短時間で効率よく勉強したり苦手分野への対策をしたりするためには、自分に合った参考書の選定が欠かせません。

現代文は特に「感覚」や「勘」で解答してしまいがちな科目ですが、確立された解答手法に基づいて問題を紐解いていけば点が上がりやすくなるでしょう。

今回は、現代文のおすすめ参考書を紹介します。
現代文の参考書に関する選び方にも触れるため、新たな1冊を購入しようとしている方は参考にしてみましょう。

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現代文の参考書の選び方

まずは現代文の参考書の選び方を解説します。自分に合った勉強法を見つけるためにも、ポイントを抑えておきましょう。

1.解法を紹介しているか

現代文はこれまで「何となく」で解いていた人も多いかと思いますが、大学受験の現代文では確立された解法に基づいて本文を読み進める必要があります

そのため、解法をひとつずつ紹介している参考書から始めるとよいでしょう。

例えば、主語・述語・指示語がどこに記載されているか見つける力を身につければ、速読・精読に役立ちます。

また、文中で特に重要な解答要素(キーワード)を早い段階で拾い上げることで、答案の核となる部分を探りやすくなります。

100文字前後の文章を紐解くことから始め、少しずつ読む量をボリュームアップしていけるよう対策しましょう。

2.複数のテーマをピックアップしているか

「現代文=論説文」だと思いがちですが、小説・随筆・エッセイなどを出題する大学も少なくありません。

また、同じジャンルである論説文であってもテーマは多岐に渡り、政治・経済・国際・文化・歴史・IT・環境問題・社会問題・芸術・ヒューマンコミュニケーションなど複数あることを知っておきましょう。

学部・学科により扱うテーマが異なるケースもあるため、志望する進学先に合わせた対策も欠かせません。

現代文の参考書を選ぶ際は、なるべく複数のテーマをピックアップしているものを選定するとよいでしょう。

何が出題されるか分からない共通テスト対策としても効果的です。

3.論述問題対策ができるか

現代文では、時に論述問題が出題されることがあります。

内容を簡潔に要約する・筆者の主張をまとめる・指示語の内容を表すなどさまざまな出題に対応できるよう、表現力を磨いておく必要があるのです。

論述問題対策ができる参考書であれば、時間をかけてじっくり取り組めるでしょう。

また、自己採点する際のポイントや配点を解説している参考書も多く、模範解答と完全一致していなくとも途中点が取れそうか判断できるため便利です。

4.文化史・漢字など暗記項目の対策ができるか

文化史・漢字など、現代文には少なからず暗記項目が存在します。

暗記さえすれば確実に点へとつながる項目ですが、反対に暗記していないと絶対に点には結びつかないため英語単語・世界史単語・日本史単語などと同様に対策しておきましょう。

また、大学入試における頻出単語を調べ、現代文キーワードとしてチェックしておくこともおすすめです。

専門用語が多くなる大学入試であっても、長い文章に素早く目を通すスキルを養いやすくなるでしょう。

5.文法など知識問題の対策ができるか

現代文では、時に文法問題が出題されることがあります。

「文法問題=古文」だと思いがちですが、古典文法を詳しく理解するためにも現代文法を学んでおくことは必須のことだと捉えましょう。

また、主語・述語の関係性や、修飾・被修飾の組み合わせを見ながら要素別に内容を読み解くきっかけにもなります。

長文読解とは参考書が分かれているケースもあるため、必要に応じて追加で用意しておくことをおすすめします。

現代文の参考書おすすめ10選

ここからは、おすすめの現代文参考書を10冊ご紹介します。

さまざまな単元・テーマ・出題形式に対応できるよう幅広くピックアップしますので、受験の助けとなる1冊を見つけていきましょう。

1.『イラスト図解でよくわかる!現代文読解のテーマとキーワード』学研プラス

こんな人におすすめ

  • 現代文が苦手なためイラストで分かりやすく勉強したい人
  • 現代文に欠かせない基本的なキーワードを網羅しておきたい人
  • 難解な論説文にも頻出の現代文単語を知りたい人

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現代文を読み解くための背景知識や基本的なキーワードを、イラスト中心に紹介します

言語・文化・経済などテーマ別に細分化されているほか、現代文入試で頻出といわれるテーマ・キーワードを一気に学ぶことができます。

政治経済や倫理など社会科目と通じるキーワードも多く、教養を身につけるために活用している人も多いです。

他科目の勉強に疲れたときコラムとして目を通すだけでも、興味深く内容を学べる1冊です。

2.『入試までに必ず読んでおきたい 現代文テーマ別頻出課題文集』駿台文庫

こんな人におすすめ

  • ジャンルごとに細分化して現代文キーワードを学びたい人
  • 目で学ぶだけでなく手を動かす演習問題にたくさんチャレンジしたい人
  • 1ページ完結型の分かりやすい解説を期待する人

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近代化・科学技術・教育・日本文化など、現代文入試の表論文で頻出のキーワードを合計16ジャンルに分けて掲載しています。

演習問題も80回分と他参考書より多めに作られており、全て実際に出題された過去問からピックアップされているため入試本番を想定した演習をしたい人に向いているでしょう。

また、見開きの右側が本文、左側が論理・解法に関する解説と分けられており、コンパクトかつ見やすくまとまっていることもポイントです。

3.『田村のやさしく語る現代文』日本入試センター

こんな人におすすめ

  • 論説文の読み方を基礎から学びたい人
  • 精読と速読の力を両方とも身につけいたい人
  • 基礎から始めて少しずつステップアップしたい人

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難解かつボリュームの多い現代文を読み解くための解説書です。

助詞・接続詞・指示語など文章の転換点となる重要なチェックポイントを学べるだけでなく、「本文中で一番大事な要素はどこか」を探るノウハウを授けます。

別冊で問題集がついており、参考書で学んだ内容を即演習に活かせることもポイントです。

難関大レベルに対応できるよう基礎から応用まで幅広くカバーしている参考書であるため、基礎から緻密に積み上げたい人は入手してみましょう。

4.『出口のシステム現代文 解法公式集』水王舎

こんな人におすすめ

  • 難関大学にも通じる現代文の解法を知っておきたい人
  • シリーズもので現代文の参考書を統一したい人
  • 演習を繰り返す実践的な学びがしたい人

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現代文の解法をマスターするための参考書であり、大学受験で必須とされる解法が全て掲載されている必携の1冊です。

数学の公式と同じような使い方ができるため、どんな問題にも対応できる基礎力を培うことができるでしょう。

例題の掲載量も多く、演習を繰り返しながらトレーニングができることも魅力です。

シリーズとして「ベーシック編」「バイブル編」「論述・記述編」「実践演習篇」などさまざまなタイトルが出版されているため、苦手分野に合わせて追加で用意することもおすすめできます。

5.『入試現代文へのアクセス 完成編』河合出版

こんな人におすすめ

  • 自分のレベルに合わせて段階別の学習がしたい人
  • 基本的な解法を身につけた後の実践演習参考書を探している人
  • 入試直前の総復習に役立てたい人

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基礎・発展・完成と3つのレベルに分けて読解にチャレンジできる参考書です。

解説から演習に入るのではなく、演習してから解説を見て微修正していきたいときに便利でしょう。

基礎・基本を学んだ後の演習用参考書として用いることで、入試を視野に入れた実践的な学びがしやすくなります。

一見難解なテーマが目立つ参考書ですが、基本的な解法が身についていれば解答できる良問ばかり揃っているため入試直前に使う問題集としてもおすすめです。

6.『現代文と格闘する』河合出版

こんな人におすすめ

  • より効率よく大量の文章を読み解くノウハウが知りたい人
  • 現代文を説くテクニックを学び難関大学に合格したい人
  • 小ボリュームの論述問題から段階的にレベルを引き上げていきたい人

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傍線・斜線を引きながら長文を読み進める手法を使う参考書であり、英語科目でよく活用される「スラッシュリーディング」が好きな人に向いています。

また、要約の仕方・何を問われているか知る方法などテクニック寄りの解説が多く、得点力を上げたいときに活用できるでしょう。

要約・論述・記述など50~150文字程度で解答する問題も多くピックアップされており、論述対策がしたいときにも有効です。

7.『SPEED攻略10日間 国語 文学史』Z会

こんな人におすすめ

  • 文学史を1冊の参考書で完成させたい人
  • 春休みや夏休みなど長期休みに現代文を補強したい人
  • 暗記が苦手で文学史の学習方法が確立していない人

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意外と出題されることの多い文学史だけに焦点を当てた参考書であり、暗記対策したいときに便利です。

文学史は暗記さえすれば得点に直結する単元ですが、出題ボリュームが多くないことからあまり文学史対策に時間を割かない方がよいとされています。

本参考書は合格に必要な頻出単元・基礎知識の習得のみを目的としているため、短時間で効率よく学びたいときに使うとよいでしょう。

薄めかつコンパクトな参考書であり、出先やスキマ時間を活用した暗記にもおすすめです。

8.『大学入試 金の漢字 最強編』水王舎

こんな人におすすめ

  • どの範囲まで漢字を暗記すればいいか分からない人
  • 教科書に掲載されている漢字の暗記だけでは不安な人
  • 類義語や対義語など複数の要素を絡めて体系的な漢字学習をしたい人

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大学入試に出ることの多い漢字を収録している参考書です。

シリーズで「銀の漢字」も出版されていますが、「金の漢字」はより難易度が高く難関私立大学もしくは国公立大学向けに作成されているため、志望校のレベルに合わせて選定するとよいでしょう。

漢字検定2級程度の問題が多く、四字熟語・送り仮名・類義語・対義語・同音異義語などさまざまな角度から漢字を覚えられることが魅力です。

ただ暗記するだけでなく、音や意味と紐づけて体系的な学習をしたいときに頼っていきましょう。

9.『船口の最強の現代文記述トレーニング』学研プラス

こんな人におすすめ

  • 論述問題における確実な得点力を養いたい人
  • 自分の論述解答に自信がなくチェック方法も分からない人
  • さまざまな形式の論述問題に対応できるようになりたい人

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記述・論述問題対策に特化した参考書であり、記述の基礎から論述の応用まで一貫して学ぶことができます。

すべての解答に採点基準がついているため、「自分が書いた記述が試験で何点取れるのか」を自己採点したいときに便利でしょう。

また添削例も添えて記載されており、自分の解答に足りない視点が何かを探ることができます。

内容説明・理由説明・判断根拠説明・要約などさまざまなパターンの記述問題に対応しているため、初見問題への対応力を上げたい人にも向いています。

10.『日本文法 口語篇・文語篇』講談社

こんな人におすすめ

  • 現代文法を1から復習したい人
  • 読み物としてサラッと目を通せる参考書を探している人
  • 論説文にも小説にも対応できる文法書がほしい人

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大学受験に特化した参考書ではありませんが、現代文に欠かせない文法を学ぶことができる1冊です。

詞と辞を分解しながら読み解いたり、論説文に多く活用される「文語」と小説・随筆に多く活用される「口語」を分けて学んだりしたいときに向いています。

文法の視点からロジスティクスに現代文を解いていきたい人と相性がよいでしょう。

まとめ

現代文は元々のセンスや勘に頼って解答することもできますが、一定レベル以上を目指すのであれば解法に裏付けされた読解力を身につけることが欠かせません。

解法を学んでおけば「本当にこの解答でいいのか?」と試験当日迷うことも少なくなり、効率よくどんどん次の問題に進むことができるでしょう。

また、現代文を解く力は他科目の長文問題・資料問題の読み解きにも役立ちます。

現代文を得意科目にするため、今回紹介した参考書をぜひチェックしてみましょう。

関連コラム:【大学受験】勉強法の基本を解説!志望校合格のためにするべきこととは

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「自分に合う勉強法を知りたい」

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アガルート学習コーチングの継続率は91.7%。

受講生の9割以上が「勉強量が増えた」「勉強方法が分かった」など、コーチングによるプラスの変化があったとアンケートに答えています。「90日間」で成果を出せるのには理由があります。

なお、アガルート学習コーチングでは、入会金、管理費、教材費、講習代などの費用は一切不要。毎月末に翌月以降の実施を判断することができるので、お気軽にお申込みいただくことができます。

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監修者情報

この記事の著者 渡辺 瞳

渡辺 瞳

学習プランナー兼ライター。

予備校を使わず完全独学で大学受験を突破し、家庭教師アルバイトの経験を活かして教育業界へ就職。

15年以上に渡り合格メゾッドの提供や学習プランニング立案を手掛けながら、勉強に悩む学生・保護者向けの記事を執筆および監修をしている。

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