高校英語の勉強法がわからず、悩んでいる高校生は少なくありません。

特に大学受験を控えた高校生にとって、どの順番で英語を勉強すればよいのかは気になるところです。

当コラムでは、高校英語の勉強法や英語の点数・成績を上げる方法について詳しく解説します。

「一から英語を勉強したい」「何から英語の勉強を始めればよいかわからない」と悩んでいる高校生はぜひ参考にしてください。

【大学受験】高校生の英語の勉強法を順番に解説

ここでは、高校生の大学受験に必要な英語の勉強法を順番を意識して解説します。

おすすめの順番は、次のとおりです。

1. 英単語
2. 英文法
3. 長文読解
4. リスニング
5. スピーキング

ひとつずつ解説します。

英単語

高校生が英語を学ぶ際、最も重要なのが英単語の勉強法です。

英単語を知らなければ、長文を読んでも内容を理解できず、リスニングでも聞き取るのが難しくなります。

そのため、まずは英単語を効率よく覚えることが最優先です。

単語を覚える際に大切なことは、何度も繰り返し目にすること。

一度で完璧に暗記しようとせず、何度も英単語に触れて記憶に定着させましょう。

英単語を声に出して読む、リスニング教材を活用して耳から学ぶなど、音声を使った暗記方法も記憶に残りやすいため、おすすめです。

一日数個でも英単語を覚えるなど、毎日学習を継続して、基礎となる語彙力を着実に伸ばしましょう。

文法

英単語学習と並行して、文法の習得にも注力しましょう。

文法は文章を形作る要素であり、文の構造を理解できなければ、長文読解や英作文を正しく行えません。

高校生が英語の文法を学ぶ際は、まず原則やルールを正しく理解する勉強法がおすすめです。

文の構造を示す五文型を学んだり、分詞構文や関係詞などを理解したりすると、英文の仕組みを把握しやすくなります。

しかし、ただ知識を詰め込むだけでは十分ではありません。

英文法を正しく使えるようになるためには、繰り返し問題演習に取り組む必要があります。

また、学習した文法を使って、実際に英文を考えてみるなどアウトプットを意識した勉強法も効果的です。

英単語と同じく、文法もすべての英語技能の基礎となります。

最初にしっかり理解し、その後の学習に活かしましょう。

長文

英単語と文法をある程度暗記できた後は、長文読解に取り組みましょう。

長文を正確に読み解くためには、構文の把握が欠かせません。

文章の構造を理解することで、英文全体の意味を捉えやすくなります。

読解力を鍛えるには、一つひとつの文章を精読し、単語・熟語の意味や文の構造を整理しながら読み進めることが重要です。

また、高校生が英語の長文に取り組む際におすすめしたい勉強法が問題演習です。

長文で頻出する穴埋めや和訳などの出題形式に慣れておけば、入学試験の本番も落ち着いて対処できるでしょう。

なお、長文問題を解く際は正解・不正解の確認だけで終わらせないようにしましょう。

なぜ間違えたのかを徹底的に分析して自分の弱点を把握したうえで、必要な対策を講じると、確実に読解力を伸ばせます。

長文読解は、単語や文法といった基礎力に加え、文章全体の流れをつかむ応用力が求められる分野です。

精読と問題演習を積み重ね、少しずつ読解力を強化していきましょう。

リスニング

英語学習において、単語・文法・長文読解の基礎を固めた後に取り組むべきなのがリスニングです。

単語の意味が理解できても、音声として認識できなければ実際の試験や会話で活用できません。

そのため、英語の音に慣れ、聞き取る力を鍛えましょう。

リスニング力を伸ばすためには、毎日英語を聞く習慣をつけることが重要です。

英語のリスニング力を伸ばす際、高校生におすすめしたい勉強法のひとつが「オーバーラッピング」です。

オーバーラッピングとは、原稿を見ながら音声に合わせて発音する方法で、正しい発音とリズムを身につけるのに適しています。

まずは10回を目安に繰り返し、英語の音に馴染むことを意識しましょう。

また、英語のニュースや映画を見るなど、日常生活で英語に触れる機会を増やすことも効果的です。

最初は内容を完全に理解できなくても、繰り返し聞くことで次第に耳が慣れ、聞き取れるようになるでしょう。

スピーキング

単語や文法の知識を身につけ、長文読解やリスニングで英語を理解できるようになった後は、スピーキングに取り組みましょう。

スピーキングでは、瞬時に英文を組み立てる能力が求められるため、繰り返し練習を積み重ねることが不可欠です。

英語のスピーキング力を伸ばしたい高校生におすすめの勉強法として、英検などの面接試験を想定した回答練習が挙げられます。

試験で頻出する質問をリストアップし、それに対する答えを準備して何度も口に出して練習しましょう。

同じ表現を繰り返すと、いつの間にか英語が口をついて出るようになります。

また、日常生活のなかで英語を意識的に使う取り組みも有効です。

例えば「今日は雨が降りそうだから傘を持って行こう」など、思ったことや考えたことを心の中で英語にしてみるとよいでしょう。

日頃から英語を使うように意識するだけで、スピーキング力を高められます。

英語の点数・成績を上げる方法は？

高校生が短期間で点数を上げるなら、定期テスト前対策としては下記がおすすめです。

• 教科書や問題集の英文を丸暗記する
• 出やすい単語・熟語を集中して覚える
• 文法は「基礎ルール＋頻出問題」だけ押さえる
• 英作文のテンプレを作っておく
• リスニングはディクテーション（音声を聞いて書きとる）＆音読

英語の定期テストの点数や成績を上げるために日頃からできる方法は、以下のとおりです。

• 授業内容を復習・予習する
• 教科書の語彙や英文を暗記する
• 暗記した知識を活用する機会を設ける

ひとつずつ解説します。

授業内容を復習・予習する

高校生が英語の成績を伸ばすために取り入れるべき勉強法は、授業の予習・復習です。

予習では、次の授業で扱う単語や熟語の意味を確認し、教科書の英文を和訳しましょう。

新しい文法事項が出てくる場合は、事前にルールや使い方を把握しておくと、授業の内容がスムーズに頭に入ります。

また、予習でわからなかった点を明確にしておくと、授業中の理解が深まり、効率よく学習を進めることが可能です。

復習の際には、ノートの活用が欠かせません。

授業中の板書や先生の説明をただ書き写すのではなく、復習しやすい形式で整理することが大切です。

ノートを活用した高校英語のおすすめ勉強法として、授業の内容を問題形式にして記載する取り組みが挙げられます。

復習時に自作の問題に対する解答を考えることで、知識の定着が促され、テスト前の対策としても役立つでしょう。

予習で基礎を固め、授業で理解を深め、復習で定着させる流れを徹底すれば、英語の成績を着実に伸ばせます。

教科書の語彙や英文を暗記する

高校英語の成績をアップさせるためには、教科書に掲載されている単語や熟語を暗記する勉強法が効果的です。

特に定期テストでは、授業で扱った語彙がそのまま出題されることが多いため、普段の学習に英単語学習を取り入れるとよいでしょう。

試験直前にまとめて暗記しようとすると、負担が大きく、知識の定着も不十分になりがちです。

日々の予習・復習のなかで少しずつ覚えれば、効率的に学習を進められるでしょう。

また、長文読解やリスニング問題では、教科書に掲載されている文章が出題されるケースも少なくありません。

単語や熟語の意味を把握した後は、文章全体の構造を理解し、どのように使われているかを確認しましょう。

語彙や英文の暗記は、一度覚えたら終わりではなく、繰り返し復習して初めて定着します。

定期テストの点数や成績を伸ばすためにも、英語学習を継続しましょう。

暗記した知識を活用する機会を設ける

学んだ知識を定着させるためには、暗記した内容を積極的に活用することが欠かせません。

活用の際、高校生におすすめしたい英語の勉強法が問題演習です。

単語を暗記した後は、実際に問題集を解き、正しく使えるかを確認しましょう。

文脈のなかで単語を見て使うと、より深く理解できます。

また、英語で文章を書く手法も有効です。

新しく覚えた単語や表現を取り入れながら英文を作ることで、知識を実践的に使えるようになります。

友人や家族に対して英語で説明したり、会話のなかで積極的に使ったりすると、スピーキングの力も鍛えられるため、おすすめです。

暗記した知識は、使うことで初めて意味を持ちます。

積極的にアウトプットの機会を設け、知識を活用する習慣を身につけましょう。

まとめ

高校生が英語力を向上させるためには、適切な順序で学習を進めることが重要です。

まずは単語を繰り返し学習し、語彙力を強化しましょう。

そのうえで文法の基礎を固めることで、英文の構造を理解しやすくなります。

さらに、単語と文法の知識を活かして長文読解のトレーニングを重ねると、文章の意味を正確に把握できるようになるでしょう。

リスニング力を鍛えるには、毎日英語を耳にする習慣をつけ、音読やオーバーラッピングを活用すると効果的です。

スピーキング力を高めるために、短時間で英語を組み立てる練習を繰り返し行い、英語を実際に使う機会を増やしましょう。

「英語が苦手でどう勉強すればよいのかわからない」「もっと英語の点数を伸ばしたい」と考えているなら、アガルート学習コーチングを活用してみてください。

個々の目標に合わせた学習プランで、効率的に成績アップを目指せます。

まずは無料相談で、自分に合った勉強法を見つけてみましょう。