近年様々な大学で取り入れられている総合型選抜(AO入試)ですが、一般入試のように学力審査のみで合否を決定しないので合否基準を判断することが難しいと言われています。

そこで今回は、総合型選抜(AO入試)において、高校の評定がどの程度重視されるのか解説していきます。

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総合型選抜(AO入試)の評定平均とは

評定とは、高校1年生から3年生の間であなたが履修した全ての教科の成績の平均です。

評定平均、内申点とも言われています。

大学によっていつまでの成績を評定に含めるのかについて定義が異なっているので、注意しましょう。

総合型選抜(AO入試)で評定平均は合否に関係ない?

総合型選抜(AO入試)は学力に加えて課外活動や活動実績など、受験生を多面的な方向から評価する入試です。

そのため、「学力はそこまでなくても大丈夫」と主張する人が一部います。

確かに多角的な視点から受験生を評価するので、学力によって受験結果の全てが決まる訳ではありません。

しかし、総合型選抜(AO入試)において評定は合否に影響すると言えます。

理由を以下で詳しく解説していきます。

受験資格の1つとして評定が設けられている大学がある

募集要項に書かれている受験資格の内容は大学・学部によって異なります。

一部の大学では、受験資格の1つとして一定の評定平均が設けられており、これを満たしていないと受験資格を得ることが出来ません。

評定平均を基準をして設けている大学・学部は多いですが、特にMARCH以上の大学は高い評定平均を求めています。

いくつかの大学を実際に見ていきましょう。

青山学院大学の自己推薦入試

文学部の英米文学科を除いた学科で、受験資格の1つとして一定の評定平均を取得している必要があります。

例えば、文学部比較芸術学科では、「評定平均4.0以上もしくは、評定3.8以上且つ「外国語」の評定平均4.2以上、かつ「世界史B」もしくは「日本史B」 の評定平均4.2以上」が基準として設けています。

慶應義塾大学文学部の自己推薦入試

文学部の自己推薦入試では、受験資格として「高等学校全期間(最終学年の1学期まで,2期制の場合は前期まで)の調査書の「全体の学習成績の状況」が4.1以上の者」が定められています。

また法学部のFIT入試、SFCの総合型選抜でも一定の評定がないと受験できない方式があります。

受験できる学校が評定によって狭められてしまう

評定を受験資格の1つとして設けている大学も多いため、評定によってそもそもその大学を受験する道が断たれてしまいます。

評定平均は受験の合否に関係する上、受験出来る学校の幅も左右させます。

以上からも分かる通り、高校の評定は総合型選抜(AO入試)の合否結果及び受験可能校と強い結びつきがあります。

評定平均値が必要な入試・必要でない入試を紹介

以下では、評定平均値が必要な入試と必要でない入試のパターンを紹介します。

評定平均値が必要な入試

入試で評定平均値が必要かどうかは募集要項の「出願条件欄」から判断できます。

「評定平均▲以上」「学習成績概評▲以上」などの表記があった場合は要注意。文言の中にある評定平均値が必要です。「評定平均4.0以上」とあれば、この数値を満たす学生のみが受験資格を得られることになります。

また、高校で推薦枠が決められている学校推薦型選抜、いわゆる指定校推薦においては、評定平均値を参考に校内選抜を行うこともあります。

※校内選抜とは推薦枠を超える人数の応募があった場合、高校内で受験者の選抜を実施。

例えばA大学に3名の推薦枠があり同じ高校で4名の応募があった場合、部活動の成績や生活態度、評定平均を総合的に判断して受験者を選定する方法です。評定平均が高い人ほど有利になりやすい傾向があります。

評定平均値が必要でない入試

反対に募集要項で評定平均値の指定がなければ、評定平均の値に関係なく誰でも受験することが可能です。

例えば「北海道大学 水産学部フロンティア入試TypeⅠ」「筑波大学 AC入試」においては評定平均が必須ではありません。

ただし、評定平均が必要でない入試でも学力が必要となるケースも。

募集要項に大学独自の筆記試験の点数を設けているほか、大学入学共通テストや英語資格といった条件が記載されていることもあるため、見落とさないよう隅々までチェックしましょう。

評定平均が必要かどうかは早めに確認しておくことが大切です。高校3年生になってから「知らなかった」と慌てる前に、高校1~2年生の間に調べておきコツコツ努力して評定平均値を上げていきましょう。

総合型選抜(AO入試)で必要な評定平均【大学別】

総合型選抜(AO入試)で必要な評定平均はどの位なのでしょうか。

以下では「関東私立大学」「関西私立大学」「国公立大学」別で紹介します。

評定平均が気になる方はチェックしてみてください。

関東私立大学

大学名評定平均値
慶應義塾大学4.0〜4.5
早稲田大学3.5〜4.0
明治大学3.5〜4.3
青山学院大学3.5〜3.8
中央大学3.8〜4.0

※詳細・最新情報については必ず大学のホームページを確認してください。

関東私立大学の総合型選抜(AO入試)で必要な評定平均は上記の通りです。

数ある私立大学の中でも一部に過ぎませんが、上記の中で評定平均がもっとも高い大学は「慶應義塾大学」です。評定平均の最高値は5.0のため、どの科目もまんべんなく優秀に近い成績をキープする必要があるでしょう。

また、各大学に必要な評定平均値に開きがあるのは学部によって異なるためです。希望する学部の評定平均は必ずチェックしておきましょう。

関西私立大学

大学名評定平均値
関西大学3.2〜4.0
関西学院大学3.3〜4.3
同志社大学3.8〜4.0
立命館大学3.0〜3.5
龍谷大学3.2~4.0

※詳細・最新情報については必ず大学のホームページを確認してください。

関西で主要の私立大学、いわゆる「関関同立」と龍谷大学で必要な評定平均値は上記の通りです。

関東の私立大学と比較すると易しいように思えますが、大学によって特定の教科に基準が設けられている場合もあります。また、スポーツ推薦では大会成績や記録の提出を求められることもあるため要注意です。

また、関関同立は倍率が高く人気もあります。「評定平均3.0あるから立命館は楽勝かも」と楽観的に捉えるのではなく、3.5以上を目指すくらいの勢いが必要です。

国公立大学

大学名評定平均値
お茶の水女子大学4.3(A段階)
東京都立大学3.5〜4.3
埼玉大学3.8〜4.3
京都大学4.3
神戸大学4.0
東北大学4.3(A段階)

※詳細・最新情報については必ず大学のホームページを確認してください。

主要の国公立大学で必要な評定平均は上記の通りです。

難易度の高い国公立ということもあり、評定平均はやはり高めです。「お茶の水女子大学」「東北大学」にいたっては学習成績がA段階を指定しており、評定平均がいかに高いかが窺えます。

国公立大学に的を絞っている人は、早い段階から評定平均を上げるための努力を行いましょう。

総合型選抜(AO入試)で評定平均が悪くても合格できる方法

高校の評定平均が重要であることをお伝えしました。

中でも学校によっては、受験資格の1つとして設けている所があるのでなるべく高い評定平均を取ることが大切であることもお分かり頂けたと思います。

一方で、あまり高い評定を取ることが出来なかった人は総合型選抜(AO入試)の受験を諦めた方が良いのでしょうか。

ここから先は、評定が低くても合格できる方法についてご紹介します。

受験資格に評定を考慮しない学校を受験する

評定が受験資格の1つとして含められている大学について言及しました。

そのような大学が存在する中で、評定を考慮しない大学・学部も存在します。

例えば、慶應義塾大学法学部FIT入試のA方式、慶應SFCの夏AO入試は、受験資格に評定が含まれていません。

受験資格に評定が含まれない代わりに、語学資格の保有を受験資格として含めている大学もあります。

例えば青山学院大学文学部英米学科の自己推薦入試では、実用英語技能検定準一級以上の英語力を証明する書類を提出する必要があります。

また、明治大学政治経済学部のグローバル入試では、TOEFL iBT 68点以上の英語力を示す書類もしくはドイツ語、フランス語、中国語の語学試験の結果を証明する書類の提出が求められます。

このように、大学によって受験資格に必ずしも評定が含まれているわけではありません。

ですので、評定以外であなたの強みを活かせそうな大学に応募しましょう。

活動実績や資格など自分なりの強みをアピールするして補う

成績の次に大学が注目するのは、受験生が高校3年間の間にどのような活動実績を行ってきたか、どの資格を保持しているかの点です。

総合型選抜では、志望理由を書類・面接を通じて伝える機会があります。

その際の具体的根拠として挙げられるのが、課外活動などの過去の活動実績です。

過去に課外活動を行っていたかで合格が決まる、と断言は出来ませんがある人とない人で差が出てしまうのは明白です。

また資格についても、やはり保持していると良い印象を持たれますし、先述しているように、十分な学力を持っているという証明にもなります。

総合型選抜(AO入試)まとめ

今回のコラムでは選抜型入試(AO入試)の評定について解説しました。

選抜型入試(AO入試)は、一般入試と比較すると基準など不透明な部分が多いので、どのように対策をすればいいのかわからない、入試のために評定を上げたいと言う方もいらっしゃると思います。

アガルート のコーチングサービスでは、毎日の勉強をサポートして成績アップを目指します。

成績アップをして選抜型入試(AO入試)を目指したい方は、ぜひご相談ください。

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