キックボクサーとは？平均年収・仕事内容・転職方法を解説！なるにはどうすればいい？

キックボクサーとは？

キックボクサーとは、格闘技の一種であるキックボクシングを専門とする選手のことです。キックボクシングはタイの国技「ムエタイ」を日本でアレンジした競技で、肘や膝、首相撲など様々なルールがあります。

試合以外では、試合に向けてトレーニングを受けることで、体力や技術、戦術を磨きます。キックボクサーは、トーナメントや個別の試合で賞金やタイトルを獲得することを目指して試合を行うことが一般的です。

また、一部のキックボクサーは、指導者やコーチとして後輩や子どもを指導することもあります。

キックボクサーの平均年収は？

キックボクサーの年収に関する統計データはありませんが、一般的には80〜100万円程度だとされているようです。一般的なサラリーマンと比べると低い傾向にあります。

キックボクサーは、一般的なサラリーマンと違い、毎月決まった給料をもらえるわけではなく、プロの試合に出場して初めてファイトマネーをもらうことができます。そのため、プロのキックボクサーでもサラリーマンやアルバイトなどと兼業をしていることが多いです。

キックボクサーのファイトマネーは、デビュー戦で3万円程度、メインイベントの試合でも数10万円程度だと言われています。人気が出ると、スポンサーがついたりテレビ番組やCMに出演したりすることも可能になるでしょう。

キックボクサーの仕事内容は？

キックボクサーの仕事内容は、トレーニングと試合、プロモーション活動が挙げられます。詳しくキックボクサーの仕事内容を見ていきましょう。

トレーニング

キックボクサーは、毎日トレーニングを通じて体力や技術、戦術などを向上させます。他の仕事と兼業している人も多いため、早朝や深夜など工夫して練習しているようです。

また、1人でトレーニングするだけでなく、他の選手と実践的なシミュレーションを行うこともあります。試合の直前のトレーニングでは、相手選手の分析をして戦術を考え、体調と体重の管理も徹底します。

試合

キックボクサーは定期的に試合やトーナメントに参加します。試合では、自身の技術やトレーニング成果を発揮し、勝利を目指します。試合は、3ラウンド制を採用する団体が多く、1ラウンド3分で1分のインターバルを取るのが一般的です。

プロモーション活動

キックボクサーは、自身を知ってもらうためにプロモート活動をしている人が多いです。基本的には、SNSで情報発信をします。また、有名になってくるとインタビューへの参加やテレビなどの収録に参加もします。

キックボクサーに向いている人は？

キックボクサーに向いている人は、キックボクシングに対する情熱を持っている人と体力のある人だと言えます。キックボクシングだけでは、日本チャンピオンのレベルでもファイトマネーだけでは生活できないため、他の仕事をしながら両立していく必要があり心身ともに大変です。

また、キックボクシングは多様な技術や戦術が存在します。常に新しいことを学び、成長し続ける意欲がある人が向いています。そして、キックボクシングは激しい運動であるため、長時間のトレーニングや試合に耐えるための高い体力と持久力も欠かせないでしょう。

キックボクサーに将来性はある？需要は？

キックボクシングは現状人気は低いですが知名度や人気が上昇してきていることから、需要も将来性もあると言えるでしょう。キックボクシングは、ストリーミング配信が普及したことでアジアや欧州などで注目度が高まっています。

それにより、格闘技関連のイベントやプロモーションの増加から、キックボクシングの需要も拡大しています。そして、キックボクシングが健康のためにジムなどでも行われるようになっており、年齢や性別など関係なく様々な層まで人気拡大が予想されることから将来性もあるでしょう。

キックボクサーになるには？

キックボクサーになるには、必須の学歴はありませんがライセンスを取得する必要があります。まずは、キックボクシングジムに入り、アマチュア大会出場を目指します。練習ではほぼ毎日ジムに通い、有酸素運動やミット打ちなどを通して体力をつけていかなければなりません。

基礎体力をつけるまでに1年はかかるとも言われています。体力や実力がついてきた後はアマチュア大会に出場し、ジムのスタッフなどに実力を認めてもらうことができればプロテストを受けることが可能になるでしょう。プロテストに合格すれば、プロのキックボクサーと名乗ることができます。

キックボクサーに転職するには？未経験でもなれる？

キックボクサーに転職するには、必須の学歴はありませんがライセンスを取得する必要があります。キックボクサーに憧れていたが、収入面などの理由から諦めてしまった人が転職する傾向にあります。

また、現在の仕事をそのまま続けつつキックボクサーを目指す人や、キックボクシングの練習をしやすい仕事に転職する人も多いです。未経験者やライセンスを持っていない人はキックボクシングジムに入るところから始めましょう。