お子さんの反抗期について悩んでいる方は多いです。

反抗期が終わるきっかけを知りたい方や、反抗期で勉強しないお子さんへの対処法が知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、反抗期が終わるきっかけについて、また、反抗期中の親の対応などについて解説します。

反抗期にどうすれば良いか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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反抗期が終わるきっかけはある?

反抗期は誰もが通る道で、終わるタイミングも人それぞれであり、誰にでも共通するような「反抗期が終わるきっかけ」はありません。

親がコントロールできるものでもなく、終わるきっかけは人それぞれ異なるということを覚えておきましょう。

一般的に、子どもの反抗期は小学生から高校生の間と言われています。

高校3年生になると受験がひと段落することで、反抗期も次第に落ち着いてくる場合も多いことから一つの区切りとされていますが、時期についてはあくまで目安と思っておいてくださいね。

また、はじめに述べたように反抗期は人それぞれ異なるため、もっと早い時期に始まる場合もあれば、大学生になっても反抗期が続いている場合もあり得るでしょう。

よって反抗期がどのくらい続くのか、いつ始まっていつ終わるのかを明確にすることは難しいと言えます。

反抗期が終わるきっかけは?例3つ

続いて、反抗期が終わるきっかけの例を3つ挙げて解説します。

前項でも述べたように反抗期が終わるタイミングは人それぞれですが、きっかけになりやすいことはいくつかあります。

そこでこちらでは、きっかけになりやすいタイミングの中から「進学など環境の変化」「受験」「子どもの成長」の3つについて詳しく紹介します。

1.進学など環境の変化

反抗期が終わるきっかけになることとして、進学など環境の変化が挙げられます。

お子さんが成長するにつれて精神的にも成長し、次第に反抗期も落ち着いてくると考えられます。

反抗期だけでなく幼児期のイヤイヤ期についても同様で、入園後にたくさんの人と関わりながら社会のルールなどを学ぶことで精神面も成長することで、イヤイヤ期も自然と終わっていきます。

お子さんがなかなか言うことを聞いてくれず反発してくると、つい強く注意してしまう親御さんも多いのではないでしょうか。

しかし、進学などで新しい環境になると、お子さんの反抗期も落ち着く可能性がありますので、あまり干渉しすぎず静かに見守ってあげましょう。

2.受験

特に中学生の反抗期が終わるきっかけになりやすいのが、高校受験と考えられます。

初めて受験をするお子さんにとっては、高校受験は大きな不安要素のひとつとなっていることでしょう。

そこで、家族で支え合って親御さんがしっかりサポートしてあげることで、お子さんも安心できるため精神的に大きな支えになると言えます。

中学受験を経験した実体験として、小学6年生の頃は受験に対する不安な気持ちと反抗期が混在し、精神的に非常に不安定な状態が続いていました。

つい親に対して反抗的な態度を取ってしまうこともありましたが、無事に受験に合格できた安心感から精神的にも落ち着いて、中学校に入学する頃には反抗期が落ち着いた記憶があります。

3.子どもの成長

先にも述べたように、反抗期が終わるきっかけは環境の変化や受験などいくつか考えられます。

これらに共通することとして、「お子さんの成長」が反抗期が終わるきっかけになりやすい要因として考えられます。

反抗期には、自分の心情の変化に影響される内在的なものと、周囲の環境に影響される外在的なものが存在しています。

原因が外在的なものの場合は、受験や進学など環境が変化することで改善が期待できますが、内在的なものの場合はお子さん自身の成長がきっかけになりやすいです。

しかし、人によって成長スピードは異なることから、どこまで成長すれば反抗期が終わると明確に断言することは難しいでしょう。

あくまできっかけになる可能性がある、と思っておいてください。

反抗期に親がするべきでないこと・してあげるとよいことは?

ここからは、反抗期のお子さんに対して、親御さんがするべきでないこと・してあげるとよいことについて解説します。

親がするべきでないこと

まずは、親がするべきでないことから解説していきます。

お子さんが反抗的な態度だと、つい強く注意してしまう方も多いかもしれません。

しかし、誤った対応をしてしまうと、反抗期が長引く原因になる可能性があります。

そうならないために、するべきでないことをしっかりチェックしておきましょう。

「勉強しなさい」「いつまで寝てるの」などと小言を言いすぎる

特に受験生のお子さんがいる場合は、つい口酸っぱく注意をしてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、反抗期のお子さんは本心でなくてもつい反抗的になってしまうことが多いため、状況を悪化させないためにも干渉しすぎないようにしましょう。

成長期特有のホルモンの影響で、反抗期はイライラしがちだったり感情の起伏が激しい場合があります。

お子さんがなかなか勉強しない時は「勉強しなさい!」と強く叱らずに、優しい言葉をかけてあげるようにしてください。

命令したり否定をするのは逆効果ですので、出来るだけお子さんの意見を聞いてあげましょう。

放置しすぎる

反抗期だからといってお子さんに干渉せず、放置しすぎるのも逆効果です。

先にも述べたように、反抗期は感情が繊細になっています。

そのため、親が干渉してこないと愛情不足を感じてしまい、反抗期が長引く可能性があるでしょう。

反抗的な態度を取られたり、なかなか言うことを聞いてもらえず、つい放置してしまうこともあるかもしれません。

反抗期を正常に終わらせるために良好な親子関係を築けるよう、お子さんに寄り添ってあげてください。

子どもの言うことを否定しすぎる

反抗期のお子さんによく見られるのが、親の言うことを聞かないで反抗的な態度を取ることです。

これは子供が成長して自分で考えるようになり、自我が芽生えることが要因と考えられます。

ですので、親子で意見がすれ違ってお子さんが間違っていたとしても、否定せずまずはお子さんの意見を受け入れてあげてください。

親としては失敗してほしくないが故に強く意見してしまうかもしれませんが、お子さんは失敗することで成長します。

実際に失敗を経験することで親の意見が正しかったと感じ、素直に親の意見に耳を傾けてくれる可能性もあるでしょう。

言葉遣いに気をつける

先にも述べたように、反抗期のお子さんに対して命令したり否定することは避けるべきです。

これらに通ずることとして、言葉遣いに注意することも大切です。

何気ない一言でも、繊細な感情を持つ反抗期のお子さんにとっては深い傷となる可能性があります。

こうしたことが原因で反抗期が長引いてしまう可能性もありますので、言葉遣いには気をつけてくださいね。

先の見えない反抗期にお困りの親御さんも多いかとは思いますが、優しい言葉でお子さんの気持ちに寄り添ってあげることが有効的ですので、意識して接してみましょう。

親がしてあげると良いこと

次に、反抗期のお子さんに対してしてあげるとよいことを解説します。

正常に反抗期を終えるためには、親の愛情をしっかり届けてあげることが大切です。

こちらで紹介するポイントを参考にして、たっぷりと愛情をお子さんに伝えてあげてください。

愛情をしっかり伝える

反抗期のお子さんには愛情をしっかり伝えることが最も大切です。

愛情不足を感じたお子さんは反抗期が悪化したり長引く可能性があります。

また、反抗期のお子さんはとても繊細な心を持っているため、愛情不足を感じないように良好な親子関係を築くことを心がけましょう。

干渉のしすぎは逆効果ですが、お子さんを否定せず寄り添ってあげると、受け入れてもらえた安心感から愛情を感じることができます。

このように適切に愛情を注いでいれば、お子さんの反抗期は正常に落ち着いてくると考えられます。

なるべく感情的にならない

反抗期のお子さんに対して感情的になるのは逆効果なので注意が必要です。

成長期はホルモンバランスが特有で、イライラしやすかったり感情の起伏が激しくなります。

親として正しいことを伝えようとする気持ちは大切ですが、頭ごなしに感情的に言ってもお子さんには届かないでしょう。

出来るだけ感情的にならず、なぜそうなのかという理由を一緒に伝えてあげると親の考えが伝わりやすくなり、お子さんも話に耳を傾けてくれる可能性が高まりますよ。

「反抗期だから」と割り切る

反抗期のお子さんと良好的な関係を築くためにも、ある程度割り切って付き合うことも有効的です。

お子さんの気持ちに寄り添うことは大切ですが、いつ終わるかわからない反抗期に親も気が休まらないですよね。

親御さんも心の余裕がないとつい感情的になってしまい、かえってお子さんとの関係が悪くなってしまう可能性もあります。

そうならないためにも「反抗期だから」と割り切って考えることで、気負いすぎずに反抗期に向き合うことができるでしょう。

反抗期のタイミングや程度は人それぞれですので、あまり深刻に捉えずにいつかは終わりが来ると思いながら過ごすことがポイントです。

子どもが反抗期で勉強しない時は第三者を頼ろう

反抗期のお子さんは親の言うことに対して反抗したり、なかなか勉強しないといったこともあるかと思います。

学校の成績や将来を考えてつい強く意見してしまうこともあるかもしれませんが、反抗期の対応としては逆効果になってしまいます。

とはいえ、なんとかしてお子さんを勉強してもらい、成績をあげたいと考えている親御さんは多いのではないでしょうか?

多くの子供が反抗期を迎える中学生・高校生の時期は受験のシーズンも迎えるため、不安や焦りを感じているご家庭はたくさんいらっしゃると思います。

親の言うことには反抗的な態度をとってしまうお子さんも、家族以外の第三者の言葉なら素直に受け入れてくれる可能性があります。

そんな方には、アガルートの学習コーチングがおすすめです。

アガルートの学習コーチングでは無料体験が可能ですので、反抗期のお子さんの勉強に悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。

関連コラム:勉強のやる気が出ない時におすすめのやる気を出す方法16選!モチベーションを保つコツとは

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この記事の著者 知崎 ユイ

自身も中学受験を経験。

学生時代には塾講師として小学生から高校生まで幅広く指導を行い、
勉強だけでなく進路相談のアドバイスも担当。

現在は教育分野を中心に執筆活動を行っている。

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