TAC宅建講座の評判・口コミは？落ちたって本当？テキスト・模試・合格率・料金についても紹介

一発合格を目指して、宅建士の専門講座に通うことを検討している人は多いのではないでしょうか。とはいえ、どこの講座に通うべきなのか、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。

今回はTAC宅建士講座の評判や口コミについて解説します。

TACの宅建講座は、ホームルームなどのサポート体制や要点がまとまっているテキストで、効率的に合格を目指せるというメリットがあります。

一方で、TACの宅建士講座をおすすめできない人は以下のような人です。

• 15万円以内で予算を考えている人
• オンラインに特化した通信講座で学びたい人

上記のような方には、以下の予備校への受講も検討できます。

予備校	特徴
アガルート	・コース料金が69,800~129,800円でコスパが良い ・スマホで動画やテキストを見ることができる
ユーキャン	・7回の添削指導がある ・2022年では1,494名が合格

TAC宅建士講座の評判・口コミ！

TAC宅建士講座の評判については好評の声が多く見受けられました。

良い評判や口コミの全体をまとめると「カリキュラムが充実している」「直前講義が良い」「Webで受講できる」など高評価の声が多数。

TACの公式HPには毎年合格者の声が掲載されています。それらを要約すると以下の通りです。

• 先生のアドバイスが良い
• ホームルームが良い
• 映像での受講もできる

やはり多かったのは講師の授業に対する評判です。学習アドバイスも丁寧で最後まで充実したサポートが受けられることが評判で、中にはオプションの直前講座も用意されており、受講者の内容理解を深めているようです。通学講座ではホームルームで直接学習相談もできたり、効率の良い学習方法も教えてもらえるようで、学習でのつまずきの解消に繋がっています。

また、仕事や学業と両立しながら宅建士を目指している人にとっては、映像授業での受講も可能というのが学習の継続を助けているようです。

良い評判・口コミ

「ホームルームが個人的にはとても良かった。効率よく勉強するために必要なことを漏れなく教えてくれるし、些細な不明点や不安も相談できるので、毎回参加していた。」

TAC｜合格体験記より引用

「カリキュラムに関しては民法を念入りに時間をかけて余裕ができるように組んでくださっていたのが良かった点です。そのおかげで民法以外の科目に割く時間を余裕を持ってとれたことは合格に大きく貢献していると思います。」

TAC｜合格体験記より引用

「やまかけ３日漬講座は最後の最後で自分が理解していなかった点にも気が付くことが出来てとても意義が大きかったと思います。直前対策講義はこれさえ聞いておけば重要な要点を抑えられるというような内容で反復学習で苦手な科目も覚える事が出来ました。」

TAC｜合格体験記より引用

「教室で学べたのがとにかく良かったです。学校に通い、授業を受けるという行為が学習意欲につながりました。オンラインでの復習もしましたが、直接講師の先生に励ましをもらったりしたのが、頑張ろうという気持ちに繋がり、仕事の後で疲れていてもほとんど休むことなく講義に出席出来ました。 」

TAC｜合格体験記より引用

悪い評判・口コミ

一方で悪い評価については以下の通りです。

• 模試の難易度が高すぎる
• 講師の質
• 料金が高い

悪い口コミの中で特に目立ったのは模試の難易度に関することです。TAC宅建講座の模試は本番の試験と比較するとかなり難易度が高いようで、模試の結果によって本番前に焦ってしまうという口コミが散見されました。

また、講師の質にムラがあるという意見も。TAC宅建講座はわかりやすく内容がまとまった講義に定評がありますが、講師によっては生徒が聞きづらい講義を展開する講師もいるようです。

他にも、料金が高いという口コミもありました。大手予備校の中では平均的な料金設定ですが、低価格で通信講座を提供している予備校もあるため、よく吟味して宅建士講座を選ぶ必要があるでしょう。

あまりにやる気がでないので、
テキストに合った講座に課金しましたが、

オンラインなのに受講票来るまで数日かかり、それがないと視聴できなくてすでにやる気が無くなっています😨

今しかまとまって時間取れないのに😨
待たせる必要無くないかしら😫

TACさん、改善を🙌🙌#宅建#TAC pic.twitter.com/OjJE80pRzR

— うさぎ🐰FP2級🌸宅建→？？ (@a90210341) July 25, 2024

まず、設問に対して一言で答えるということです。それができたら、その設問の50%は得点できます。ただ、これは本試験に限ったこと。LECやTACの模試では点数くれません。彼らは講師の作った模範回答のモノマネができる人に得点をあげざるをえないからです。諸説あり。

— エイチマイル@不動産鑑定士、宅建士 (@SYj4MwJsvAsWfln) May 30, 2024

「TACはバランスよくいいけれどもちょっと高いかも」

Yahoo!知恵袋より引用

「自分が受けてるコースだけなのかもしれませんが、教師は ただ教科書を棒読みするだけ特に細かい説明をしてくれないそのうえ方言が強く、滑舌が悪いのと、早口になったりして聞き取れないことが多くて聞き取るのが大変。」

Yahoo!知恵袋より引用

TAC宅建士講座のテキストの評判は？

TAC宅建士講座のテキストの評判については好評のものが多くありました。

テキストに関する評判をまとめると以下の通りです。

• 要点がまとまっている
• 図や写真の掲載が充実している
• カリキュラムが良い

TAC宅建士講座のテキストへの評価は口コミと同じく高評価です。

注目すべきは「要点がまとまっている」「図や写真の掲載が充実している」という内容にとどまらず、試験日の1ヶ月ほど前には全ての講義を終えるカリキュラムであるというもの。余裕を持って学習を終えることで、過去問演習や直前対策に時間を割くことができます。

また、直前対策用のテキストも要点がよくまとまっているということで非常に評判です。

「とてもわかりやすい教材でした。 図や写真等もあってイメージしやすかったです。 特にトレーニングは、いい問題が多くてA.B問しか解いてませんがこれらの問題があって合格できたと感じてます。」

TAC｜合格体験記より引用

「内容にメリハリがあるように感じた。その中でも講師の方々が取捨選択をしてくれるので、本当に要点を押さえるように努めることができた。また、表なども用いているので、暗記の箇所も抑えることができた。」

TAC｜合格体験記より引用

「試験日の1ヶ月ほど前に全ての講義を終えるカリキュラムのため、ラスト1ヶ月は、苦手分野に専念することができ、良かったと感じています。 直前対策用のテキストは、科目別テキスト全冊の要点がまとまっていたので、ラストは直前対策用のテキストを持ち歩いていました。 科目別全冊は持ち歩くのが大変だったので、助かりました。」

TAC｜合格体験記より引用

「宅建業法から始める学校やオンライン講義もあるようですが、私は民法から始めるTACのカリキュラムが合っていました。民法を学んだことがない私にとっては、宅建業法で出てくる民法の内容がすんなり入ってきました。またトレーニングの内容が全てを網羅しているので、ひたすら解いていれば他の教材は全く必要なく、あれこれ手を出さずに、経済的にも負担がかからなくて良かったです。」

TAC｜合格体験記より引用

TAC宅建士講座の模試の評判は？

TAC宅建士講座の模試の評判については好評の声が多く見られました。

模試に関する評判をまとめると以下の通りです。

• 弱点が明確になる
• 自分の立ち位置がわかる
• 解説がわかりやすい

TAC宅建士講座の模試への評価は口コミと同じく高評価です。「解説がわかりやすい」「弱点が明確になる」などの口コミの通り、全国模試の受験は受講者の学習の助けになっているようです。

またTACの全国模試はTAC以外の受験生の受験も多いようで、自分の立ち位置を把握することにも役立っているようです。TAC宅建講座オリジナルの質の高い模試は、TAC宅建士講座において重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

「自分の立ち位置やどこが足りないかを明確にすることができた。全国公開模試の点数は芳しくなかったが、落ち込むことなく、苦手科目を潰すことに努めることができた。また、解説を聞くことで理解を深めた。」

TAC｜合格体験記より引用

「自分の今やらなければならない単元を明確にできました。 過去問ばかり解いていた私は、どの単元がどれくらい取れているか、50問ベースでは把握が難しかったです。 模試を受けることで、どこが弱いのか明確になりました。 またTAC以外の受験生もいたため、刺激になりました。」

TAC｜合格体験記より引用

「今の時点の実力が目に見えてわかったのが良かったです。合格ライン上の点数でしたが思ったより低かったこともあり、より学習しないといけないと危機感を感じて頑張ることができました。結果、模試より本番の方が点数が大幅に上回りました。」

TAC｜合格体験記より引用

「本試験までに試験の雰囲気に慣れるのが私の受験目的でした。試験独特の緊張感や雰囲気を知ることができ本試験では周りのペースに自信のペースを乱されずに望めました。周囲のペースに惑わされない訓練ができたことは良かった点です。」

TAC｜合格体験記より引用

TAC宅建士講座の合格率はどう？

TACの宅建士講座では、合格率は掲載していないものの、毎年多くの合格者数の声が寄せられています。

2022年の合格者は900名であり、宅建士試験の2022年の合格数は36525名であるため、TACの宅建士講座は合格者数の多い信頼できる講座といえるでしょう。

参考：宅建士合格実績

TAC宅建講座で落ちたって本当？

TACは宅建試験の対策講座で知られる大手予備校の一つですが、ネット上では「TAC宅建　落ちた」という声も散見されます。これにはどのような背景があるのでしょうか？

まず、「TAC宅建　落ちた」という声が出るのは、すべての受験生が同じ教材や講義から同じ効果を得られるわけではなく、個々の学習スタイルや理解度によっては合格に至らないケースもあるからでしょう。

また、予備校に頼りきりになってしまい、自らの努力が十分でない場合もあります。最終的な合格は、個人の努力と状況、試験の難易度が大きく関わります。

加えて、合格率そのものが宅建試験では約16％と低く、多くの受験生が挑戦する中での競争が非常に激しいため、一概に予備校の教育の質問題と断定することはできません。TACも含め、どの予備校も一定の合格実績を上げていますが、それがすべての受験生に当てはまるわけではないのです。

そのため、「TAC宅建　落ちた」という情報に関してはよく精査する必要があるでしょう。

TAC宅建士講座の料金・費用は？

TAC宅建士講座の料金・費用を解説します。最も一般的な総合本科生の受講料を表にまとめたので参考にしてみてください。

受講料の種類	教室講座/ビデオブース講座	Web通信講座	DVD通信講座
通常受講料	¥154,000	¥154,000	¥176,000
春のトク得キャンペーン受講料 (第1弾)	¥144,000	¥144,000	¥166,000
再受講割引受講料	¥92,400	¥92,400	¥114,400
受験経験者割引受講料	¥129,800	¥129,800	¥151,800
宅建従業者割引受講料	¥137,500	¥137,500	¥159,500
学生応援キャンペーン受講料	¥132,000	¥132,000	¥154,000
他資格応援キャンペーン受講料	¥132,000	¥132,000	¥154,000

この表には各講座タイプ（教室講座／ビデオブース講座、Web通信講座、DVD通信講座）に対する各種割引の適用後の受講料が記載されています。希望の講座形態と条件によって受講料が異なり、割引制度が充実していることがわかります。

参考：コース・料金・日程表

TAC宅建士講座の4つの特徴は？

TAC宅建士講座の特徴について解説します。

1. 豊富な講師陣とわかりやすい講義
2. 戦略的カリキュラム
3. オリジナル教材の提供
4. 多彩なコースと柔軟な学習メディア

①豊富な講師陣とわかりやすい講義

TACの宅建士講座は、業界の専門家たちが講師として参加しています。講師陣は豊富な経験と知識を持ち、受験者が試験に短期間で合格できるように戦略的なカリキュラムを提供しています。特に、講義のわかりやすさと合格への熱意が受講生から高く評価されており、毎年多くの合格者を輩出していることが特徴です。

② 戦略的カリキュラム

TACのカリキュラムは、宅建試験の合格に必要な知識とスキルに特化して設計されています。無駄な学習を省き、重要なポイントに焦点を当てることで、効率的かつ効果的な学習が可能です。この独自カリキュラムにより、受講生は短期間で試験に合格することが可能となります。

③オリジナル教材の提供

TAC宅建講座は、自社で開発したオリジナル教材を使用していることも特徴です。これらの教材は、長年にわたる受験指導の経験から得られたノウハウが反映されており、試験の出題傾向を踏まえた上で毎年更新されています。法改正にも迅速に対応し、受講生が最新の情報で学習できるようにしています。

④多彩なコースと柔軟な学習メディア

TACでは、受講生のニーズに合わせて多様なコースを提供しています。通学、Web通信講座、DVD通信講座など、様々な学習スタイルに対応するための選択肢が用意されており、それぞれの生活環境や学習習慣に合わせて最適な学習方法を選択できます。また、フォローシステムも充実しており、質問メールやクラス振替出席などのサポートが受講生を後押しします。

以上の4つの特徴が、TAC宅建士講座が多くの受験生から選ばれる理由です。受講生一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるように、質の高い教育サービスを提供し続けています。

TAC宅建士講座に向いている人・向いていない人

向いている人

• 戦略的に学習を進めたい人
• 定期的なフィードバックを受けて学習したい人
• 多様な学習メディアを活用したい人
• 法律の基礎からしっかり学びたい人

①戦略的に学習を進めたい人

TAC宅建士講座は、試験の出題傾向を徹底分析し、効率的な学習ができるようカリキュラムが組まれています。重要なポイントを絞り、最短で合格を目指せるため、具体的な学習計画に沿って勉強を進めたい方に最適です。

②定期的なフィードバックを受けて学習したい人

TACは講師陣による手厚いサポートがあり、定期的なフィードバックやクラスでの疑問解消が可能です。このような環境で学習を進めたい方にはぴったりです。

③多様な学習メディアを活用したい人

教室講座、オンライン講座、DVD講座など、多彩な学習メディアを提供しているため、自分のライフスタイルや好みに合わせた学習スタイルを選びたい方に向いています。

④法律の基礎からしっかり学びたい人

TACでは「民法」から学習を開始し、法律の基礎知識をしっかりと固めることができます。法律学習が初めての方や、基礎から確実に学びたい方にも適しています。

向いていない人

• 独学を好む人
• 広範囲にわたって学習したい人
• コストを極力抑えたい人

①独学を好む人

TACの宅建士講座は講師と生徒が双方向に行う学習が中心で、講師とのやり取りが多いため、一人で黙々と勉強を進めたい方には向いていないかもしれません。

②広範囲にわたって学習したい人

TACは効率的な合格を目指すために必要なポイントに焦点を当てており、関連知識を広範囲にわたって深く掘り下げたい方には物足りない場合があります。

③コストを極力抑えたい人

TACの宅建士講座は質の高い教材や講師のサポートがあるため、比較的受講料が高額です。経済的な理由からできるだけ低コストで学習したい方には不向きかもしれません。

TAC宅建士講座は、その質の高さと効率的な学習環境で知られていますが、その特性が合うかどうかは、個々の学習スタイルや目的によって異なります。自分のニーズに合った選択をすることが重要です。

TAC以外におすすめの宅建試験の予備校・通信講座

アガルートアカデミー

価格（税込）	69,800~129,800円
合格率・実績	合格率は64.8％と全国平均の3.77倍
講義内容・特徴	・短時間で区切られている講義動画 ・8段階の倍速再生 ・学習サポーターによる学習スケジュールの相談 ・オンラインでの演習や質問サービス ・毎月1回の動画配信によるホームルーム
学習サポート	・期間限定セール、 LINEクーポン、友人紹介割引などの割引制度 ・合格特典や返金制度
教材（テキスト）	講師陣書き下ろしのフルカラーテキスト

アガルートアカデミーでは、専門知識を持つ講師による高品質な講義が提供されており、受講生の理解を促進するためのテキストが用意されています。

さらに、個別サポートや合格時の特典など、充実した支援体制も整っています。

ユーキャン

価格（税込）	63,000円
合格率・実績	2022年には1,494名が合格
講義内容・特徴	・全7回の添削指導 ・短時間で視聴できる動画講義 ・直前模試や実力強化のための講義などのオプションの充実 ・40年以上の開講実績
学習サポート	定期的な5,000円割引キャンペーン、早得！スタート応援キャンペーンなどの割引制度
教材（テキスト）	図やイラストが多数あり視覚的見やすいテキスト

ユーキャンは、初心者でも理解しやすいテキストが特徴で、オンライン学習により効率的に学習できる環境が整っています。

さらに、長い歴史を持つため信頼性も高いです。

スタディング

価格（税込）	14,960~21,500円
合格率・実績	2023年度は1,085名の合格者の声
講義内容・特徴	・スマホで勉強することが可能 ・1回の講義が10~20分程度 ・学習管理機能で進捗状況を一目で確認できる ・オンラインで質問することが可能
学習サポート	早割や複数講座受講割引、紹介割引、キャンペーン割引など多種多様な割引システム
教材（テキスト）	紙でのテキストはオプション商品

スタディングは、手頃な価格が魅力です。オンライン学習なので、場所や時間を問わず学習可能です。

さらに、合格までの学習計画や進捗管理をサポートするツールも充実しています。

TAC宅建士講座の評判まとめ

本コラムでは、TAC宅建士講座の評判をはじめ、受講の費用や料金、特徴、向いている人などを解説しました。

TAC宅建士講座は良い評判が非常に多く、講師の講義の質や充実したテキストに定評がありました。一方で、模試の難易度の高い、料金が高い、講義がわかりにくいといった、マイナスの声も少数ですが見受けられました。

とはいえ、TAC宅建士講座は圧倒的な合格者数を誇るため、受講する価値は十分にあるといえるでしょう。