「子どもがなかなか勉強してくれない」「子どもに勉強を習慣化させたいけれど、どうすれば良いかわからない」と、悩んでいませんか？

勉強を習慣化させることは、お子さんの成績アップにつながるだけでなく、将来的に自己管理能力や目標達成力を育むことが可能です。

しかし「毎日コツコツ勉強を続ける」ということは、子どもにとってそう簡単ではありません。

特に中学生は、学校生活や部活動、友人関係など日々の忙しさに追われがちなため、親としてもどうサポートすれば良いか悩む方も多いでしょう。

そこで本記事では、子どもの勉強習慣についての具体的な方法やコツ、そして勉強習慣が身につかないNG習慣まで、わかりやすく解説していきます。

ぜひこの記事を参考に、お子さんの学習習慣づくりを行なっていきましょう。

勉強習慣をつけるメリット

勉強を習慣化すると、お子さんにとってさまざまなメリットがあります。

まずは、どのようなメリットがあるのかをしっかり理解し、習慣化の重要性を学びましょう。

モチベーションに左右されず勉強を続けられる

勉強が習慣化すると、「やる気がないから今日はやらない」といったことなく、モチベーションに左右されずに勉強を続けることが可能です。

例えば、歯磨きを特に意識せずとも毎日行うように、勉強も「やって当たり前」の状態になれば、気分に左右されずに済みますよね。

特に受験を控えた時期だと、モチベーションに波があると計画が崩れがちです。

今のうちから勉強を習慣化し日常の一部になれば、計画的に取り組む基盤ができるでしょう。

自ずと成績が上がっていく

勉強習慣が身につくと、勉強量が自然と増え、知識の定着率も上がります。

「成績が上がらない」と感じる子どもの多くは、学習時間が圧倒的に不足している場合が多いのが特徴です。

毎日の学習時間を積み重ねることで、学校の授業内容が理解しやすくなり、テストでの得点向上も期待できるでしょう。

勉強と遊びにメリハリがつく

勉強時間を習慣化することで、生活全体にリズムが生まれます。

決まった時間に勉強をするため、遊ぶ時間や休息時間も明確になり、効率的な時間管理もしやすくなります。

これにより、勉強と遊びのバランスが取れ、ストレスなく学習を続けられるようになるのもメリットの一つです。

また、親が「勉強しなさい！」と繰り返す必要も減るので、子どもとの関係性も良好に保ちやすくなるでしょう。

勉強を習慣化させる方法・コツ10個

では、実際にどのように勉強を習慣化させれば良いのでしょうか。

ここからは、具体的な方法やコツを10個ご紹介します。

どの方法も、実践しやすく成果が出やすいものなので、ぜひ試してみましょう。

小さな目標から始める

大きな目標は挫折しやすいため、まずは達成可能な小さな目標を設定しましょう。

例えば、「毎日10分間英単語を覚える」といった具体的で実行しやすい目標から始めるのがおすすめです。

小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、より大きな目標に挑戦する意欲が湧いてきます。

少しずつ達成感を味わいながら、徐々に学習時間を増やしていくと良いでしょう。

ルーティン化する

勉強のルーティン化をするのもおすすめです。毎日同じ時間に勉強することで、体と頭が自然と同じ時間に学習モードに入るようになります。

例えば、「夕食後の19時から21時まで勉強する」といった具合に、決まった時間帯を勉強時間として設定しましょう。

この習慣が身につくと、その時間になると自然と勉強を始められるようになり、勉強の習慣化がしやすいですよ。

トリガーを作る

特定の行動をきっかけに勉強を始める「トリガー」を設定しましょう。

例えば、「夕食後に机に座る」「お気に入りの文房具を出す」といったシンプルな行動をきっかけにすると、スムーズに勉強を開始できるのでおすすめです。

家庭や子どもの生活リズムに合ったものを選んで行うことで、心理的な準備が整い、スムーズに勉強モードに入ることができるでしょう。

進捗を記録する

進捗を記録するのもおすすめです。勉強した内容や時間を記録することで、自身の成長を可視化できます。

専用のノートやアプリを使って、毎日の学習内容や時間を記録しましょう。

進捗を目で見て確認することで達成感が得られ、モチベーション維持にもつながります。

また、振り返りをすることで、より効率的な学習計画を立てることができますよ。

小さなご褒美を設定する

勉強を頑張ったあとには、小さなご褒美を用意しましょう。

例えば、「好きなおやつを食べる」「ゲームを30分だけ楽しむ」など、楽しみを設定することで、勉強への抵抗感を減らすことも期待できます。

ご褒美があると、子どもは「勉強を頑張ると良いことがある」と、学習に対してポジティブな印象を持つようになるのでおすすめです。

ただし、ご褒美が大きすぎると本末転倒になるため、適度な範囲に留めましょう。

他人を巻き込む

他人を巻き込んで学習を行うのも良いでしょう。勉強仲間を作ったり、親が一緒に目標を立てたりすることで、子どもの学習意欲は向上しやすくなります。

家族で一緒に取り組むと、家全体でのサポート体制が強まり、長続きしやすくなるのでおすすめです。

塾や家庭教師、オンライン学習など、外部の力を借りるのも良いでしょう。

誰かに自分の目標を宣言することで、子どもの中で勉強に対する責任感が生まれ、学習の継続がしやすくなります。

また、友人と一緒に勉強したり、進捗を報告し合ったりすることで、モチベーション維持にも効果的ですよ。

完璧を求めない

毎日完璧に計画通りにこなそうとすると、プレッシャーで挫折しやすくなります。時には予定通りにいかないこともあると認識し、柔軟に対応することが大切です。

「今日はできなかったから明日頑張ろう」という前向きな姿勢を持つことが、長期的な習慣化につながります。

多少のミスは気にせず、まずは「継続すること」を重視しましょう。

親は、子どもが間違えたときには優しく励まし、次へのステップを示してあげることが大切です。

明確な目標を設定する

漠然とした目標ではなく、具体的で測定可能な目標を設定しましょう。

例えば、「テストで〇〇点を取る」「夏休み中にこの参考書を終わらせる」など、具体的で達成可能な目標を設定することで、子どもの勉強に対するモチベーションが高まりやすくなります。

明確な目標があることで、日々の学習進行もしやすくなり、勉強の効率化も行えるでしょう。

また、目標は短期と長期に分けて設定すると、進捗が把握しやすくなるのでおすすめですよ。

リフレッシュを大切にする

いくら勉強が必要だからといって、長時間机に向かっていたら、集中力もなくなってきますよね。

勉強時間の合間には、適度な休憩を取り入れたり、好きな音楽を聴いたりすることで、気分転換を図りましょう。

リフレッシュする時間を作ることで、その後の学習への集中力向上も期待できます。

子どもが自分で時間の区切りを作るのが難しそうな場合は、親が時間を管理し、勉強と休憩のバランスを調整してあげると効果的ですよ。

学習環境を整える

学習環境を整えることも大切です。子どもの学習に配慮した、静かで集中できる場所を確保したり、勉強に集中できる環境を作ったりしましょう。

また、勉強する時間は親がスマホを預かるなど、周囲が協力することも大切です。

塾や家庭教師、コーチングなどの力を借りるのも、学習環境を整える一つの方法ですよ。

お子さんの性格や状況によって、さまざまな手段を試してみましょう。

勉強習慣がつかなくなるNG習慣

一方で、勉強習慣がつかなくなるNG習慣もいくつかあります。

下記の習慣を避けることで、より効果的に勉強を続けられることが期待できるので、しっかり確認しておきましょう。

勉強を後回しにする

「今日は疲れているから勉強は明日やろう」と後回しにする習慣は、勉強の習慣化を妨げる原因になりがちです。

一度後回しにすると、何度も繰り返してしまう可能性が高く、悪循環になることも考えられます。

たとえ短時間でも毎日決まった時間に勉強することが大切です。

また、部活や遊びを優先することで勉強の時間が取れなくなるパターンもあります。

子どもには「先に勉強を終わらせると、自由な時間が増える」と説明し、なるべく先延ばしを防ぐ意識づけをしましょう。

2日以上連続で休む

1日休むことは問題ありませんが、2日以上連続で休むと、せっかくついた習慣が崩れてしまう可能性があります。

「今日だけ」と思っているうちに何日も経ってしまうこともあるので注意が必要です。

週末や長期休暇中は、勉強時間がゼロにならないよう、家族でルールを決めるなど、可能な限り短時間でも机に向かう習慣を維持しましょう。

わからないことを放置する

わからない箇所をそのまま放置すると、学習意欲は低下しがちです。

特に中学生は、基礎が崩れるとその後の学習内容が理解できなくなる可能性も高いため、注意が必要です。

まずは質問できる環境を整えることが重要なので、聞ける人が周りにいない場合には、塾や学習コーチングの利用を検討するのも良いでしょう。

わからない箇所は早めに解決することで、理解の遅れを防げますよ。

関連コラム：勉強できない子の特徴5つ！親が注意すべき言動と勉強できるようになる方法を紹介

まとめ

勉強を習慣化することは、決して簡単なことではありません。

しかし、適切な方法とコツを身につければ、お子さんの学習意欲を高め、成績アップにつなげることも可能です。

アガルート学習コーチングでは、勉強を習慣化させるお手伝いも行っています。

専属コーチが毎日進捗を管理してくれるので、これまでなかなか勉強を習慣化できなかったお子さんも、自然と勉強習慣が身につき、成績が上がっています。

お子さんの勉強習慣がなかなかつかないとお悩みの方は、まずは無料相談・体験をしてみてはいかがでしょうか？

お子さんのより良い学習習慣づくりを行なっていきましょう。