レコーディングエンジニアとは?平均年収・仕事内容・転職方法を解説!なるにはどうすればいい?
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レコーディングエンジニアとは?
レコーディングエンジニアとは、アーティストがレコーディングを行う時に音響機器や音楽制作用のソフトであるDAWを使って楽曲を仕上げる仕事のことです。
近年では、各パートを個別に録音してまとめるという方法で録音をしています。アーティストの思いや意見を汲み取り作品を仕上げるところにレコーディングエンジニアの魅力があります。
レコーディングエンジニアの平均年収は?
厚生労働省の情報提供サイトjobtagによるとレコーディングの平均年収は、449.6万円です。サラリーマンの平均的な年収と同じくらいでしょう。また、現場に出たばかりの人はアシスタントエンジニアとして扱われるため、給料が少ない傾向にあります。
技術職であるため実績に左右はされますが、キャリアを積んでいくことで独立が可能になり高収入を見込むこともできます。
年齢 | 年収(万円) |
20〜24 | 307.52 |
25~29 | 385.4 |
30~34 | 410.9 |
35~39 | 443.74 |
40~44 | 478.35 |
45~49 | 501.9 |
50~54 | 526.59 |
55~59 | 527.7 |
60~64 | 445.9 |
65~69 | 361.91 |
70~ | 335.12 |
※出典:職業情報提供サイトjobtag レコーディングエンジニア厚生労働省
レコーディングエンジニアの仕事内容は?
レコーディングエンジニアの仕事内容は機材のセッティングから録音、調整までを行いアーティストなどと共に音楽作品を作り上げるというものです。レコーディングエンジニアの仕事内容を詳しくみていきましょう。
機材のセッティング
機材のセッティングでは、音響機器を選び、調整を行います。録音するスタジオの環境や作りたい音楽によっても使用する音響機器が変わり、設置場所も変わります。また、マイクのセッティングも欠かせません。マイクはボーカルだけでなく楽器の音を拾うマイクに関しても微調整を行います。
トラッキング
トラッキングとは、スタジオなどでボーカルの声や楽器などを録音する作業のことです。レコーディングともいいます。
はじめにドラムやベースなどのリズムの録音をし、次に管楽器やギターなどを録音し、最後にボーカルの録音をするのが一般的です。納得いくまで取り直しをするため、根気と集中力が欠かせません。
ミキシング
ミキシングとは、それぞれ録音したものを調整して一つの音源としてまとめる作業のことです。1つの楽器ごとに音量の調節を行ったり、エフェクトを利用して音色を変えたりして全体をまとめます。アーティストの求めるものに編集する技術力やセンスが求められるでしょう。
マスタリング
マスタリングとは、曲を流通させるために必要な調整を完成させるという仕事です。製品の規格にあったフォーマットに変換させ、最終的な楽曲を音質を含めてチェックを行います。そして楽曲情報を提出して1つの作品が完成となります。
レコーディングエンジニアに向いている人は?
レコーディングエンジニアに向いている人は様々なジャンルの音楽に興味がある人だと言えます。自分の好きな音楽のジャンルだけでなく、自分の好みではないものもレコーディングエンジニアとして働かなければなりません。
そのため様々なジャンルの音楽が好きな人は、どのような仕事でも臨機応変に対応できるでしょう。また、多くの音を聞くことで音に対するセンスが培われるため、日々良い音を聞くと良いです。
そして、ミュージシャンやスタッフと仕事をするため、コミュニケーション能力が高いとさらに向いています。
レコーディングエンジニアに将来性はある?需要は?
レコーディングエンジニアは、AIにはできない仕事ではありますが個人でもできる人が増えているため、将来性も需要もなくなりはしないものの減少しているでしょう。
サブスクリプションで簡単に音楽をダウンロードできる時代になり、CDの売り上げは減少し、音楽市場全体は低迷しています。また、個人でソフトを使って楽曲を作って配信することも可能になりました。
そのため、レコーディングエンジニアとしてのプロの技術を兼ね備えなければなりません。それができる人には活躍の場はあり続けるでしょう。
レコーディングエンジニアになるには?
レコーディングエンジニアになるために必須の資格や学歴はありません。しかし、音響などが学べる専門学校を卒業してレコーディングスタジオやレコード会社、プロダクションに就職することが一般的です。
専門学校などでレコーディングに関する知識や技術を身につけても、就職後は基本的にアシスタントからスタートします。アシスタントとして現場で先輩から学び、次第にレコーディングエンジニアとして活躍することができるようになります。
レコーディングエンジニアに転職するには?未経験でもなれる?
レコーディングエンジニアに必須の資格や学歴はないため、未経験でも難しいですがなることは可能です。アーティストやアレンジャーなどで音楽業界に関わっていた人やレコーディングエンジニアになりたかったが何らかの事情でできなかった人が転職する傾向にあります。
経験者はレコーディングスタジオやレコード会社、プロダクションの求人に応募します。未経験の場合も同じように応募しますが、レコーディングエンジニアは若い人材をアシスタントとして育てることに重きを置いているため転職したい人は、早めに行動するのが良いでしょう。
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