M&Aを検討していてインクグロウが気になっているけれど、実際の評判はどうなのか、知りたい!と思っていませんか?

当コラムをご覧いただけば、インクグロウの評判や会社概要や特徴、サービス内容、実際の成約事例などがわかります。

インクグロウのメリット・デメリットも紹介しますので、M&Aを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

インクグロウとは?会社概要は?

インクグロウとは?会社概要は?
会社名インクグロウ株式会社
代表代表取締役社長 鈴木 智博
事業内容全国の金融機関との業務連携による中小企業支援
中小企業の事業承継、M&Aをはじめとする経営コンサルティング業務
次世代経営者向けのセミナーなどの企画運営
中小企業に向けた公的施策に対する情報提供や補助金の取得支援など
設立1990年7月31日
資本金5,100万円
従業員数24名
所在地東京都中央区日本橋馬喰町1丁目12-3 Daiwa日本橋馬喰町ビル2階
URLhttps://incgrow.co.jp/
会社概要 | インクグロウ株式会社より

インクグロウ株式会社は、中小企業に特化した経営支援業務を行っている会社です。

全国140の地域金融機関と連携してM&Aや事業承継支援、次世代経営者の育成セミナーの運営などを行っており、20年以上の歴史があります。

「中小企業の活性化が日本経済の成長・発展につながる」を基本理念として、親族内承継・第三者承継双方のサービスを提供し、多くの実績を持っています。

インクグロウの評判・口コミ・評価

インクグロウの評判・口コミ・評価

インクグロウは、中小規模のM&Aを得意とするM&A仲介会社です。

M&Aに仲介はもちろん、全国の中堅企業や中小企業のコンサルタント実績も多数保有しており、中核事業の1つとなっています。

M&Aの成立が目的ではなく、中小企業の成長発展を支援する会社としてM&Aコンサルティングを行っています。

ここからは、インクグロウの評判や口コミ評価についてご紹介します。

良い評判・口コミ

まず良い口コミとして以下のようなものがありました。

さまざまな方向を検討したなかで、金銭的にも一番いい形で承継できたと思っています。

【M&A事例】経験者に学ぶ M&A成功の秘訣 vol.2「不動産ビル管理のM&Aで心機一転 次のステージへ」

この方の場合、当初はM&Aはよくわからず検討していなかったそうですが、分からないから敬遠するのではなく、まずは検討して選択肢を増やし、一番いい形で事業承継ができたそうです。

それまで当社が不得手としていた分野の商材も、会社のつながりで安価で入手できるようになりました。売値も安くでき、拡販しやすくなった。

【M&A事例】経験者に学ぶ M&A成功の秘訣 vol.1「承継と成長の両立を実現した譲渡」

この方の場合は、ベストタイミングのM&Aだったようで、実行後の売上が120%、営業利益に至っては170%アップしたそうです。

口コミを調査した結果、このようにM&Aの結果に満足している声が目立っていました。

悪い評判・口コミ

悪い口コミに関しても調査しましたが、実際にサービスを利用した方からの悪い口コミは見つかりませんでした。

インクグロウは迷惑電話がやばいって本当?

インクグロウは迷惑電話がやばいって本当?

インクグロウからの営業電話に関しては以下のような口コミがあります。

女性の方でとても丁寧な対応でした。
資金提携のことで話があるといわれましたが、担当が不在の為、取次はしていません。

電話帳ナビ

お断りしましたが、M&Aの電話にしてはとても丁寧で、会社のこともきちんと調べていていきなり社長をというでもなく、要件の説明をしっかりしてくれる方でした。

電話帳ナビ

代表者を出せとかなりしつこい。

電話帳ナビ

業務提携の件で社長と話しがしたいと言ってきます。

電話帳ナビ

インクグロウは営業活動を行っており、実際に営業電話がかかってきたという声は多数ありました。

しかし、業界的な特徴として営業電話をする会社は多く、電話によるアプローチ自体は一般的な業務と言えます。

上記の口コミの中には、一部しつこいという口コミもありますが、大半は丁寧な営業電話だったとの情報でした。

インクグロウは怪しい会社?

インクグロウは積極的に営業電話活動を行っているため、怪しい会社なのではないかと思われがちです。

しかし、電話営業は、他の多くのM&A仲介会社でも行なわれている営業手法であり、調査の結果、サービス自体に怪しい点は見つかりませんでした。

インクグロウの特徴

インクグロウの特徴

ここからは、インクグロウの特徴、メリット・デメリット、を解説します。

インクグロウの強み(メリット)

中堅・中小企業のM&Aに強い

インクグロウの強みは、中堅や中小企業のM&A実績が豊富であることです。

中小企業の成長発展の支援を行う企業として、M&Aコンサルティングを行い、企業成長や事業承継問題のソリューションをサポートしています。

ビジネスクラブ会員5480社(22年12月末実績)、事業引継ぎ.net登録会員15007社(22年12月末実績)の中小企業ネットワークを有しており、シナジーが生まれやすい企業とのマッチングが可能です。

事業引継ぎ.netは、後衛者の不在などで事業承継に課題がある経営者に対し、全国の金融機関が構築しているネットワークを活用したマッチングプラットフォームです。

このようなネットワークを活用して、より良い課題解決方法へと導いてくれます。

総合的な『事業引継ぎ』成長支援

インクグロウは、現在の経営者が長期にわたり大切に育ててきた会社をM&Aを活用し、次の経営者に会社を引き継ぐことを一つの機会と捉え、更に成長していく会社をさまざまな地域に輩出していくことを使命としています。

親族内外承継では、後継者候補や若手経営者を対象に経営力の向上を目指し、次世代経営塾をはじめとしたさまざまな支援を提供しています。

金融機関ネットワークを持っている

インクグロウは、30年以上にわたり、地域金融機関との提携関係にあり、その数は140を超えています。

近年においても2022年に京都信用金庫と中小企業との事業引継ぎのために提携を開始したり、2021年には足利銀行と業務提携をするなど着実にネットワークを広げています。

金融機関を介した地元企業とのコミュニティ形成の支援、跡継ぎ支援やM&Aを始めとする事業承継に関する包括的な提携などを行い、日本全国にネットワークを形成することで、総合的な『事業引継ぎ』成長支援を可能にしています。

早稲田大学とM&Aを研究している

2021年に早稲田大学産業経営研究所と中小企業のM&Aに関する共同研究を開始しました。

中小企業のM&A後のパフォーマンスと決定要因について考察を進め、理想的なマッチングモデルを構築する研究を行っています。

なお、インググロウの社外取締役にも早稲田大学大学院の教授が名を連ねています。

インクグロウの仲介手数料

インクグロウの仲介手数料

インクグロウの仲介手数料の詳細は売却側、買収側ともに非公開となっています。
FAQのページに、「M&Aに関する電話でのご相談、⾯談でのご相談には、⼀切費⽤は掛かりません。」と記載されています。

また併せて、「但し、業務に着⼿する際に、対象会社のことを深く理解するために、着⼿⾦を頂いて、対象企業調査を実施しております。」との記載もあります。

電話や面談での相談までの段階は一切費用はかからず、実際の調査などで動き始める段階で費用が発生するという仕組みになっているようです。

詳細を知りたい方は問い合わせされることをおすすめします。

インクグロウの業績(売上)・成約数

インクグロウの直近5期の純利益・利益剰余金・総資産の推移は以下の表のとおりです。

決算期純利益利益剰余金総資産
2022年12月期165万9000円3億2602万9000円6億3440万9000円
2021年12月期7740万6000円3億2436万9000円6億4239万円
2020年12月期▲29万5000円2億4696万2000円4億3677万1000円
2019年12月期1062万7000円2億8737万8000円3億5629万7000円
2018年12月期9975万2000万円2億7575万円3億3129万3000円
インクグロウ株式会社 官報より

総資産・利益剰余金ともに順調に増えているようです。

純利益に関してはその年によって異なりますが、大きくマイナスになる年もなく、順調に推移しています。

2021年度は過去最高の業績をあげています。

なお、成約件数は非公開となっています。

インクグロウの事例

インクグロウの事例

インクグロウには多くの成功事例が存在します。

そのうちの「承継と成長の両立を実現した譲渡」「不動産ビル管理のM&A」の2つの事例を紹介します。

承継と成長を両立したM&A

まずは北海道で道内すべての道路工事関係会社との取引口座を持つ「北晃測機」の事例を紹介します。

売り手・買い手の業種

売り手:道路整備用測量機販売「北晃測機」(北海道)

買い手:重機リース「西尾レントオール」(大阪府)

M&A目的・背景

M&A締結時の北晃測機。木村社長は59歳でした。
まだまだ現役で働ける年齢だと考えていたそうですが、近年は時代の変化が激しく、長期的な戦略を考えると経営基盤を強化する必要があると考えていました。

同時に息子さんが会社を継がないと表明したことから後継者が不在になりました。

当時は業績が安定し3期連続黒字でM&Aのよい話があるかもしれないとお試しの気持ちで動き始めました。

しかし、相談後すぐに西尾レントオールが手を挙げ、とんとん拍子に話が進んでいきました。

成果

木村社長は、M&Aの条件として雇用の継続および社名の維持、自身が5年間社長として会社に残るという条件を付けましたが、ほぼすべて受け入れられ現在も社長として働いています。

M&A前と比較し、売上が120%、営業利益は170%アップしています。

参考:【M&A事例】経験者に学ぶ M&A成功の秘訣 vol.1「承継と成長の両立を実現した譲渡」 | インクグロウ株式会社

不動産ビル管理のM&A

次に北海道でテナントビルとアパート管理を長年運営してきた「菅原企画」の事例をご紹介します。

売り手・買い手の業種

売り手:ビルメンテナンス業「菅原企画」(北海道)

買い手:不明

M&A目的・背景

以前勤めていた会社からビルメンテナンス業を承継し、長きにわたり運営してきましたが、建物の老朽化が進み、メンテナンス費用の捻出も難しくなり、相談した会計事務所からM&Aを勧められたこともあり検討を始めました。

息子さんもいますがビルがすでにボロボロで借入金も残っていることからM&Aに進んでいきました。

成果

会社の売却もうまくいき借金からも解放されました。

参考:【M&A事例】経験者に学ぶ M&A成功の秘訣 vol.2「不動産ビル管理のM&Aで心機一転 次のステージへ」 | インクグロウ株式会社

インクグロウの手続きの流れ

実際にM&Aを進める際の流れは、以下の通りです。

売り手側・買い手側のそれぞれ紹介します。

手続きの流れ(売り手側)

  1. 個別相談
  2. 提携仲介契約
  3. 資料提供
  4. 譲渡企業評価
  5. 持ち込み候補先の選定
  6. ノンネーム資料の作成
  7. ノンネーム資料による提案および検討
  8. 秘密保持契約の締結
  9. 詳細な企業概要書作成
  10. 企業概要書による提案と検討
  11. M&A仲介会社との提携仲介契約
  12. さらなる詳細資料の作成および提出
  13. トップ面談
  14. 条件交渉
  15. 基本合意契約
  16. デューデリジェンス
  17. 最終条件交渉
  18. 最終契約および契約内容の履行
  19. M&Aの公表

手続きの流れ(買い手側)

  1. ノンネーム資料による検討
  2. M&A仲介会社との秘密保持契約
  3. 企業概要書による検討
  4. M&A仲介会社との提携仲介契約
  5. 詳細資料による検討
  6. TOP面談
  7. 条件交渉
  8. 基本合意契約
  9. デューデリジェンス
  10. 最終条件交渉
  11. 最終契約および契約内容の履行
  12. M&Aの公表

その他のよくある質問

その他のよくある質問

ここからはインクグロウについてよくある質問に関して解説します。

成約期間はどれくらい?

インクグロウのホームページでは「案件内容によって必要な期間が変わってくるため、⼀概にどの位の期間とは⾔い切れません。」との回答が掲載されています。

一般的には、需要の高い会社なら買い手候補も見つかりやすく、希望する条件も通りやすいので期間が短くなる傾向にあります。

一方で経営理念や経営方針も引き継いでもらう条件の場合は最低でも半年程度はかかります。

ただし、どうしても急がなければならない理由がある場合はこの限りではなく、インクグロウでは「スピード重視の対応も可能」とのことです。

対応業種は?

インクグロウは、基本的に業種の制限なく、あらゆる業種に対応しています。

インクグロウは上場している?IPOは?

インクグロウは現状、上場はしていません。

ただし、IPO準備を進めており、業容拡大に向けてクローズ市場への上場を目指していると思われます。

インクグロウはIRや決算情報を公開している?

インクグロウは、IRは公開しておりません。

ただし、決算情報に関しては、官報で公開されています。

インクグロウ社長(鈴木 智博氏)の経歴や人物像は?

インクグロウの代表取締役鈴木 智博氏は2000年に株式会社ベンチャー・リンクへ入社。

名古屋支店長、事業会社の取締役などを歴任し2011年にMEBO形式でグループ会社より独立し、副社長を経て2014年より現職に就任しています。

インクグロウの主なメンバー・関連人物は?

続いてはインクグロウの主なメンバーを紹介します。

今村 泰善氏

今村氏は現在インクグロウにて取締役 経営管理部長 公認会計士をつとめています。

前職ではIPO支援や決算支援を通じて多くの中小企業と接してきたこともあり、中小企業の抱える様々な問題点を肌身に感じていたとのことです。

山川 泰幸氏

山川氏は約10年前に地方銀行員からM&A業界へ飛び込んできました。

現在までに3社のM&A仲介会社で勤務し、2年前にインクグロウに入社し現在西日本事業戦略部長をつとめています。

インクグロウのアクセスは?

インクグロウ各拠点へのアクセス方法は以下のとおりです。

本社東京都中央区日本橋馬喰町1丁目12-3Daiwa日本橋馬喰町ビル2階

アクセス:
JR総武線馬喰町駅5出入口より徒歩1分
都営新宿線馬喰横山駅A1番出入口より徒歩4分
都営浅草線東日本橋駅B4番出入口より徒歩4分
都営浅草線浅草橋駅A2番出入口より徒歩5分
JR総武線浅草橋駅東口より徒歩5分
TEL:03-6264-9375
大阪オフィス大阪府大阪市西区江戸堀1-2-11大同生命南館二階

アクセス:
Osaka Metro四つ橋線肥後橋駅より徒歩2分
京阪中之島線渡辺橋駅より徒歩4分
京阪本線・Osaka Metro御堂筋線淀屋橋駅より徒歩5分
TEL:06-6459-7831

まとめ

インクグロウは、中小企業の事業引継ぎの支援をしているM&A仲介会社です。

後継者不在などで会社の将来についてお悩みの経営者の方に特におすすめできます。

今回の記事をご覧になって気になっている方は、ぜひ一度インクグロウに問い合わせてみてください。

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