fundbook

fundbookは、M&Aの仲介会社です。
相談料、着手金・中間金が無料で利用しやすい仲介会社の1つといえるでしょう。

この記事では、M&Aの仲介会社をお探しの方に向けて、fundbookの特徴や評判などを紹介します。

fundbookの会社概要や特徴、仲介手数料の仕組みや実績などの基本情報に加えて、ネットでの評判や口コミ、炎上の噂について調査した結果もお伝えします。

M&Aの仲介会社としてfundbookを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

fundbookとは?会社概要は?

fundbook 会社概要

fundbookの会社概要は、次のとおりです。

会社名

株式会社fundbook

設立

2017年8月7日

本社

〒105-0001

 東京都港区虎ノ門1-23-1 

虎ノ門ヒルズ森タワー25F

支社

〒530-0001 

大阪府大阪市北区梅田2-4-9

ブリーゼタワー13F

代表

代表取締役 畑野 幸治

資本金

20億円

事業内容

M&A仲介事業

fundbook 会社案内より

fundbookは、2017年に設立されたM&Aの仲介会社です。

2018年には、独自のM&Aプラットフォームであるfundbookをリリースし、M&A仲介会社としての実績を積み重ねています。

着手金無料の報酬体系で、譲渡会社も譲受会社もM&Aが成立するまで無料で利用できます。

M&Aは、上手くマッチングするのか、手続きが最後まで進むのかと不安に感じることも多いですが、成約しなかった時には費用を支払う必要がありません。

この点は、fundbookの魅力といえるでしょう。

fundbookの評判・口コミ・評価

fundbook 評判

インターネット上で確認できるfundbookの評判・口コミ・評価は、次のとおりです。

良い口コミ・評判

利用者の声①

自力で資金調達できるうちはよくても、今後を考えるとどこかと手を組んだ方がいいと考え、その手段として2022年8月からM&Aの検討を本格的に始め、fundbookさんに相談しました。その後はスピーディーに進めていただいたので、1年弱で成約に至ることができました。

fundbook インタビュー

利用者の声②

アドバイザーさんと毎日連絡を取り合っていたくらい、ずっと頼っていました。困ったことがあればすぐに相談して、そのたびに的確なアドバイスをくださったので、ここまで来られたのだと思っています。

fundbook インタビュー

利用者の声③

分からないことがあったときもfundbookさんが丁寧に教えてくださったので、問題なく資料を作成することができました。私たちとしては大変だったことより、時間が限られた中でも素晴らしい法人を紹介していただけたことに感謝の思いでいっぱいです。

fundbook インタビュー

利用者の声④

fundbookさんはCMで知ったのですが、どこよりも早く「岐阜に伺います」と返信をくださったんです。そのスピード感で進めていただきたいと思い、fundbookさんに依頼することにしました。実際、お会いしてから半年ほどでM&A成約に至れたので、本当にスピーディーに進めていただけたと思っています。

fundbook インタビュー

利用者の声⑤

初めてのM&Aでしたから、どうしても不安が先立ちました。ですが、fundbookのアドバイザーの方が、何度も電話や面談でフォローしてくださったので、その都度小さな不安が解消され、大きな安心につながりました。

fundbook インタビュー

利用者の声⑥

M&A系の会社色々あるけど『Fundbook』めっちゃええ会社やん…

プラットフォームが用意されててそこに会社出すだけで最適な相手を見つけたり探しやすいのは画期的

しかも何より対応が素晴らしかった…

会社説明会の前の日に電話でリマインドしてくれたり、めっちゃ丁寧で心動いたわ

Twitter

fundbookの良い口コミ・評判としては、成約までのスピード感やアドバイザーの細やかで丁寧な対応を評価する声が多くありました。

独自のプラットフォームを活用することで、最適な相手を見つけやすい点も評価されています。

他社でぴったりのマッチングができなかったという場合、fundbookの依頼を検討してみるのも良いでしょう。

悪い口コミ・評判

fundbookさん、過去に何度もやり取りしたことあるのに、別の担当者が初めましてって電話かけてくるの、ハチャメチャ感が伝わってきてイイネ

Twitter

悪い口コミ・評判としては、繰り返し営業をかけられる点や営業の態度を問題視する声が上がっていました。

一方、fundbookのM&A仲介サービス自体について悪い口コミ・評判は見つかりませんでした。

M&Aに興味のない方にとって営業は迷惑と感じることも多いですが、実際に利用した人はfundbookのサービスに満足しているようです。

 fundbookは迷惑電話・手紙(DM)がしつこいって本当?

fundbook 電話

fundbookでは、迷惑電話や手紙(DM)がしつこいとの噂があります。

実際、インターネットでは、fundbookの営業方法について、次のような声が上がっています。

ファンドブック営業/社長につなげ!日本一マナーの悪い営業マンです。

よくこんなん雇ってるわ。。。しつこい、口の利き方知らん、態度悪い。

電話帳ナビ

用件を聞いても具体的に教えてもらえず、一方的に担当者から折り返しの電話をもらえるようにと言われた。高圧的な言い方で怖かった。

電話帳ナビ

M&A仲介業者です。勧誘でしたが、必要ないことを伝えたらすぐ終わりました。

以前DMが送られてきて、その後電話がかかってきました。企業間の資本提携についての話でした。

電話帳ナビ

fundbook様

本当に当法人について「正式な打診」を受けたのですか?

おとり物件を用いた虚偽表示ではないですか?

Twitter

fundbookから営業電話や手紙(DM)が来ることは実際にあるようです。

顧客獲得のための営業自体は悪いことではありませんが、受け手によっては「迷惑」「怪しい」「態度が悪い」などと感じることはあるでしょう。

営業自体が迷惑とのコメントは散見されましたが、「必要ないことを伝えたらすぐ終わりました」という口コミもあり、営業がしつこいとの情報は見つかりませんでした。

仲介業務には多くの会社とのネットワークが必要なので、広く営業をかけるのは仕方のない面もあります。

fundbookは実際に利用した方の評判が良い会社なので、業務内容自体は信用できるといえるでしょう。

fundbookの特徴

fundbook 特徴

ここでは、fundbookの特徴として、3つの強みと1つの弱みを紹介します。

fundbookの強みは、次の3点です。

  • 約25,000社のプラットフォーム
  • 100名以上のアドバイザーが在籍
  • 高度な知見をもつ専門家にサポートしてもらえる

一方、fundbookの弱みとしては、手数料が高くなりやすい点があげられます。

以下、強みと弱みについて、内容を詳しく説明します。

fundbookの強み(メリット)

約25,000社のプラットフォーム

fundbookは、独自のプラットフォームを運営しており、プラットフォームには、約25,000社の譲受企業データが登録されています。

fundbookのマッチングサービスは、プラットフォームのデータに、ビッグデータやアドバイザーの専門知識を加えて、より多くの候補企業へのアプローチが可能となっています。

独自のプラットフォームを活かしたマッチング力の高さは、fundbookの強みの1つです。

100名以上のアドバイザーが在籍

fundbookには、100名以上のアドバイザーが在籍しています。

各アドバイザーは、業界ごとに特化した専門知識や実績を備えており、業界特有の問題にも柔軟に対応してもらえます。

fundbookでは各業界に特化した専門チームを組んでおり、さまざまな業界のM&Aに対応できるのが強みです。

高度な知見をもつ専門家にサポートしてもらえる

fundbookには、公認会計士や税理士、司法書士などの有資格者や投資銀行出身者も在籍しています。

高度な知見をもつ専門家にアドバイザーとしてサポートしてもらえるため、複雑な問題の多いM&Aの手続きも安心して進められます。

fundbookの弱み(デメリット)

成功報酬が高くなりやすい

fundbookの手数料は成功報酬のみの料金体系となっていますが、金額は高くなりやすいです。

fundbookでは、手数料の計算方法として時価総資産ベースのレーマン方式を採用しています。

企業の負債も含めて手数料が計算されるため、負債の多い企業は手数料が高くなりやすいです。

また、最低報酬も2,500万円となっており競合他社に比べてやや割高の金額となっています。

 fundbookの仲介手数料

fundbook 手数料

ここでは、fundbookの仲介手数料について、売り手側と買い手側に分けて解説します。

売り手側の手数料

fundbookを利用する際の売り手側の手数料は、着手金・中間金が無料の成功報酬のみの料金体系となっています。

最終の成約に至るまで手数料が発生しないので、「候補先がわからない段階で費用がかかる」という不安もなく利用できます。

(※ただし、fundbookとの合意により中間報酬が発生する契約形態となる場合があります)

成功報酬は、譲渡企業の時価総資産に応じた料率を乗じるレーマン方式となっています。

また、最低報酬は2,500万円に設定されています。

時価総資産に応じた報酬テーブルは、次のとおりです。

譲渡対象資産額

手数料率

5億円以下の部分

2,500万円(最低額)

5億円超~10億円以下の部分

4%

10億円超~50億円以下の部分

3%

50億円超~100億円以下の部分

2%

100億円超の部分

1%

fundbook 譲渡の報酬体系より

例えば、譲受企業の時価総資産が50億円の場合、手数料の額は次のとおり計算されます。

2,500万円(5億円以下の部分)
+5億円×4%(5億円超~10億円以下の部分)
+40億円×3%(10億円超~50億円以下の部分)
1億6,500万円

買い手側の手数料

fundbookを利用する際の買い手側の手数料は、売り手側の手数料と同じく着手金・中間金が無料の成功報酬のみの料金体系となっています。

(fundbookとの合意により中間報酬が発生する契約形態を選択することがある点も同様です。)

成功報酬の計算方式に、譲渡企業の時価総資産を基準としたレーマン方式を採用するのも売り手側の場合と同様ですが、報酬テーブルは異なります。

売り手側の報酬テーブルは、次のとおりです。

譲渡対象資産額

手数料率

3億円以下の部分

2,500万円(最低額)

3億円超~5億円以下の部分

5%

5億円超~10億円以下の部分

4%

10億円超~50億円以下の部分

3%

50億円超~100億円以下の部分

2%

100億円超の部分

1%

fundbook 譲受の報酬体系より

譲受企業の時価総資産が50億円の場合、手数料の額は次のとおり計算されます。

2,500万円(3億円以下の部分)
+2億円×5%(3億円超~5億円以下の部分)
+5億円×4%(5億円超~10億円以下の部分)
+40億円×3%(10億円超~50億円以下の部分)
1億7,500万円

買い手側の手数料は、最低額が3億円以下で設定されているため、売り手側よりは手数料が高くなりやすいです。

 fundbookの実績(成約数・売上)と事例

fundbook 実績

ここでは、fundbookの成約数・実績・事例を紹介します。

2023年3月期実績

売上高

50.6億円

成約件数

58件

成約単価

約8,700万円

fundbook プレスリリースより

売上高の推移

2018年3月期

1.7億円

2019年3月期

14.8億円

2020年3月期

35.6億円

2021年3月期

非公開

2022年3月期

非公開

PR TIMESより

fundbookの成約事例

ここでは、fundbookの成約事例を3件紹介します。

「農業×IT」の異業種M&A

・売り手・買い手の業種と売上
 

業種

売上

売り手

トマト栽培

非公開

買い手

ソフトウェア開発など

非公開

・M&Aの目的・背景

売り手は、コロナ禍やウクライナ情勢の影響から、今後の経営に不安を感じ、M&Aの実行に向けて踏み出しました。

・成果

買い手は、システム開発を手掛けながら農業事業にも力を入れており、農業とITという異業種でありながら「日本の食を支えたい」との思いが合致し、M&Aの成立に至りました。

今後は、農業とITのシナジーにより、農業界を変革しつつ事業を拡大していくことが期待されます。

参考:「農業×IT」の異業種M&Aで、食や環境の課題に挑戦より

・M&Aでクリニック経営の負担を軽減

・売り手・買い手の業種と売上
 

業種

売上

売り手

クリニック運営

非公開

買い手

クリニック運営

非公開

・M&Aの目的・背景

売り手は、介護事業の不振や後継者不在の問題を抱えながら、理事長は医師として現場に立ちたいとの考えを持っていました。

そこで、法人としての問題や経営者としての負担を軽減するためにM&Aによる法人の譲渡を決意しました。

・成果

買い手は、クリニックを多数展開する法人で、クリニック経営の成功ノウハウがあり、それをさらに展開させたいと考えていました。

事業を拡大させたい買い手と、医師としての業務に専念したい売り手との考えが合致し、M&Aの実現に至りました。

今後は、売り手は医師として現場で買い手を支え、買い手はさらに事業を拡大し発展し続けることが期待されます。

参考:M&Aで複数の課題を一挙に解決。クリニック経営の負担を軽減し、医業へ専念できる体制へより

高度な技術を守り、経営を立て直すためのM&A

・売り手・買い手の業種と売上
 

業種

売上

売り手

養鶏業

非公開

買い手

養鶏業

非公開

・M&Aの目的・背景

売り手は、急な相続による事業承継で経営が悪化し、事業の継続が危ぶまれる状況にありました。

商品の品質には定評があったものの、営業力に課題を抱えており、経営を立て直すためのM&Aを検討するに至りました。

・成果

買い手は、業界の大手で信用と営業力を持っており、「売り手の技術を守りたい」との思いが合致し、M&Aの成立に至りました。

今後は、買い手の信用と営業力によって売り手の技術を守り、従前の従業員や取引先とともに安定した事業の継続が期待されます。

参考:高度な技術を守るため、M&Aで経営の立て直しへより

fundbookの手続きの流れ

fundbook 手続きの流れ

ここでは、fundbookを利用したM&Aの成立までの手続きの流れを解説します。

検討フェーズ

M&Aを検討する売り手は、アドバイザーへの相談、簡易財務診断を経て正式にアドバイザリー契約を締結します。

その後、ノンネームシート(匿名の簡易資料)、企業概要書、バリュエーションシート(企業価値を評価する資料)といった各種資料を作成し、候補先へ打診する準備を行います。

もちろん、ここまでの内容に費用はかかりません。

買い手は、fundbookクラウドに登録することで、M&Aを検討する企業のノンネームシートや企業概要書の閲覧が可能となります。

交渉フェーズ

マッチングに成功すると、トップ面談を経て基本合意書を締結します。

契約フェーズ

デューデリジェンス(買収審査)を経て、最終契約書を締結します。

決済や株主名簿の書換が完了すると無事にM&Aが成約となり、この時点で初めてfundbookへの報酬が発生します。

fundbookの対応業種

fundbookは、多くのM&A成約実績を持っており、基本的に対応業種の制限はありません。

業界ごとに専門チームを組織しており、それぞれの業界で専門的なサポートが受けられます。

専門チームの種類としては、ファンド、製造業界、建設業界、ガス業界、サービス業界、IT業界、小売業界、医療業界など幅広く用意されています。

特殊な業種で対応の可否に不安がある場合は、fundbookに問い合わせてみてください。

その他のよくある質問

fundbook よくある質問

ここでは、fundbookに対するよくある質問に回答していきます。

公認会計士等の有資格者は社内にいる?

fundbookには、公認会計士や税理士、司法書士などの有資格者や、投資銀行出身者などの専門家が在籍しています。

fundbookは上場している?IPOは?

fundbookは現在のところ上場していません。

将来的に上場する見込みはありますが、現時点で具体的な予定などは公表されていません。

fundbookは急成長している?要因は?

fundbookは創業からわずか3期で売上高35億6,000万円を記録し、2023年3月期の売上高は過去最高の50億円超えを果たしました。

fundbookは、M&A業界の中でも急成長を続けている企業と言えるでしょう。

fundbookの成長を支えているのは、業界大手の日本M&Aセンターからの転職者です。fundbookの取締役は、8分の5が日本M&Aセンターの出身者であり、新しい企業でありながら、老舗のノウハウを継承しています。

fundbookの社員や役員の経歴や人物像は?

畑野 幸治氏(代表取締役)

畑野氏は大学在学中からインターネット広告事業を手がけ、2007年には株式会社Micro Solutionsを設立し代表取締役に就任しました。

その後、ネット型リユース事業の創業やバイアウトを経て、2017年にfundbookを設立しました。さらに、2019年には株式会社ぱどの株式をTOBで取得するなど、複数の事業を手がけています。

安藤 淳氏

安藤氏は、慶応義塾大学卒業後、みずほ銀行を経て日本M&Aセンターに入社。

日本M&Aセンターでは部長職などを歴任し、2019年にfundbookに入社、2020年4月にfundbookの取締役に就任しています。

谷口 慎太郎氏

谷口氏は、明治大学卒業後、三菱UFJ銀行を経て日本M&Aセンターに入社。

日本M&Aセンターでは、ヘルスケア関連企業をメインに、さまざまな業界のM&Aを支援し、2017年には、同社の執行役員に就任。

2021年にfundbookへ移籍し、fundbookの取締役に就任しています。

西村 将明氏

西村氏は、関西大学卒業後、株式会社リクルートを経て日本M&Aセンターに入社。

日本M&Aセンターでは、仲介業務だけでなく会計事務所・金融機関のM&A業務推進を手がけ名古屋支社の立ち上げに尽力しました。

その後、自身が立ち上げたM&Aアドバイザリー会社をバイアウト後、2021年にfundbookに入社し、取締役に就任しています。

fundbookの主なメンバー・関連人物は?

中原 駿男氏

中原氏は、横浜国立大学卒業後、株式会社キーエンス、日本M&Aセンターを経てfundbookに在籍していた人物です。

現在は、株式会社スピカコンサルティングを立ち上げ、M&Aコンサルティングファーム事業の代表者を務めています。

清水 保秀氏

清水氏は、中央大学大学院法学研究科を卒業後、ヤフー株式会社などを経て日本M&Aセンターに入社しました。

日本M&Aセンターでは、100件以上のM&A案件を手がけ、2018年にfundbookに移籍しています。

fundbookへのアクセスは?

fundbookは、虎ノ門にある東京本社と、大阪支社の2か所にオフィスを構えています。

それぞれの住所は、次のとおりです。

・東京本社 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25F

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」直結
東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」B4出口から徒歩約2分

・大阪支社 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー13F

Osaka Metro四つ橋線「西梅田駅」10番出口から徒歩約3分
JR線「大阪駅」桜橋口から徒歩約5分

まとめ

このページでは、fundbookの特徴や評判について紹介しました。

利用した方々の口コミを見ると、丁寧に対応してもらえることがわかります。

今回お伝えした情報を参考に、ぜひ検討してみてください。

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