「授業についていけない」「1人で勉強しようと思っても何から勉強すればいいかわからない」という方は多くいます。

特に中学生になると、毎日のように小テストがあり、授業内容も難しくなるため、勉強について困っている方は多いでしょう。

そこで、この記事では効率的に勉強でき、1人でも勉強できるための勉強の仕方を紹介します。

【中学生】勉強の仕方がわからない6つの原因

「勉強の仕方がわからない」という中学生は6つの悪いパターンに陥っています。

1. 闇雲に教科書を読んで満足している
2. 得意分野ばかり勉強している
3. 勉強するやる気が起きない
4. 勉強の目的を理解していない
5. 復習方法が身についていない
6. 情報の整理方法を知らない

1.闇雲に教科書を読んで満足している

もちろん教科書には重要なことが書かれています。

しかし、読むだけで理解できるとなると苦労しませんよね。

理解するためには、重要なポイントがどのように問われるのかも知る必要があります。

また、その問題を解く過程も大事となります。

2.得意分野ばかり勉強している

やはり苦手分野を勉強するよりも得意分野を勉強する方が敷居は低く、取り掛かりやすいですよね。

得意分野をもっと伸ばすことも大事ですが、やはり苦手分野も対策していかなければなりません。

さらに苦手分野を放っておいてしまうとより理解が遅くなってしまいます。

特に中学生は、1年生から3年生になるにつれどんどん内容は難しくなっていきます。

また、1年生からの基礎が理解できていないと3年生の応用問題が全く理解できません。

そのため、苦手分野もバランスよく勉強する方がいいでしょう。

3.勉強するやる気が起きない

勉強するやる気が起こらないというパターンに当てはまる方が1番多いのではないでしょうか。

なかには「なんで勉強しなくちゃいけないの？」と思う方もいるでしょう。

しかし、勉強することによって将来の選択肢の数は大きく変わります。

日本は偏差値主義なので良い高校、良い大学にいくほど将来の選択肢は多くなりますし、何よりも学生時代に学力をつけることによって大人になった時の苦労が少なくなります。

以上のような悪いパターンによって勉強に手がつかないという方は多くいます。

関連コラム：勉強しない中学生の子供に親が口出しせずにやる気を出させる方法

4.勉強の目的を理解していない

勉強の目的がわからなければ、何をどのように学べばよいか、判断することは難しいでしょう。

テストで良い点数を取るためだけでは、勉強への意欲を維持することは難しいかもしれません。

将来の夢や目標と結びつけることで、勉強は意味のある活動に変わります。

勉強の意義を深く理解できれば、自然と自分に合った学習方法を見つけられるでしょう。

5.復習方法が身についていない

新しい内容ばかりに目がいき、過去の学習内容を忘れがちです。

人間の記憶は、時間とともに薄れていくことが一般的です。

学んだことを定着させるには、適切なタイミングでの反復学習が不可欠となります。

例えば、学習した日の夜や週末など、こまめに復習する習慣を身につけることが重要です。

復習の習慣を身につけることができれば、知識は確かなものになるでしょう。

6.情報の整理方法を知らない

多くの情報を前にすると、何から手をつければよいか迷ってしまいます。

教科書やノートの内容をただ眺めているだけでは、頭の中で整理されません。

重要なポイントを抜き出したり、関連する情報を結びつけたりする技術が必要です。

マインドマップや箇条書きでまとめることは、効果的な方法の一つでしょう。

情報をうまく整理できれば、理解度は飛躍的に向上するはずです。

中学生の勉強法のキホン

勉強の仕方がわからない原因がわかったら、勉強の基本について確認しましょう。

• 授業・教科書の内容を復習する
• 勉強を習慣化する

授業・教科書の内容を復習する

教科書を侮って、問題集ばかり取り組む方がいます。

しかし、勉強の基本は全て教科書に書かれています。

教科書の内容を理解せずに問題集に取り組むと、ちんぷんかんぷんになり勉強が嫌になってしまうでしょう。

また、その教科書の内容をもとに学校の授業は進んでいますので、学校の授業を理解できると教科書の内容も理解できることになります。

つまり、まずは授業や教科書の内容を復習し、さらに定着させるために問題集を解いていくことが大切なのです。

勉強を習慣化する

さて、学校の授業で基本が抑えられるなら「学校で授業を受けているから家では勉強しなくていいか…」と考えてしまう方もいるのではないでしょうか？

しかし、多くの方は次の日には授業の内容のほとんどを忘れてしまっているでしょう。

ここで大事なのが、家でも勉強をすることです。

授業で学習した内容をその日のうちに見直すことで、定着率は大きく変わってきます。

そうは言っても中学生になると部活が始まり、宿題も多くなってきて時間がないと困っている方も多いでしょう。

そこで、自分で1日の計画をたて最低限勉強できる時間を考えてみてください。

まずは1時間からでも大丈夫です。

少しずつ、毎日勉強をする習慣を作ることで大きく変わるでしょう。

関連コラム：
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【学年別】中学生の勉強時間はどれくらい？テスト前に無理矢理詰め込むのはNG

勉強法がわからない中学生の6つの対策

勉強法がわからない中学生の対策について解説します。

紹介する対策は以下の6つです。

• 目標を具体的に設定する　
• 基礎から復習する
• 計画を立てる練習をする
• 環境を整える
• 計画を立てる練習をする
• 勉強後のご褒美を作る

順番に解説します。

目標を具体的に設定する　

「数学で80点以上を取る」など、具体的な目標を定めましょう。

目標が曖昧な場合、やるべきことが明確にならず、行動に移しにくいものです。

具体的な目標があれば、達成に向けた道筋が見え、勉強へのモチベーションを保てます。

長期的な目標だけでなく、1週間で終える単元など短期的な目標も設定することが有効です。

目標を達成する喜びは、次の学習への意欲につながるでしょう。

基礎から復習する

現在の学年だけでなく、以前に習った内容を振り返ることが重要です。

苦手意識は、過去の単元の理解不足から生じることがほとんどでしょう。

特に数学や英語など積み重ねが重要な教科では、土台を固めることが不可欠です。

教科書や参考書を使って、わからなくなった箇所までさかのぼって学習してください。

基礎が定着することで、新しい内容もスムーズに理解できます。

計画を立てる練習をする

日々の学習時間を決め、やるべきことをリストアップしましょう。

計画を立てることで、何にどれくらいの時間をかけるべきか、把握できます。

計画は完璧でなくても構いません。

まずは無理のない範囲で、日々のスケジュールを立てる練習をすることが大切です。

計画を立てる習慣は、時間の管理能力を高めることにつながります。

環境を整える

毎日の勉強時間や内容を記録に残しましょう。

記録することで、自分の学習状況や得意なこと、苦手なことを見える化できます。

記録を振り返ることは、学習方法を改善するヒントにもなるでしょう。

例えば、「この方法だと集中力が続く」や「この科目は進みが遅い」などの気づきを得られます。

自分に合った勉強法を見つける上で、記録は重要な役割を果たします。

計画を立てる練習をする

集中できる学習環境を準備しましょう。

整理整頓された机や、気が散るものがない部屋は、集中力を高めます。

スマートフォンやゲーム機など、誘惑になるものは手の届かない場所に置くべきです。

図書館や自習室など、自宅以外の場所で勉強するのも良い選択肢です。

自分にとって最適な環境を見つけることで、勉強はよりはかどるでしょう。

勉強後のご褒美を作る

勉強を頑張った自分へのご褒美を用意しましょう。

例えば、「この問題集を終えたら好きな映画を見る」などです。

ご褒美は、勉強を継続するための強力なモチベーションになります。

ただし、ご褒美のために勉強するのではなく、あくまで学習を終えた後の楽しみとして設定してください。

学習の成果とご褒美を結びつけることで、達成感を感じやすくなるでしょう。

5教科の勉強法は？教科ごとに解説

それでは具体的に、5教科それぞれの勉強のポイントを解説いたします。

国語の勉強法

国語は漢字や文法などを覚えることも重要ですが、最も力を入れなければならないのが読解力です。

まず漢字や文法の覚え方についてからお話すると、インプットよりもアウトプットを重視して勉強してください。

簡単に説明すると、インプットは読むだけで、アウトプットは読んだ覚えた内容を書いたり声に出して発することです。
インプットするだけでは覚えることは難しいでしょう。
実際にノートに書いたり言葉に出して読んでみる方が覚えやすくなります。

さて、読解力についてですが、読解力は全教科に通ずるものがあります。
読解力がなければ、どんな問題でも読み取ることができず、答えを導くことができなくなってしまいます。

では、どのようにすればよいのでしょうか。

それは、たくさん本を読むことで解決できます。
たくさん本を読み、頭の中で簡単に要約することで読解力は身についていきます。

しかし、本を読むことに抵抗がある方もいるでしょう。
そこでいきなり難しい本を読むのではなく、簡単な本や自分が興味のある本を選んで読んでみてください。
本も習慣化することで抵抗がなくなってくるでしょう。

関連コラム：
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英語の勉強法

英語はまず暗記から始めていきます。

最低限の単語や文法が定着していなければ何を書いているのか全くわかりません。

そこで、まずは教科書に載っている単語や文法を暗記しましょう。
覚え方は国語と同じで教科書を見るだけでなく、書いたり発音して覚えることが大切です。
特に英語は発音も重要となりますので、実際に口に出して読みましょう。

文法や熟語も、長いため難しく感じてしまいますが、同じように教科書に載っている例文を定着させることで理解できるようになります。
単語や文法が定着すれば、長文になっても解けるようになります。
もし、わからない単語が出ても、知っている単語から読み解くことができるでしょう。

関連コラム：
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数学の勉強法

数学は積み上げの教科です。

小学校の算数からずっと積み上げていなければ解くことは難しいでしょう。

もし、答えを見てもわからない問題が出たとしたら、その単元だけでなくその前の単元も理解できていないことが多いです。
例えば、二次関数が全くわからなければ、その前の一次関数か理解できていないということになります。

つまり、もしわからない問題が出てきたときにはその前の単元に戻ることで解決できるでしょう。

なかには数学が全く苦手、計算が遅くて困っているという方もいます。
そんな方は、小学2年生の算数からやり直すことがおすすめです。
小学２年生は九九や足し算引き算の筆算など数学の基礎も基礎が詰まっています。

これらをすばやく解けるようになれば数学は伸びていきます。

また、数学は積み上げの教科と言ったように、わからない問題をそのままにしていれば次の単元は全くわからなくなってしまいます。
そうなる前に、わからない問題はそのままにせず、前の単元に戻ったり何度も問題を解いて解決しましょう。

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【中学生向け】数学のおすすめ参考書＆問題集10選！目的別選び方も解説

理科の勉強法

理科も暗記が重要となりますが、その上で問題を解いていくことが大事です。

暗記の仕方は同じように書いたり口に出して読んだりして覚えましょう。

そして、その上で学校の問題集などを使ってたくさん問題を解いていきましょう。

理科は学校の問題集を理解することでテストの点数は伸びます。

公式などを覚えるだけでは問題を解けません。

公式を実際に問題に当てはめることでその内容は定着するでしょう。

社会の勉強法

社会は暗記がすべてです。

つまり、いかに効率よく暗記できるかで勝負が決まります。

暗記の仕方はやはり書いたり口に出して読んだりすることで効率的に覚えることができます。

また、歴史は重要語句を覚えるだけでなく、流れも覚えなければなりません。

例えば、平安時代の文化や価値観があったからこそ鎌倉時代の文化や価値観が生まれるでのす。

ただただ暗記するよりも、その時代時代を理解してから次の時代へ進んでいきましょう。

どうしても勉強の仕方がわからない場合

これまで勉強の仕方を記述してきましたが、どうしても1人では勉強の仕方がわからないという方もいるでしょう。

そんな方は、コーチングを検討することも考えてみてはいかがでしょうか。

コーチングをしてもらうことで、自分にあった学習方法や計画を立ててくれ、効率的に勉強することができます。

ひとりで悩んでいるよりも、プロに任せることもひとつの手段になるでしょう。

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