高校受験において、入試対策だけでなく内申点を上げることも必要不可欠。

とはいえ、入試対策と違って、内申点対策について理解している方は多くありません。

中には、「そもそも内申点って上げようとして上げられるの?」という方もいるのではないでしょうか?

そこで本コラムでは、内申点を上げる方法について解説します。

逆に内申点が下がる行動についてもご紹介していますので、参考にして注意してください。

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内申点とは?評価基準を知っておこう

内申点とは、中学校や高校において、学年・学期ごとに生徒の学業に関する成績や態度、出席などを総合的に評価した点数のことです。

中学校の場合、「国語・数学・英語・社会・理科」の主教科に加えて、「保健体育・技術家庭科・美術・音楽」の副教科、合わせて9教科をそれぞれ5段階に評価します。

内申点は高校受験において重要

高校受験において、当日の入試結果と合わせて、内申点も判断基準の一つです。

3学期制の学校の場合、各学年の年度末の評定が、2学期制の学校の場合、各学年の年度末の評定が志望校あてに送られます。

なお、内申点の計算は都道府県によって異なります。

例えば、東京都では3年生の評定だけが下記のように計算されます。

3年生「(5教科×5段階評定)+(実技4教科×5段階評定×2倍)=合計65点満点」

一方、北海道は3年間の評定が必要で、計算方法は下記のとおりです。

1年生「9教科×5段階評定×2倍=合計90点満点」

2年生「9教科×5段階評定×2倍=合計90点満点」

3年生「9教科×5段階評定×3倍=合計135点満点」

中には、兵庫県のように主教科(5教科)は評定の4倍、副教科(4教科)は評定の7.5倍になることもあるので、ご自身の都道府県の計算方法をしっかり確認しておきましょう。

評定の決まり方

評定は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」の観点から決定されます。

これらは主に下記の要素が判断材料となります。

  • テストの点数
  • 提出物
  • 成果物
  • 授業態度

この判断材料を元に、3観点はそれぞれABCで評価され、総合的に見て5段階評価となります。

例えば「A・A・A」で5段階評価の「5」、「C・C・C」で「1」といったように評価されます。

裏技はある?内申点を上げる方法

次に、内申点を上げる方法についてご紹介します。

主に下記の6つの方法で、内申点向上を目指せます。

  • 定期テストで高得点を取る
  • 提出物の期限を守る
  • 授業態度をよくする(or見直す)
  • 自主学習を習慣化する
  • 先生に質問する時間を作る
  • ズバリ先生に直接相談する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

定期テストで高得点を取る

内申点を上げる方法の1つ目は、「定期テストで高得点を取る」ことです。

特に主教科となる5教科の内申点は、定期テストの点数が判断基準の中で重きを置かれています。

もちろん後述する、提出物や授業態度も重要ですが、定期テストが悪ければ内申点で「5」を取ることは不可能です。

そのため、内申点を上げたいなら、まずは定期テストで高得点を目指しましょう。

定期テストで高得点を取るためには、予習・復習をしっかり行うことが大切です。

授業前に教科書や問題集を使って予習を行い、授業の内容を事前に理解しましょう。

授業後には、復習を行うことで、理解が不十分な部分を補えます。

また、計画的な学習スケジュールを立てることもポイントです。

テストまでの期間を考慮し、適切なペースで学習を進めることで、最終的な目標に向かって効果的に準備できます。

提出物の期限を守る

内申点を上げる方法の2つ目は、「提出物の期限を守る」ことです。

期限に遅れて提出したり、忘れてしまったりすることは、先生からの評価に悪影響を及ぼします。

まず、提出物の締め切りをしっかり確認しましょう。

授業や課題で指示された提出期限や日程を把握することが大切です。

教科や学校によって異なるため、自身で確実に把握しておく必要があります。

また、提出物の内容や確認事項を確実にチェックしましょう。

課題やレポートの指示をよく読み、必要な情報や形式に沿って作業を進めなければ、提出が認められない場合があります。

提出前に内容を再確認し、不足や誤りがないかを確認することで、提出を確実なものにしましょう。

さらに、予期せぬ問題や遅延が起きる場合もあります。

この場合、提出物の進捗状況や理由を先生に相談し、適切な対応を行いましょう。

遅れが予想される場合は、早めに連絡を取り、延期や対策を相談することが大切です。

授業態度をよくする(or見直す)

内申点を上げる方法の3つ目は、「授業態度をよくすること」です。

先生からの評価には、授業への積極的な姿勢や協調性が反映されます。

まず当たり前のことですが、授業に集中することが大切です。

授業中は先生の説明に耳を傾け、積極的に質問を行いましょう。

手を上げて積極的に発表することや姿勢正しく授業に参加することで、先生は好感を持ちます。

また、近年はグループ活動が増えてきており、グループ活動への参加度合いも評価対象の一つになっています。

グループ活動でも、自分の意見を出したり、グループ内の意見をまとめたりと、積極的に参加しましょう。

なお、授業に積極的に参加することは、内申点を上げるだけでなく、定期テストの点数を高めたり、提出物の期限間違いをなくしたりと、メリットだらけです。

この機会に、自身の授業態度を見つめ直してみましょう。

自主学習の習慣化 

内申点を上げる方法の4つ目は、「自主学習の習慣化」です。

特に自主学習ノートを作成することで、積極的な姿勢を評価してもらえます。

自主学習ノートには、自分の苦手な分野・科目のまとめや問題を記載します。

与えられた課題をするのではなく、自ら考えた内容を行うことが大切です。

自分にどのような学習が必要なのか、振り返ってみましょう。

また、自主学習を行う際には、効果的な学習方法を身につけることも大切です。

例えば、ノートを取る方法や問題解決のアプローチなど、効率的な学習スキルを習得しましょう。

また、学習の成果を確認するために定期的に振り返りや自己評価を行い、必要に応じて学習方法をすることも重要です。

さらに、自主学習の効果を高めるためには、継続的な取り組みが欠かせません。

途中で挫折せずに、コツコツと取り組み続けることが大切です。

そのため、いきなりハードな量の学習を行う必要はなく、できる範囲から始めましょう。

先生に質問する時間を作る

内申点を上げる方法の5つ目は、「先生に質問する時間を作る」です。

先生に質問することで理解を深められるだけでなく、先生とのコミュニケーションも図れ、姿勢・態度が評価されやすくなります。

まず第一に、授業中や授業後に積極的に質問する習慣を身につけましょう。

授業中にわからない点があれば、遠慮せずに手を挙げて質問することが大切です。

授業中だと難しいようであれば、授業後に先生の元へ向かい、質問しましょう。

次に、質問の内容を具体的かつ明確にすることが重要です。

質問の際には、どの部分が理解できていないのか、具体的な問題点や疑問点を明確に伝えましょう。

その上で、先生に対して具体的な質問をすることで、より適切なアドバイスや解説を得られます。

最後に、質問に対するフィードバックや指導を受けた後は、その内容をしっかりと理解し、必要に応じて復習を行いましょう。

質問に対する解答やアドバイスを活かして学習を進めることで、より効果的に知識や理解を深められます。

ズバリ先生に直接相談する

内申点を上げる方法の6つ目は、「ズバリ先生に直接相談する」です。

先生に直接「内申点ってどうやって上げればいいですか?」と聞けば、親身に答えてくれます。

「先生に直接聞くのはずるい…」と感じるかもしれませんが、先生的にはどんどん相談してほしいものです。

というのも、内申点を上げるのに必要なことは、人それぞれ異なります。

また、成績によっては「限りなく5に近い4」や「あとちょっとで3になるかもしれない4」など状況はさまざま。

「◯◯の分野を頑張りましょう」「授業態度を良くしましょう。」など、一人ひとりに合ったアドバイスがもらえます。

自分1人では気付かないことにも気付けるかもしれないので、積極的に相談しましょう。

注意!内申点を下げる行動8つ

逆に、内申点を下げる行動についてご紹介します。内申点を下げる行動は主に下記の8つです。

  1. 遅刻・欠席が多い
  2. 反抗的な態度
  3. 提出物を出さない
  4. 先生の話の邪魔をする
  5. テストの点数の低下
  6. グループ活動に参加しない・無関心
  7. ルールを無視する
  8. 他の生徒とのトラブル

それぞれ詳しく解説していきます。

1.遅刻・欠席が多い

内申点を下げる行動の1つ目は、「遅刻・欠席が多い」ことです。

出席率は学校生活において重要です。

また、出席率は「主体的に学習に取り組む態度」の観点に直接影響を与えます。

遅刻や欠席が多いと、授業に参加する機会が減り、学習内容を理解する機会も減少します。

定期テストや課題の提出など、学業の成績にも悪影響を与えるかもしれません。

遅刻・欠席を減らすためには睡眠や適切な食事を取り、健康を維持することが大切です。

また、良好な友人関係を築くなどして、学校生活を充実にすることで、学校への嫌悪感を減らし、出席の意欲を高められます。

体調不良など避けようのないこともありますが、サボりや夜ふかしなどで遅刻・欠席が増えることのないように気をつけましょう。

2.反抗的な態度

内申点を下げる行動の2つ目は、「反抗的な態度」です。

学校では先生や他の生徒とのコミュニケーションも重要であり、先生の指示に対して適切な態度をしなければいけません。

反抗的な態度をとることで、先生との信頼関係が損なわれ、学校生活や授業の進行に支障が生じる可能性があります。

これは「主体的に学習に取り組む態度」の観点から見ても、よくありません。

先生や他の生徒とのコミュニケーションを大切にし、協力し合うことで良好な関係を築きましょう。

3.提出物を出さない

内申点を下げる行動の3つ目は、「提出物を出さない」ことです。

宿題やレポートなどの提出物は、評定を決める重要な要素となります。

提出物を出さないことは、「主体的に学習に取り組む態度」の評価を下げる要因の一つです。

提出物は生徒の学習成果を示すものであり、提出物を出さないことで、学習成果が適切に評価されなくなります。

内申点を上げるためには、提出物の期限を守り、適切な形で先生に提出することが重要です。

また、提出物の内容や質にも注意を払い、学習態度を高める努力をしましょう。

4.先生の話の邪魔をする

内申点を下げる行動の4つ目は、「先生の話の邪魔をする」ことです。

授業中や先生の説明中に邪魔をすることは、学習態度や先生への尊重を欠く行為とみなされ、内申点に悪影響を与えることがあります。

授業中に集中せず、他の生徒や先生の話を遮る行為は、真剣に学ぼうとする姿勢が感じられないと「主体的に学習に取り組む態度」の評価を下げます。

授業に集中して参加しないことで、成績の悪化にもつながるかもしれません。

内申点を上げるためには、授業中は先生の話に集中し、敬意を持って接することが重要です。

静かに授業を受けつつ、積極的な姿勢で学習に取り組みましょう。

5.テストの点数の低下

内申点を下げる行動の5つ目は、「テストの点数の低下」です。

定期テストや授業内で行われる小テストの点数、授業の理解度などが低下することで、内申点も下がります。

また、定期テストは大問1は「知識・技能」、大問2は「思考力・判断力・表現力」といったように、大問ごとにそれぞれの観点で評価されます。

単語や知識を暗記するだけでなく、その知識を活かす思考力なども必要です。

テストの点数を高めるためには、学習態度や取り組む姿勢も向上しなければいけません。

提出物をしっかりした上で、自主学習による予習・復習を行うことでテストの点数向上を目指しましょう。

6.グループ活動に参加しない・無関心

内申点を下げる行動の6つ目は、「グループ活動に参加しない・無関心」です。

学校生活では、クラスや班活動などでのグループ活動が重要な役割を果たします。

グループ活動への参加は「主体的に学習に取り組む態度」の評価だけでなく、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の観点にも影響を与えます。

そもそもグループ活動で意見を出すことは、その分野の知識・技能がなければできません。

また、相手の話をよく聞き、適切な反応をすることで、主体的に学習しようとしていると判断されます。

万が一自分の意見が見つからなくても、グループの話をよく聞き、積極的に質問するなどして参加しましょう。

7.ルールを無視する

内申点を下げる行動の7つ目は、「ルールを無視する」ことです。

学校生活や授業では、さまざまなルールが設けられており、これらを守ることは生徒としての基本的な義務となっています。

学校生活や授業におけるルールは、生徒が安全かつ円滑な学び・交流を行うためのものです。

例えば、授業の開始時間や授業中の態度などが挙げられます。

これらのルールを無視することは、教室内の秩序を乱し、教育活動に支障をきたすとみなされます。

また、ルールを無視することは、他の生徒や先生との信頼関係を損なう原因の一つです。

信頼関係が揺らぐと、円滑な学校生活が妨げられ、授業への集中度や成績の悪化に直結します。

ルールを遵守し、良識ある行動を心がけましょう。

8.他の生徒とのトラブル

内申点を下げる行動の8つ目は、「他の生徒とのトラブル」です。

学校生活では、様々な人間関係があり、時には衝突や対立が生じることもあります。

しかし、これらのトラブルが悪化し、解決が困難になると、内申点に影響を及ぼすかもしれません。

トラブルが継続すると、生徒の学校生活全体に対する態度や行動にも影響を与える可能性があります。

例えば、学校への出席率が低下したり、授業中の態度が悪化したりするでしょう。

さらに、トラブルが解決されないまま放置されると、学校内での社会的関係や信頼関係が損なわれる可能性があります。

学校コミュニティ内での信頼や協力は、生徒の学校生活や学習環境においてとても重要です。

先生だけでなく生徒同士でも良好なコミュニケーションを目指しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は内申点を上げる方法について解説しました。

内申点を上げるためには、テストの点数を上げるだけでは足りません。

学校の授業に積極的に参加し、提出物などを期日通り提出するなど、主体的に学習に取り組む態度も大切です。

とはいえ、現状内申点が上がらない原因は人それぞれです。

もしかしたら1人では判断しきれないかもしれません。

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この記事の著者 土井 龍弥

土井 龍弥

2年間の教員経験を経て学習塾を開業。
小学生から高校生までの指導・学習相談を担当する。

現在は、これまでの経験を活かして教育・子育てに関する記事の監修・執筆を行う。

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