【高校生物】おすすめ参考書&問題集12選!選び方も解説
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書店に行くと、膨大な生物の参考書や問題集があります。
この中から一体どれを選んだらいいのかわからなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
自分に合う一冊を知りたい!
そんな方のために、おすすめの生物の参考書や問題集を12冊紹介します。
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生物の参考書・問題集の選び方
生物の参考書や問題集を選ぶときには、まず目的と難易度をはっきりさせましょう。
1. 学校の定期試験対策
高校の定期試験で確実に得点し、内申点を確保したい場合、教科書レベルの基本的な知識を十分に定着させることが重要になってきます。
初学者向けのわかりやすい参考書や問題集を選んで、定期試験対策をしていきましょう。
生物は暗記することがとても多い科目です。
一問一答式や、直接語句を書き込んでノートを完成させるタイプの問題集なども利用するとよいでしょう。
2. 共通テスト対策
共通テストには「生物基礎」と「生物」があります。
まずは、どちらの科目で受験するのかを確認しておいてください。
文系学部であれば「生物基礎」を、理系学部なら「生物」を指定している学部が多くなっています。
また、「生物基礎」と「生物」の両方を受験するケースもあります。
共通テスト対策では、はじめにしっかりとした基礎の理解が大切です。
暗記だけではなく、問題文から実験内容を読み取ったり、グラフやデータの数字を読み取って分析したりする力も必要になります。
3. 2次試験対策
2次試験で生物が必要になる受験生は、化学や物理に比べると少数派です。
看護や薬学などの医療系や、農学系や環境系など、大学での学びに生物学が直接関係してくる場合が多いでしょう。
2次試験対策としては、単なる暗記だけでなく内容の完全な理解が大切になってきます。
問題演習を繰り返して理解を深めること、希望する大学の難易度にあわせた問題集や参考書を選ぶことがポイントです。
いずれにせよ、できれば書店で実際に手に取り、自分の目で見て内容を確かめるとよいですね。
文字や図の大きさ、カラフルさなどのちょっとした部分が、その参考書や問題集で勉強しやすいかどうかに関わってくるからです。
生物の参考書・問題集おすすめ12選
(1)高校生物基礎の解き方をひとつひとつわかりやすく。
こんな人におすすめ
- 高校の定期試験で確実に点を取りたい人
- 初めて生物基礎の勉強をする人
- 生物基礎が苦手な人
高校生物基礎の解き方をひとつひとつわかりやすく。(学研プラス)
タイトル通り、生物基礎の解き方をひとつひとつやさしく解説した参考書です。
文字が大きく、ページ数も少ないので、生物基礎に苦手意識を持つ人でもやりきりやすいのではないでしょうか。
生物基礎の学習の取り掛かりにはピッタリです。
同じシリーズに「高校生物の解き方をひとつひとつわかりやすく。」もあります。
(2)新課程リードLight生物基礎
こんな人におすすめ
- あまり時間をかけずに定期試験対策をしたい人
- まずは基本を押さえたい人
あまり生物基礎の勉強に割く時間はないが、定期テストでひどい点をとりたくない人にぴったりです。
基礎から標準レベルの問題を収録しているので、定期試験対策はもちろん、共通テストの準備を始めるときにもよいでしょう。
関連コラム:「リードライトノート生物」はどんな問題集?向いている人&勉強法を解説!
(3)視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録
こんな人におすすめ
- 図や写真で理解したい人
- 実験の手順をわかりやすく知りたい人
生物を理解するために必要になる、図や写真が豊富に掲載されている参考書です。
呼吸や光合成のメカニズム、実験の手順などが、見やすい図になっています。
また、実物を見る機会が少ない生き物の写真もたくさん載っているので、見ているだけでも印象に残ります。
(4)田部の生物基礎をはじめからていねいに
こんな人におすすめ
- 人気講師の授業の雰囲気を知りたい人
- 共通テストに向けて基礎固めをしたい人
- 話しかけられているような文章を読むのに苦痛を感じない人
東進ハイスクールの超人気講師である、田部眞哉先生の授業に参加しているかのように読んでいける参考書です。
「~だね」と語りかけるような調子なのでスイスイと頭に入ってきます。
丁寧な説明と大きな図で、とにかくわかりやすい一冊です。
生物基礎分野で売上ナンバーワン参考書、と言われるのも納得の一冊です。
(5)ランク順 高校生物一問一答
こんな人におすすめ
- 共通テストに必要な内容をしっかり暗記したい人
- すきま時間で効率よく勉強したい人
- 覚えた用語を復習したい人
最新の入試問題を徹底的に分析し、本当に出る問題だけを収録した一問一答式の問題集です。
重要度をランク順で示してあるので、入試に出る項目を効率よく確実に押さえていけます。
暗記に便利な赤フィルターや、クイズ形式で復習できる無料アプリが付いています。
通学途中や授業の合間の待ち時間など、ちょっとしたすきま時間で復習したい人におすすめです。
(6)共通テストはこれだけ!生物基礎
こんな人におすすめ
- 共通テストで平均点以上を取りたい人
- 共通テストに必要な知識を基礎から学びたい人
著者は、生物の参考書や問題集を数多く執筆している人気講師の大森徹先生。
共通テストで平均点以上をとるために必要な項目を厳選した一冊です。
「これだけでも共通テストで平均点!」「共通テストで平均+10点」の2段階で構成されているのも特徴です。
まずは前者だけをしっかりやり、余裕があれば後者に取り掛かる、といった学習の仕方もよいですね。
「〜してみましょう」「〜ですね」「では、〜は?」など、実際に眼の前で授業してもらっているかのような書き方で、すっと理解が進みます。
(7)大学入試 全レベル問題集 生物 2 共通テストレベル
こんな人におすすめ
- 共通テストに出る問題を効率よく学習したい人
- 共通テストに向けて知識の確認をしたい人
大学入試 全レベル問題集 生物 2 共通テストレベル(旺文社)
難易度に合わせて4つのレベルに分けられたシリーズの問題集で、自分のレベルや目的に合わせて選べるのが特徴です。
- 「基礎レベル」(定期試験や大学受験準備)
- 「共通テストレベル」(共通テスト対策用)
- 「私大標準・国公立大レベル」(国公立大、東京理科大、明治大など)
- 「私大上位・国公立大上位レベル」(早稲田大、慶応義塾大、東京大、京都大、東北大など)
本書の「共通テストレベル」は、マークシート問題のみで構成されていて、共通テストに照準を合わせた学習ができます。
(8)生物[生物基礎・生物]基礎問題精講
こんな人におすすめ
- 国公立大2次、私大の入試対策をしたい人
- まずは基礎からしっかりと実力をつけたい人
旺文社の人気シリーズのうち、はじめに取り掛かってほしいのがこの「基礎問題精講」です。
基礎問題とはいっても簡単なわけではなく、入試での実戦力や応用力を身につけるための問題を厳選しています。
志望校のレベルや理解度に応じて、「標準問題精講」「入門問題精講」「思考力問題精講」とステップアップしていくのもおすすめです。
(9)大森徹の最強講義126講 生物[生物基礎・生物]
こんな人におすすめ
- 国公立大・難関私大を目指す人
- 受験生物に必要な内容を全て網羅したい人
- 完全準拠の問題集とセットで学びたい人
「大学受験に必要な内容を全て網羅した最強の参考書」として間違いのない一冊です。
大森徹先生のやさしい語り口調のわかりやすい解説で、理解がどんどん進みます。
次に紹介する完全準拠の問題集((10)の「最強問題集159問」)とセットで持つのがおすすめです。
徹底的に問題演習をやったあと、参考書で基本を確かめ、知識の定着を図りましょう。
(10)大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物]
こんな人におすすめ
- 国公立大・難関私大を目指す人
- 受験生物の問題演習を徹底的にやりたい人
- 参考書とセットで学びたい人
大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物] (文英堂)
実戦的な問題集を完璧に解けるようになるまでやり込んだり、その問題の解答解説を完全に理解したりすることが、実力をつける上では欠かせません。
この問題集にも、詳しい回答解説がついています。
また、それだけではなく(9)の「最強講義117講」でのページも書かれています。
問題集と参考書で知識を完全につなげていけるのが、最大の特徴、最大のメリットです。
(11)大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法
こんな人におすすめ
- 計算・グラフ問題を徹底的に補強したい人
- 国公立大・難関私大を目指す人
- 共通テストで高得点を狙いたい人
2020年度の大学入試改革以降、共通テストでも2次試験でも、暗記だけでは対応できない問題がぐんと増えてきています。
計算・グラフ問題を苦手としている人でも、繰り返し問題を解いていけば出題パターンがわかり、実戦力がついてきます。
この「計算・グラフ問題の解法」のほか、「遺伝問題の解法」「実験・考察問題の解法」「記述・論述問題の解法」のシリーズがあります。
苦手分野を補強するために問題演習を繰り返したい人は、ぜひ、手にとってみてください。
(12)生物新・考える問題100選
こんな人におすすめ
- 生物を得点源にしたい人
- 難関国公立大、難関私大、医学部を目指す人
- テキストが入る
「考える」問題を集めた問題集です。
かなり難易度は高いと言えますが、「解くのが楽しい」「思ってもみない基礎知識のムラに気付く」「納得させてくれる内容」などの評価が寄せられています。
これから大学で生物や医学を学んでいく人にとっては、2次試験対策として必須です。
また、これから学んでいく学問のベースとなるような問題集だといえるでしょう。
まとめ
以上、生物の参考書や問題集を12冊紹介しました。
参考書や問題集選びで最も大切なのは、「今、自分に必要なものはどれか」を知ることです。
目的や志望校、現在のレベル、大学で何を学びたいのかなど、その人によって選ぶべきものが違ってきます。
まずは、自分をしっかりと知る。
それが、未来のあなたの姿につながっていくのではないでしょうか。
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この記事の著者 山口 ちゆき
生物学修士。
学生時代から家庭教師や塾講師のアルバイトを始める。企業の研究職ののち、学習塾に勤務し小中学部理系科目や高校部数学を担当。
これまでの豊富な経験を活かして現在は、教育系WEBライターとして活動中。