今あなたは塾に行っていますか？

今の塾に行き続けることがあなたの問題をすべて解決するとは限りません。

また、これから塾に行こうと悩んでいる人もいると思いますが、人によっては塾に行っても意味がない人もいます。

そこで今回は、塾に行っても意味のない人の特徴や、実際に行っても意味のない塾の特徴などをご紹介します。

「塾って意味ない」と思う時にありがちなこと

塾に行っても、次のような場合は「意味がないのでは？」と思うのに無理はありません。

授業の内容レベルが低い

せっかく塾に行っても、その授業内容のレベルが低い場合があります。

既に理解していることを説明されると、やる気が起きなくなってしまいますので、意味がないと思ってしまう人は多いでしょう。

授業の範囲をまったく理解できない

逆に、授業で取り扱う範囲をまだまったく理解できていない状態であれば、授業の理解度も下がってしまいます。

この場合、塾の授業内容が「聞いてもよくわからない」状態となってしまいますよね。

そのままその塾で授業を受け続ける前に、前提となる知識の学習を進めるべきかもしれません。

先生が生徒の状況を把握していない

塾の先生が、各生徒の状況を把握していない、ということはないでしょうか？

進路指導や学習指導で話が合わなくなるので、行っても意味ないと思っても仕方がないでしょう。

すぐに質問対応してくれない

わからないことがあったとき、質問して解決してもらえることが塾の魅力のひとつです。

しかし、塾によってはすぐに質問対応できないこともあります。

こうなると、質問しようと思っていたことが後回しになってしまうため、行っても意味がないと思っても仕方がないでしょう。

塾に行く意味とは？

本来、塾に行くことは、次のようなメリットがあり、「意味がある」といえます。

学校よりもレベルの高い授業を受けられる

学校の先生の中でも、教え方が上手くわかりやすい先生はたくさんいると思いますが、学校の先生は授業準備以外にも業務がたくさんあります。

それと比べると塾の先生は、学習指導に特化しているため、学校よりもわかりやすい授業をしてくれる場合が多いため、学習範囲のわかりやすさが上がることが期待できるでしょう。

また塾や予備校によっては、「○○大英語」のように、志望校に沿った対策講座があるのも魅力のひとつです。

受験のテクニックを教えてもらえる

塾や予備校では、実際の試験問題を取り扱いながら、その問題を正答するためのテクニックを教えてもらえることがあります。

理解できていなくてもテクニックで解けたり、問題の傾向によってパターン分けして解き方を教えてもらえることがあることが魅力です。

受験情報が手に入る

学校でも進路指導はあるかと思いますが、塾や予備校ではさらに多くの受験情報が手に入りやすくなります。

受験では、勉強以外に受験情報の有無によって合格の可能性が大きく変わるので、受験情報を多く手に入れられることは大きなメリットです。

夜遅くまで自習室を利用できる

自宅ではなかなか集中して勉強できないという人は少なからずいると思います。

自習室のある塾や予備校に行けば、集中して勉強できる環境を手に入れられることは大きなメリットです。

自分に合ったカリキュラムがある

特に個別指導塾では、一人ひとりに合ったカリキュラムで勉強が進みます。

学習状況や理解度は人によって変わるため、画一的なカリキュラムで進めるとどうしても追いつけなくなったり、わかっていない範囲が放置されたりしてしまいます。

そのため、自分に合ったカリキュラムで勉強できるのは大きなメリットです。

同じような目標を持ったライバルがいる

塾や予備校に通わずに勉強すると、モチベーションの維持の部分で続かなくなる可能性があります。

その点、似たような志望校のライバルがいる環境に身を置けると、モチベーションに繋がることでしょう。

実際に行っても意味のない塾の特徴

次のような塾では、上記で紹介したような意味がないといえるのではないでしょうか。

質問できない

わからないことがあったとき、質問して解決してもらえることが塾の魅力のひとつですが、塾によっては何時間も待たされたり、場合によっては対応できないので学校で質問してほしいと言われることもあります。

そうなると、分からない問題がそのまま放置されてしまうことになるため、成績が上昇しにくくなってしまいます。

質問ができたときにすぐに対応してくれないのであれば、行く価値は下がるでしょう。

受験情報が少ない

個人経営の塾だと、情報の蓄積という意味で偏ってしまったり、弱かったりしてしまいます。

受験において情報が少ないことは命とりとなってしまうため、受験情報が少ないのであれば行く意味はあまりないかもしれません。

自習室がない・うるさい

塾に期待することのひとつに、集中して勉強できる環境を手に入れることがあるかと思います。

しかし、塾によっては自習室が騒がしかったり、そもそも自習室がない場合もあります。

この場合、勉強できる場所がないことで勉強時間の確保ができず、成績も上がらなくなってしまいますので、自習室で集中できないのであれば行く意味はないでしょう。

参考書が少ない

自分が使っている教材で分からない問題ができたとき、他の参考書を見たら解決することが多々あります。

しかし、塾や予備校によっては、常備している参考書が少ないことがあります。

先生にすぐに質問して解決できるのであればいいですが、そうではない場合参考書をあまり見れない環境なのであれば、その塾に行く価値は下がってしまうでしょう。

生徒の状況に合わない講座を勧めてくる

塾や予備校によっては、売上を上げるために、各生徒に対して余計な講座を勧めるケースが多々あります。

勧められた講座を受講することで生徒の問題が解決して成績が上がるのであればいいですが、そうではないのであれば、たくさん受講しているのに成績が上がらなくなってしまいます。

自分に合わない講座を勧めてくるようなことがあれば、行き続けてもあまり良いことはないでしょう。

具体的な勉強法を教えてもらえない

塾や予備校では、授業や質問対応をしてくれます。

しかし、受験勉強においては授業時間で先生と一緒に勉強する時間より、自分ひとりで机に向かって勉強する時間の方が遥かに長くなります。

そのため一人で勉強するときにどのように勉強したらいいのかしっかり指導してもらえなければ、自習時間の質が上がりきりません。

授業のしっぱなしや質問対応のみで、具体的な勉強法を指導してもらえないのであれば、その塾に行き続けるメリットはあまりないと思われます。

勉強時間に合わない宿題を設定される

塾では、毎回の授業ごとに宿題を課されることがあります。

しかし、生徒によっては部活や課外活動、学校の宿題などの兼ね合いで、あまり勉強時間を取ることができないこともあるでしょう。

そういう各生徒の状況を考慮せず、できない量の宿題を出す塾もありますが、こういう場合は行き続ける意味はありません。

生徒数が少なすぎる

開校したてであれば別ですが、数年やっているのに生徒数が明らかに少なすぎる塾があります。

この場合、その塾はあなたにとって悪くはないかもしれませんが、最も良いとは限りません。

信用できるところにこそ人は集まるものですので、別の塾や学習サポートを選択肢に入れたほうがいいかもしれません。

塾に行っても意味のない子の特徴

人によってはどんな塾であっても意味がない、ということがあります。次のような場合です。

人からのアドバイスを聞かない・自分が正しいと思う

塾では、生徒が間違った勉強をしていたり、間違った解釈をしていたりする場合、それを正すためにあります。

しかし、頑固な性格の生徒はアドバイスを受け入れずに自分のやり方で進めようとしてしまいます。

頑固な性格で人からのアドバイスを聞き入れないタイプの子の場合、塾に通うことで得られるはずのメリットを得られないため、塾に行っても意味はないかもしれません。

授業を受けるだけで予習・復習をしない

いくら良い授業を受けたとしても、その復習をしなければ成績は効率よく上がっていきません。

人間は忘れる生き物ですので、授業を受けるだけで復習をまったくしないのであれば、塾に行く意味は薄れてしまうでしょう。

また、予習も大切です。

授業内容を事前に予習することで授業の内容をより理解しやすくなります。

逆に、予習を全くしないのであれば、授業の理解度も下がってしまいますのであまり意味がないかもしれません。

自走できている

塾や予備校は、ひとりで勉強しているときに発生するさまざまな弊害を取り除くサポートをする場所です。

自分で勉強する習慣がすでにあり、自分で問題を解いてわからないところも解説を見れば解決できるのであれば、塾や予備校のサポートはあまり必要ないでしょう。

その場合。塾で受ける授業の時間を自習時間に充てた方が、効率よく成績が上がるはずです。

「この塾に行っても意味がない」と思ったら

志望校合格に向けてどのように勉強していくのかは、塾や予備校のスタイルによって大きく変わります。

もしあなたが今通っている塾や予備校に行き続けても意味がないなとおもったら、指導方式の変更を検討するのがいいでしょう。

もし塾を変えることを検討するのであれば、以下のような選択肢があります。

転塾

もし今行っている塾が合わないと思っているのであれば、塾を変えるといいでしょう。

例えば集団塾に行っていて合わない場合の多くは、塾生全員が画一的なカリキュラムになることが原因で成績が伸び悩むことになります。

その際、集団塾から個別指導塾に変えるなど、指導方式自体を変えることも検討されるといいでしょう。

家庭教師

個別指導塾に行って意味がないと思う場合の多くは、担当の講師が合わないことや塾内の環境などもあるかと思います。

それに加え、保護者からすると塾に行ってると思っていたのに、行っていただけで勉強していないということもあります。

その点家庭教師であれば、どのように勉強に取り組んでいるのかを保護者からも確認しやすい環境にありますので、家庭教師を検討してみてもいいかもしれません。

通信教育

塾に通ったり、家庭教師をつけたりするのは、少なからず対人でコミュニケーションを取る必要があります。

また、最近では新型コロナウイルスへの感染など、外に出ること自体がリスクになることもあります。

その点、通信教育であればそれらのリスクを軽減できますのでおすすめです。

自分で勉強する

塾や予備校、家庭教師や通信教育など、さまざまな学習サポートがありますが、正しく自分で勉強できるのであれば必要のないものです。

その場合は独学で勉強を進めてもまったく問題ないでしょう。

コーチング

勉強というのは、自分で問題を解いてみて、わからなかったところや間違えたところを確認し、もう一度解いてみたときにできるようになって初めて成績が上がるものです。

そのため、塾に通って授業を受けることで成績が上がるわけではありません。

もし仮に授業を受けるだけで成績が上がるのであれば、その授業を受けた人全員が良い成績にならなければいけませんが、そうではありませんよね。

つまり、成績を上げるために必要なのは、自分で勉強する時間とその質です。

自分で勉強する時間の質を上げるには、コーチングがおすすめです。

コーチングでは、ある科目のある単元をひたすら説明するわけではありません。

中長期的な目標に向けて、その日になにをどのように勉強したら良いのか、勉強法を指導します。

またそれは、全員に対して同じ指導をするわけではなく、一人ひとりの状況に合わせた指導をしてもらえます。

塾や予備校で授業を受け続けても意味がないと思っているのであれば、コーチングのサポートを受ける選択肢を持ってみてはいかがでしょうか。

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