数学に対して苦手意識を持つ中学生はかなり多いです。

あなたも、「だんだんわからない所が増えてきて、授業はさっぱりわからない。」なんて状況になっていませんか?

実は、勉強のやり方やコツを変えるだけで数学の点数は上がります。

苦手意識をなくすことも可能です。

この記事では、数学が苦手に感じてしまう原因やおすすめの勉強法を解説します。

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中学生が苦手に感じやすい数学の単元とその原因

特に中学生がつまずきやすい数学の単元は、文字式・一次関数・図形の証明です。

これらの単元によって、数学に強い苦手意識を持ってしまう方は多いです。

それぞれ苦手に感じやすい原因について紹介するので、自分に当てはまっているかチェックしてください。

文字式 

文字式が苦手に感じてしまう理由は、「文字」に慣れていないためです。

文字を「意味不明な暗号」と思っているから、aやbなどで足し算やかけ算をすることに混乱してしまうのです。

例えば、「a+b=ab」と間違えて変換してしまった経験はありませんか?

aとbを合わせる式なので、abにしたい気持ちはよくわかります。

「文字は数字を入れるための箱」と考えましょう。

さっきの問題でも、a=3、b=4と数字を当てはめると、「a+b=ab」でないことは簡単にわかるはずです。

このように数字に置き換えて考えたり、文字式のルールをしっかり頭に記憶したりすることが文字式を攻略するコツです。

一次関数

一次関数が難しいのは、xやyに入る数字が1つではないからです。

一次関数は、問題によってxやyに入る数字がコロコロ変わります。

x=2の時はy=6、x=-2の時はy=2と入る数字が無限に存在するため、頭がパンクしてしまう中学生が多いのです。

4x=12のような方程式であれば、x=3と答えをすぐ出せるでしょう。

しかし、関数になった途端わからなくなる子が増え始めます。

さらに一次関数には、グラフを書く問題や文章問題と種類がさまざまです。

結果的に複雑に感じてしまい「わからない」と投げ出してしまいます。

図形の証明

この単元は、他の問題と違って記述形式であることが特徴です。

なんとなくでは正解できず、順序立てて文章を書かなければいけません。

書く文章量が多く、1問解くだけでも時間がかかってしまいます。

その点も苦手意識を持ちやすい原因の1つです。

図形の証明は、証明問題なのでほぼ完璧に書く必要があり、文が1つ抜けているだけでも不正解になってしまいます。

採点基準も厳しくなりがちなので、苦手になるのも無理はありません。

数学が苦手な中学生でも点数をあげるポイント

数学が苦手であっても苦手を克服して点数をあげるポイントを紹介します。


どんな分野でもうまくいくコツはあるものです。

数学苦手な方、全員に試して欲しい内容です。

基本問題からはじめる

苦手な教科であっても、はじめは「自分がわかる問題」から手をつけることが大事です。

わかる問題がなければ、自分が「できそう」と思える単元の問題でも構いません。

苦手な単元があると、ついつい難しいと感じる問題やできてない問題から解こうとしがちです。

しかし数学が苦手な人ほど、それ以前の基本的なことができていません。

わかったつもりになっていて、実はよくわかっていないケースは多いです。

まずは、教科書の例題や確認問題から解き始めるのがいいでしょう。

基礎的な内容ができるようになってから、練習問題や問題集の演習に取り組んでください。

もし得意な単元があれば、得意単元の問題を解いて自信をつけてから苦手分野に取り組むのもいいでしょう。

難しく感じる問題ばかり解いていると、嫌になってしまうからです。

まずは、自分ができそうな基本問題から取り組むのが、無理なくできる点数アップのポイントです。

「何を見ずに解けること」を目指す

テストで点数を取るためには、「教科書や参考書を見ずに正解できる」ことを目指さなくてはいけません。

テスト勉強の直前まで、教科書や授業のノートを開きながら問題演習をしていませんか?

その勉強法をやめれば、点数アップの可能性も高まります。

当たり前ですが、テスト本番で教科書やノートを見ることはできません。

だからテストの状況と同じように、何も見ずに解く訓練をすることが大切です。

最初は見ながらでもいいですが、2回目以降はできる限り教科書や解説を見ながら解くのはやめましょう。

何も見ず解こうとすることで、自分がどこまで自力で解けるのか、どの公式やルールを覚えていないのか、わかるようになり、やるべき勉強内容がはっきりわかります。

もちろん、最初から教科書を見ずに解こうと言っているわけではありません。

最終的に「何も見ずに解けること」を目指してください。

「何を求めるか」に注目する

数学で点数を落としている人ほど、「何を答えとして求めるか」に注目できていません。

逆に言えば、求めるものに注目することで、得点アップにつながりやすくなります。

例えば、「一次関数の式を求めなさい。」という問題なのに、「x=5」と答えてしまった経験はありませんか?

一次関数の式を求める問題なので、答えは「y=○x+□」の形になるのが正解です。

このように求める答えがわかれば、その答えを出すために必要な式や値がわかります。

「何を求めるかに注目する」だけで、問題の難易度がグッと下がります。

文章問題のような難易度の高い問題であっても、何を求めるかに注目すれば、かなり解きやすくなるでしょう。

以上のことを意識して問題を解いてみてください。

数学のおすすめ勉強法

ここからは、今すぐ実践できるおすすめの勉強法を紹介します。

もちろん楽なことではありませんが、やれば効果の出やすい方法です。

次のテストで得点アップできるように、今日から実践してください。

  1. 1つ前の単元からやり直す
  2. 問題を解いたら必ずチェックマークをつける
  3. 1日5問解く習慣を作る

1つ前の単元からやり直す

  • 一次関数が苦手なら、中1の「比例・反比例」から
  • 確率が苦手なら、小6の「起こりうる場合」から

このように、1つ前の単元からやり直しましょう。

教科書や参考書を読んでも全くわからないなら、1つ前の単元から理解できてない可能性が高いです。

中学生なのに、小学生の内容を勉強するなんて面倒臭いと思うかもしれません。

ですが、苦手克服のために効果のある方法です。

1つ前の単元は難易度が低く、解きやすいはずです。

勉強したい単元の問題集がなくても大丈夫です。

インターネットで問題をダウンロードしたり、YouTubeのような動画サイトで授業を見たりできます。

苦手な単元は、1つ前の単元から勉強することを心がけましょう。

問題を解いたら必ずチェックマークをつける

  • 何も見ず解ける→○
  • 解説を見ながら解ける→△
  • 解説を見てもわからない→×

上記のように、問題を解く度にチェックマークをつけてください。

メリットは2つあります。

テキストを開けば、ひと目でどこを勉強すべきかわかることが1つ目のメリットです。

×の問題は学校や塾で質問したり、参考書で勉強したりする必要があります。

△の問題は理解できているので、何も見ずに解けるよう演習をこなせばいいのです。

このように、自分はどの問題が解けて何ができないのかがよくわかります。

テスト勉強も効率良く行えるでしょう。

チェックをつける2つ目の理由は、○が増えていく楽しみが勉強のモチベーションになることです。

正解すれば問題に○をつけられて、○が増えていくほど嬉しくなります。

やっていることは地味ですが、ゲーム感覚で楽しく感じるでしょう。

勉強していて○が増える度に、「自分は賢くなっている」と目に見えてわかるのでおすすめの方法です。

問題には必ずチェックマークをつけて勉強してください。

1日5問解く習慣を作る

数学が苦手なら、簡単な計算問題でもいいので1日5問は解く習慣を作りましょう。

毎日数学を勉強する習慣をつけてしまえば、それだけで苦手意識が弱まります。

数学が苦手でも1日5問であれば、どれだけ忙しくてもできるはずです。

最初は嫌かもしれませんが、5〜20分程度です。

その短時間で苦手が克服できるならやってみる価値はありますよね?

解くのは、最近授業で習った単元の問題がベストです。

苦手克服のためだけでなく、授業の復習にもなるので授業中の理解度も上がります。

結果として、テスト勉強が楽になるでしょう。

簡単な問題から徐々にレベルを上げて、ゆっくりと苦手意識をなくしていきましょう。

ますは、「1日5問」を目標に勉強を始めてください。

関連コラム:【中学生向け】数学のおすすめ参考書&問題集10選!目的別選び方も解説

まとめ

数学が苦手な人は、ただコツや勉強法を知らないだけです。

この記事の内容を参考に、数学の苦手克服をしましょう。

克服のためのおすすめの勉強方法は、以下の3つです。

  • 苦手な単元の1つ前の単元から勉強する
  • 解いた問題にはチェックマークをつける
  • 1日5問解く

地味ですが、実践することで成果は出てくるはずです。

根気よくやってみましょう。

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関連コラム:勉強の仕方がわからない中学生に伝えたい基本の勉強法!主要5教科のコツも解説

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