警察犬訓練士とは?平均年収・仕事内容・転職方法を解説!なるにはどうすればいい?

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警察犬訓練士とは?

警察犬訓練士とは、犬を警察犬として育てる仕事のことです。その後、警察犬と現場で捜索などをする仕事をします。警察官訓練士には警察官になるかまたは訓練所に就職するか2通りの方法でなることができます。警察犬を通して人々の生活を守るところに魅力があるでしょう。

警察犬訓練士の平均年収は?

厚生労働省の情報提供サイトjobtagによると警察犬訓練士の平均年収は、579.8万円です。平均年収は、直轄警察犬訓練士と嘱託警察犬訓練士で大きく変わってきます。直轄警察犬訓練士の年収は300〜500万円で、嘱託警察犬訓練士の年収は200〜300万円ほどだとされているようです。

また、見習い訓練士の給料は月に3~8万円だとされているようですので、年収は35~100万円ほどになるでしょう。そして見習い訓練士は訓練所での住み込みになることが多く、給料が出ないところもあります。

年齢年収(万円)
20〜24360.01
25~29407.47
30~34504.07
35~39664.46
40~44691.52
45~49675.42
50~54628.41
55~59656.72
60~64568.22
65~69419.45
70~290.17

出典:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag 警察犬訓練士

警察犬訓練士の仕事内容は?

警察犬訓練士の仕事内容は、主に警察犬を現場で活躍できる犬にするために訓練を行うことと警察犬の身の回りのお世話をすることの2種類があります。具体的にどのような仕事をするのか見ていきましょう。

警察犬の訓練

警察犬はマンツーマンで主従関係を結ぶ訓練である「服従訓練」から始めます。その後、犯人や行方不明者の足跡の臭いを追いかける「足跡追及」や遺留品の臭いと対象となる人の臭いが一致しているか嗅ぎ分ける「臭気選別」といった訓練を行います。

他にも「捜索」や「警戒」の訓練をして一人前の警察犬に育つでしょう。

警察犬の世話

訓練を始める前に体調が悪くないか確認し、エサをあげて犬舎の掃除を行います。訓練中も訓練後も同じように体調の異変やエサをあげることに気を配ります。犬の排便管理も警察犬訓練士の大切な仕事です。

警察犬訓練士に向いている人は?

警察犬訓練士に向いている人は、犬が好きなことを前提条件として心身共に強い人だと考えられます。警察犬訓練士に向いている人はどのような人であるか詳細を見ていきましょう。

根気強い人

警察犬の訓練は、犬が相手であり内容も難しいため困難に直面することがあります。困難にぶつかった際に、犬に対して感情的になることは決してやってはいけません。よって何があっても根気強くできる人が向いています。

体力のある人

警察犬になる犬は、元々運動能力が高く体力のある犬が多いです。そのため、食事や排泄管理、散歩といった犬の世話はもちろん、訓練中も体力が必要不可欠な仕事です。朝早くから働くこともあります。

警察犬訓練士に将来性はある?需要は?​​

警察犬訓練士は将来性も需要も現在と変わらないと考えられます。警察犬は、嗅覚を使って行方不明者や犯人を探すなど人間にはできない仕事をすることができます。

そのため、警察犬は今後も欠かすことができず、その警察犬を訓練させる警察犬訓練士も欠かすことができない存在です。しかし、必要な警察犬の数は変化することはないため、現在と変わらない状態が続くでしょう。

警察犬訓練士になるには?

警察犬訓練士になるには、警察犬訓練士になるまでに必須の資格はありませんが、就職する前に専門学校へ通いしつけなどの知識を身につけると良いでしょう。就職先は、警察官になるか訓練所に入るかの2通りがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

警察官になる

警察官になるまでに必要な資格はありません。警察官は地方公務員の採用試験を受験する必要があるため、その試験勉強をする必要があります。試験に合格し鑑識課に配属された後、警察犬指導手という資格を取得することで警察犬訓練士になることができます。

警察犬指導手とは、合格することで事件などで捜査することが可能になるというものです。有効期限が1年であるため、毎年受験し合格する必要があります。

訓練所に就職する

訓練所とは民間で犬を1から警察犬に育て上げ、警察犬が現場で動けるように訓練を行う場所のことです。見習いとして知識を身につけた後、警察犬訓練士として仕事するために警察犬指導手の試験を受験します。

試験に合格した後は、警察犬訓練士として犬の訓練をするだけでなく、現場で捜索などの活動を行うことができます。

警察犬訓練士に転職するには?未経験でもなれる?

警察犬訓練士に転職する際に必須な資格はないため、未経験でもなることは可能です。犬が好きで人助けがしたいという気持ちがある人が転職する傾向にあります。

警察官になるか訓練所に就職する必要がありますが、警察官採用試験は30代半ばまでしか受験することができないため注意が必要です。就職先を探しつつ、犬のしつけなど知識を身につけていきましょう。

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