高校受験の面接で落ちるのはどんな人?マナーと質問の解答例・対策を解説
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高校受験を控えている受験生の中には初めて面接を受けるという方も多いのではないでしょうか。
面接試験の対策をどのようにすればよいか迷ってしまいますよね。
面接試験は合否のギリギリのラインを分ける大切な試験です。
ペーパーテストは合格点にもかかわらず、面接で落ちてしまうという事態に陥らないために、本コラムでは面接の基本的マナー、よくある質問への理想的な回答方法、NG行動などを紹介します。
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目次
高校受験の面接で落ちるのはどんな人?
高校受験の面接対策をする前に、まずは面接で落ちてしまうのはどのような人なのかを把握しておきましょう。
面接で落ちてしまう可能性が高いのは、「マナーが悪い人」と「面接対策をしていない人」です。
まずはマナーについて解説いたします。
面接のマナーについて
高校受験の面接対策をするにあたり、面接官からの質問への回答内容に目が行きがちです。
しかし、最低限の面接マナーを守っていないと質問へ素晴らしい回答をしていたとしても第一印象で不合格となってしまう場合もあります。
最低限抑えておくべき面接時のマナーは以下の4点になります。
- 面接室以外でのマナー
- 入退室のマナー
- 身だしなみ
- 言葉遣い
以下で詳しく解説します。
面接室以外でのマナー
実は面接試験当日は控え室でのマナー、登下校のマナーなど、受験生の面接室以外でのマナーも見られています。
高校受験では友人と一緒に同じ学校を受験するという受験生も多いのではないでしょうか。
受験生の多くは、面接の緊張から、普段以上におしゃべりになってしまうという傾向があります。
友人とのおしゃべりは緊張がほぐれますが、控え室では面接を控えるたくさんの受験生がいます。
なるべくおしゃべりを控え、背筋を伸ばして着席しておきましょう。
入退室のマナー
受験生の第一印象は、入室から1分で決まるともいわれているほど、入室時のマナーは非常に大切です。
面接官に「だらしない」「やるきがない」という第一印象を与えてしまっては、後から挽回するのは非常に難しくなります。
ここでは基本的な入退室のマナーを解説します。
入室のマナー
- 受験番号、名前が呼ばれたら大きな声で返事をする
- ドアを軽く3回ノックする(回数はあまり気にする必要はありません)
- 面接官から「どうぞ」などの返答があれば静かにドアを開ける
- ドアを開け、「失礼します」と言い、礼をする
- ドアを締める(面接官にお尻を向けることになっても良いのでドアに向き閉める)
- 「よろしくお願いします」と添えて一礼する
着席のマナー
- 椅子の横まで歩いていく
- 椅子の横に背筋を伸ばして立つ
- 受験番号、氏名、出身中学校を大きな声で言い、一礼する
- 面接官の「おかけください」の声があれば「失礼します」と言い、着席する
退室のマナー
- 背筋を伸ばし、椅子の横に立つ
- 「ありがとうございました」と言って一礼する
- ドアのほうまで歩く
- ドアの前で面接官に向かい「失礼します」と言って一礼する
- ドアを静がに開ける
- 外に出たらドアを正面にして閉める
以上が入退室のマナーになります。
一礼のタイミングや受験番号等を言うタイミングが難しくて覚えられないと感じる受験生も多いですよね。
上記に記載したマナーは理想的な一例なので、全てをきっちり守らなくてはいけないということではありません。
面接時に一礼や挨拶のタイミングを忘れてしまうこともあるでしょう。
そんな時は臨機応変に対応すれば大丈夫です。
大切なことは、背筋を伸ばして、大きな声で挨拶をする。入室や着席の際には、面接官の指示を待ち、勝手な行動をしないという事です。
また、「ドアを開けながら挨拶をする」など、同時に2つの行動するというのはやってはいけないと心がけましょう。
服装・身だしなみのマナー
清潔で中学生らしいみだしなみを心がけてください。
具体的にはシャツはきちんとアイロンを掛け、ズボンやスカートに入れておきましょう。
また、ボタンは全て閉めておくと好印象です。
頭髪は綺麗に切りそろえ、寝ぐせは直して面接に臨みましょう。
あまりに明るすぎる頭髪や、シャツがよれよれ、衣服に汚れが付着しているという身だしなみはNGです。
以下がチェックポイントです。
- 頭髪は茶髪やパーマではない
- 前髪が目にかかっていない
- 化粧、マニキュアをしていない
- 髭は綺麗に剃られている
- ピアスはしていない
- シャツはアイロンをしている
- ボタンは全てとめている
- スカートは短すぎない
- 衣服に汚れはない
- 靴は汚れていない
- 爪は短く切りそろえている
関連コラム:【高校受験】試験当日の持ち物・服装は?前日・当日の注意点も解説
言葉遣いのマナー
面接では丁寧な言葉遣いに注意するのはもちろんのこと、正しい日本語を使うことも大切です。
また、日常よく使用する言葉がうっかり出てしまうおそれもあります。
ここでは特にやってはいけない、注意するべきポイントを紹介します。
- 語尾は伸ばさない
- 「あの~」「えっと~」などの言葉は使わない
- 「マジ」「ヤバい」などの口癖に注意する
- 「~っす」など語尾に注意する
- 「ら」抜き言葉、「い」抜き言葉に注意(食べれる→食べられる、見れた→見られた、知ってる→知っている)
- 「さ」入り言葉に注意(行かさせてもらう→行かせていただく、うかがう)
- 「~なので」を「~ですから」に言い換える
- うちの親、担任などの乱雑な言葉を避け、わたしの両親、クラスの担任の先生など丁寧な表現を心がける
高校受験の面接でよく聞かれる質問と解答例
ここまでの解説で面接の基本のマナーは一通り把握できたのではないでしょうか。次に、面接対策について解説していきます。
面接で落ちないためには、本番である面接官からの質問に対しての回答はある程度予想して用意しておく必要があります。
なぜなら、高校受験の面接ではある程度質問内容が決まっていることが多いからです。
大抵の受験生はよくある質問に対しての対策はしっかりしてきますので、ここで対策をしていないと周りとの差がついてしまいます。
面接でよく聞かれる質問と、解答例・解答のポイントについて解説します。
「志望動機は?」
面接の際に必ず聞かれるといってもいい質問が志望動機です。
志望動機を考える際には志望校の特色を軸に組み立てると良いです。
また、面接官に伝わりやすい回答の流れは、
- 結論
- 理由・具体例
- 将来の夢
- 現在
- 結論
の順で回答すると良いでしょう。
例として、英語教育に力を入れている学校が志望校であるとして志望動機を組み立ててみます。
良い回答例
1.結論:「私は英語をより深く学びたいと考え貴校を志望いたしました。」
→結論を簡潔に述べる。
2.理由・具体例:「私は以前から洋楽が大好きで、いつか洋楽をネイティブのように歌いたいと思っていました。高校では英語の発音に力を入れたいと思い、英語教育に特化した、海外の大学への進学実績もある貴校に興味を持ちました。」
→志望校に興味を持ったエピソードを自分の言葉で組み立てる。
3.将来の夢:「私が貴校に入学したら、高校生のうちに英語が話せるようになるように頑張ります。高校生の内に英語が話せるようになり、英語圏で将来働きたいと思います。」
→志望校でどのような勉強をするか、将来したいことを伝える。
4.現在:「そのため、現在は洋楽の英単語や英語表現を勉強しています。」
→現在努力していることを伝える。
5.結論:「よってわたしは英語の授業が充実した貴校を志望いたします。」
面接官が志望動機を質問するのは、校風に合った生徒であるかを確認したい、高校で何を努力するかを聞きたいからです。
面接官がなぜ志望動機を聞いているのかを念頭において回答を用意しておきましょう。
悪い回答例
- 「校舎が綺麗だから」「先輩が優しかったから」など、高校で頑張れる理由を答えていないに等しい回答をする
- 「自分の学力的に受かる学校だったから」など消去法で選択したという印象を与える回答
面接試験において嘘の内容を話すことはあってはなりませんが、面接官の質問の趣旨を汲んだ回答を準備するように心がけましょう。
「自分の長所と短所は?」
自分の長所と短所なんて考えたこともないという受験生も多いのではないでしょうか。
長所と短所を答える際には別のことを答えるという方法と同じこと(表裏の関係)を答えるという方法が代表的な答え方です。
別のことを答えるとは…
長所:リーダーシップがある
短所:集中力が続かない
ここでは長所と短所は関係がないですよね。
同じことを答えるとは
長所:リーダーシップがある
短所:独裁的である
ここではリーダーシップがあることの裏側には周りの意見をおろそかにしてしまうというマイナス面もあるという関係があります。
では別のことを答える答え方の方法で良い回答例を以下に書いてみます。
「私の長所はリーダーシップがあるところです。
中学校では3年間学級委員を務めました。
登校してから1時間目が始まるまでの15分間、「朝学」をすることを提案し、提案してからの半年間私のクラスでは朝学を行いました。
はじめは朝学を嫌がる友人もいましたが、毎日声掛けをすることで最後にはほとんどの生徒が朝学に参加するようになりました。
その結果学力テストの平均点が5点アップしました。
しかし、その一方で私は集中力が続かないという短所もあります。
勉強においてその短所が発揮されることが多いので、勉強場所をこまめに変えたり、短時間で科目を変えたりしながら集中力がないながらも工夫して勉強しています。」
長所や短所を回答する際、以下のことに気をつけましょう。
- 長所は自分を褒めすぎない
- できるだけ具体的なエピソードで話す
- 短所は言いっぱなしにせず、対策まで述べる
長所や短所が思いつかない受験生は周りの人に聞いてみたり、長所か短所のどちらかだけを考え、もう片方は言い換えでひねり出してみましょう。
「中学校で頑張ったことは?」
面接官がこの質問をするのは、頑張った内容や結果を知りたいのではなく、頑張った過程の中で何を得たかを知りたいのです
面接の際に中学校で頑張ったことを聞かれた際には、頑張りの中から何を得たかに重点をおいて回答を準備しておきましょう。
「気になったニュース、時事問題は?」
この質問は高校生という中学生よりも一歩大人に近づいた、社会を動かす一員として社会に興味を持っているか、自分の意見が言えるかを確認する意図があります。
時事問題については日頃から報道番組を観たり、新聞を読んでおいたりすることが必要です。
事前に用意しておかないと答えられない質問の一つといえるので、しっかり答えを用意しておきましょう。
時事問題について自分の意見を持つことは難しいですよね。
そんなときはニュース番組のコメンテーターの発言を参考にしてみてください。
コメンテーターは様々な角度から意見を述べています。
コメンテーターの発言に注目し、その発言を自分自身はどう感じるかを考えてみてください。
自己PRは特に重要
志望動機と自己PRはすべての面接で質問されるといっても過言ではないほど重要な質問です。ほかの受験生も自己PRの内容を十分に対策しているので、ここがおろそかになってしまうと不合格になってしまう可能性もあります。
自己PRを聞かれる理由
高校受験の面接時の自己PRとは「受験生がいかに志望校に合っている学生であるかを高校側にアピールすること」です。
なぜなら、高校側が自己PRを聞く理由は、
- 自己分析ができる学生であるかを判断するため
- 高校の学校方針に沿った学生を見分けるため
- 熱意ある受験生かを見分けるため
であるからです。
自己PR作成時・回答時のポイント
上記の高校側が自己PRを聞く理由を頭に入れ、また、次のことに注意して自己PRを準備することをおすすめします。
志望校の学校方針に沿った生徒像を考える
志望校の学校方針等は、オープンキャンパス、パンフレット、在校生に聞くなどして知ることができます。
志望校の学校方針の結果、どのような生徒像が理想的かを考え、理想的な生徒像と自分の将来の夢やこれまでの活動を結びつけて自己PRを準備しましょう。
自分の言葉で話す
よくある失敗として、志望校の学校方針を考えた結果、パンフレットで使用されているそのままの言葉でPRしてしまうことです。
志望校の学校方針を具体的な自分のエピソードに変換して、自分の言葉で話せるように準備しておきましょう。
面接シート・自己PRカードなどの作成について
面接(面談)シート、自己PR書とは事前に面接官に提出するシートであり、評価の対象とならないものです。
評価の対象とならない面接シート等の役割は本当にあるのでしょうか。
結論から言えば、面接シートは面接において重要な役割を果たします。
簡潔にまとまったシートを提出しておけば、一日に多数の生徒を面接する面接官がメモを取りやすかったり、事前に良い印象を与えることができたりするからです。
面接シート・自己PRカードの作成のポイントは以下の7つです。
- 面接官が質問しやすいよう簡潔に書く
- 面接官が目を通しやすい程度の具体性を持って書く
- 結論→根拠→具体例→結論の順で書く
- 一貫性を持って書く
- NGワード「いろいろな」「さまざまな」「たくさんの」を使用しない
- 丁寧に書く
面接シート・自己PRカードは面接官が面接時にさらりと目を通し、質問につなげるためのカードです。
そのため、口頭での質問のとっかかりになる程度の内容を書いておくことが大切です。
言いたいことの全てをシートに盛り込んでしまうと、字が小さくなり見づらくなるので詳細は口頭で伝えられる程度の具体性にとどめておきましょう。
また、「いろいろな」「さまざまな」「たくさんの」ということばは、いろいろって?たくさんてどれくらい?などあまりに抽象的な言葉なので使用を避けましょう。
面接で予想外の事態…こんな時どうする?
面接対策を十分に行っていても、予想外の事態は起こるものです。
以下では受験生が面接時に困ってしまう代表的な事態と対策をまとめておきます。
集団面接で、言おうと思っていたことを先に言われてしまったら?
面接官も集団面接時に「先に言う、言われた」という事態は想定内です。
しかし、言おうとした内容が同じであっても先に言った受験生と一言一句同じということはありえないですよね。
この場合は「先の方と一部重複してしまいますが。」と断りを入れたうえで話し出しましょう。
また、先の意見を踏まえて自分のアピールできる部分を強調するなどして臨機応変に対応すると好印象を与えることができます。
この場合、「先の方と同じです。」で終わらせてしまうことだけは絶対にいけません。
想定外の質問をされたら?
想定外の質問をされてしまった場合、非常に焦りますよね。
頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
この場合は「少しお時間をください」と良い一呼吸おいて冷静になって自分なりの回答をすれば大丈夫です。
面接対策を万全にして当日を迎えよう
面接はギリギリの合否を分ける大切な試験です。
本コラムを熟読して、十分に対策して臨めば、自信をもって質問に答えられるはずです。
緊張しやすい受験生は担任の先生や家族、友人の前で繰り返し練習をすることでより自信をもって面接当日を迎えることができますよ。
緊張してしまっても、落ち着いて自分なりの言葉で答えれば大丈夫です。
では、合格を願っていますね。
関連コラム:高校受験で落ちたら?もしもの時の進路5つと失敗しないための対策
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この記事の監修者 山﨑 佑太郎
高校生・大学入試準備 主任
10年以上大手進学塾で高校入試、大学入試に携わり、多くの指導実績を持つエキスパート。
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