テラーとは?平均年収・仕事内容・転職方法を解説!なるにはどうすればいい?

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テラーとは?

テラーは、銀行の窓口事務のことで、顧客対応を担当します。

業務内容は、預金の入出金処理、小切手の引き落とし、口座残高の照会などです。近年、ATMやオンライン銀行の普及に伴い、テラーの役割も変化しつつあります。

テラーの平均年収は?

厚生労働省の情報提供サイトjobtagによるとテラーの平均年収は、450万円です。

ハローワーク求人の賃金は月額21.1万円となっています。国税庁によると、日本の平均給与は461万円なので、テラーの平均年収は一般的であると言えます。

年齢年収(万円)
20~24300.87
25~29380.73
30~34422.33
35~39462.21
40~44485.02
45~49492.29
50~54506.76
55~59522.86
60~64418.83
65~69368.56
70~366.11
出典:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag 銀行等窓口事務
出典:国税庁 平均給与

テラーの仕事内容は?

テラーの仕事内容は、銀行の窓口で顧客の入出金処理、小切手の引き落とし、口座の残高照会、通帳の記入、顧客の質問対応です。

また、新しい口座の開設や金融サービスの手続きの手助けも行います。顧客の要望に的確に答え、スムーズな対応をすることが求められます。

テラーに向いている人は?

テラーには、コミュニケーション能力がある人や冷静に仕事ができる人が向いています。

テラーは、顧客と会話をしつつ、数字とも向き合う仕事なので、好感を持たれる対応と業務の正確さが必要なのです。テラーに向いている人の特徴3つを詳しく解説していきます。

コミュニケーション能力がある人

テラーの業務のほとんどは、顧客との対話です。顧客が相談をしやすい空気をつくり、その要求や質問に迅速に対応することが求められます。

コミュニケーション能力がある人は、顧客との良好な信頼関係を築きやすく、テラーに向いているでしょう。

注意力がある人

 テラーの業務は、金銭の取引や口座情報の管理など、ミスが許されない業務がです。一つのミスが大きなトラブルを引き起こす可能性があるため、注意力は不可欠。

ミスのない正確な業務がテラーとしての成功を左右するでしょう。

冷静な対応ができる人

テラーの仕事は、様々な問題に対処しなければならないことがあります

。予期せぬ事態が起こったとしても、迅速かつ冷静に対応し、適切な解決策を提案できる能力が必要です。

テラーに将来性はある?需要は?

テラーの業務は、ATM、オンライン銀行、モバイル銀行の普及により、デジタル化されつつあります。

そのため、将来性のある職業とは言い難いのが現状です。

しかし、顧客との対話をすることで、潜在的なニーズを掘り起こし、保険や相続対策を提案するなど、テラーの業務内容が変化していく可能性は高いです。顧客との対話を用いた、人にしかできない業務は、引き続き需要が高いでしょう。

テラーになるには?

テラーは、就職時に必須となる学歴や資格が無く、未経験でもできる職業です。

銀行への就職は、大学や短大の卒業後に採用となる場合が多いですが、高卒でも挑戦できます。アルバイトや派遣の求人も多いため、自分に合わせた働き方を選ぶことも可能です。

就職後には、「金融窓口サービス技能検定」を受ける場合があります。テラーとしてのキャリアアップにも繋がるので、受験を視野に入れておくと良いでしょう。

こちらが、一般社団法人金融財政事情研究会による「金融窓口サービス技能検定」の詳細になります。

試験内容合格率
金融機関における窓口業務等に必要な技能の程度を検定します。
試験は、1、2、3級とも学科試験と実技試験が
ペーパーテスト形式で行われ、それぞれ合否判定を行います。
1級 
学科:約27%
実技:約25%

2級 
学科:約60%
実技:約40%

3級 
学科:約50%
実技:約65%
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 金融窓口サービス 技能検定 
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 試験結果

受験料

科目受検手数料事務手数料(消費税10%込)
1級学科試験8,900円119円
実技試験17,000円227円
学科試験と実技試験25,900円346円
2級学科試験8,600円115円
実技試験9,000円120円
学科試験と実技試験17,600円235円
3級学科試験5,000円67円
実技試験5,500円74円
学科試験と実技試験10,500円140円
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 手数料一覧

テラーに転職するにはどうすればいい?未経験でもなれる?

テラーに転職するには、まず銀行や金融機関の求人情報などで、応募条件などを見る必要があります。

求人では、未経験者でも受け入れていることが多く、重視されるのはコミュニケーション能力や顧客対応の姿勢です。応募書類と面接では、前職での経験をテラーの仕事にどのように活かせるかをアピールすると良いでしょう。

採用後には、実務経験を積み、検定を受ける必要があるので、少しづつ勉強しておくと理想のキャリアに近づけるかもしれません。

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