共通テスト国語の時間配分の目安は?効率良く点数を取る解き方のコツ
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大学入学共通テスト当日は、体調や持ち物を万全に整え、落ち着いて受験に臨むことが大切です。
しかし、時には難しい問題に惑わされたり予想外のことが起きて慌てたりして、いつものような解答ペースが作れないケースもあるでしょう。
今回は、共通テストの国語における時間配分について解説します。
解き方のコツにも触れますので、改めてチェックしていきましょう。
このコラムでわかること
- 共通テスト国語の時間配分の目安
- 共通テスト国語で確実に点を取るコツ
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【共通テスト国語】時間配分の目安は?
一部大学では共通テストの国語は現代文だけで良い場合もありますが、ここでは、古文漢文を含むすべてを解くことを前提として解説します。
共通テストの国語は、4つの大問を80分で解答します。
全体の目安として、下記の想定をしておくとよいでしょう。
現代文(評論) | 25分 |
現代文(小説) | 25分 |
古文 | 15分 |
漢文 | 10分 |
全体の見直し | 5分 |
センター試験と共通テストで最も出題傾向が変わっているのが現代文であり、配点も高く設問数も多いため、現代文に最も時間をかけるのがよいでしょう。
また、一見すらすらと解けそうな小説についても、自分の一方的なフィルターや思い込みが影響して解答していないかじっくり確かめ、根拠となる部分を探すことが得点につながります。
そのため、評論と同じくらいの時間をかけて解答して問題ないでしょう。
一方、古文と漢文はなるべく早く解答するのがポイントです。
特に漢文はセンター試験と大きく変わらないオーソドックスな問題ばかりであり、基本的な句形や返り点の学習さえしておけば素早く解答できます。
古文は複数の文章が提示されることもあるため漢文より時間がかかることが想定されますが、こちらも基本的な古典単語・文法を習得しておけば難しくありません。
マークミスや記入漏れがないか確認するための時間も5分程度取り、失点を防ぐこともポイントです。
【共通テスト国語】時間内に終わらせて確実に点を取るコツ
ここでは、共通テスト国語における解答のコツを解説します。
当日自分なりのリズムをしっかり保つためにも、参考にしてみましょう。
古文や漢文から解答する
共通テストの国語は、初日の昼休憩を挟んだ後におこなわれます。
世界史・日本史など社会科科目が終わったあとに昼食を取ってから国語、という流れであるため、人によっては休憩から上手くスイッチを切り替えられないケースもあるでしょう。
まずは試験の雰囲気に慣れるためにも、頭を国語モードに切り替えるためにも、手早く解答できる古文・漢文いずれかから解答するのがおすすめです。
特に大問1に設けられている現代文(評論)には時間がかかるため、頭が切り替わっていないまま挑戦すると30分程度かかってしまう可能性も考えられます。
前から解く、得意な順に解くでも大丈夫です。
後に大きく影響することを防ぐため、まずは解けるものから解いていくのがポイントなのです。
確実に違うと思った選択肢にはバツをつける
時間配分が上手くいき、試験後半に少し余裕が生まれるケースもあるでしょう。
そのようなときはマークミスや記名漏れをチェックするのが基本ですが、解答に迷った問題や飛ばした問題に戻ることもあります。
そんなときに役立つのは、1周目の解答でメモした内容です。
「解答には迷うけれど、この選択肢だけは確実に違う」と思ったものには1周目でバツをつけ、2周目に見直しするときに時間を取られないよう工夫するのがよいでしょう。
また、迷った選択肢に印をつけ、「選択肢2か4で迷ったんだな」ということが分かるようにしておくこともおすすめです。
ピンポイントで見直すことができればその分時間に余裕が生まれやすくなりますので、共通テストに限らずさまざまな試験に応用にしてみましょう。
マークミスは大問ごとに確認する
例え満点を取れる解答をしていたとしても、マークミスや選択ミスがあっては台無しです。
試験で絶対に避けたいのは、次の3つだと捉えましょう。
- マーク欄のズレ
- マークせず空欄のまま提出
- ひとつの解答欄に複数マーク
マークミスを防ぐには、大問ごとにこまめなチェックをするのが理想です。
今回紹介した理想的な時間配分では5分間の見直しを設けていますが、可能であれば5分まとめて取るのではなく、大問ごとに1分程度と振り分けて活用していくのがよいでしょう。
全体を一気にチェックしようとすると、どうしても集中力が足りなくなります。
チェックがチェックとして機能しない可能性もあるため、10~15問程度に細分化し、確実にミスをみつけていくことを優先することをおすすめします。
まとめ
共通テスト受験前には、科目ごとの解答時間を設定し、解答スピードと時間と照らし合わせるよう意識することが肝心です。
時間が足りなくなる人は、「問題を1から順に解いていこう」「1度の解答で確実に正解を見つけていこう」と意気込みすぎて、難問に時間を割きすぎてしまう傾向があります。
簡単な問題に割ける時間すらなくなってしまったり、残り時間が少ないことに慌てて集中力を欠いたりすることのないよう、自分なりのリズムを作っておくのがよいでしょう。
また、前日はよく眠り、余裕をもって会場に着いておくことも必要です。
これまで勉強してきた成果を最大限発揮できるよう、当日に向けてコンディションを整えておきましょう!
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この記事の監修者 山﨑 佑太郎
高校生・大学入試準備 主任
10年以上大手進学塾で高校入試、大学入試に携わり、多くの指導実績を持つエキスパート。
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