塾講師とは?平均年収・仕事内容・転職方法を解説!なるにはどうすればいい?
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塾講師とは?
塾講師とは、学習塾で生徒の学力向上や受験対策をサポートする仕事です。
塾講師は、生徒のニーズに合わせて授業を行ったり、個別指導を行ったりします。塾講師は、教員免許を持っていなくてもなれることができますが、学歴や学力、指導力などが求められます。
塾講師の平均年収は?
塾講師の平均年収は、厚生労働省の情報提供サイトjobtagによると383.8万円です。
しかし、塾講師の年収は、塾の規模や本人の実力で大きく変動します。授業数や人気によって収入が増減するためです。高収入を目指すなら、難関大学の入試をサポートする予備校講師がおすすめです。予備校講師は、学歴や学力に加えて指導力もあれば、大きく収入アップが期待できます。
年齢 | 年収(万円) |
20~24 | 356.55 |
25~29 | 440.06 |
30~34 | 451.3 |
35~39 | 527.08 |
40~44 | 497.27 |
45~49 | 493.43 |
50~54 | 459.26 |
55~59 | 4481.63 |
60~64 | 373.65 |
65~69 | 300.86 |
70~ | 275.75 |
塾講師の仕事内容は?
塾講師は、時間割作りや授業内容のチェックなどの事務的な業務と、授業や生徒との面談などのコミュニケーション業務が主な仕事内容です。
授業は、個別授業と集団授業のどちらか一方を専門に行います。個別授業では、それぞれの進度に合わせた授業展開が可能ですが、生徒が完全に理解するまで根気よく付き合う必要があります。集団授業では、綿密な授業計画を練る必要があり、複数の生徒への目配りが不可欠です。
また、生徒の学習意欲を引き出すことも塾講師の大切な仕事です。学習面以外でコミュニケーションをとりながら、本人の気持ちを引き出したり、講師自身が自らの経験を語ったりすることで、生徒のモチベーションを向上させます。
塾講師に向いている人は?
塾講師に向いている人は、教えることが好きで、生徒の目線に立って授業を工夫できる人です。
また、コミュニケーション能力やプレゼンテーション力が高く、面倒見がよく、根気強くチャレンジできる人も向いています。教育に関わる仕事を志している人や、自分の苦手分野を克服した経験がある人も、塾講師としての素質があります。
塾講師に将来性はある?需要は?
塾講師は市場規模が拡大しているため、需要が高まっており、将来性もあるでしょう。
少子化の影響で生徒数は減少していますが、塾への投資は増加しており、市場規模は拡大傾向にあります。塾講師は、学校の授業を補完する役割を果たし、生徒の学習意欲や思考力を高めることが求められます。
一方で、自らの経験やスキルを活かして、管理職になったり、独立したりすることも可能です。ただし、塾業界は競争が激しく、成果や実績が重視されるため、プレッシャーや負担も大きく、塾講師として活躍するためには、常に授業の品質を高め、付加価値の高いサービスを提供できることが必要です。
塾講師になるには?
塾講師になるために必須の資格はなく、塾の採用試験に合格することでなることができますが、教員免許の取得や教師経験があるとさらに優位となります。
しかし、塾の採用試験に合格するためには、一定レベル以上の学力や指導力が必要です。一方で、教員免許を持っていると、採用の際に優遇されることがあります。他にも、塾講師になるための受験資格はありません。しかし、正社員の塾講師を目指す場合、大学を卒業していることが最低条件として求められます。
また、有名大学の出身であることや、可能であれば、塾講師や教師の経験があると、採用の際にアピールポイントとなります。また、生徒の成績アップや合格実績などを出すことで、塾講師としての評価や信頼を高めることができるでしょう。
なお、塾講師になるためには、以下のような能力が求められます。
学力
塾の採用試験に合格するためには、少なくともセンター試験レベルの問題は解けるように対策しておく必要があります。また、担当する教科や学年に応じて、専門的な知識や技能を身につけておくことも大切です。
指導力
塾講師は、生徒の学習意欲や思考力を高めることが求められます。そのためには、生徒の目線に立って授業を工夫したり、わかりやすく説明したり、個別に対応したりすることが必要です。また、授業の品質を高めるために、教材研究や予習復習を行うことも重要です。
コミュニケーション能力
塾講師は、生徒や保護者とのコミュニケーションが多く発生します。そのためには、話し方や聞き方、表情や態度などに気をつけることが必要です。また、電話応対や入塾説明会などのプレゼンテーション力も求められます。
塾講師に転職するには?未経験でもなれる?
塾講師に転職するための必須の資格はなく、未経験でも転職可能です。
まずは塾の採用試験合格を目指しましょう。採用試験では、学力や指導力、コミュニケーション能力などが問われます。塾によっては、教員免許や教師経験の有無も見られます。塾の方針や授業形態に合った志望動機やアピールポイントを準備しておきましょう。
塾講師の求人はインターネットで比較的容易に得ることができ、全国的に広く募集があるため、希望の勤務地域で求人をみつけることも可能です。ただし、未経験者の採用は塾によって異なりますので、事前に確認しておくことが必要です。また、前職が教員であれば多くの児童・生徒や保護者とコミュニケーションを取れる能力があると思われるので、書類や面接ではアピールしていくとよいでしょう。
塾講師は特に資格が必要ない仕事であり、その仕事内容は教員の内容と非常に似ているため、教師から転職はしやすいと言えます。塾講師に転職する人の前職はさまざまです。未経験者も多くいますが、他の塾や学校から転職する人のほうが経験者として優遇されます。しかし、塾にはそれぞれの方針があるので、過度に前職を引きずっている経験者はむしろ印象が悪くなることもあるようです。
また、未経験だとしても一般企業でリーダーシップを発揮していた人や、営業や接客でコミュニケーション能力を培っている人などは講師としての資質があるとされます。未経験の場合、自分が指導できる科目やレベルを明確にしておくことが大切です。塾では、面接以外に採用試験も行っていて、採用されたあとは研修があります。授業見学、先輩講師の指導、模擬授業の実践などを学びながら正式に講師となれます。
塾の方針やカリキュラム、教材や教具の使い方、授業の進め方や生徒との関わり方などを学ぶ研修期間は、塾によって異なりますが、1ヶ月から3ヶ月程度が一般的です。塾講師のキャリアパスは、正社員と非正規雇用とで大きく異なるようです。正社員の場合、塾講師として経験を重ねると、教室長や塾長などの管理職に昇格することができます。
管理職になると、授業から離れて塾の運営や経営に携わることになります。さらにキャリアを積んでいくと、地域の塾をまとめるマネージャー職や、本社や本部勤務となる場合もあるとのこと。非正規雇用の場合、給料の伸びがゆるやかで一定の年齢になると頭打ちになることも珍しくありません。給料アップのために、あえて非常勤となり複数の塾を掛け持つ人や、経験を生かして独立を目指す人もいます。
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