じることはあります。その場合でも、必ずお子さんに「なぜ続けたいのか」をヒアリングし、「続ける場合は何がどう変わるか」「どのようなメリットとリスクがあるか」を丁寧に説明してください。

2.成績や学習状況、生活スケジュールに問題がない

毎日の塾の課題をきちんとこなし、模試での成績も合格ラインを越えており、中学受験に対して意欲がある場合は、習い事を続けても問題ないことが多いでしょう。

放課後や土日の予定が、塾や模試など中学受験関連のスケジュールだけで埋まっていると、ずっと勉強し続けているようで「息が詰まる」と感じるお子さんもいます。お子さんの好きな習い事の予定も入れておくことで、うまく受験勉強の息抜きができるかもしれません。

3.習い事が受験にも役立つものである

習い事が中学受験の学びに役立つものである場合は、そのまま続けたほうが良い可能性があります。

例えば、珠算(そろばん)。珠算の得意な子は暗算が極めて正確で速く、中学受験の算数において有利になるでしょう。また運動(体を動かすこと)には脳の学習を助ける効果があるという意見もあります。その他、受験に直接的・間接的に役立つ習い事はたくさんあります。

お子さんが嫌がっていないことが大前提ですが、このような習い事は受験にも役立つと考えて、続けられる限りは続けるとよいでしょう。

4.習い事の負担が少ない・先生の理解があり回数などを減らせる

習い事の先生が中学受験に理解がある場合は、「通えるときだけ通う」「今まで週に2回だったものを月に2回にする」など、お子さんの負担にならないようにペースを変更してもらえることもあります。この場合は無理なく続けられ、お子さんの息抜きにもなるでしょう。

習い事は辞めた方がよいケース4つ

次のような場合は、習い事を辞めることを検討した方が良いかもしれません。

1.勉強時間が確保できていない

中学受験のための十分な勉強時間が確保できていない場合は、習い事はいったんお休みして、中学受験に集中したほうがよいでしょう。

ただし、習い事を辞めてしまうことで、かえってモチベーションが低下し、勉強に集中できなくなるお子さんもいます。必ず辞める前にお子さんと保護者の間で、十分に話し合いをしてください。

2.成績に問題がある

1.とも関連する問題ですが、志望校合格に必要な成績にあまりにも足りていない場合は、習い事を辞めたほうがよい可能性があります。

ただし、志望校のレベルがそもそも高すぎることも考えられます。お子さん本人の考えを保護者の方はしっかり聞いて、「今何を優先すべきか」を話し合ってください。なお志望校選びについては偏差値や大学進学実績だけでなく、校風や通いやすさなどを総合的に見て決めましょう。

3.体力的・時間的に無理がある

お子さんの体力に不安がある場合は、塾通いだけに集中し、いったん習い事はお休みするとよいかもしれません。

塾によって多少の差はあるものの、中学受験の勉強には非常に長い時間と体力が必要です。特に小6にもなれば、学校が終わってから晩御飯も塾で食べ、終わるのは夜の20時を過ぎるという塾も珍しくありません。体調をくずさないよう、食事の後は睡眠時間の確保が最優先になるご家庭もあるようです。

体力が落ちてくると病気がちになります。基礎体力の維持は大切ですが、負荷のかかるサッカーや野球などの習い事は練習に体力と時間が割かれるため、続けるかどうかは慎重に判断してください。

また習い事と塾の時間が重なる場合は、塾を優先する方がよいでしょう。中学受験塾の授業は、小学校よりも高度で深い内容を繰り返し学んで定着させるため、休むとわからなくなり、苦手科目になるおそれがあります。

4.費用の問題・保護者の負担の問題がある

お子さんが受験と習い事の両立を希望しても、保護者の方の送り迎えや費用が増えることが負担となり、どちらかをあきらめさせなければならないケースもあり得ます。

この場合、お子さんには誠意を尽くして説明し、納得してもらうことが大切です。

中学受験生が習い事を続けるメリット・デメリット

中学受験の勉強と習い事の両立には、メリットもデメリット(リスク)もあります。このことを理解して、続けるかどうか親子で相談して決めてください。

習い事を続けるメリット

次のようなことは、習い事を続けるメリットといえるでしょう。

スポーツ系の習い事は体力がつく

上で紹介したように、受験のためには勉強時間を確保し、土日は模試や学校見学に行くなどスケジュールがかなりタイトになります。

ハードスケジュールを乗り越えるためには体力が不可欠です。急に運動を習い始めるのではなく、幼稚園や小学校低学年の頃から続けていた運動系の習い事を、ペースを落として続けると体力維持に役立ちます。

ただし、野球やサッカー、バスケットボールなどチームスポーツの場合は、練習を休むとチームに迷惑がかかることもあります。

また、レギュラーから外されるとお子さんのモチベーションが落ちてしまうことも。続ける場合はテニスや水泳、型稽古中心の武道など、自分のペースでできるものが良いでしょう。

生活リズムにメリハリができ気分転換になる

習い事を続けることで、塾と学校だけの毎日に楽しみが生まれ、生活にメリハリができます。勉強以外のことに集中できる時間があると、良い気分転換にもなるでしょう

ただし、ピアノやバレエのように毎日少しずつ家でも練習を継続しなければならないものは、それが良い影響となる子もいれば、負担になってしまう子もいます。お子さんがどちらにあてはまるか、保護者の方はよく見極めてください。

習い事を続けるデメリットとリスク

上で解説したように、中学受験生が習い事を続けるには、次のようなデメリットがあります。

  • 勉強時間が不足する
  • 体力を消耗する
  • 費用が多くかかる
  • 保護者の負担がかかる

中学受験をすると、想像以上に親子ともに多忙になります。

始めてみないとわからないことも多いため、小4から様子を見て、お子さんが無理をしていると感じたらその時点で習い事をストップすることをおすすめします。

何より、無理して習い事を続けた場合、「志望校に合格できない」というリスクが生まれます。 「今、最も優先すべきは何か」を、塾の担当者の意見も参考に、親子でよく話し合ってください。

中学受験と習い事を両立させるポイント|親ができる3つのこと

中学受験と習い事を両立させるためには、勉強時間の確保やお子さんの体調管理など、保護者のサポートが大切です。お子さんの負担を減らしながら、受験と習い事の両立を実現させるコツを紹介します。

習い事が多すぎる場合は減らす

複数の習い事をしている場合は、どれか一つに絞りましょう。その際、お子さんの希望を聞き、2つ以上の習い事を続けるのは負担が大きすぎることを話して納得してもらうことがポイントです。

なお、複数の習い事でも、時間や回数の融通がきく場合は続けられるケースもあります。ただしこの場合は、保護者の方のスケジュール管理の負担と、費用の負担が増えます。

子どもの体調管理を意識する

中学受験塾と習い事を並行していると、自然と体に負担がかかります。少しでも体調が悪そうと感じたら、無理に習い事に通わせずお休みさせてください。

また毎日三食、栄養バランスのよい食事をさせて、規則正しい生活を送るように気を付けてあげてください。夜は勉強が終わったらすぐ寝かせて、十分な睡眠時間を確保できるようにしましょう。

集団塾から個別塾やオンライン塾への変更を検討する

中学受験は成功させたいけれど、習い事も絶対に辞めたくない。でも習い事の時間と集団塾の時間が重なっている…。そんなときは、個別指導塾やオンライン指導塾への変更も検討してみましょう

個別指導塾でも高い合格実績を出している塾はたくさんあります。また生徒の都合に合わせて自由に通う時間を変更できます。オンライン指導塾は費用が比較的安く、好きな時間に勉強できるメリットがあります。うまく利用することで費用を抑えて志望校に合格することも可能です。

ただし、集団指導塾には個別指導塾などには無い、強力なメリットがあります。合格するためのノウハウ、ライバルたちとの切磋琢磨の環境、模試なども含めた合格までのカリキュラムとスケジュール、受験に関する最新の情報や実績ある講師の指導力などです。どの塾のタイプを選ぶかはお子さんとの相性もあるため、合格実績などを確認してから決めてください。

まとめ

この記事では中学受験と習い事を両立するメリットや、両立のためのポイント、保護者のできることについて解説しました。

習い事と両立して中学受験に成功するためには、学習スケジュール管理が何よりも重要です。受験と習い事の両立はお子様だけでなく保護者の負担も増えてしまうことも。

そんなときは、お子様一人ひとりに合った学習計画を立ててくれる、アガルートのオンラインコーチングの利用をご検討ください。

関連コラム:【中学受験】成功する子の親/失敗する親の特徴各5選!親がすべきこととは?

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この記事の著者 福永 理乃

福永 理乃

高等学校教員免許(外国語)取得。受験塾にて中学受験生・高校受験生・大学受験生を担当。

退職後、教材編集に携わり、受験・教育・子育てに関する記事編集・執筆を行う。

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