どのご家庭でも「自分の子供には優秀になって欲しい」と思う親御さんが多いかと思います。そのためにお子さんに習い事をさせてみたり、ママ友グループに加わって情報収集する方も少なくはないでしょう。

しかし、上記のような付き合いが増えていくと人間関係の悩みなども出てきますよね。

ママ友同士で群れることや、人付き合いが苦手な方は悩んでいたりしませんか？

優秀な子に育てるために無理をしてママ友グループに加わっている方もいるかもしれませんが、実は優秀な子供を持つ親御さんは「母親同士で群れない」方が多い傾向があります。

本記事では、優秀な子の母親の共通点や群れない理由、ママ友同士で群れないことに伴うメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。優秀な子に育てたいけれど、人間関係やママ友の付き合いなどでお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

優秀な子の母親は群れない？

よく「優秀な子の母親は群れない」と聞きますが、これは本当なのでしょうか。

お子さんが生まれると、「ママ友を作らなくちゃ」「コミュニティに属して情報収集しなくちゃ」と焦る親御さんが多く見受けられます。

でも実は、優秀な子の母親ほどママ友同士で群れたりしないのです。

これは人付き合いが苦手だからという理由ではありません。

優秀な子の母親は、“群れる”必要性がないことを理解しているからです。

無理して作り上げたコミュニティやママ友関係は些細なことで崩れやすく、トラブルを招くこともあります。

本来はママ友同士で群れなくても、だんだんと気の合う仲間や信頼できる友人ができるものです。

優秀な子の母親はそのことをしっかり理解しており、ママ友グループに属していなくても日々生活を充実させています。

また、「群れない」というより、群れることに重きをおいていないのも大きな理由のひとつです。

「優秀な子を育てるために頑張ってママ友グループに入らないと！」と思う方も多いかもしれませんが、母親同士で群れることがすべてではないので安心してください。

もちろん、「群れない」ことによるメリット・デメリットもあるので、しっかり確認していきましょう。

母親がママ友などと群れないメリット・デメリット

優秀な子の親はママ友などと群れない方が多いと挙げましたが、「群れない」ことが100％正しいわけではありません。

コミュニティを作ったり、ママ友同士で集まることで得られるメリットももちろんあります。

では、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

ここでは、母親がママ友などと群れないメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット

まずは、母親がママ友などと群れないことによるメリットを確認してみましょう。

人間関係のストレスを回避できる

一番大きなメリットとも言えるのが、人間関係のストレスを回避できることです。

ママ友との付き合いは、子供のことが絡んでくるので時にストレスを引き起こす原因にもなります。

相手への気遣いで疲れる場合もあれば、よくあるお子さんの「お受験トーク」などで精神的に負担になる場合もあります。

もちろん気心の知れた相手だったり、子供が関係しない友人であれば話は別ですが、お子さんの教育のためや優秀な子に育てるための付き合いであれば、しんどいと感じることも多いでしょう。

ストレスが溜まると子供にきつく当たってしまったり、家庭内にも影響を及ぼします。

しかし、ママ友などとの群れを避ければこのような人間関係のストレスで悩む必要がありません。

適度な距離を保ちつつ接することで、快適な生活を送りやすくなります。

交際費を節約できる

ママ友との付き合いがあると交際費などが必要になりますが、“群れ”を避けることで余計な出費を削減できます。

ママ友同士の付き合いは、ただ話をするだけでなくカフェやランチ会など食事を伴う集まりや、お子さんを連れて出かけるようなイベントが行われる場合もあります。

このような交流が多いと、もちろん出費も増えてしまいますよね。

親御さんの中には、交際費をかけるならもっとお子さんのためになる物事に投資をしたいという方も多いでしょう。

賢い母親たちは、ママ友と群れないことでこのような余計な出費も抑えているのです。

もっと重要なことに時間や労力を使える

ママ友との集まりや交流の時間をなくすことで、時間や労力をもっと重要なことに有効活用できます。

例えばお子さんの習い事や自宅学習のサポートをすることもできますし、子供との時間を作ることもできます。

ママ友の集まりなどに参加すると、子供のためにならないような噂話を繰り広げたりと時間を浪費してしまいがちです。

せっかく子供のためにと思ってママ友との交流を頑張っていても、このような状況では意味がありませんよね。

時間は有限であるため、重要な物事に使うようにしましょう。

余計な情報に踊らされない

前述の通り、ママ友同士が集まるとどうしても噂話や悪口などが飛び交います。

中には嘘か本当かわからないような情報が流れたり、余計な情報に踊らされることもあるでしょう。

無駄な情報や誤った情報に振り回されてしまっては、時間も無駄な上に精神的にもよくありません。

ママ友との群れを避ければ、このような余計な情報に踊らされる心配もありません。

噂に左右されず自分に必要な情報は自分で集めるのが大切です。

賢い子供の母親は、子供や家庭に必要な情報を信頼できる情報源からしっかり得ることができているのです。

子供に必要のない不適切な会話を遮断できる

ママ友との群れを避けることで、子供に必要のない不適切な会話を遮断することが可能です。

ママ友などとの付き合いがあるとさまざまな情報は入ってきますが、中には子供にとって悪影響なものもあります。

子供は大人の話を純粋に信じやすいため、例えば「〇〇ちゃんはこうらしい」などの噂話を聞いて鵜呑みにしてしまうことも考えられます。

これが単なる噂であった場合、子供同士の関係性にも影響が出ますよね。何の役にも立たない上に子供にとって悪影響でしかありません。

優秀な子の母親は、噂や悪口を子供に聞かれないためにもママ友と群れないのかもしれませんね。

デメリット

続いて、母親がママ友と群れないことによるデメリットも確認していきましょう。

子どもの人間関係に影響する可能性がある

ママ友と群れないことによるデメリットのひとつに、子供の人間関係への影響が考えられます。

幼少期から低学年の頃、親同士が仲が良いから子供同士も遊ぶという経験はありませんでしたか？

母親がママ友たちと距離があると、親同士に関わりがないので子供たちも遊びにくいというデメリットを生じる場合があります。

もちろん群れる・群れないに関係なく、ママ友交流がある親の場合でも「〇〇ちゃんのところとは遊ばない」などトラブルは起こりうるのですが、ママ友コミュニティに属さない“群れない母親”の場合は、特にお子さんの人間関係に注意が必要です。

日頃からお子さんの話をよく聞いて、友人間でのトラブルや異変などはないか気に掛けつつしっかりケアしていきましょう。

情報が入りづらい

ママ友と群れないことで、地域のことや受験に関する内容など役立つ情報が入りにくいというデメリットもあります。

もちろんママ友同士で群れないことで、噂話や不要な情報から離れられるのはメリットです。

しかしその反面、価値のある情報を逃してしまうこともあります。

例えば、口コミの良い塾やおすすめのお店などはママ友の集まりから聞けるような話だったりもします。

後になって、「知っておきたかった」と感じることも少なくはないでしょう。

そのため、有益な情報は自ら集めていくのが大切です。

ママ友コミュニティ以外でも情報を入手する場所はたくさんあるので、家庭やお子さんにとって必要な情報を取りこぼさないよう気をつけましょう。

寂しい時もある

子育てをしていると、ストレスや悩みはつきものです。行き詰まったときに、同じように子供がいるママ友に話を聞いてもらいたいときもありますよね。

しかし、ママ友コミュニティに属していないと吐き出す場が少なくなるのも事実です。

少し寂しさを感じることもあるかもしれません。

もちろん、「群れない」からと言って吐き出せる友人がいないわけではありませんが、ママ友の交流を避けることで話せる相手が不足することもあります。

悩みやストレスは抱え込むと家庭やお子さんにも影響を与えます。

気の知れた友人に相談したり、別の方法でストレスを解消できるよう対策しておくのが重要です。

親同士が集まる場で孤立する可能性もある

ママ友と群れない親の場合、授業参観や保護者会など親同士が集まる場で孤立する可能性もゼロではありません。

ママ友たちは普段から食事会をしたり何かと集まっているので“グループ”ができています。

群れない親はそのグループに入っていないので、親同士が集まる場でなかなか話に入れないこともあるでしょう。

しかし、群れない親は基本的にこのような状況を気にしていません。

自分の考えに芯が通っており、群れることに重きをおいていないので、例えママ友の輪から孤立していたとしても、凛とした振る舞いで「自分は自分」を貫いている方が多いでしょう。

上記のような状況を気にしない方であれば、特に無理して“群れる”必要はありません。

優秀な子の母親の特徴・共通点5つ

優秀な子の母親にはいくつかの共通点があります。

ここでは、優秀な子の母親の特徴や共通点をいくつか挙げてみましょう。

1.子供の話をよく聞いてあげている

優秀な子を持つ母親は、子供の話をよく聞いてあげたり、コミュニケーションを大切にしている人が多いです。

どんなに忙しいときでも子供を第一に考え、手を止めて耳を傾けてあげたり子供に寄り添う姿勢がしっかりできています。

親子の会話やコミュニケーションを通して、子供は話す力はもちろん傾聴力なども身につけることができるのです。

2.子供の努力・過程をほめる

子供の努力や頑張った過程をしっかりほめてあげているのも、優秀な子を持つ母親の共通点です。

みなさんはお子さんの頑張りや、取り組んだ過程をしっかりほめてあげられていますか？

例えばテストの点数が悪かったときに、叱ってしまってはいませんか？

どうしても結果に目がいってしまい、努力や過程をほめることが出来ていない親御さんも実はとても多いのです。

しかし、優秀な子を持つ親御さんの場合、

「一生懸命勉強したね！今回は力が出せなかったけれど、次回頑張ろう！」

などと、勉強した過程や努力をしっかりほめながら励まします。

ほめてもらえると、子供はうれしさや自己肯定感も上がり、前向きに物事に取り組めるようになりますよね。

このような一つ一つの行動がとても大切なのです。

3.家庭環境が良好

家庭環境は子供の教育に大きく影響します。

優秀な子を持つ家庭は、両親の仲が良かったり親子関係も良好な場合が多いです。

逆に、親同士の仲が悪かったりトラブルが多い家庭だと、勉強を放棄したり学校を嫌がったりと子供もすれてしまうこともあります。

家庭環境の良さは、子供の成長にもつながる大切なポイントです。

まずは良好な家庭づくりを意識すると良いでしょう。

4.「勉強しなさい！」とうるさく言わない

優秀な子を持つ母親の特徴に、勉強のことを口うるさく言わないという共通点があります。

子供があまり勉強をしていないと、ついつい「勉強しなさい！」と言ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか？

実はこれが悪影響になっている場合があるのです。

子供は、「やりなさい」「しなさい」と言われると反発したくなる生き物です。

勉強に限ったことではありませんが、本人にやる気や興味がないのに、やりなさいと言われてもやる気になりませんよね。

無理やりやらせても、そもそも興味がないので身に付かないし力を伸ばすのも難しいため、結果につながらず余計にやる気をなくしてしまいます。

まずは、「やらせる」のではなく「気づかせる」のが大切です。

「〇〇の先生、宿題忘れると怖いんだっけ？」「はやくしないとゲームの時間なくなっちゃうよ」

などと、やんわり声かけしてあげると良いでしょう。

5.イライラしない

優秀な子を持つ親御さんの共通点として、イライラしない（メンタルが安定している）特徴があります。

優秀な子を育てる上で重要なのが母親のメンタルです。

多くの親御さんは、子供が言うことを聞かなかったりイタズラをしたらイライラしたり叱ってしまいますよね。

もちろん子供が悪いことをした際には叱ります。

ただし、頭ごなしに怒ったりせず、子供が理解できるように諭してあげるのが重要なのです。

理不尽に怒ったりストレスで子供に当たってしまうこともありません。

当たり前のようですが、なかなか出来ていない家庭が多いのも事実です。

まとめ：群れないタイプの優秀な子の母親は多い。

今回は優秀な子の母親の共通点や群れない理由、そしてママ友同士で群れないことに伴うメリット・デメリットについて紹介しました。

子供の教育や成長のために、ママ友との交流を意識する方も多いと思います。

もちろんママ友たちと群れることでのメリットもありますが、実は子供の成長には「群れる」ことは重要ではなく、逆に優秀な子を持つ母親は群れないタイプが多いのです。

とはいえ、群れないことで受験など情報収集の場面で不安なこともあるかと思います。

アガルート学習コーチングであれば、情報提供はもちろん、母親が「勉強しなさい」と言わなくても勉強習慣が身に付き、優秀な子をさらに伸ばすことが可能なのでおすすめです。

お子さんの成長や勉強方法でお悩みの方は、まず資料請求や無料相談・体験を受けてみてはいかがでしょうか。