【大学受験】勉強法の基本を解説!志望校合格のためにするべきこととは
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「高校を卒業したら大学に行ってもっと勉強したい」「大学で新しいことにチャレンジしてみたい」「周りの友人たちが大学進学を目指しているから自分もなんとなく大学に行きたい」など、高校生のみなさんの中には卒業後の進路についてなんとなくイメージしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、なんとなく大学進学をしたいと思っていても、計画的に準備をしなければいつの間にか周りに置いていかれているという状況になりかねません。
この記事では、大学受験に向けてこれから勉強を始めようと思っている高校生が知っておくべき受験スケジュールや、絶対に知っておきたい効率的な勉強法をご紹介します。
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目次
【大学受験】受験勉強はいつはじめるべき?スケジュールを確認
大学受験では、いくつか事前にするべき準備があります。
これらを確認することで効率的に受験勉強に臨むことができますので、一緒にチェックしていきましょう。
受験本番までのスケジュール
まず、大学受験のスケジュールを押さえることで、受験日から逆算して計画を立てることができます。
大学受験本番は、国公立大学志望の場合は1月中旬の大学入学共通テストと2月末の二次試験です。
また私立大学志望の場合は1月下旬~2月下旬となることが一般的です。
ただ近年では入試方式が複雑化されており、大学や学部によって様々な日程がありますので、必ず各大学のHPを確認しましょう。
現時点での志望校の受験日程を確認し、今日この日からあとどれくらいの期間が残されているかがわかれば、その日程から逆算して計画を立てることができます。
まずは本番までのスケジュールを確認してみましょう。
志望校を決めるタイミングは早いほうがいいが柔軟に
受験勉強をするにあたり目標である志望校を決めることは、計画を立てる上でも重要です。
また、志望校が決まることで勉強のモチベーションにも繋がります
そのため、志望校を決めるタイミングは早いに越したことはありません。
しかし、明確な理由がない中で志望校を確定させてしまうと、後で志望校を変更したくなったときに受験科目が変わってしまい、結局志望校を変更できなくなることがあります。
そのため、勉強を始めるときに志望校が決まらないのであれば、候補をいくつか挙げておいたり国公立大学志望か私立大学志望かを決めたりする程度にして、あとで変更ができるよう柔軟に考えましょう。
自分がどの大学・学部に行きたいのか何も浮かばなければ、大学名や学部名で検索して見たり、オープンキャンパスなどで実際に大学に足を運んでみたりすると、イメージが湧きやすいのでオススメです。
現時点での自分の実力を科目ごとに把握する
本格的に受験勉強に取り組むにあたり、まずは現在の自分の実力を科目ごとに把握することも大切な準備のひとつです。
現時点での実力を踏まえて、何が得意で何が不得意なのかが分かれば、効率的な対策をすることができます。
もし現時点での実力がわからなければ、模試を受験してみてください。
模試を受けることで、現時点での自分の実力や偏差値を数字で測ることができます。
また、模試の実施日を中期的な目標に立てて勉強することができるので、モチベーションアップにも繋がります。
これから受験勉強を始めようと思っている人は、模試をしっかり活用するようにするといいでしょう。
高2から高3の間の春休みから受験勉強を始める人が多い
本格的な受験勉強はいつから始めたらよいのでしょうか?
一般的には、高校2年生から高校3年生の間の春休みから始める人が多いといわれています。
理由としては、各予備校の春期講習が始まり、そこから一斉にカリキュラムがスタートするからです。
しかし高3になる直前の春休みから勉強を始めるとしても、大学入学共通テストは1月に実施されるので、勉強できる期間は実質10か月程度しかありません。
この短期間で全科目を志望校の合格点まで上げるのは簡単なことではありません。
そのため早い人は高校2年生の夏休みや、もっと前から本格的に始める人もいます。
受験勉強にフライングはありませんので、少しでも早くから始めることをオススメします。
始めるのは時間のかかる科目から
少しでも早くから勉強しようと思ったものの、どの科目から勉強したらよいのかについて悩みを抱える高校生は少なくありません。
どの科目から始めるのか悩むようであれば、時間のかかる科目から始めるとよいでしょう。
一般的に時間のかかる科目は英語と数学です。
これらの科目を少しでも早くから始めておけば、受験日が近づくにつれて他の科目を勉強する時間も十分に確保することができます。
逆に時間がかかる科目を後回しにしてしまうと、受験日が近づくにつれて他の科目をやる時間がなくなり総合点が低くなる状況に陥ってしまいます。
どの科目から勉強をすればよいのかを正しく決められるかどうかで合否が決まると言っても過言ではありません。
しっかりと考えた上で勉強計画を立てましょう。
【大学受験】必ずやるべき勉強
事前準備も確認していざ勉強を始めるにしても、どのように勉強すればよいのでしょうか。
特に部活や課外活動などがある現役生なら勉強時間は限られていますので、効率的に勉強したいですよね。
ここから紹介することを守れば、効率的な勉強ができますのでチェックしていきましょう。
勉強の習慣をつけよう
まずは勉強する習慣をつけましょう。
そんなこと?と思われるかもしれませんが、勉強の習慣をつけることは受験勉強において何よりも重要です。
やる気が出ないからといって何日もお風呂に入らなかったり歯磨きをしなかったりする人はあまりいないのと同じで、勉強することが習慣になれば、例え勉強のモチベーションが上がらない時期がやってきても短時間でも勉強をするようになります。
まずは毎日机に向かい、1時間でも勉強に取り組む習慣をつけましょう。
関連コラム:勉強を習慣化させるコツ5つ!中学生・高校生の保護者ができることとは?
基礎をやろう
毎日勉強をするにしても、何を勉強すればよいかわからないという悩みは多くの高校生が持っています。
中には難しい問題と一生懸命格闘する人もいるでしょう。
しかし大学受験で合格するためには、難しい問題を解ける力ももちろん大事ですが、それ以上に基礎的な問題をいかにこぼさず得点できるかが重要です。
またいきなり演習問題ばかり解くのではなく、単語や文法や公式など、各科目の基礎を完璧にするところから始めることが長期的に考えると成績は上がりやすくなります。
例えば英語の長文を解くとして、英単語や英文法があやふやだと一文一文の理解も低くなり、結果として長文内容を十分に理解することができずに得点は下がってしまいます。
逆に英単語や文法などの基礎知識がしっかりしていれば、少なくとも一文を読むのに躓くことは少なくなり、どのような問題にも対応できるようになります。
関連記事:【大学受験】英語の勉強法を解説!単語・文法・長文それぞれの攻略法
このように、どの科目でも基礎知識があることで最終的な成績は伸ばしやすくなります。
基礎の勉強は暗記が多く大変ですが成績を上げる一番の近道です。
しっかり勉強するようにしましょう。
復習をしよう
いかに毎日勉強に取り組んだとしても、すべてのことを覚えていられるほど人間の脳みその容量は大きくありません。
そのため受験勉強は、いかに忘れにくくするかとの戦いでもあるといえます。
勉強したことを忘れにくくするためには、一度やった範囲を何度も見直すことが必要です。
そのため新しいことばかりをするのではなく、復習をすることも怠らずにやるようにすると、効率的に成績が上がっていくでしょう。
アウトプットしよう
教科書や参考書を読んで暗記するインプットはもちろん大事な勉強です。
インプットが少なければ知識量も増えていきません。
しかしインプットをするのに加え、問題を解いたり声に出したりするアウトプットもすると記憶に長く残るので効果的です。
例えば、歴史科目の成績を上げるために、教科書やプリントを覚えるのがインプットです。
ある程度用語や年号や出来事を覚えたら、問題集を解いてアウトプットしてみると良いでしょう。
実際に問題を解くことでインプットして覚えたことを思い出そうとし、記憶にも残りやすくなります。
またどのように出題されるのかを知ることで、インプットするときの質も上がっていきます。
このように、インプットだけでなくアウトプットを定期的にすることで、覚えたことを忘れにくくするようにすると効果的です。是非実践してみてください。
【大学受験】やれば学力が伸びる?おすすめの裏技勉強法
上記の勉強法に加え、これをやれば学力がより効率的に伸びやすくなるという裏技の勉強法も紹介していきます。是非実践してみてくださいね。
人に説明してみる
受験勉強では、勉強したことをいかに忘れないようにするかが重要です。
忘れにくくするためにはインプットだけでなくアウトプットもするのが効果的な勉強法だと紹介しましたが、さらに効果的なアウトプット法があります。
それは人に説明することです。
自分が覚えたことを、例えば友人や家族に説明してみてください。
説明するとなると、意外と言葉が出てこなかったり具体例が浮かばなかったり実はあまり理解できていなかったりすることに気づきませんか?
このように、誰かに説明してみると自分の弱点に気づくことができますので、普段の勉強でも誰かに説明するつもりで勉強するとよいでしょう。
第三者にチェックしてもらう
勉強していると、自分ではできているつもりでも本当は十分に理解できていないことがあります。
もしこのような範囲がいくつもあるまま勉強を進めていくと、勉強をしているのになかなか成績が伸びないということになりかねません。
しかし自分は何が理解できていて、何が理解できていないのかの判別を自分でするのは簡単なことではありません。
その場合は自分の答案やノートなどを先生や成績の良い友人に見てもらい、自分の弱点を洗い出してもらうとよいでしょう。
自分では気づけなかった弱点に気づくことができますので、遠慮せずに周りの人たちに頼ると成績も伸ばせるはずです。
復習日を設けよう
勉強したことを覚えておくためには復習が重要です。
そのため週に1日か2日、その1週間で勉強したことを復習する日を設けてみてください。
するとその週の初めの方にやったことの中で、忘れていることがいくつかあるかもしれません。
もし忘れていることがあればまた見直して記憶を修復するようにすると、やった勉強が無駄になることなく成績に直結していきます。
復習日を設けて、記憶に長く留まらせる仕組みを作ってしまうとよいでしょう。
【大学受験】勉強法で伸び悩んだら「学習コーチング」がオススメ
受験勉強をできる時間には限りがあります。
その中でいかに効率的に勉強できるかどうかで受験の合否も左右されます。
そして効率的に勉強するためには、計画や勉強法がすべてだと言っても過言ではありません。
しかし自分で正しい計画を立てたり、効率的な勉強法を見つけ出したりするのは簡単なことではありません。
このような悩みを解決するために、最近では「学習コーチング」と呼ばれる指導が人気を集めています。
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学習コーチングの指導があることで、自分で計画を立てる必要がなくなり、机に向かっている時間はすべて勉強することに使うことができます。
また自分の弱点を指摘してくれるので、わかっているつもりの範囲も減ります。
もしも今までの勉強法で成績に伸び悩んだら、このようなサービスもありますので、是非活用してみてくださいね。
関連コラム:高校生におすすめのコーチングサービス5社を比較!料金や特徴は?
まとめ
大学進学を目指すにあたりこれから受験勉強を始める高校生にとって、何をどのようにしたらいいのかということを具体的に正しく指導してもらえるかどうかは、受験の合否に直結する大きな問題です。
なぜなら受験勉強に使える時間は有限だからです。
逆に自分に合った勉強法や学習計画を立てられれば、効率的に勉強することができて成績も向上し、大学受験も上手くいくはずです。
もしも自分で計画を立てるのが難しかったり、誰かに進捗を管理してもらいたいと感じたりしたら、単に授業をするだけの塾や予備校よりも、コーチングなどのサービスの方が合うかもしれません。
今回の記事で受験までのスケジュールや効率的な勉強法を知って頂いたことに加え、今の自分にはどのような指導が必要なのかも考えてみてはいかがでしょうか。
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この記事の著者 八尾 淳
中高一貫校に通い、中学入学以来まったく勉強せず、高2の2学期末で400人中395位の成績となる。
高2の3学期から本気で勉強をはじめた結果一気に成績を上げ、高3に受けた模試では全国3位に。同志社大学と明治大学に合格。
大学卒業後は某総合商社の営業職、人材派遣サービス会社の統括などを経験する。
現在は大学受験を目指す高校生・既卒生向けの個別指導塾の教室長兼講師として活躍中。
英語・現代文・古文・文系数学・日本史を得意とし、高校生の学習やモチベーションの維持・向上に日々向き合いながら教育や子育てに関する分野で記事の監修および執筆業にも従事している。