中学受験を控えた皆様、または検討されている皆様、ストレス対策にお悩みではありませんか？

中学受験は家族一丸となって乗り越えるもの。特に受験前の1年は、受験勉強や体調管理、スケジュール管理と多忙を極め、ストレスもピークに達します。

今回は、中学受験のストレス対策について、ご紹介いたします。親のストレス対策についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【中学受験】子どものストレスの原因を知ろう

中学受験のストレスと言っても、その原因は十人十色です。ストレスの原因が明確にできなければ、解決への道のりは険しいものとなるでしょう。

まずは、ストレスの原因を知ることが必要です。中学受験をする子どものストレスになりやすい要因として、以下の5つが挙げられます。

プレッシャーを感じている

受験生は合否が決まる試験に挑むわけですから、プレッシャーを抱えていて当然です。

日々、合格できるのかどうかという不安と向き合っています。

プレッシャーは時として追い風になりますが、うまくコントロールしなければ大きなストレスの原因となります。

やりたいことを我慢している

受験生はとにかく忙しいものです。

1日のほとんどの時間を勉強に費やす訳ですから、やりたいことをする時間を削ることになる子が多いでしょう。

受験仲間がいない、少ない

高校受験と違って中学受験をする人は、そう多くはありません。

親しい友人たちが遊んでいる時期に、自分だけ勉強に集中しなければならないような場面にも直面することになります。

成績が思うように上がらない

勉強してもなかなか成績が上がらず、結果がついてこない。

誰もが1度は感じたことがあるのではないでしょうか？

この場合、例えば自分の苦手な問題の傾向を分析できておらず、得意分野ばかり取り組んでしまうなど、問題点の根本的な解決方法が見えていないケースなどが考えられます。

こういうケースはどれだけ勉強しても、なかなか結果がついてこないことが多いでしょう。

精一杯やっても結果がついてこないと相当なストレスを感じることになりますよね。

スケジュールがハードすぎる

「やりたいことを我慢している」でも触れましたが、受験生はとにかく時間に余裕がありません。

睡眠時間が短くなってしまったり、学校と塾の間に急いで食事をとることも少なくないでしょう。

時間にゆとりがなくなると、心のゆとりもなくなってしまうもの。

スケジュール管理は受験生にとって非常に重要な課題とも言えます。

ご紹介した5つのストレス要因は中学受験をする子どもが抱えやすいものの代表です。他にも人間関係や金銭的不安、家族のことなど人によってストレスに感じる要素は異なります。それぞれが抱えるストレスの根本原因を知ることが、中学受験に関するストレス対策の第一歩と言えるのです。

【中学受験】子どものストレスの対策とは？親がしてあげられること

中学受験をする子のストレスに対して、親がしてあげられることは何でしょうか？中学受験と向き合う子どものストレスに対処する上で、親という存在が非常に重要です。

以下で、親としてすべきこと、逆にすべきでないことをそれぞれご紹介します。

親がすべきこと・してあげられること

以下のことは、積極的にしてあげるとよいでしょう。

話をきいてあげる

時に人は、話をきいてもらうだけで心が軽くなるものです。

勉強がわからないのか、他にやりたいことがあるのか、理由はわからないけどなんとなくつらいのか。

まずは、何が不安なのか、何に悩んでいるのか、子どもとの対話を通して知る必要があります。

無理に聞き出そうとせず、話の流れで子供の気持ちを知ることができるとベストです。

焦らずゆっくりと向き合いましょう。

息抜きをさせてあげる

中学受験をする子どもは、まだ小学生。

息抜きを上手にすることは難しくて当たり前です。

そこで、人生経験の長い親のサポートが必要になってきます。

子どもは熱中できるもの、好きなものにとりくむ時間を意図的につくることで、息抜きができるパターンが多いです。スキンシップを多くとったり、一緒に美味しいものを食べたり、1日自由に過ごしたりもおすすめです。

うまく息抜きをすれば、集中力が高まったり、いざという時の踏ん張りが効くようになることもあります。

子どもがキャパオーバーをむかえる前に、息抜きをさせてあげるように意識しましょう。

親がすべきでないこと

以下のようなことは、避けたほうがよいでしょう。

誰かと比べる

中学受験をする子どもの前で人との比較は絶対に避けなければなりません。

受験生は普段よりも色々な言葉に対して、敏感になっていると考えた方が良いでしょう。

もちろん、子どもは人と比べることで成長する時期もあるでしょう。

ですが、日々努力を繰り返す受験生に他者との比較は不要です。

各々の努力としっかり向き合って伴走しましょう。

プレッシャーをかける

先述したようにプレッシャーは受験生にとって大きなストレスになります。

親はどちらかと言うと、子どもにとって安心できる存在でいなければなりません。

中学受験を控える子どもはまだ小学生なので、尚更親には安心感が求められます。

プレッシャーになるような発言や対応は慎むよう意識が必要です。

親のサポートは中学受験をする子どもにとってなくてはならないもの。中学受験は親子二人三脚で乗り越えるものです。支え合うことで、親子の絆がより深まる経験になるかも知れません。

【中学受験】親のストレスにも注意

中学受験において、非常に重要なポイントになるのが親のメンタルです。

受験だけに言えることではありませんが、親のメンタルは子どもに大きく影響を及ぼします。逆に言えば、メンタルが安定した親の子どもは受験に有利だということです。

中学受験をする子どもの親は、自分自身のストレス対策も必要だと心得ておきましょう。中学受験をする子どもの親が抱えるストレスのうち代表的なものと、その対処法をご紹介します。

完璧な親を目指している

一般的に、中学受験をする子どもの親というと、教育熱心であったり教育への関心が高いことが多いです。

その為、親が自身に対し完璧を求める傾向にあり、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまうこともあるのです。

対処法

この場合の対処法として、親自身もリフレッシュタイムを設けることが挙げられます。

中学受験をする子どもの親は、勉強に関連することになると、どうしても一生懸命になりすぎてしまうものです。

親が中学受験以外のことに集中する時間を作ることで、「完璧でいなければならない」と緊張する時間を少しでも減らすことができます。リフレッシュタイムには、好きなことがあれば好きなこと、親子で遊びに行ったり、身体を動かすこともおすすめです。

たまには、中学受験以外のことに思いっきり時間を使って、リフレッシュするようにしましょう。

気配りに疲れる

中学受験をする子どものサポートをする親は、あらゆる場面で気をつかわなければなりません。

受験する本人へはもちろん、学校や塾の先生、受験生以外の家族など、多方面に気を配ることになります。

特に人付き合いがあまり得意でない人は、多方面への気配りに疲れてしまうものです。

対処法

この場合の対処法として、「子どもはあくまで子どもであり、自分とは別の人間である。」という思考を忘れないことが挙げられます。

中学受験をする子は日々大きなストレスを感じており、精神的に不安定になりやすいもの。その感情にあまりにも共鳴しすぎたり、気をつかいすぎると、親自身も辛くなってしまいます。

学校や塾の先生と話をする時も、あくまで受験生をサポートする親の立場で話をしましょう。言い換えれば客観的な視点も必要だということです。

中学受験をサポートする親は、受験生本人や先生に感情移入しすぎず、客観視する姿勢を持つことを意識するとよいでしょう。

塾の送迎など、通塾の世話が大変

中学受験をする子どもはまだ小学生であるため、通塾する上で親が手伝う必要があることがとても多いです。

塾への送迎はもちろん、家族ひとりひとりの食事の時間をずらしたり、塾の宿題をみるなど、親自身のタスクも増えます。

中学受験をする子どものスケジュールに合わせて動く親は、心身ともに疲弊してしまいます。

対処法

この場合の対策として、オンラインの学習サービスを利用するという方法があります。

塾の送迎は時間が遅いことも多く、受験生ともなると親の負担は想像よりもはるかに大きくなるものです。

また、オンラインであれば家で子どもが勉強でき、安全面でも安心です。

親の心身のバランスが崩れそうな時は、在宅で学べるオンラインの学習サービスに切り替えるという方法があることも心に留めておきましょう。通塾や対面での授業が苦手なお子様にもおすすめです。

まとめ

今回は、中学受験における受験生本人や親のストレスについてお話しいたしました。

中学受験を乗り切るには、親子ともにストレス対策は重要です。親子のストレス対策が中学受験の明暗を分けると言っても過言ではありません。

前述の通り、ストレスの中でも通塾に対するストレスはオンラインの学習サービスを利用することで対策が可能です。

また、オンラインの学習サービスなら、一人一人に合わせたカリキュラム作成が可能なアガルートコーチングがおすすめです。この機会にぜひチェックしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。中学受験に挑む皆さんが、人生最高の春を迎えられますように。

関連コラム：【中学受験】成功する子の親/失敗する親の特徴各5選！親がすべきこととは？