2021年から大幅な入試改革が行われることが正式に発表されました。
2020年10月現在の高校3年生は、新しく変わった「共通テスト」を受験する一番最初の年代になります。
また、昨今世間を騒がせ続けている「新型コロナウイルス」の感染拡大によって、大学入試にも様々な影響を及ぼしています。
今日様々な情報が錯綜しているので、常に新しい情報を正しく収集する必要があります。

本日は、高校の内申と大学入試の関係性について詳細に解説していきたいと思います。

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高校の内申点の出し方とは?評定平均ってなに?

まずは基本的な「高校の内申点」についてと「評定平均」について説明していきます。

一般的に内申点は、1-3学期の間に行われる「中間テスト」「期末テスト」「授業態度」「小テスト」「提出物」などの結果を元に5段階もしくは10段階評価で点数がつけられます。
ほとんどの科目は「中間テスト」や「期末テスト」などの定期テストの結果が内申点の比重を占めている場合が多いです。
ただし先生によって成績の付け方が変わってくるので、1学期のはじめに配られる資料などを参考にして自分なりにそれぞれのテストで何点以上取ればいいのかなどを計算しておいた方が良いでしょう。

次に、大学入試に関わってくる「評定平均」について説明します。
まず「評定平均」とは、高校1年生から高校3年生までに履修した全ての科目の評定を科目数で割った数字になります。

評定平均は高校1年生からの成績が積み重なるので、周到に準備をする必要があります。
特に推薦入試等、評定平均を合否の判断材料として使用する大学を受験される学生は要注意です。

後ほど詳しく説明していきますが、推薦入試を導入する多くの大学は「足切り」として一定の評定平均を満たさないと受験資格を得られないようにしています。
また、推薦入試の多くは高校3年生の2学期中に行われるので、大学に提出する評定平均は高校1年生の1学期から高校3年生の1学期までの評定で判断されます。
つまり、高校1、2年生での成績が極めて重要になります。
ですので、計画的に勉強を行う必要があります。

次の章では、評定平均がそれぞれの入試形態にどのように関わってくるのかについて詳しく説明していきます。

一般入試には影響する?

筑波大学

(令和3年度入試選抜)
調査書を用いた主体性等評価方法の取りやめ
調査書を用いた主体性等評価方法を取りやめ、調査書の配点を除いた総点で選抜します。

京都大学

(令和3年度入試選抜)
入学者選抜は、大学入学共通テストの成績、一般選抜個別学力検査(以下、「個別学力検査」と省略)等の成績及調査書を資料とし、各学部の判断基準により総合して判定します。
学力検査等の成績判定は、大学入学共通テストの成績を14-35ページに記載した「大学入学共通テスト・個別学力検査等の配点等」欄の配点に換算した上、これと個別学力検査等の成績とを総合して行います。

早稲田大学

早稲田大学の大学入学共通テスト利用入試は「大学入学共通テストの成績のみ、あるいはそれに本学独自の書類選考を加えて合否判定を行い、早稲田大学の試験場において試験を受ける必要がない入試です。
全ての学部・方式において一般選抜と併願可能です。」と書かれています。
詳しい要項には11月の上旬にホームページにて、掲載されます。

また、一般選抜については「原則として本学独自の3教科で実施する方式、英語4技能テストを利用する方式、大学入学共通テストを利用する方式があります。」と記載されています。
こちらも詳細な情報は11月の上旬以降、ホームページにて確認出来ます。

青山学院大学

  1. 一般選抜(個別学部日程)

① 一般選抜(個別学部日程)  大学入学共通テストを「併用する」方式 (経済学部を除く、すべての学部がこの方式にて実施します。)

 大学入学共通テストと「独自の個別試験」を組み合わせます。 指定する大学入学共通テストの教科・科目の評価に加えて、「独自の個別試験」で は、「記述式を含む総合的な問題」または、「記述式を含む個別科目問題」や「小論文」を課して実施します。

②大学入学共通テストを「併用しない」方式 (経済学部の他、文学部、理工学部の一部がこの方式にて実施します。) 大学入学共通テストを利用せず、学部のアドミッションポリシーに応じた独自の試験にて実施します。

  1. 一般選抜(全学部日程) 

①各学部・学科において指定する教科・科目では、「知識・技能」「思考力・判断力・ 表現力」の評価に重点を置く本学独自の出題にて実施します。 「外国語(英語)」は、出題の中で「読む・書く」を測り、「話す」ために必要な十 分な語彙、理解度を備えているかを評価します。

以上2つの国立大学と私立大学をそれぞれピックアップしてみました。
一部の大学はまだ詳細な要項が出ていませんが、一般選抜の場合ほとんどの大学では高校時代の成績を全く参考にしない、もしくは一部参考にすると記載されています。
一部参考にすると記載がある大学もほとんどは試験当日の点数で合否が決定するでしょう。

推薦入試には影響する?

2021年度までに国公立大学は推薦入試による入学者を3割まで増やすことを目標にしています。*1 
大学によって様々な入試形態があります。
中には高校3年間の評定平均を評価する形態もあります。大抵の場合それらは最低限のボーダーラインであって、合否結果が内申点のみで決定することはまずないです。
しかし、大学によっては「足切り」として応募資格に評定平均4.5以上といった厳しい条件を設定しているところが多いです。
例えば、慶應義塾大学の文学部推薦入試は「高等学校全期間(最終学年の1学期まで、2学期制の場合は前期まで)の調査書の「全体の学習成績の状況」が4.1以上の者」と記載しています。*2
つまり評定平均が4.1以上でないと、そもそも自己推薦入試に応募する資格すらなくなってしまうということです。
また、早稲田大学社会科学部の全国自己推薦入学試験も出願必須要件に「1年1学期(または前期)から3年1学期(または前期)までの全体の評定平均ちが4.0以上の者」と記載しています。*3
国公立でも、例えば東北大学のAO入試Ⅱ期*4は「調査書の学習成績概評がA段階に属する者」と表記されています。
この「A段階」というのは以下の基準です。

全体の評定平均値学習成績概評
5.0~4.3A
4.2~3.5B
3.4~2.7C
2.6~1.9D
1.8以下E

もちろん、慶應義塾大学SFCやFITのように内申点を考慮しないで出願出来る方式もあります。

多くの推薦入試では、学力試験を免除する代わりに学校の成績を用いて学力レベルを判断する場合が多いので、推薦入試と高校の評定平均は密接な関係があると言えます。
また自己推薦型入試や公募制推薦入試は大学が制定している点数以上の評定平均を獲得していないと受験資格を得ることが出来ないので特に注意が必要です。
またそれ以外にも、高校3年間を通じて行なってきた課外活動の実績なども合否に関わってくるので、推薦での受験を考えている方は計画的に準備を行いましょう。

参考文献

*1一般社団法人 国立大学協会
https://www.janu.jp/news/teigen/20150914-wnew-actionplan.html

*2慶應義塾大学文学部自己応募制による推薦入試https://www.keio.ac.jp/ja/assets/download/admissions/examinations/recommendation-self/recommendation-self_youkou.pdf

*3 早稲田大学社会科学部
https://www.waseda.jp/fsss/sss/assets/uploads/2020/07/01_yokou2021.pdf

*4東北大学AOII期入試
http://www.tnc.tohoku.ac.jp/images/yoko/r3ao2.pdf

参考:スポーツ推薦情報検索サイト「スポーツ推薦ドットコム」株式会社吉和の森

関連コラム:【大学受験】勉強法の基本を解説!志望校合格のためにするべきこととは

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